はじめは難しくても当然! 皆さんとの対話をモチベーションとして全力で支援
このBlogでは、VMware Sakuraに関心を寄せていただいた方々により安心して一歩を踏み出していただけるよう、現在ボランティアとしてプログラム運営を支えているヴイエムウェアの社員のメッセージをお伝えしています。 今回は、受講生の皆さんの疑問や質問にお答えし、日々の学習を技術的な側面から支援させていただいているテクニカルチームのリーダー、松本健一郎さんです。 こんにちは、VMware Sakura テクニカルチームの松本健一郎です。私は普段、PSO(プロフェッショナルサービス)のシニアコンサルタントとして、お客様のサポートおよび提案活動を行っています。ボランティアとして参加しているVMware Sakuraには初期段階から関わっており、プログラム開始までに万全の支援体制を整えられるよう、企画運営に携わるメンバーの皆さんと長い期間をかけて準備を進めてきました。 ちなみにボランティア活動には以前から関心を持っていました。というのも、私の妻が国際的に活動する非営利の公益社団法人で働いているため、世界の様々な場所で、人道支援や貧困問題解決に向けて多くのボランティアが努力を続けているという情報をたくさん得ていたからです。 私も、自分の場所で、自分に出来ることがあるのなら少しでも社会に貢献したいと考え、VMware Sakuraのボランティアとして手を挙げました。 現在、VMware Sakuraのテクニカルチームには20名ほどのメンバーがボランティアとして活動しています。主な役割は、受講者の皆さんからの技術的な質問に対応し、学習をスムーズに進めていただけるようサポートすることです。 具体的には、メールでお問い合わせいただいたご質問にお答えしたり、Zoomなどのオンライン会議システムを使って、図版などを提示しながら対面式でご説明させていただいたりしています。 オンラインでお話しする際には、受講生1名に対してヴイエムウェアのサポートエンジニアが2〜3名参加するようにしています。その理由は、私たちエンジニアにもそれぞれ専門分野があり、サポートが1人だけだとご質問の内容によっては十分な回答ができないケースもあるからです。さまざまなケースに備えて、受講者の皆さんの疑問や悩みをその場ですべて解消していくために最善の体制を整えています。 とはいえ「サポートエンジニアと話すのがちょっと怖い…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。現に、これまで受講生の皆さんと直接お話をさせていただく中で、「ITエンジニアというと職人気質で気難しくて、ちょっと間違えると厳しく叱られそう・・というイメージを持っていた!」とお聞きすることがありました。 そのように感じられてしまう理由は、おそらく難しそうな言葉の数々が原因だと思います。IT関連のテキストには、専門用語がたくさん出てきます。製品に備わった様々な機能を学ぶ必要もあります。ただ、それを一回で理解することは、私を含め誰にもできません。初めて聞いた内容が良く分からないというのは当然のことです。 そのため、私たちにとって常識的な知識でも、それを受講生の皆さんに押し付けることは絶対にありませんし、理解していただくために丁寧に説明するよう努めています。これまでの活動の中で、テクニカルチームのメンバー全員が、その意識を徹底的に高めてきました。 基本的にはお客様に接するときと同じ気持ちで受講生の皆さんとお話ししていますので、ぜひ気軽な気持ちでお問い合わせください。 今後の目標としては、受講生の皆さんのモチベーション向上も重要なポイントですが、ボランティアとしてサポート活動に携わっているメンバーのモチベーションの維持も大切だと考えています。モチベーション向上につながる要因はいろいろありますが、最も重要なのは、受講生の皆さんと直接お話しすることではないかと私は思っています。 先日も、出産を来月に控えながら勉強に励んでいらっしゃるという方とオンラインでお話しさせていただいたのですが、その姿を拝見すると、私たちももっと頑張らなければ!と強く感じました。また、子育て中の受講者の方がお子さんの送り迎えの合間に勉強しているというお話を聞いて、それを支えていくことが、私たちの活動の意義であると感じました。 一方で、テクニカルチームのメンバーの中にはそれぞれの仕事の特性上、必要なタイミングでサポートに入れない人もいて、受講生からの質問に対応するメンバーが固定化されてしまうという状況も少しずつ起こっていました。そこでこの7月から、メールやオンライン面談で質問に対応する担当者を当番制にする仕組みをスタートさせました。これによってメンバー全員が、受講生と接していく機会を均等に得ることになります。...