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VMware Japan Field Innovation Days 2022

この記事はYuka Hashimotoが執筆したブログの翻訳版です。

7 月に、VMware Japan は「Japan Field Innovation Days」を開催しました。この VMware 社内の年次イベントは、お客様、パートナー様、そして広くコミュニティにメリットをもたらす革新的なアイデアを日本から生み出していくためのプラットフォームとして今年初めて開催しました。

先日、VMware Japan の最高技術責任者である進藤資訓へのインタビューを行い、このイベント開催までの経緯、成果、今後の展望などについて話を聞きました。

 

VMware Careers:今年の Japan Field Innovation Days は大成功でしたね。詳しく聞かせていただけますか。

 

進藤:はい、本当にうまくいきました。予想を超える参加者があり、多くの創造的で革新的なアイデアを聞けて、とても嬉しく思っています。オンサイトの参加者がもっと多ければ良かったと思いますが、全体としては予想以上の成功となりました。

 

VMware Careers:このイベントは当初、どのような目的を掲げていたのですか?

 

進藤:1 年ほど前、私たちは日本の現場からイノベーションを生み出すことを目指して、VMware Japan Field Innovation Program を立ち上げました。このプログラムからいくつかのチームが生まれ、共同作業を通じてイノベーションの創出に取り組んできました。この作業を始めて約 1 年が経過したところで、チームの活動成果を発表する場として、Field Innovation Days を開催することにしました。イベントの目的と形式は VMware 社内のResearch and Development Innovation Offsite(RADIO)というイベントに似たところがあります。大きく違うのは、Field Innovation Days は特定のチームや部署ではなく、VMware 社員であれば誰でも参加することができる点です。

 

 

VMware Careers:VMware コミュニティ内で、このようなイベントが必要だという話はどのようにまとまったのですか?

 

進藤:VMware Japan Field Innovation Program は、Solution Engineering(SE)部門が元々やっていたTech Discovery Program(TDP)というプログラムに似たところがあります。TDP では、興味を持ったあらゆるトピックについて深掘りをしていくことができます。VMware Japan Field Innovation Program でもこれと同様、各チームが任意のトピックに取り組むことができます。ただし、TDP は数か月で完了する短期間のプログラムで、参加できるのも SE コミュニティ限定となっています。ソリューション エンジニアなどの技術者だけに限らず、会社全体でアイデアを創出する機会を設けたいと考えていたこともあって、Japan Field Innovation Program を立ち上げました。SE コミュニティは、販売などの短期目標を重視する傾向があります。これも非常に重要ではありますが、長期的な視点でさまざまな革新的テクノロジーに取り組むことも必要だと思っており、そのためのプラットフォームを立ち上げました。

 

VMware Careers:多くのチームがそれぞれ革新的なアイデアを発表しましたが、プレゼンテーションの形式や要件は決まっていたのですか?

進藤:すべてチームに任せていました。パネル作成をお願いして形式だけは統一しましたが、内容には干渉していません。

 

VMware Careers:イベントの成功には新入社員も貢献しました。彼らの役割について、詳しく聞かせていただけますか。

 

進藤:参加チームごとにパネルを使ったポスター セッションを実施するブースを用意していたのですが、自ら各ブースに足を運んで話を聞くのは少々敷居が高いという声がありました。そこで、カメラを持ってブースを回り、インタビューを行うというツアーのような形でポスター セッションを行うことにしたのです。新入社員には、このインタビューとイベントの記録のサポートをお願いしました。

 

VMware Careers:Field Innovation Days では、紹介された大きなイノベーション以外にも前向きな成果がありましたか?

 

進藤:このプログラムのおかげで、組織を超えたコラボレーションができるようになったと思います。SE コミュニティ、サポートチーム、コンサルティング部門の人々が一体となり、普段の業務では接することのない人々が 1 つのグループを形成して、チームとしてプログラムを実施しました。これはこのプロジェクトの素晴らしい成果の 1 つではないでしょうか。今年のイベントは社内限定での開催となりましたが、将来的には、お客様やパートナー様とともに、可能であれば教育機関などとも連携してイベントを実施したいと考えています。また、このようなイベントは初めての試みだったので、間口が広がりすぎないよう、今年は日本国内限定で開催したのですが、来年以降はアジア諸国をはじめ、他の国とも協力しながら実施したいと考えています。幸い APJ (Asia Pacific Japan) 地域には中国とインドに主要な開発センターがありますので、中国・インドとのコラボレーションは今後是非ともやりたいの目標の1つです。

 

VMware Careers:面白そうですね。参加者の皆さんも中国やインドの人々と一緒に作業するのを楽しみにしていることでしょう。

 

進藤:そうですね。実は、中国やインドのチームも Field Innovation Program と似たようなことをしています。こうした共通の基盤からコラボレーションが生まれたら、さらに素晴らしいだろうと思います。開発部門の人間はフィールドからの要望についてはあまりよく知らない場合もあるので、日本のフィールドチームから情報を得られることに非常に期待しています。一方、フィールド側には開発部門がないので、誰もがコードを書けるわけではありません。それぞれの足りないところを補い合うことで、素晴らしい成果につながるのではと考えています。

 

VMware Careers:いいですね。今後、イベントをどのように改善していきたいですか?参加者からのフィードバックはありましたか?

 

進藤:アンケートを見ると、参加者の意見はとても好意的なものが多かったです。また、さらに多くの人をイベントに呼び込むためには改善の余地があるのではないかという意見もありました。これには同感です。個人的には、オンサイトイベントの参加者が増えると良いと思っています。

VMware Careers:Field Innovation Days のようなイベントの観点から、VMware の企業文化についてどう思われますか?また、VMware Japan の求人に興味のある人にはどのようなメッセージを送りたいですか?

 

進藤:このプログラムの魅力は、自主的に自分のやりたいこと考えて実行できるところです。そして、VMware はそのようなことができる会社だということです。ありがたいことに VMware は業績も良いですし、イノベーションに対して投資をすることができます。そして、そのイノベーションから新しい製品やサービスが生まれ、その製品・サービスをお客様に使っていただけることで収益が上がり、さらにその収益を開発やイノベーションへの投資につなげることができます。まさに理想的な循環が回せていると言って良いでしょう。

 

VMware Careers:最後に、技術職の求人に興味のある人に向けて聞かせてください。VMware でキャリアをスタートさせるメリットとは何でしょう?

 

進藤:ご存じのとおり、VMware は元々、インフラ仮想化技術から始まりました。そこからの積み重ねで、現在はアプリケーション レイヤーなど、より上位のスタックにも力を入れています。イノベーションこそが会社の原動力だという共通の認識が社内全体にあるため、今後も常に新しいことに挑戦し続けていくでしょう。VMware はさまざまなバックグラウンドを持つ人々がスキルを磨くことのできる会社だと思います。

 

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Yuka Hashimoto

人事分野で約 10 年の経験があり、VMware Japan の人材獲得チームのプログラム スペシャリストです。