VMware Sakura

子育ても、仕事も! 諦めなければ道は必ず開ける

このBlogでは、VMware Sakuraに関心を寄せていただいた方々により安心して一歩を踏み出していただけるよう、現在ボランティアとしてプログラム運営を支えているヴイエムウェアの社員たちからメッセージをお伝えしています。

今回は、コンサルティングサービスのプロジェクトマネジメントチームでマネージャーとして働く川岸美奈子さんから、ご自身の経験をもとに、現在何を大切にしてチームメンバーのマネジメントを行っているか、紹介いただきます。


こんにちは、川岸美奈子と申します。

 

私は現在、プロジェクトマネジメントチームでマネージャーを務めています。このチームでは、コンサルティングサービスの契約から完了までを管理する業務を担っています。今は基本的にリモートワークを中心とした働き方を実践しており、定期的なレビューミーティングやイベントなどがある際にはオフィスへ出社するという体制をとっています。

 

私が所属するグループには7名のメンバーが在籍しており、そのうち3名は子育てをしながら働いている女性です。もちろんその他のメンバーも、それぞれ家族や家庭の事情を抱えながら働いているため、そうした個々の状況を働く上での負担と感じない環境を作ることに努めています。私は現在、マネジメントの仕事をしていますが、私自身の今までの経験が、仕事に大いに活かされていると感じています。

 

私も10年ほど前になりますが、資格試験に挑戦しました。プロジェクトマネジメントの国際資格を取得したのですが、勉強を始めた当時は育児と仕事の両立が大変なところに、勉強時間を確保する必要があり、1日24時間ではとても足りないという本当に慌ただしい毎日を送っていました。

 

また、以前は働き方改革という考え方がなく、社員が個々の事情に応じて柔軟に働くという環境ではありませんでした。毎日会社に通勤していましたが、その日に済ませなければいけない業務をはじめ、子供の送り迎え、家事など、やるべきことが毎日次々と押し寄せてくるという感じでした。

就業時間内で終わらなかった仕事は家に持ち帰っていましたが、そういう時はとにかく早く済ませてしまおうという気持ちが先立ち、子供に優しく接することもできないほど気持ちに余裕がなくなっていたときもありました。

さらに、保育園に預けた子供がときどき熱を出すことがあり、その度に上司や同僚に理由を説明して早退させてもらった経験もあります。私の場合、幸いにも誰も嫌な顔もせず快く受け入れていただけましたが、周りの皆さんに迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいになり、当時は大きなプレッシャーを感じていました。

 

こうした過去の経験があるからこそ、いま一緒に働いているメンバーには、心に余裕を持って前向きに働いてほしい!という強い思いがあります。

例えば個別ミーティングの機会があれば、必ずお子さんの最近の様子を聞いたり、時間的に厳しい状況に陥っていないかなどを確認したり、各メンバーの現状を把握するためのコミュニケーションをとるように努めています。

私の肩書きはマネージャーですが、それは単なる役割であって、私自身も同じグループで働くメンバーの一人に過ぎません。誰かが困っていれば助け合うのは当然のことで、みんなより少しだけ先輩として良き話し相手になりたいと考えています。

私は経験から、「仕事の詰め込みすぎは必ず子供に負担がいく」と考えています。実際頑張っているメンバーたちからは「大丈夫ですよ」と返答があることが多いですが、負荷状況次第で本当にキツそうならば仕事を分担するなど、一人に大きな負荷がかかりすぎないようにし、精神的に追い詰められるようなことがないようにしています。そして、何でも頑張り過ぎずに“適度に諦める”ことも重要だと伝えるようにしています。

 

大切なのは、支え合うことができる組織を作っていくことだと思います。

自分にアクシデントが起きた時でも、バックアップとして支えてくれる仲間がいることはとても大きな安心材料になります。日本でも成果主義を推進する企業が増えていますが、チームワークを発揮できる組織づくりがこれからも変わらずに重要となると確信しています。チーム全員にサポートしてもらえるということそのものが、働く女性の心の支えになるはずです。

 

ちなみに、IT業界では多様性を理解し受け入れる文化が比較的浸透しており、社員個人の家庭の状況等を尊重してもらえる環境が整っている会社が多い印象です。子供の行事に合わせて必要な時間帯のみ休暇が取得できるなど、仕事と家庭のバランスをうまくとりながら、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が出来るという点は大きなメリットだと思います。

 

諦めなければ道は必ず開けてきます。皆さんが社会復帰のための初めの一歩をスムーズに歩き出せるよう、私たちメンバーが一丸となってお手伝いさせていただきます。頑張ってチャレンジしてください!

 

なお、資格試験勉強のときの時間管理の方法は、別の記事にもまとめていますので、ぜひご覧ください。


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