AirWatchの基礎 第5回〜iOSデバイスの加入〜
皆さん こんにちは。
これまでは、AirWatchを利用する上での最低限の初期設定についてご説明してきましたが、今回からはいよいよデバイス加入し、具体的にどのようにしてデバイスを管理していくかについてご説明いたします。
iOS/Androidの両デバイス共通ですが、加入には4つのステップがあります。
①加入手続き
AirWatchでは、エージェント(エージェントのインストール)またウエブから加入の2つの加入方法が準備されています。尚、ウェブからの加入の場合は、エージェントレスでの加入をサポートしており、Apple IDやGoogle Play IDが無い場合での加入に便利です。
また、加入情報については、以下の3つが準備されており、利用者の要件に合わせて加入方法を提供する事が出来ます。
・企業のドメインを予め設定する事で加入者のメールアドレスから自動検出する方法
・AirWatch接続サーバとグループID情報をマニュアルで入力
・QRコードから、AirWatch接続サーバのURLとグループID情報を読み込ませる(エージェントのみ)
②加入処理
加入処理の際に、ウェルカムメッセージの表示、デバイス所有形態の選択、利用ユーザに利用規約に同意をさせたりする等、ユーザ所有のデバイスの利用(BYOD:Bring your own device)をサポートするような運用も可能です。
③AirWatchへ加入
上記①および②の手順が終わると、AirWatchへ加入され、デバイスとAirWatch間でネットワーク接続が確立されます。
④加入後処理
加入後は、予めAirWatchコンソールで定義された、プロファイル・アプリケーション・コンテンツ等の設定や情報が配信されます。
では、iOSで最も一般的な加入方法をご紹介させて頂きます。
・加入方法:エージェント
・加入情報:AirWatch接続サーバとグループID情報およびユーザ情報
- AirWatch接続サーバのグループID情報の確認
AirWatch接続サーバは、AirWatchコンソールへログインした際のサーバURLとなり、フリートライアルであれば、通常”cn504.awmdm.jp”となります。
グループIDは、AirWatchコンソールの上部のタブにマウスカーソルを配置すると、参照する事が出来ます。*フリートライアルでは、ご登録した会社名をベースに、自動生成されています。
AirWatch接続サーバ: cn504.awmdm.jp
グループID:ACORP
ユーザ情報:登録したユーザおよびパスワード
- エージェントの入手とインストール
1.Apple Store から “AirWatch mdm agent”で検索しダウンロード・インストール
2.次のURLから検索し、Apple Storeへ移動してダウンロード・インストール
https://awagent.com/
- 加入手続き
1.エージェントを起動
2.サーバ詳細情報を選択
3.ユーザ情報入力
- 加入処理
1.利用規約で、”承認”を選択
2. “リダイレクト&有効”を選択
3.プロファイルの”インストール”を選択
4.デバイスの環境依存によってパスコード入力要求等ありますが、ステップに従って勧めてください。
5.プロファイル(ワークスペースサービス)のインストール完了し、加入処理は終了となります。
- 加入後処理
1.予め定義されているプロファイルやアプリケーション等が自動配信の設定をされている場合は、加入後処理されます。(フリートライアル開始直後では、特に設定されていませんので、加入後処理は行われません)
2.最後に認証完了画面が表示され、加入処理が完了となります。
3.加入後、エージェントの通知の送信について確認がありますが、“許可”を選択
4.エージェントを起動し、状態を確認する事が出来ます。
- 加入後のAirWatchコンソールからの確認
左のメニューから”デバイス”>”リスト表示”より、デバイスを参照する事が出来ます。また、該当デバイスをクリックしてドリルダウンすると、デバイスの詳細情報が確認できます。
まとめ
今回は、iOSデバイスの加入についてご説明いたしました。次回は、Androidデバイスの初期設定と加入についてご説明致します。ご期待ください。
本ブログの内容は情報提供のみを目的としたもので、VMwareとしての正式な見解ではありません。また、モバイル製品の特性上、アップデート等が早い為、記載内容の動作・仕様が予告なく変更される事があります。最新の情報は、myAirwatchポータルサイトよりマニュアルをご参照ください。 myAirwatchへこちら