Tanzu
K8s の面倒くさいことは Tanzu Application Platform におまかせ
この記事では中級/上級の Kubernetes アプリの開発/運用の壁と、それをどう Tanzu Application Platform で解決するかについて紹介します。 Tanzu Application Platform が求められる背景 Kubernetes(K8s) はすでに世界中で利用されており、そのユーザー数は毎年どんどん増えています。この記事を読まれている皆様の組織も既に本格的に導入していたり、検証中や検討中である方が多いかと思います。それほど多くのユーザーがどんどん流入しているのは K8s 及びコンテナが有用だからなのですが、本格的に使い始めてから多くのユーザーが「K8s は難しい」という印象を抱きます。 以下の図を見てください。 この図では K8s を比較的最近使い始めた入門ユーザーのアプリ開発からデプロイの流れ(上)と、エンタープライズ利用でのアプリ開発からデプロイまでの流れ(下)を記載しています。簡単に言ってしまうと、最初に K8s を使う場合は「アプリが動けばOK」で考えてしまうのですが、実際に大事なアプリを展開するには「バグったアプリにしない」「セキュリティ要件を満たす」「デプロイに失敗させない」などといった懸念事項が山のように出てきて、それを満たすための必要なアクションやツールがどんどん増えていきます。これは K8s 特有というよりも、従来の VM...