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AirWatchの基礎 第3回〜AirWatchへの初めてのログイン〜

AirWatchの基礎 第3回〜AirWatchへの初めてのログイン〜
前回は、AirWatchのフリートライアルの申込とmyAirWatchサイトへのアクセスについてご紹介させて頂きました。第3回では、フリートライアルを申込された方の次のステップでAirWatchへ初めてログインを行い、必要最低限の初期設定についてご紹介させて頂きます。
まず、前回のブログでありましたフリートライアルのメール情報からAirWatchコンソールへログインからスタートします。

  1. AirWatchコンソールへログイン

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  1. 利用許諾を確認し、“Accept”をクリック

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  1. パスワードリセットおよびセキュリ暗証番号

・管理アカウントのパスワードを忘れてしまった際に、自身でパスワードをリカバリーできるよう、秘密の質問を設定します。
・デバイス削除や企業情報ワイプなど、クリティカルな設定を実施する際に要求されるセキュリティピンを設定します。
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  1. AirWatch 9コンソールのハイライトを参照

次回ログイン時に表示させない場合は、チェックをつけてください。
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  1. コンソール右上のログインユーザのアカウント設定を管理から、タイムゾーン(GMT +9:00)/ロケール(Japanese)の変更を行い、コンソールのデフォルト画面を日本語にする事が出来ます。

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新しいAirWatchコンソール
2016/11/08より、最新バージョンであるAirWatch 9.0がリリースされました。AirWatch 9.0では、コンソールUIが大幅に変更されており、より利用における利便性や直感的なUIになっております。
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  1. 組織グループの定義

組織グループは、AirWatchを管理する上で、管理単位を組織やその他様々なグループで構成する事ができ、運用を簡素化する事が出来ます。
組織グループのメリット
・拡張性:拡張を続ける企業組織に対応し、階層的な管理を実現します。
・分離:独立した環境として機能するグループを作成可能で、マルチテナント環境をサポートします。
・継承:上位の組織グループの構成をサブグループが継承するよう設定可能で、管理の合理化を実現します
組織グループの例
リージョンや部門での階層
A Company = ルートとし、その配下にAsia Pacific/America/UATの3つの組織グループを並列に作成
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AirWatchコンソールからの表示
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階層の切り替え
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組織グループの作成
”A Corporation”の下部に“America”を作成する場合、”A Corporation”からの操作
グループの設定>グループ>組織グループ>組織グループの詳細から“サブ組織グループの追加”を選択
・名前:組織グループ名
・グループ ID :デバイスを加入する時のID
・タイプ:リージョンなど組織グループのカテゴリ
・その他 国/ロケール /カスタマーの業種/タイムゾーン をそれぞれ設定
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組織グループの階層の権限
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組織グループの主な権限
・プロファイル                                                                    ・ユーザ
・アプリケーション                                                            ・管理者
・順守ポリシ                                                                        ・利用規約
・コンテンツ

  1. ユーザの作成

デバイスの使用者・所有者としてユーザを管理する必要があり、ユーザ登録には以下2種類の方法があります。
・ベーシックユーザ:AirWatchに手動作成されるユーザ
・ディレクトリユーザ:Active Directoryなどディレクトリサービスと連携してAirWatchに自動作成・管理されるユーザ
ディレクトリユーザを利用する場合は、別途AirWatch Cloud Connector(ACC)を構成する必要があります。本ブログでは、シンプルなユーザ管理の手法であるベーシックユーザの作成方法をご紹介します。
コンソール右上の追加ボタンよりユーザを選択
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組織グループとユーザ作成のベストプラクティスのヒント
割り当てされたテナントの最上位(ルート)でも、ユーザやデバイス管理は行う事が出来ますが、今後の環境の拡張や運用の変更等で構成が変更される事を考慮すると、ルートの配下に少なくとも1つ階層(組織グループ)を作成し、その配下で構成頂く事をお勧め致します。これにより、テナントのデフォルト設定を直接編集する必要がなくなります。また、ベーシックユーザの場合、各組織グループに合わせて利用ユーザを作成する事が一般的な方法ですが、例えば構成した組織グループ間でのユーザ移動が発生する場合は、一つ上の組織グループにユーザ作成する事で、ユーザの移動を簡単に行う事が出来ます。
まとめ
今回は、初めてのログインから最低限の初期設定についてご説明いたしました。次回は、初期設定の続きで、iOS/Androidデバイス利用の為に必要な初期設定についてご紹介いたします。
本ブログの内容は情報提供のみを目的としたもので、VMwareとしての正式な見解ではありません。また、モバイル製品の特性上、アップデート等が早い為、記載内容の動作・仕様が予告なく変更される事があります。最新の情報は、myAirwatchポータルサイトよりマニュアルをご参照ください。 myAirwatchへこちら