VMware Sakura

なりたい自分になるために時間を作り出す! 〜VMware Sakuraウェビナーより〜

ヴイエムウェアでは、出産や育児といった事情により一旦離職された女性を対象に、復職に向けてIT分野などの様々なスキルを身に付けていただくための無償の支援プログラム “VMware Sakura” を提供しています。既に数十名の方が各コースをオンライン形式で受講し、ご自身のリスキリングに活用されています。

そして、現在も多くの方から詳しい内容についてお問い合わせをいただいているのですが、ご相談を受ける中で皆さんが最も不安に思われているのが「毎日やらなければならないことが沢山あって、なかなか勉強する時間が作れない」ということでした。

そこで、そうした悩みを少しでも解消していただくため、今年1月に時間管理に関するウェビナーを開催し、実際に育児をしながら資格試験に合格した経験を持つSakuraメンバーが、自身の体験から得た効率的なタイムマネジメントのノウハウについてお話ししました。

ご参加いただいた方々より「とても参考になった!」とのコメントをいただいたため、同じ環境で復職を目指しているより多くの皆さまにも参考いただきたいと考え、今回このブログでは、ウェビナーでお伝えしたポイントをご紹介します。


「VMware Sakura タイムマネジメントウェビナー」〜ヴイエムウェア 川岸美奈子 のプレゼンテーションより〜

上司や仲間に恵まれて新しいキャリアに挑戦

こんにちは、ヴイエムウェアの川岸美奈子と申します。趣味は水泳で、新型コロナウイルス感染症が蔓延していたタイミングでは、運動不足解消のため週に4〜5回泳ぐようになり、最近ではスイミングスクールの仲間とマスターズ大会にまで出るようになりました。また、旅行も好きなので、感染症が終息したタイミングで、私が溺愛している高校生の娘と一緒にまた海外旅行にもたくさん行きたいと思っています。

 

私自身は、ヴイエムウェアにビジネスアナリストとして入社したのですが、上司からプロジェクトマネージャーにキャリアチェンジしてみないかという話を持ちかけられたことがきっかけで、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMP(Project Management Professional)を取得しました。

実は、もともと管理職を目指すようなキャリア指向ではなかったのですが、娘を育てて行かなければという強い気持ちを持って切磋琢磨しながら生きていくなかで、応援してくれる頼もしい上司や仲間に恵まれたことで、新しいキャリアにチャレンジすることができました。

 

意識的に時間を作り、完璧主義にならない!

PMPは、人材、スケジュール、品質、コストなどの管理を行うプロジェクトマネージャーに必要とされるスキルを認定する資格ですが、合格に必要な勉強時間は150〜250時間程度と言われています。

私がこの資格に挑戦しようと思った一番の理由は、ずばり「昇進がかかっていたから」です。はじめは、この資格がどれほど難しいかということを考えず、上司に気軽に「やります!」と答えたのですが、あとから必要な勉強時間を知って背筋が凍りました。

ですが、目的があれば頑張れると思いましたし、いつまでに取得してほしいという期限も決められていたので、逆にそれまで頑張れば良いのだと腹を括ることもできました。

なので、当時小学3年生だった娘にも「ママは今よりちょっとだけお仕事で頑張らないといけないから、勉強をしたいんだよ、協力してね」ときちんと事前に説明することで、状況を理解してもらえました。

 

勉強時間を確保するための1日の時間の過ごし方ですが、当時はまだ普通に通勤していたので、平日は通勤時間を活用して関連書籍を読み、夜9時から10時までの1時間を必ず資格取得のための勉強に充てました。そして休日は、早朝、夕方、夜に分散させて合計4時間ほど勉強時間を取れるようにしていました。

育児をしながら仕事もしているという方はどなたも同じだと思いますが、毎日がマルチタスクで本当に忙しいです。ですから、勉強時間を確保するための工夫が必要になります。

私が時間確保のためのコツとして考えていたのは、1)隙間時間を活用する、2)勉強時間を固定化する、3)完璧主義にはならない、という3つのことでした。

 

1)隙間時間を活用する

まず隙間時間を活用するという点ですが、私の場合は通勤時間や入浴時などちょっとした時間があれば参考書を広げるようにしていました。短い時間でも“塵も積もれば”で、短めの単元を選んで暗記するなど結構効果的に使えたと思っています。

VMware Sakuraはオンラインレッスンなので、私の場合とは少し条件が違うと思いますが、ご自身が苦手としている部分をピックアップして振り返るなど、記憶の定着につなげるために隙間時間を活用するということは可能だと思います。

また、関連するYouTubeの動画を見るのも良いかもしれません。

 

2)勉強時間を固定化する

次に、勉強時間を固定化するということです。隙間時間で勉強するのも効果的ですが、それだけでは限界があります。やはり、勉強に充てられる時間を事前に決めて、意識して実行していくことが大事です。「今日は晩ご飯を食べたあとに勉強しよう」というように、その日の都合で勉強時間を変えてしまうと、人の気持ちは弱いもので「明日でいいか・・」となってしまい、なかなか長続きしません。

そこで私の場合、休日の朝は、家族が起きてくる前の2時間を必ず勉強時間に充てようと決めて、早起きするようにしました。朝の静かな時間というのは1〜2時間という短い時間でも集中して覚えることが出来ますし、勉強のために早く家事を終わらせなきゃ!と焦るようなこともありません。

特に私は、資格取得まで3ヶ月と期限を決めていたので、怠けたくなる気持ちを何とか抑えて、集中して頑張ることができました。目標達成のために期限を切って集中するということも大切だと思います。

皆さんも1日のうち1時間でも勉強時間を確保できるように、時間の使い方をぜひ工夫いただきたいと思います。スマホを見る時間を削るだけでも案外時間は稼げるものです。ぜひお試しください。決められた時間に勉強することを継続、習慣化できれば、こっちのものです!

 

3)完璧主義にはならない

そして、とても大事なのが3つ目の完璧主義にはならないということです。私は、家事と育児をすべて完璧にこなしながら勉強するのはとても難しいと思っています。というのも、何かをプラスすると、別の何かをマイナスする必要があるからです。

私の場合は、勉強時間を確保した代わりに、平日の娘との時間を削りました。娘には申し訳ないと思っていましたが、はじめに勉強する必要性のあることを娘にしっかり説明したことで、彼女なりに理解してもらい協力してくれたので、とても感謝しています。

その分、休日は娘との時間を十分に確保し、疲れていたら家事をサボって外食したり、掃除や洗濯はしなかったりということもありました。その時の自分の体力と相談しながら、出来ることはやるというスタンスです。

もちろん、皆さんの中には家事の手を抜くことが難しいという方もいると思います。ただ、1日の行動を振り返ると、必要以上にやっていることも意外に多いこともあります。あまり神経質にならずに、勇気を出して手を抜くことも一案です。完璧さを追求するよりも、気持ちに余裕を持てることの方が大切だと思います。

 

以上、私の経験談をお話しさせていただきました。

最後に皆さんにお伝えしたいのは“諦めなければ道は開けてくる”ということです。

私たちVMware Sakuraのボランティアメンバーは、皆さんのご相談相手としていつでも準備して待っていますので、お気軽にご連絡ください。

一緒に目標を見つけて、スキルアップにチャレンジしていきましょう!


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