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[GS Newsletter] Horizon メンテナンス作業時に押さえておきたい機能

こんにちは、VMware グローバルサポート Newsletter EUC チームの松村です。

今回は VMware Horizon 環境におけるメンテナンス作業時に押さえておきたい機能についてご案内致します。


1. はじめに

Horizon 環境を利用していると、設定変更が必要となるケースがございます。今回は、作業をよりスムーズに進めるために有効な機能をご案内致します。

なお、Horizon 2206 インスタントクローン環境を想定しています。参考ドキュメントも掲載しておりますので、ご使用環境に沿ったドキュメントでご確認頂けますと幸いです。

2. メンテナンス作業時に有効な機能

< 機能 1 >  デスクトッププールの無効化

デスクトップ プールを無効にすると、プールがユーザーに表示されなくなります。ユーザーはプールにアクセスできません。

ユーザーからの VDI 新規接続を受け付けないようにしたい場合に有効です。既存 VDI セッションがある場合は継続利用が可能ですが、下図のように再接続や新規接続はできなくなることに留意ください。

設定手順

1. Horizon Console で、[インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択します。

2. デスクトップ プールを選択し、そのプールのステータスを変更します。

参考ドキュメント: デスクトップ プールの無効化または有効化

< 機能 2 > デスクトップ プール プロビジョニングの無効化

デスクトップ プールを最初に作成してこのオプションを無効にすると、仮想マシンなしでデスクトップ プールを作成します。デスクトップ プールを編集し、プロビジョニングを無効にした場合、このデスクトップ プールでの新しい仮想マシンのプロビジョニングをブロックすることができます。なお、この間も既存 VDI セッションがある場合には継続利用が可能です。

設定手順

1. Horizon Console で、[インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択します。

2. デスクトップ プールを選択し、そのプールのステータスを変更します。

参考ドキュメント: デスクトップ プールのプロビジョニングの無効化または有効化

< 機能 3 > 仮想マシンのメンテナンスモード

デスクトップ プールの作成後、個々のマシンをメンテナンス モードにしてカスタマイズ、変更、またはテストすることができます。仮想マシンがメンテナンス モードの場合、既存 VDI セッションがある場合は継続利用が可能ですが、下図のように再接続や新規接続はできなくなることに留意ください。

設定手順

1. Horizon Console で、[インベントリ] > [デスクトップ] の順に選択します。

2. プールのリンクをクリックします。

3. [マシン] タブを選択します。

4. マシンを選択します。

5. [その他のコマンド] ドロップダウン メニューから [メンテナンス モードを開始] を選択します。

6. 仮想マシン デスクトップをカスタマイズ、変更、またはテストします。

参考ドキュメント: プールの作成後にマシンをメンテナンス モードに切り替えてカスタマイズする

3. 終わりに

Horizon 環境における設定変更はユーザーが使用されない時間帯で行うことが理想ですが、ご調整頂くことが難しいこともあると思います。上記機能を上手に活用し、ケースに適した選択を頂ければ幸いです。