皆様、こんにちは。VMwareの山口です。
今日は、Interop Tokyo 2014 にて、VMwareが誇るSoftware-Defined Data Center(以降 SDDC) で、Best of Show Award (クラウドプラットホーム部門) を取るべく挑戦した軌跡を、振り返りもかねてご紹介したいと思います。
今年の Interop は、初めて自前のブースを構えることもあり、何か新しい事に挑戦しようと参加メンバー全員で検討しておりました。
その中の一つとして上げられたのが、歴史があり有名なBest of Show Awardに挑戦し、グランプリを目指してみようということでした。
すべてが初めてのことだったので、まずは、Best of Show Awardにどのような部門があり、VMwareが持っている製品は、どの部門にノミネートできるか調査するところから始まりました。その中の一つがクラウドプラットホーム部門で、VMwareのSDDCがクラウド基盤を支える上で如何に優れているのか、アピールする最適な部門でした。
VMwareのSDDCは、データセンタを構成する要素(コンピューティング、ネットワーク、ストレージリソース、マネジメント)をソフトウエアで定義し実装することで、これを利用したデータセンタはこれまでにない効率性、俊敏性、柔軟性得る事ができます。
下図は審査員の方に、VMwareの提唱するSDDCの全体像を説明するためのスライドがこちらなのですが、非常に広範囲で様々なテクノロジーによって実現されていることが一目で分かります。これを限られた時間でどのようにアピールするかで様々な議論があったのですが、最終的に、我々は 次の方法でアピールしようとう結論に至りました。
最高のクラウドは、最高の技術で実現されるものなので、それを素直にアピールしよう!
つまりは、VMwareしか持っていない技術(SDDCを構成する要素)をそれぞれアピールし、それが他よりも優れているという点に注力してアピールしようということです。
また、一部ではありますが、下記にSDDC構成要素におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメントのデモ動画をアップしました。
- VMware SDDC デモ1 ネットワーク仮想化:物理環境にまったく囚われることなく、論理ネットワークを作成しているところや、仮想マシンに追従するファイアウォールと題して定義したルールが動的に適用されるところをライブデモしました。
- VMware SDDC デモ2 ストレージ仮想化:如何に簡単にVirtual SAN(VSAN)を構成できるか、柔軟な容量拡張(Host add)されるところをライブデモしました。
- VMware SDDC デモ3 マネージメント:SDDC全体の健全性を視認し、リソース状況の将来予測と無駄の排除を一元的に確認できるところをライブデモしました。
このようにシンプルに価値を訴求することで、初挑戦ながら見事Best of show Awardのファイナリスト残ることができました。
来年はグランプリをとれるよう糧にしたいと思います。
今回は、SDDCの個別の要素についてご紹介しました。次回は、これらの要素を自動的に構成して、SDDCのメリットを享受しているところを紹介します。