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VMware vRealize Operations Manager (vROps) をパワーアップしよう! パート2

4回目:レポートの活用方法
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#1…最新のV4Hが使いやすくなっている!
#2…ビューの活用方法①
#3…ビューの活用方法②
#4…レポートの活用方法
#5…vRealize Log Insightとの連携
#6…V4HでHorizon RDSホストの監視
こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
今回はレポートの活用方法をご紹介します。レポートを活用するためには、カスタマイズが必要です!!
◆よくあるご質問◆
「レポートの出力期間を変更したい」と質問を受けることがあります。その場合はレポートの元となる「ビュー」の日付範囲を変更します。
レポートは、1つ以上の「ビュー」または「ダッシュボード」、もしくは両方から構成されます。データの表示は「ビュー」または「ダッシュボード」を使用し、レイアウト(配置)や出力形式(PDF/CSV)をレポートの作成ウィザードで指定します。
◆カスタムレポートの作成①◆
既存レポートの出力期間(過去の期間)をデフォルトの30日から特定の2ヶ月間に変更します。
<データタイプの確認>
ここでは、「ホストのCPUデマンドおよび使用量(%)トレンドビューレポート」をカスタムの対象にします。どのビューを元にレポートが構成されているかを確認します。レポートを選択し、「テンプレートの編集」アイコンをクリックします。
edit-report-template
「2.ビューとダッシュボード」の「データタイプ」が表示されます。このレポートは、「ホストのCPUデマンドおよび使用量(%)トレンドビュー」というビューで構成されていることがわかります。
edit-report-template2
<ビュー/レポートの編集>
レポートのデータ表示期間を変更するには、レポートのデータタイプで指定されたビューの日付範囲を変更します。その後、変更したビューに差し替えます。この場合、ビューもレポートもコピーを作成し、変更することをお勧めします。
■ビューの編集
edit-view
■レポートの編集
edit-report
edit-report2
◆レポートの出力◆
レポートのテンプレートを実行し、レポートを出力(ダウンロード)します。
download-report

下図は、日付範囲を変更したレポートをPDFで出力した結果です。「特定の日付範囲」で指定した8月~9月の過去データが表示されています。
display-report

◆カスタムレポートの作成②◆
新規レポートを作成します。前回のBlogで作成したカスタムビューを元にレポートを作成します。
下図は、前回のBlogで作成したカスタムビューです。
custom-view

<レポートの新規作成>
create-report
create-report2
◆まとめ
2つのカスタムレポートの作成方法をご紹介しました。ぜひ活用してみてください!
全体を通したお話となりますが、vROpsに慣れるまでは標準の機能(ダッシュボード/ビュー/レポート)を使用してみてください。vROpsを知る段階で、カスタム機能までを習得しようとすると、「やることがいっぱい」「カスタム機能は難しい」と思ってしまうようです。
まずは、「vROpsで何ができるの?」を知ることから始めてください。その後、カスタム機能を習得するのが理想的です。カスタム機能については、ぜひこちらのBlogをご活用いただけたらと思います。
次回は、vRealize Log Insightとの連携をご紹介します。

nakagawaソフトバンクC&SのサイトでvROpsを使用した仮想化健康診断の事例を紹介しています。ここでは、「vSphere環境を運用管理している方 が何に困っているのか」「その困ったことにパートナーのみなさまがどのようにアプローチされているのか」を載せています。
インタビュー形式で構成しています。ぜひお仕事に役立つ情報を手に入れてください!
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