みなさま、こんにちは。ヴイエムウェアでチーフストラテジストを担当している渡辺と申します。
2022年が幕を開け早くも半月が経ちましたね。多くの皆様が新年の目標をたてられていると思います。
私はマーケティングという立場でエンジニアではないのですが、今年は一歩突っ込んで Kubernetes について勉強してみることを個人的な目標のひとつに掲げました。
どうやって学ぼうか?
とはいうものの、私のような非エンジニアがどうやって Kubernetes を学ぶのが効率的なのでしょうか?
- 有償研修を受講する
- 書籍を買って勉強する
- Web の記事を読んで勉強する
など色々な学び方があると思います。
ヴイエムウェアは、 VMware Tanzu Kubernetes Grid などのツールを開発しご提供するだけではなく、 Kubernetes を無償で学んでいただけるアセットも提供しているのです。
KubeAcademy from VMware : オンライン研修コース
KubeAcademy は、オンライン研修コースです。コンテナや Kubernetes について初めて学ぶ初心者から上級者までを対象としています。
ユーザー登録を行わなくてもご利用いただくことは可能ですが、一部のコースコンテンツはユーザー登録を行うことでご覧いただけるという構成になっています。
URL は以下のとおりです。
コースコンテンツは以下のように構成されています。
初級編:
- Getting Started with Kubernetes ( Kubernetes を始める )
- Container 101 ( コンテナ入門 )
- Kubernetes 101 ( Kubernetes 入門 )
- Frequently Asked Questions ( よくある質問 )
- Building Applications for Kubernetes ( Kubernetes のアプリケーションの構築 )
- Hands-On with Kubernetes and Containers ( Kubernetes とコンテナのハンズオン )
- Introduction to Kubernetes for the Virtual Infrastructure Administrators ( 仮想インフラ管理者向けの Kubernetes の紹介 )
- Interactive Introduction to Container and Kubernetes ( コンテナと Kubernetes の対話的紹介 ) [ 要ログイン ]
- The Business Case for Kubernetes ( Kubernetes のビジネスケース )
- Kubernetes in Depth ( Kubernetes の詳細 )
- CKAD Practice ( アプリケーション開発者認定の実践 ) [ 要ログイン ]
- Kubernetes Platform Security ( Kubernetes プラットフォームのセキュリティ ) [ 要ログイン ]
- Building Application Platform with Kubernetes ( Kubernetes を使ったアプリケーションプラットフォームの構築 )
- Kubernetes Core Concepts : Part 1 – Platform ( Kubernetes の中核概念パート1 : プラットフォーム ) [ 要ログイン ]
- Kubernetes Core Concepts : Part 2 – Managing Applications ( Kubernetes の中核概念パート2 : アプリケーションの管理 )[ 要ログイン ]
中級編:
- Kubernetes Core Concepts : Part 3 – Cluster Concepts ( Kubernetes の中核概念パート3 : クラスタの概念 )[ 要ログイン ]
- Kubernetes Core Concepts : Part 4 – Additional Application Features ( Kubernetes の中核概念パート4 : 追加のアプリケーション機能 )[ 要ログイン ]
- Kubernetes Core Concepts : Part 5 – Workloads and Security ( Kubernetes の中核概念パート5: ワークロードとセキュリティ )[ 要ログイン ]
- Interacting with Kubernetes ( Kubernetes を操作する)
- How to Prepare for the CKA Exam ( 認定 Kubernetes 管理者試験の準備 )
- Integrating with Cloud Providers ( クラウドプロバイダーとの連携 )
- Cluster Operations ( クラスタの運用 )
- Building Images ( イメージのビルド )
- Introduction to Observability ( オブザーバビリティの紹介 )
- Operational Considerations for Virtual Infrastructure Administrators ( 仮想インフラ管理者のための運用上の考慮点 )
- Helm 101 ( Helm 入門 )
上級編:
- Networking in Kubernetes ( Kubernetes のネットワーキング )
- The Kubernetes Machine ( Kubernetes マシン )
- Cluster API ( クラスタ API )
- Introduction to Operators ( Operator の紹介 )
いかがでしょうか。これだけのコースを無料で受講していただくことができるのです。
KubeAcademy の Web ページは英語ですが、コースコンテンツの多くには字幕がふられています。動画メニューの [CC] をクリックすると日本語字幕を表示できるようになりっています (現時点、すべてのコンテンツに字幕がふられているわけではありません)。
VMware Tanzu Community Edition : 無料のK8Sディストリビューション
これは昨年10月の VMworld で発表しました。VMware Tanzu Community Edition は、学習者とユーザ向けに Kubernetes プラットフォームの管理を容易にした、無償で利用できるソフトウェアです。コミュニティによってサポートされるこのオープンソース ソフトウェアの ディストリビューションは、ローカル ワークステーションやお好みのクラウド上に数分でインストールして構成できます。アプリケーション開発者、IT運用担当者、DevOpsエンジニアはプラットフォーム全体でエンドツーエンドのアプリケーションのデプロイを自動化できます。
Tanzu Community Edition の Web ページにアクセスし、[DOWNLOAD]をクリックするとインストーラをダウンロードすることができます。ダウンロードの際はユーザー情報の登録といった作業は不要です。
Tanzu Community Edition そのものの概要については、以下のブログ記事を参考にしてください。
今回ご紹介したいのは、Tanzu Community Edition サイト上でハンズオン形式で学べる機能です。
[TRY IT OUT] をクリックすると、ブラウザ上で Kubernetes ( Tanzu Community Edition )のワークショップを行うことができます。ワークショップのシナリオは、開発者向けのポータルサイトである Tanzu Developer Center から選択することも可能です。
2022年はコンテナの活用がさらに進むと予想しています。今回ご紹介した KubeAcademy と Tanzu Community Edition を活用して、Kubernetes の基礎を身につけられてはいかがでしょうか。