昨年10月から提供を開始したVMware Sakuraには今も多くのお問い合わせをいただいており、受講者もまもなく100名に達しようとしています。そこで、これからVMware Sakuraにチャレンジしようと考えていらっしゃる皆様に参考にしていただけるよう、プログラムを実際に受講された方へ、受講の動機や今後の目標などについてインタビューさせていただきました。
今回お話を伺ったのは、関西にお住まいの“りえ”さんです。りえさんはVMware Sakuraの3つのスキルパスのうち、働くために必要となる基礎的な知識や能力を習得していただくための「デジタルスキルパス」を受講していただき、規定では6ヶ月以内での修了を定めているところ、わずか2ヶ月ほどで修了されました。三児の母でもあるりえさんは、どのような経緯で「デジタルスキルパス」に臨んだのでしょうか?
なお、「デジタルスキルパス」の詳細については、こちらも併せてご覧ください。
ー 本日はお時間をいただきありがとうございます。まず、りえさんのお仕事のご経歴について教えていただけますか?
りえ:私はちょうど就職氷河期の終わり頃の世代で、就職活動には苦労した覚えがあります。最初は販売の仕事につきましたが、もともと英語が好きで、一年間の留学経験があったので、少しでも英語に関わる仕事がしたいと思い、営業事務と貿易事務の仕事に派遣で転職しました。なんとか正規雇用で働きたいと思っていたので、「貿易実務検定試験」の勉強をしながら仕事を続け、契約社員を経て正社員になることができました。
その後、結婚して引っ越すことになったので、4年間勤めたメーカーを辞め、新しい土地で社内のITサポートを行う仕事に就きました。その職場では、従業員のPCの設定やトラブル対応などヘルプデスクの担当でしたが、未経験だったので少しでも知識をつけたいと思い、「ITパスポート」の資格取得にも挑戦しました。
ヘルプデスクの仕事は4年間に渡りましたが、第二子を出産したことを機に退職し、夫の仕事の関係で、関西で暮らすことになり、今に至っています。
退職してからも、いつかはまた仕事がしたいと思っていましたので、自宅でできる仕事を探して細々と続けておりました。具体的には、クラウドソーシングのサイトに登録して、WEBライティングや企業のコラム、ちょっとした翻訳の仕事を請け負ったりしていました。
子どもが赤ちゃんのうちはまだなんとかなっていましたが、少し大きくなりあちこち動き出すようになってくると、なかなか思うように進みませんでした。でもいつかは正社員で働きたいなという思いは常にありました。そんな時第三子の妊娠が分かり、さらに関西への引っ越しが決まりました。その後しばらく子育てに専念していましたが、少し前から子育て中のお母さんたちの役に立つような情報を提供するフリーペーパーの制作に関わることになり、週に数日のアルバイトのような形で、記事を書いたり、広告を取るための営業活動をしたりしています。
ー 三人のお子さんを育てながらも、今できることを探して動いていらっしゃいます。そんな中でVMware Sakuraの「デジタルスキルパス」にチャレンジしようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?
りえ:一番下の子はまだ2歳なのですが、正社員として再就職したいと思っています。そのために、いま自分に出来ることを探したり、再就職のセミナーに参加したりと、情報収集は続けてきました。その中で、子育てしながら働く母親をサポートしているママワーク研究所さんのホームページにたどり着き、ママワーク研究所さんが企画にも参加されているVMware Sakuraのプログラムを知りました。
IT系の仕事はこれからもますます増えていくだろうと思っていましたし、自分としても以前からとても興味があった分野です。ITの知識を身に付けておくことは、再就職の際にも絶対に有利になるだろうと考えて、プログラムの受講を希望させていただきました。
ー りえさんはVMware Sakuraの「デジタルスキルパス」をわずか2ヶ月でクリアされたと伺っています。受講にあたって苦労されたことなどはありましたか?
りえ:子どもが生まれてからほとんど子どものためばかりに時間を使ってきましたが、今回自分のために時間を使って勉強することがとにかく楽しかったです。子育て中は行動範囲が狭くなりがちで、社会とのつながりも薄くなってしまうことが多いのですが、かつて仕事で使っていたExcelやPowerPointについて改めて勉強して使い方を思い出したり、プログラミングの基礎知識や種類について詳しく学習したりすることがとても新鮮で、夢中で取り組みました。現在もVBA(Visual Basic for Applications)言語の入門コースを受講させていただいていますが、プログラミングの知識がゼロの私でも一から勉強できる機会を与えていただいたことに感謝しています。ただ、子どもが小さいので、学習時間を確保するのは苦労しました。
ー 学習時間はどのように作られていますか?
りえ:3人の子供を育てているので、まとまった時間を作るのは今でも難しいです。子供が起きる前、寝た後、お昼寝の間、料理の合間の時間などを使って、5〜10分の勉強時間を積み重ねるような形で学習プログラムをひとつひとつこなしてきました。おそらく「何が何でも再就職するために、ここで頑張らなければ!」という強い気持ちが、モチベーションを保つ秘訣だったのだと思います。
ー VMware Sakuraの学習プログラムを受講するメリットはどんなところにあると感じますか?
りえ:まず、長いブランクがあって不安しかなかった自分に自信が戻ってきたことです。「もしかしたら行けるかもしれない!」という気持ちになることができたのは大きかったです。
また、これだけの内容のトレーニングプログラムを無償で受けられるチャンスは他にはありません。プログラミングを学びたいと思ってスクールに通うことも考えましたが、 専業主婦だと自分にお金を使うことにためらいもありますし、最後まで続けられるかどうかという不安もあって、なかなか踏み出せないというのが正直なところでした。その点、VMware Sakuraはすべてのプログラムが無償で受けられるので、本当に助かります。むしろ、無償だからこそ「使い倒してやろう!」と、やる気に火がついたという一面もありました
さらにVMware Sakuraでは、ビジネスの心構えやメンタルの保ち方など、技術以外のテーマまでカバーされており、プログラムの充実性に驚きました。他のスクールでは、ここまで幅広いテーマを用意されているプログラムを見たことがありません。
そして、それ以上にすごいと感じたのが、様々なアドバイスをしてくれるヴイエムウェアの社員の方の存在です。面談を通じてさまざまな相談に乗っていただけますし、受講生の背中を力強く押してくれるので、「こんな私でも大丈夫かも!」と思うことができました。
将来的には、ヴイエムウェアの取引先やパートナー企業の中で、VMware Sakuraの取り組みに共感した会社を就職先として紹介してもらえる制度も考えていらっしゃるようで、大変頼もしく思っています。
ー 今後の再就職活動について具体的なご計画はありますか
りえ:実は現在、社員採用に応募している企業が1社あります。正直なところ、いつかは正社員で働きたいと思いつつも、VMware Sakuraのプログラムを受講する前は「ブランクのある子持ち主婦が、正社員になんかなれるわけない」という気持ちに負けてしまい、応募することさえ諦めてしまっていたと思います。現在応募中の企業は、子育てしながらでも働けそうな会社だったこともありますが、何よりもVMware Sakuraの学習プロセスを通して働くことに対する自信を付けられたことが、一歩を踏み出す勇気につながったのだと思います。これから面接を受けなければいけませんが、今の自分に出来ることを素直にお話ししていきたいと思っています。もし今回がダメでも、チャンスは必ず来ると信じて今後も頑張
っていきたいです。
ー 最後に、これからVMware Sakuraを活用しようと思っている皆さんにメッセージをお願いいたします。
りえ:月並みな言い方ですが、「諦めなければ道は開ける」とお伝えしたいです。
子育てのために仕事を辞めた方の中には、もう正社員として働くことは無理だろうと考えていらっしゃる方もとても多いと思います。私もその一人でした。正社員として働くなんて“夢”だと思っていました。ですが、VMware Sakuraに出会うことができた幸運が私を変えてくれました。新しい知識を吸収できたことはもちろん、ヴイエムウェアのスタッフの皆さんに勇気を与えていただけたことで、情報収集はもとより具体的なアクションを起こすという一歩を踏み出すことができました。結果として、夢だと思っていたことが、現実のものとして自分の前に現れてくれました。
皆さんも是非、VMware Sakuraをご自身のためにフル活用されてはいかがでしょうか?
スキルアップの実現だけではなく、自信を取り戻すきっかけにつなげることができるはずです。
VMware Sakura の詳細は、こちらをご覧ください
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