クラウド VMware Cloud on AWS

VMware Cloud on AWS の大阪リージョンサポート

2021年10月末より、アマゾン ウエブ サービス(AWS)の大阪リージョンで VMware Cloud on AWS が利用できるようになりました。大阪リージョンのサービス提供によって、西日本地域のお客様は東京リージョンより低遅延で VMware Cloud on AWS のサービスを利用できます。また、大阪リージョンと東京リージョンを組み合わせれば、日本国内でリージョン間の災害対策を実現できます。

 

目次

 

 

VMware Cloud on AWS の大阪リージョンサポート

2021年10月末より、AWS の大阪リージョンで VMware Cloud on AWS の提供を開始しました(図1)。これで、国内では東京と大阪の2つのリージョンで活用できるようになりました。

図1 VMware Cloud on AWS のサービス提供リージョン

 

 

 

利用可能なサービス

VMware Cloud on AWS はアドオンサービスをはじめ多くサービスを提供しています。基本的には大阪リージョンで提供されるサービスや機能は東京リージョンと同じですが、初期リリース段階では「VMware Transit Connect」だけリリースされていません(図2)。この点については、アップデートされた時点で再度お知らせします。

2021年12月13日追記:12月初旬から VMware Cloud Disaster Recovery がサポートされました。

図2 大阪リージョンで提供される主な機能やサービス

 

 

 

主なユースケース

VMware Cloud on AWS のユースケースは、「クラウド移行」や一時的にオンプレミスの IT リソース調達のためにクラウドを活用する「データセンター拡張」などがあります。その中で、大阪リージョンを活用する最も典型的なユースケースとしては、災害対策が挙げられます。東日本地域のデータセンターで VMware 環境を利用していれば、クラウドを活用した災害対策として大阪リージョンの VMware Cloud on AWS を利用できます。同じく、既に東京リージョンで VMware Cloud on AWS を利用いただいているお客様も、大阪リージョンを活用したクラウドの災害対策を実現できます(図3)。

一方、フェイルオーバー機能など具体的な災害対策の仕組みを提供するサービスとしては、「VMware Site Recovery」「VMware Cloud Disaster Recovery」を選択できます。詳しくは、過去のブログ(本ページの下部に URL を記載)をご覧ください。

図3 大阪リージョンを活用した典型的なユースケース(災害対策)

 

尚、11月25日、26日に開催される弊社年次イベント「VMworld 2021 Japan」にて大阪リージョンを活用方法に関する VMware Cloud on AWS のセッション「VMware Cloud on AWS のマルチリージョンアーキテクチャとベストプラクティス (MC11102)」および「いよいよ Launch 予定!はじめての VMware Cloud on AWS 大阪リージョン活用ポイント(MC11421)」を配信します。こちらも併せてご覧ください。

 

 

 

まとめ

大阪リージョンでのサービス提供が増えたことで、西日本地域のお客様に低遅延で VMware Cloud on AWS にアクセスいただけるようになるだけでなく、東日本と西日本地域をまたぐクラウドベースの災害対策を実現できるようになりました。短期間の検証用の料金パック等も提供していますので、ぜひともご活用ください!

 

 

 

関連情報リンク