Workspace ONE ソリューション デジタル ワークスペース

入社前オンボーディングもサポートするデジタルワークスペースの実現

みなさま、こんにちは。VMware の鈴木です。

今年は9月30日からオンラインで  VMworld 2020 が開催され、デジタルワークスペース関連では、Workspace ONE に関する新しい発表を中心に様々なコンテンツをお届けいたしました。

今回は、VMworld で発表があったオンボーディング※1に関するアップデートをいくつかお届けいたします。

 

入社前オンボーディングのためのマジックリンクによる会社アカウントの事前発行


ニューノーマル(新しい生活様式)の時代になり、雇用契約書の捺印や機密保持誓約書のサインなど、入社前に必要な書類のやりとりだけではなく、入社式やオリエンテーションなど、人との関わりに必要なイベントがあると思いますが、それらもオンラインで行えるようにすることも検討しなければならないかと思います。VMworld 2020 に参加された方はセッションを閲覧するためにアカウントの登録を実施いただいたかと思いますが、オンラインで書類のやりとりやイベントを実現するためには、アカウントが不可欠です。

Workspace ONE では、マジックリンク※2の送付による認証のサポートを追加いたしました。この機能により、入社前に会社アカウントを有効化して、入社前の書類のやりとりなどの対応を事前にオンラインで実現したり、新入社員向けのオリエンテーションや情報提供をスムーズに提供することが可能になります。

magic link image

マジックリンク送付時のサンプルイメージ

 

物理セキュリティとのインテグレーション

 

昨今、社員証がICカードで発行され、執務フロアに入室する場合にカードリーダーにかざすことで入館証代わりにもなることは当たり前となりました。

もし出社可能になった場合には、入館証を発行して受け渡しをする必要がありますが、IC カードを Workspace ONE に統合することで、入社前であってもオンラインで受け渡しが実現することができるようになりますし、社給デバイスをより活用できるきっかけにもなると思います。

こちらはすでに、ニュースリリースで発表しておりますとおり、VMware Workspace ONE Intelligent Hub に Intelligent Hub Passport という名称で HID Global のデジタルセキュリティカードのインテグレーションを行う予定の機能となります。

Hub passport

Intelligent Hub Passport 画面イメージ

 

以上が簡単ではありますが、VMworld 2020 のアップデートの一部となります。

 

最後に

 

VMware Japan の今年のイベントは、11月10日から3日間、VMworld 2020 Japan としてオンラインで開催いたします。Day 2 では、ブレイクアウトセッションやお客様の事例などを通じて、デジタルワークスペースやセキュリティについて、お届けする予定となっております。

また、私の担当するセッションでは、今回、お伝えしきれなかったオンボーディングに関わる Intelligent Hub 関連アップデートを含め、関連するデモも含まれておりますので、是非、ご参加をお待ちしております!

最後まで読んでいただきまして、まことにありがとうございました。

 


注釈

  • ※1 入社前に必要な受け入れのための書類の受け渡しや手続き、入社後の人事やITなどのフォローなど、企業として、業務開始にあたり必要なプロセスをスムーズかつ効果的に行うことなど (該当箇所へ戻る)
  • ※2 事前にアカウントを有効化できるように、一定期間のみ有効な一意のリンクを利用者がメールで受け取り、そのリンクを開くことで有効化プロセスを進めることができる認証の仕組み (該当箇所へ戻る)