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Broadcom サポートサイト利用ガイド : 公式ドキュメントとナレッジベース

■ VMware 製品の公式ドキュメントとナレッジベース (Knowledge Base : KB) で適切な情報を得るための Tips

2024年5月の Broadcom サイトへの統合に伴い、2024年5月から新しい KB サイト<https://knowledge.broadcom.com/> および、2025年2月から新しい公式ドキュメントサイト Tech Docs Portal <https://techdocs.broadcom.com/> に VMware 製品の公式ドキュメントと KB の情報が移行されましました。

本投稿では Broadcom サイトに移行された公式ドキュメント Tech Docs Portal と KB の利活用方法について紹介します。

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本記事でご紹介する内容です。

■ VMware 製品の公式ドキュメントサイト : Tech Docs Portal

VMware 製品の公式ドキュメントは、2025年2月から Tech Docs Portal https://techdocs.broadcom.com/ に切り替わりました。元々の Broadcom の各製品と同じサイトにまとまったため、トップページのカテゴリから対象の VMware 製品カテゴリを選択します。

 

ここでは VMware Cloud Foundation (VCF) を例にコンテンツをたどってみます。


トップページで “VMware Cloud Infrastructure Software” のタイルを クリックすると、VCF を始めとして、vSphere、vSAN、NSX など VMware コアプラットフォーム製品のタイルが並んでいます。
ここで “VMware Cloud Foundation” をクリックします。

※ 画面右上に「English」と表示された言語切替メニューがありますが、ここでは利用しないでください。全体の日本語トップページ <https://jp.broadcom.com/>に画面が遷移してしまします。

 

再び、”VMware Cloud Foundation” のタイルが表示されますので、クリックします。

※ 2025/6/18 Update

2025/6/17 (日本時間 18日)に VCF 9 が正式リリースされ、Techdocs サイトにも新バージョンが加わりました。製品アーキテクチャに大幅な変更が入ったため、VCF 9.0 と VCF 5.2 以前とで分けたタイルで表示されています。

 

 

VCF の現在のバージョンのドキュメントの各見出しごとのタイルが表示されます。
vSphere や NSX など他の製品も同様に、製品カテゴリから順にたどってください。

 

この画面ではドキュメントの「PDF」への一括出力、対象のバージョン変更、表示言語の変更が可能です。

「PDF」への一括出力ボタンは、各製品の現在表示している対象バージョン・言語のドキュメントが 1つの PDF ファイルに出力されます。
※ PDF に出力した場合、一部の図の表示が見切れてしまう場合があります。

対象バージョンの変更、および表示言語の変更はサポートされているページで操作可能ですが、下位のページで対象バージョンを変更した場合は各製品のトップ画面に戻ってしまいますのでご注意ください。
表示言語の変更はどの階層でも対象指定言語が選択可能であれば変更は可能です。

なお、ドキュメントの作成・修正は「英語」が最優先となるため、日本語を含めた多言語では対応が遅れることや、未修正のままの文言が多々あります。もし、その様な不備を見かけましたら、後述のフィードバック機能で報告いただけますと幸いです。

※ 2025/6/18 Update

VCF 9.0 のドキュメントは 2025/6/18 のリリース時点では英語のみでの提供となります。日本語表示が必要な場合は、Web ブラウザの翻訳機能、各種 LLM ツールを利用した翻訳をご利用ください。

※ 2025/8/5 Update

VCF 9.0 のドキュメントの日本語表示への切り替えが追加され、日本語でも検索、表示が可能になりました。ただし、VCF 9.0 日本語ドキュメントの PDF エクスポート機能は 8/5 時点では未サポートで、今後対応予定です(vSphere 9.0 の日本語ドキュメントの PDF エクスポートは実装済み)

 

下の画面では VCF 5.2 の日本語のトップページを表示しています。

 

各製品のドキュメントの多言語対応は移行時にサポートれている最新バージョンから優先的に行われています。
VCF の場合は 4.5 と 5.2 の2つのメジャーリリースのそれぞれ最新マイナーバージョンのドキュメントが対象です。
そのため、過去のバージョンのドキュメントでは、一部の単語が欠落していたり、多言語対応されていないドキュメントがあるためご注意ください。

元々多言語対応されていないドキュメントを日本語表示に変更したい場合は、Web ブラウザのページ翻訳機能などを活用することをオススメします。

 

各ドキュメントページは階層をたどっていくと左側のツリーと、上部のパンくずリストに現在位置が示されます。

 

この現在位置が意外と重要です。ページで対象バージョンを変更した場合、殆どの場合は各製品のトップ画面に戻ってしまいます。元のページの位置に戻る際には左メニューの現在地を頼りに再度リンクをたどってください。
※ バージョンにより追加・変更された機能や、変更された記述があるためご注意ください。

 

現在参照しているドキュメントのバージョン、言語でドキュメント内のキーワード検索する場合は、画面右上の「この製品を検索(Search this product)」を利用して検索できます。

あらかじめバージョンと言語で検索範囲が絞られているため、利用中の製品に絞っての調査が可能です。

一方、複数の製品機能にまたがった検索を行いたい場合は、Broadcom サポートポータルの全体検索 (Advanced Search)から Tech Docs 内を検索できます。

Advanced Search の画面からは、Tech Docs 以外にも、KB、製品情報なども検索可能ですが、主に利用するのは Tech Docs と KB かと思われます。

左側のフィルタメニューのチェックを入れることで、製品カテゴリ、言語、バージョン、記事更新時期から絞り込めます。

 

なお、言語での絞り込みは Tech Docs のみに有効で、KB 検索にチェックを選ぶと言語は「English」のみに自動で変更されます。
言語が「English」設定でも検索自体は日本語で検索できますのでご安心ください。

 

▼ ドキュメントサイトの不備を発見した場合の報告方法

ドキュメントサイトに誤記や不具合を見つけた場合、フィードバック機能で報告できます。
※ 日本語翻訳の間違いや、日本語表示だと見出しメニューに登録されていない、など英語以外の言語表示特有の報告が非常に助かります。

フィードバックは各ドキュメントページの末尾の Content feedback and comments リンクから簡単に行えます。

 

各ドキュメントページの Content feedback and comments をクリックすると、報告フォームの対象ページの URL が入力された状態となります。
個別ページではなく全体的な問題を報告する場合も、個別ページのフォーム経由を利用しても構いません。その際はコメント欄に背景を入力してください。

 

報告コメントは可能な限り「英語」で入力してください。日本語ページに関する報告の場合は同じ内容を「英語」と「日本語」で併記していただくとより対応が迅速となります。
※  英語は翻訳サイトなどで作成した文でも問題ありません。

 

▼ その他 公式ドキュメントサイト Tech Docs Portal に関して寄せられる質問と回答

  • Q : 過去のドキュメントサイト <docs.vmware.com> の URL からのリダイレクトはされないのか?
    A : 残念ながらトップページへのリダイレクトのみで、個々の過去の URL から移行先 URL へはリダイレクトされません。
    過去のドキュメントのタイトルや、内容が分かる場合は上記で紹介したサイト内検索や、全体検索を利用して対象コンテンツを探してください。

 

  • Q : 検索サイトから開いたドキュメントページの表示がおかしい(製品名が欠落している、見出し階層が開かない)。同じページなのに URL が複数異なるものがある?
    A : 古いバージョンのページが検索サイトのリンクに載っている、または単体ページに直接リンクが貼られている可能性があります。
    Tech Docs のドキュメントは、上位階層からたどれるページと同じ内容のものが、単独のページとして存在している場合があります。
    左側の見出し階層が現在位置まで開かないページを開いた場合は、そのページの見出しタイトルでサイト内検索を試してみてください。同じ見出しタイトルのページが存在し、正しく階層をたどれるページがどちらかにあるはずです。

 

この様な画面が表示されたらホーム画面からたどり直してください。

 

■ VMware 製品の KB サイト

VMware 製品の Knowledge (KB) サイトは 2024年5月に Broadcom 側の Knowledge システムに移行されました。

Knowledge.broadcom.com の KB サイトの URL はいくつかの記載の幅があります。

例 : VMware Cloud Foundation and vSphere Foundation Solution License Key

これらはすべて同じ KB ページにリンクされます。

旧 KB URL との関係は次に説明します。

 

▼ 旧 KB サイト URL からのリダイレクト

旧 VMware KB (kb.vmware.com) の URL の多くは移行された Broadcom Knowledge にリダイレクトされます。

例えば、以下の旧 KB

は、以下の新 URL にリダイレクトされます。

上記を見ると、旧 KB 番号 95927 は新 KB の URL の末尾のクエリに legacyId=95927 に引き継がれている事がわかります。

 

旧 KB 番号 95927 とは別に、新しい KB 番号 313548 も振られていることがわかります。

そのため、https://knowledge.broadcom.com/external/article/313548 でアクセスしても同じページにアクセスできます。

※ 旧 VMware KB の URL からも基本的にはリダイレクトされますが、古すぎる KB や統廃合した一部の KB はアーカイブステータスとなり、リンク切れとなる場合もあります。

 

KB の検索方法については前述の、公式ドキュメントサイト内でのコンテンツ検索、を参照してください。

 

▼ 日本語 KB について

従来の KB における 日本語 KB は、英語版 KB の表示言語違いとして KB 番号は同じでしたが、Broadcom KB ではシステム上の表示言語は1種類しかないため、英語版 KB と日本語版 KB の KB 番号と URL は異なります。

日本語版 KB はお客様のニーズの高いものから優先度高めて日本のサポートチームが作成しているため、数が限られてしまいます。ご了承ください。

 

Google などの検索サイトを利用して VMware 製品の検索を行う際に、公式サイトの情報のみに絞って検索したい場合があるかと思います。

その場合は各検索サイトが提供する検索コマンド(検索演算子)を利用してサイト指定の絞り込みを行います。

Google 検索を例とすると、検索キーワードに追加で site:xxx (※ xxx は URL やサイトドメイン名) を指定すれば、指定したサイトの情報のみを表示します。

  • Tech Docs の情報を検索する場合は site:techdocs.broadcom.com
  • KB の情報を検索する場合は site:knowledge.broadcom.com

検索コマンドを適切に利用することで、外部の検索サイトを利用した場合でも必要な情報がスムーズにたどり着けます。

その他、PDF 形式で公開されているホワイトペーパーやテクニカルガイドを検索対象に絞り込みたい場合は

  • filetype:pdf

などの指定も可能です。

その他検索コマンドの詳細は各検索サイトのマニュアルをご確認ください。