本稿は 2023 年 6 月 7 日に VMware Blog のブログに投稿された「How to trigger Freestyle Orchestrator workflows using your Horizon data」の抄訳です。
投稿者:ライリー・ブイ、リー・ゾンミン(Riley Bui, Zongmin Li)
今回は、効率的にVMware Horizonのユーザーエクスペリエンスを向上させる方法[Workspace ONE Freestyle Orchestratorを使用したDEEM for Horizon]をご紹介します!
こちらの記事でDigital Employee Experience Management (DEEM) for VMware Horizonについてご紹介しています。DEEMは、従業員のデジタル体験をリアルタイムに可視化し、ITチームが生産性に影響を与える問題を迅速に特定して解決できるようにします。この機能には、潜在的な問題を検出して対処する機能も含まれており、DEEM for Horizonは、仮想デスクトップ体験を改善し、ITサポートの負荷を削減するように設計されています。
Freestyle Orchestratorは、ITワークフローの自動化と合理化を可能にするITオーケストレーションプラットフォームで、デジタルワークスペースの管理とトラブルシューティングを容易にします。これにより、IT チームは自動化されたワークフローやポリシーを作成することで、問題を解決したり、定型業務を実行することができます。
さらに、DEEM for Horizon を使用すると、Workspace ONE Intelligence の Horizon データを使用して、Freestyle Orchestrator のワークフローを実行することができます。
Freestyle Orchestrator と DEEM for Horizonを組み合わせることで、以下のようなことが可能になり、IT チームは作業効率を向上させ、デジタルワークスペースの管理に必要な時間とリソースを削減できます。
- Horizonユーザーエクスペリエンススコアに対する警告
- logon performance スコアに対する警告
- Horizon のRAWデータに対する警告
これらを実行する方法を説明します。
Freestyle Orchestratorを使用して、Horizonのユーザーエクスペリエンスのスコアが許容範囲を下回った場合にアラートを受け取ることで、Horizon環境を継続的に監視することができます。ダッシュボードには、潜在的に影響を受ける可能性のあるHorizonユーザーのターゲット数が表示されます。
「Horizon Organization Experience Score」をデータソースとして選択し、わずか数回のクリックでスコアの数値が下回った場合にHorizon管理者に自動通知する機能を設定ができます。
これにより効率的に動作していないと検知された場合のみ通知があるので、Horizon管理者は定期的なコンソール確認の必要がなくなり、安心して他の業務をすることができます。さらに、有効化する前にワークフローの接続をテストすることもできます。
Horizon管理者向けに、Slackやメールを使用した自動通知設定や、ServiceNowチケットの自動起票というアクションも追加できます。
さらに、メッセージをカスタマイズし、送信先を[Horizonエスカレーションチーム]などに指定でき、指定されたチームはSlackやメールで通知を受け取ることができます。
Unified Access Gateway (UAG)は、外部ネットワークから仮想デスクトップや公開アプリケーションなどの内部リソースへの安全なリモートアクセスを可能にします。
「Horizon —> UAG Information」をデータソースとして使用してワークフローを設定することで、UAGが異常な状態になった場合の通知を受けることができます。