投稿者:ヴイエムウェア クラウドファウンデーション事業部 シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー クリシュ・プラサド (Krish Prasad)
Broadcomは、VMware の買収を完了したことで、エンジニアリングを第一に考え、イノベーションを重視する 2 つのチームを結集し、世界をリードするインフラストラクチャ テクノロジー企業の構築を支援します。Broadcomは、プライベート クラウド、ハイブリッド クラウド、マルチ クラウドの各環境をグローバル企業に提供できる体制を整えています。そして、より迅速なイノベーション、よりシンプルなポートフォリオ、強固なエコシステムを通じて、お客様の成功を後押しすることをお約束します。
過去 2 年間にわたり、VMware はポートフォリオを簡素化し、永久ライセンスモデルからサブスクリプション モデルへの移行を進めてきました。
VMware by Broadcom は以下の発表を行い、新たなマイルストーンに到達しました:
・製品ポートフォリオの大幅な簡素化により、あらゆる規模のお客様が VMware ソリューションへの投資からより多くの価値を得ることができます。VMware by Broadcom の全部門にわたる製品ポートフォリオの簡素化は、長年にわたるお客様やパートナーからのフィードバックに基づくものです。
・すべての VMware by Broadcom ソリューションのサブスクリプション ライセンスへの移行を完了し、永久ライセンスの販売、永久ライセンスにおけるサポートとサブスクリプション(SnS)の更新、およびハイブリッド購入プログラム/サブスクリプション購入プログラム(HPP/SPP)のクレジットを2024年2月4日より終了します(発効日は異なります)。さらに、VMware Cloud Foundationを実行するVMware検証済みのハイブリッド クラウド エンドポイントにライセンスのポータビリティを提供する、Bring-your-own-Subscriptionライセンス オプションを導入します。
ポートフォリオの簡素化
VMware Cloud Foundation部門のポートフォリオについて、具体的な変更を発表します。今後、VMware Cloud Foundation部門は、主に2つの製品を提供することになります:
・VMware Cloud Foundationは、お客様のビジネスクリティカルで最新のアプリケーションを、セキュアで弾力性があり、コスト効率に優れた方法で実行するための、エンタープライズクラス向けの主力ハイブリッドクラウドソリューションです。より多くのお客様にこのソリューションのメリットを享受していただくため、従来のサブスクリプション定価を半額に引き下げ、ソリューションのアクティベーションやライフサイクル管理のサポート強化を含む、より高いサポートサービスレベルを追加しました。
・VMware vSphere Foundationは、中規模から小規模のお客様向けに、より簡素化されたエンタープライズグレードのワークロードプラットフォームを提供します。このソリューションは、vSphereとインテリジェントな運用管理製品を統合し、最高のパフォーマンス、可用性、効率性を、より高い可視性と洞察力で提供します。
VMware Cloud FoundationとVMware vSphere Foundationの両方に、追加オプションが用意されています。具体的には、ストレージサービス、ランサムウェア対策およびディザスタリカバリサービス、アプリケーションプラットフォームサービスを利用できます。また、VMware Cloud Foundationでは、アプリケーション・ネットワークとセキュリティオプションを利用できます。Private AIを含む追加のアドバンスド・サービスは、近日中に提供される予定です。
サブスクリプション・ライセンス
VMwareは1年以上前からサブスクリプション・モデルへの移行を進めており、業界はすでにサブスクリプションをクラウド利用の標準として受け入れています。2024年2月4日より、永久ライセンスの販売とサポート&サブスクリプション(SnS)の更新が終了し、サブスクリプションまたは有期ライセンスのみ提供されます。
サブスクリプションモデルは、お客様のニーズに沿った価値をご提供できます:
・継続的なイノベーション
・価値実現までの時間の短縮
・予測可能な投資
お客様は、有効なサポート契約がある永久ライセンスを使用し続けることができます。当社は既存の永久ライセンスサポートの契約満了日までサポートを提供いたします。お客様には、サポートの有効期限の確認とサブスクリプションライセンスの新規購入のご検討をお願いいたします。
当社のポートフォリオを簡素化し、サブスクリプションおよび有期ライセンス製品に移行することは、複数年にわたる事業変革の取り組みの集大成です。今日の変更は、お客様とパートナーがデジタル変革に取り組む際に必要な革新性、シンプルさ、柔軟性を提供することで、お客様とパートナーの成功をさらに可能にするものです。
よくある質問
Q: VMware by Broadcom は何を発表したのですか?
A: VMware by Broadcom は新たなマイルストーンに到達し、以下を発表しました:
製品ポートフォリオの大幅な簡素化により、あらゆる規模のお客様が VMware ソリューションへの投資からより多くの価値を得られるようになります。VMware by Broadcom の全部門にわたるポートフォリオの簡素化は、長年にわたるお客様やパートナーからのフィードバックに基づくものです。
すべての VMware by Broadcom ソリューションのサブスクリプション ライセンスへの移行を完了し、永久ライセンスの販売、永久ライセンスにおけるサポートおよびサブスクリプション(SnS)の更新、HPP/SPP(ジェネリック)クレジットの販売を2024年2月4日より終了します。さらに、VMware Cloud Foundationを実行するVMware検証済みのハイブリッドクラウドエンドポイントへのライセンスポータビリティを提供する、持ち込みサブスクリプションライセンスオプションを導入します。
Q: 今回の変更は、顧客にとってどのようなメリットがありますか?
A: この2年間、VMwareはポートフォリオを簡素化し、クラウド利用の業界標準であるサブスクリプション・モデルに移行することで、継続的なイノベーション、価値実現までの時間の短縮、予測可能な投資により、お客様により良いサービスを提供することを目指してきました。また、VMware Cloud Foundationの定価を半額に引き下げ、ソリューションのアクティベーションやライフサイクル管理のサポートを強化するなど、より高いサポートサービスレベルを提供することで、より多くのお客様にVMware Cloud Foundationのメリットを享受していただけるようにしています。
Q: これはなぜパートナーにとって良いことなのでしょうか?
A: 業界はすでにサブスクリプションとSaaSを広く受け入れており、エコシステムの多くのパートナーはこの 分野ですでに成功事例を生み出しています。サブスクリプションとSaaSのモデルは、パートナーにとって、お客様とより戦略的に関わり、お客様の成功 を促進する価値の高いサービスを提供する機会を提供します。また、年間経常収益に焦点を当てたビジネスモデルへの移行を加速させるのにも役立ちます。
Q: 永久ライセンスの変更点について教えてください。
A: サブスクリプションへの移行とポートフォリオの簡素化の一環として、2024年2月4日より永久ライセンスの販売を終了します。すべての製品は、サブスクリプションライセンスを買い直すことでご利用いただけます。また、永久ライセンス製品のサポートおよびサブスクリプション(SnS)更新の販売も2024年2月4日をもって終了させていただきます。
Q: なぜ永久ライセンスからサブスクリプションに変更するのですか?
A: この変更は、お客様が既存の製品と新しいイノベーションの両方をより簡単に利用できるようにするという、当社の複数年にわたる戦略における自然な次のステップです。VMwareは、サブスクリプション モデルが、お客様がデジタル変革に取り組む際に必要な革新性と柔軟性をサポートすると考えています。
Q: 永久ライセンスを継続して使用することはできますか?
A: はい、ご購入いただいた永久ライセンスを引き続きご利用いただけます。
Q: 永久ライセンスを購入し、追加することはできますか?
A: 新たに永久ライセンスを購入することはできません。サブスクリプションまたは有期ライセンスを購入し、現在の永久ライセンスのインストールベースを補完または置き換えることは可能です。
Q: サービス&サポート(SnS)契約を更新することはできますか?
A: 2024年2月4日以降、永久ライセンス製品の SnS 契約を更新することはできません。
Q: VMware by Broadcomは、有効なサービス&サポート(SnS)契約に対するサポートを提供し続けるのですか?
A: 契約満了日までは引き続きサポートを提供します。
Q:既存の永久ライセンスはSnS契約満了時にどうなりますか?
A: 保守更新が出来ないため、サブスクリプションライセンス(保守込み)を新規にご購入頂く必要がございます。価格については弊社ディストリビューターより見積り取得をお願いします。
Q: 永久ライセンスをお持ちのお客様は、準備のために今何ができますか?
A: VMware のインフラストラクチャ製品および管理製品の現状を把握する絶好の機会です。リフレッシュ サイクルや更新日など、永久ライセンスのインベントリを確認し、VMware が提供するサブスクリプションについて理解を深めることをお勧めします。また、詳細については、VMwareまたはパートナーの担当者にお問い合わせください。
Q:今後VMware by Broadcomでは、どのような製品を購入できますか?
A:VMware Cloud Foundation 部門全体の製品の簡素化は、VMware Cloud Foundation 部門が提供する製品およびGo-to-Marketの複雑さを軽減するよう求めるお客様およびパートナーからのフィードバックに起因しています。今後、VMware by Broadcomでは、主に4つの製品を提供します: ①VMware Cloud Foundation、②VMware vSphere Foundation、③VMware vSphere Standard、そして④VMware vSphere Essentials Plusです(③と④はより限定的な要件での導入向けに提供します)
Q:VMware vSphere Foundation とは何ですか?
A: VMware vSphere Foundation は、フル機能のサーバ仮想化プラットフォームである vSphere とインテリジェントな運用管理を組み合わせた新しいソリューションであり、最高のパフォーマンス、可用性、効率性を、より高い可視性と洞察力で実現します。HCIソリューションをお求めのお客様には、vSAN Maxを含むvSANの全機能を搭載したVMware vSANをvSphere Foundationへのアドオンとして提供しています。
Q: この新しいポリシーの影響を受ける製品とバンドルは何ですか?
A: 以下は、新しいライセンス ポリシーの影響を受ける製品の一覧です:
・VMware Cloud Foundation
・VMware vSphere
・VMware vSAN
・VMware NSX
・VMware HCX
・VMware Site Recovery Manager
・VMware vCloud Suite
・VMware Aria Suite
・VMware Aria Universal
・VMware Aria Automation
・VMware Aria Operations
・VMware Aria Operations for Logs
・VMware Aria Operations for Networks
より詳しい情報は、2024年1月15日のKB 記事 (KB 96168)を元にした、VMware Cloud Foundation (VCF) Blog「VMware End Of Availability of Perpetual Licensing and SaaS Services」をご参照ください。
出典元 :VMware by Broadcom Dramatically Simplifies Offer Lineup and Licensing Model
本記事は日本語抄訳版です。上記出典元の英語の内容を正とします。また日本に該当しない箇所は削除もしくは修正を入れております。ご了承ください。
出典元 : https://news.vmware.com/company/vmware-by-broadcom-business-transformation