VMware Japan Culture Company

全社員が一堂に会して、ジャパンオフサイトを開催

ヴイエムウェアでは、コロナ禍でやむなく見送ってきた「ジャパンオフサイト」を実に4年ぶりに開催しました。ジャパンオフサイトは、全社員がオフィスを離れて、自然環境の中でコミュニケーションをはかる場を設け、行動を共にすることで、会社としての方向性を共有するとともに、社員同士の交流を深めようという、毎年恒例行事として行われてきた1泊2日の社内イベントです。

2019年以来となった今回のジャパンオフサイトは、参加人数が800名以上と前回より大幅に増え、全社員を収容できる会場の選定に一苦労しましたが、軽井沢プリンスホテルでの開催となりました。
当日は、前日まで降っていた雨が嘘のように上がり、晴天に恵まれた軽井沢高原は爽やかな空気に満ちていました。社員たちはそれぞれ、北陸新幹線や自家用車で三々五々と会場に集まりました。開始予定時間が近づくと、最寄り駅である軽井沢駅はヴイエムウェアの社員で溢れかえり、あちらこちらに知った顔が歩いているという、朝の通勤時間帯さながらの風景となっていました。

1日目は、イベントのメインとなるオフサイトミーティングから始まりました。社長の山中から社員に向けてメッセージが伝えられた後に、各事業部門のマネージャから事業戦略や今後の活動計画などが次々と紹介され、ヴイエムウェアの現在の立ち位置と、全社として目指しているターゲットなどが明確に示されました。

 

ミーティングが終了し、各自が宿泊する部屋でひと休みした後は、参加者全員での夕食です。ディナーは立食形式ではなく、着席形式で行われました。

 

2日目は、社内ボランティアの協力により、ゴルフ、テニス、アスレチック、カーリング、バーベキュー、ワイナリー見学という6つのアクティビティが用意されました。各自が希望するアクティビティに参加し、それぞれの時間を楽しんだ後、現地解散となりました。

ジャパンオフサイトの映像は、当社の公式SNSでも一部公開されていますが、今回の記事では、ジャパンオフサイトに初めて参加した4名の社員に対談形式でインタビューを実施し、その様子や感想について語ってもらいました。
お話を聞いたメンバーは以下のとおりです。

 

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(対談メンバー)

栗原誠一/ネットワーク&セキュリティ営業部 営業部長

笹原健介/公共SE本部 中央官公庁SE部 部長

山内沙也加/プロフェッショナルサービス統括本部 TCS コンサルタント

柿沼紗由美/リニューアルセールス リニューアルディストリビューションスペシャリスト

左から 栗原さん、柿沼さん、山内さん、笹原さん

 

− まず、今年のジャパンオフサイトに参加されて、率直にどのような感想を持ちましたか?

笹原: 私が最初に感じたのは、ヴイエムウェアにはこんなにたくさん社員がいるんだ!ということでした。社員数がどんどん増えていることは数字として知ってはいたものの、それをこのような形で実感する機会はこれまでにありませんでした。

 

柿沼: 全社員を実際に目の当たりにするというのは初めてでしたから、確かに驚きましたね。でも私はそれ以上に、とても楽しかったという気持ちが大きいです。他部署の方と顔を合わせる機会は、普段はほとんどありませんので、遠くから見ていると気難しそうだなと思っていた方が、実際にお話をしてみたらとても気さくで話しやすい人だったということに感激しました。

 

山内: 私もとても楽しかったですし、何よりも、すごく良い出会いが得られたと感じました。リモートワークがメインとなり人と対面できる機会は減っていましたし、ミーティングもオンライン中心でしたので、仕事を通じてお世話になっている他の部署の皆さんと、この会場でリアルに初めてお目にかかれた時は本当に嬉しかったです。

 

栗原: 私はヴイエムウェアに入社する以前も外資系企業で働いていましたが、オフサイトミーティングがこんなに楽しいものだと思ったのは初めてでした。それまでは、どちらかというと面倒だという気持ちが大きかったのですが、初めて参加したヴイエムウェアのオフサイトは、予想以上に楽しいものでしたし、オフサイトの良いところが前面に出ていると感じました。西日本方面の皆さんにとっては少し遠かったと思いますが、軽井沢は東京からだと程良い距離にあるので、参加しやすかったというのもあるかもしれません。

 

笹原: ディナーに参加するかどうか、宿泊するかどうかを選べるというのもフレキシブルで良かったですね。ご家庭の事情や仕事の関係で、どうしてもディナー以降まで滞在できないという方もいるので当然ですが、決して会社が強制するものではないという点に、ヴイエムウェアの器の大きさを感じました。
笹原さん

 

− オフサイトミーティングでは19にも及ぶセッションが行われましたが、どの内容が印象に残りましたか?

柿沼: とにかく皆さんお話が上手でした。とても楽しそうにプレゼンテーションをする方もいて、最後まで飽きずに聞くことができました。

 

山内: 一つ一つのセッションは短めで、通常担当している製品はもちろん、部ごとに様々な観点でのお話を聞けて、ヴイエムウェアの全体像を広い視点で見られたことが良かったです。ここ数年はウェビナーやZoomを介しての画面越しのミーティングが中心だったので、対面でお話が聞けるという機会は大変貴重でした。個人的には、とある部のセッションで登場したテーマソングが非常に印象的で、面白かったです。

 

栗原: オンラインとは熱量が違いますよね。

 

山内: はい、そう思います。

 

笹原: プレゼンターとして登壇された方の中にも私が初めてお目にかかる方もたくさんいました。特に、普段はなかなか情報交換をできていなかった他の部門の皆さんが事例を紹介されて、お客様にどのような提案をされているのかを具体的なお話として聞けたことはとても勉強になりました。

 

栗原: 様々な役割を持った800人以上の社員が集まる中で、自分の業務にあまり関わらない方の話が聞けるというのも非常に勉強になります。登壇された皆さんはどなたも分かりやすく説明されていたので、聞いている側の社員もすんなりと理解できたと思います。特に社長の山中さんは今回、単に前を向くだけでなく、守りも固めながら着実に進んでいこうという話をされたのですが、ヴイエムウェアの成熟した文化の一端を感じました。

 

山内 山中さんは、社歴が浅い人にも分かりやすいように、これまでのヴイエムウェアの歴史や変遷の話も交えながら、企業カルチャーがどのようにして根付いてきたかということも詳しく説明されていました。
山内さん

 

− 今回のジャパンオフサイトのメインの一つはディナーだったと思いますが、どのような雰囲気でしたか

柿沼: まず各自が座る席ですが、会場に入る際に全員がトランプを引いて、80卓ほどのテーブルに分かれてランダムに着席するという抽選方式でした。

 

栗原: 自分がどこに座るかを、トランプを引いて決めるというのは、なかなかスリリングで面白かったですね。

 

山内: 一つのテーブルに8〜10人ずつ座りましたが、私のテーブルには同じチームの人が誰もいなくて最初は心配でした。でも、他の方も同じような状況だったようで、初対面でもすぐに楽しく話が弾み、全く問題ありませんでした。お料理もとっても美味しかったです!

 

柿沼: 私の場合は、同じチームから夕食以降も参加するのは私一人だけでしたので、立食だと誰と話せば良いのかな?と不安に思っていましたが、ランダムで席を分けてもらったお陰で、逆に安心感がありました。さらに「VMクイズ」という、製品の歴史に関する問題や、社員の子供の頃の写真を見てそれが誰かを当てるなど、チームで助け合いながら答えていくゲームが実施されたのですが、その時には新卒社員から社歴が古い方まで、様々なバックグラウンドの方といろいろお話しすることができました。

 

笹原: 実は私は、夜のパーティの企画・運営にボランティアとして参加し、当日も裏方として動いていたのですが、企画段階から立食という選択肢はありませんでした。前回のオフサイトでも着席だったということもありますが、せっかくコロナが明けて全社員が初めて集う場所となることから、この機会を社員交流のために最大限に活かそうということで早々に話がまとまり、着席形式のディナースタイルに決定しました。

 

柿沼: オフサイトミーティングが終わって一旦部屋に戻ったときには、相部屋のメンバーと「抽選で知らない人と同じテーブルになっても困る!」というような話をしていたのですが、蓋を開けてみれば社内での交流の幅を大きく広げることができ、大成功だったと思います。

 

栗原: 運営チームに拍手ですね!

 

柿沼: それから、ブッフェも次々と新しい料理が出てきて、とても楽しかったです!

 

栗原: え!あとから新しい料理が出てきたの? 真ん中の方の席に座っていたので全然気が付かなかったです。

 

柿沼: 私は料理に近い端のテーブルだったので、次から次へとどんどん取っていきましたよ。同じテーブルに食いしん坊ばかりがいたからかもしれません!!
柿沼さん

 

− 部屋割りはいかがでしたか?

笹原: 夕食の席割りが抽選だったのに対して、部屋割りは比較的仕事で関係している人たちと組まれている印象でした。バランスがよく取れているなと思いました。

 

柿沼: 先ほども言いましたが、私は自分のチームからはたった一人の宿泊組でしたので、部屋割りには、事前にご担当されている方からわざわざ連絡をいただきました。どの部署のメンバーだったら普段一緒に仕事をしていますか?と確認していただき、希望どおりの部署の方と同室にしていただきました。本当に細かいところまで気遣うことを怠らない運営に、ヴイエムウェアってスゴいな〜と感動しました。

 

山内: 私も始めは、全社の集まりなので、知らない人ばかりの中に入って一人ぼっちになったらどうしようと心細く思っていましたが、始まってみたらそんな心配はあっという間に消えました。

 

栗原: 私は始まる前から、知らない人ともきっと仲良くなれるだろうという気持ちのほうが大きくて、心から楽しもうと思っていました!
栗原さん

 

− 栗原さんは2日目に行われたアクティビティの運営に携わられたと伺っています。どのような準備をされたのですか?

栗原: ボランティアとして、ワイナリー見学の幹事を担当させていただきました。企画段階では、まず軽井沢近辺にたくさんあるワイナリーのどこに行くのが一番良いかを検討しました。幹事チームには軽井沢に住んでいる方が何人かいますので、その方たちに事前に現地視察に行っていただき、意見を聞きながら目的地を決めました。また、当初はバス1台、25名を定員としていたのですが、あっという間に定員オーバーとなってしまい、バスをもう1台追加でチャーターして定員を倍にしました。当日は天気がすごく良かったので農園見学も出来て、参加した皆さんにはとてもご満足いただけたようです。
皆さんは何かアクティビティに参加されましたか?
ワイナリー見学ツアー

 

柿沼: 私はアスレチックに参加しました。正直なところ、どのイベントよりもこのアクティビティに参加することを楽しみにしていました!森の中に張られたワイヤーにぶら下がって、鳥のように滑空するジップラインアドベンチャーという施設でしたが、みんなでキャーキャーと大騒ぎしながら楽しみました。そこで初めて会ったメンバーばかりなのに、難易度の高い技に挑戦する時にはチームが一体となったような感覚になり、大いに盛り上がりました。
森の中でアスレチック

 

− 800名を超える社員が集まって2日間を共に過ごすというのは一般的になかなか出来ないと思いますが、皆さんはそこにどんな意義を感じますか?

柿沼: 今回、たくさんの方と顔見知りになりましたが、今後その方たちと一緒に仕事をする際には、たぶん今まで以上により楽しくなるのではないかと思っています。大勢の社員が集まることの最大の良さはそこにあるのではないでしょうか。

 

笹原: リモートワークを第一優先で仕事をしていた期間があまりにも長く、PCが一台あればどこに居ても仕事ができると思っていたため、自分がどんな会社に在籍しているのかということを半分忘れかけていたような気がします。今回、ほぼ全社員が集まった会場で会社としての熱気を感じ、カルチャーを体感したことで、自分のいる場所を改めて再認識できたというような感覚でした。

 

山内: 私も同じような感覚を持ちました。オンライン越しではなく、至近距離でプレゼンを聞いたり、会話させていただいたりしたことで、私はこの会社に所属しているんだという気持ちが自然に湧き上がってきました。そうしたイベントは私にとっては初めてだったので、とても有意義でした。

 

栗原: 率直に言うと、オフサイトを実施する目的はここにあるんだ!と気付けたことが大きかったですね。事業部ごとに集まることはよくありますが、全社員が一堂に集い、自分の仕事とはあまり関わらない方々ともコミュニケーションを図って意識を共有することにも、大切な意味があることを教えてもらいました。このタイミングで実現できたジャパンオフサイトの意義はとても大きかったと思います。

 

山内: とにかくワクワク感にあふれたイベントでした。帰ってきてからチームの仲間ともオフサイトについて話したのですが、たくさんの社員と顔見知りになれて、交流の幅が広がったというポジティブな話題ばかりでした。

 

栗原: 私も初日の朝に駅から会場に向かい、席に着くまでの間に多くの人に会いました。中にはこれまで写真で見ただけの人もいて、本当に多くの出会いをもたらしてくれました。

 

柿沼: そういう意味でも、会社に知り合いが少ない人ほどジャパンオフサイトには参加された方が良いと思います。

 

栗原: その通りですね。願わくは来年以降もぜひ継続して実施してほしいと思います。

 

笹原: その時は2日目のアクティビティの種類もさらに充実させられると良いですね。

 

栗原: 全社員でワイナリーツアーなんてどうですか?!

 

笹原: それも良いですね!

 

− 皆さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。