ラグー・ラグラム (Raghu Raghuram)• 2021 年11 月 1 日
今日は VMware が再び独立した企業となる記念すべき日です。
米国証券取引委員会(SEC)に書類を提出し、VMware と Dell Technologies は、Dell が過半数を保有する VMware の株式についてスピンオフを確定させました。
VMware は、次のような 3 つの独自の方法で、お客様へのサービス提供に取り組んでいます。まず、最もクリティカルな業務を支える信頼できる基盤となること、次に最高レベルのソリューション群で構成される革新的なポートフォリオを通じてマルチクラウドのビジョンを実現すること、そしてマルチクラウドがもたらす可能性を最大限に引き出すために不可欠な、幅広い戦略的パートナーシップの構築です。
独立した企業となった VMware は、すべてのクラウドおよびオンプレミスのインフラストラクチャ企業とさらに深く提携する柔軟性を獲得し、よりよい基盤の構築を通じて、お客様のビジネスの成功をご支援します。また、今後はより柔軟に株式を使用して企業買収を行うことにより、競争力ある企業であり続けることができます。
企業体としての今回の変化は、クラウド業界のスイス(中立的立場)になるという VMware のミッションを強化するとともに、VMware の強力なパートナー エコシステムをさらに拡大しながら、お客様に最適な製品/サービスの組み合わせを提供するという独自の立場を確立するものです。
なお Dell Technologies とは、新たな契約に基づきお客様のソリューションの共同提供を継続していくため、同社との密接な連携によるメリットが今後も失われることはありませんのでご安心ください。Dell Technologies とのチャネル シナジー、パートナー プログラム、go-to-marketプログラムは、今後も強力に推進します。
マルチクラウドが今後 20 年間のデジタル ビジネスの主要モデルとなることは明らかで、活気に満ちたダイナミックなマルチクラウド市場では、イノベーションが絶え間なく生まれています。VMware はマルチクラウド市場の中核を担う立場から、VMware Cross-Cloud Services の提供を通じて、マルチクラウドの可能性を最大限に引き出すようご支援します。
VMware の次のステップは、イノベーションの促進に不可欠な信頼性の高い基盤の提供に向け、技術力をさらに高めることです。これこそが弊社の最優先事項であり、今後も変わることはありません。
私は今回の変化がVMware の将来にもたらす影響について、自信を持っています。本日から、VMware にとってまったく新しい時代が始まります。どうぞご期待ください。
*本 Blog 原文は下記 URL よりご覧ください。 (英語)
https://news.vmware.com/stories/ceo-raghu-raghuram-spin-off-complete