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AirWatchの基礎 第9回 ~ジオフェンス/スケジュール/順守ポリシー~

AirWatchの基礎 第9回 ~ジオフェンス/スケジュール/順守ポリシー~
皆様、こんにちは。
今回は少し高度なプロファイル設定の、
ジオフェンス
タイムスケジュール
と、ルールを定義し、そのルールに違反しているデバイスに対するアクションを定義する、
順守ポリシー
についてご説明します。
ジオフェンス
AirWatch は、ジオフェンスでプロファイルを定義する事で、オフィス、学校の構内、工場の建物内等、特定のエリアにデバイスの使用を制限します。例えば、オフィスの半径1km をジオフェンスとして適用したり、より半径の広いジオフェンスを、1つの行政区域全体をカバーするために使用するといった事もできます。ジオフェンスを定義し、プロファイル、SDK アプリケーション、AirWatch Content Locker 等の AirWatch アプリ、その他に適用することができます。
ジオフェンスを有効にするには 次の2つのステップを実施します。
1. ジオフェンスエリアの追加
2. ジオフェンスをデバイスプロファイルに適用
1. ジオフェンスエリアの追加
ジオフェンスエリアを定義します。
1-1. デバイス → プロファイルとリソース → プロファイル設定 → エリアと進み、
9-geo-1
追加でジオフェンスエリアを選択します。
9-geo-2
1-2. 今回は以下を入力して 「保存」 をクリックします (皆さんがテストされる環境に応じて変更して下さい)。
アドレス:東京駅 (入力後に 「クリックして検索」 をクリックすると地図が東京駅周辺を表示します)
半径:1 km (半径の最小は 800mです)
エリアネーム:東京駅周辺1km
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1-3. ジオフェンスエリアが追加されたのを確認して、右上の 「X」 をクリックします。
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2. ジオフェンスをデバイスプロファイルに適用
ジオフェンスの定義後、プロファイルに適用します。
2-1. デバイス → プロファイルと進み、ジオフェンスを適用するプロファイル名をクリックして編集画面を開きます (ここでは既存の “iOS デバイスでカメラを無効化する制限事項が設定されているプロファイル” を選択していますが、新たにプロファイルを追加して、ジオフェンスを適用する事も可能です)。
9-geo-5
2-2. 全般タブで 「バージョン追加」 をクリックします。
9-geo-6
2-3. 次に、全般タブの “追加の割り当て条件” で “選択したエリア内のデバイスにのみインストール” をチェックして、表示された “割り当てられたジオフェンスエリア ” ボックスで、先ほど登録したエリアネーム (東京駅周辺1km) を選択して、「保存して公開」 をクリックします。
9-geo-7
タイムスケジュール
タイムスケジュールを構成/適用して、プロファイルがデバイス上でアクティブになる時間帯を限定することができます。例えば、従業員が指定された日の指定された時間帯以外は企業リソースにアクセスできないようにしたり、勤務時間内に個人コンテンツへのアクセスを制限することができます。
次の2つのステップを実施し、タイムスケジュールを有効にします。
1. タイムスケジュールを定義
2. タイムスケジュールをプロファイルに適用
1. タイムスケジュールを定義
タイムスケジュールを定義します。
1-1. デバイス → プロファイルとリソース → プロファイル設定 → タイムスケジュールと進み、
9-ts-1
スケジュールを追加を選択します。
9-ts-2
1-2. 今回は以下を入力して 「保存」 をクリックします (皆さんがテストされる環境に応じて変更して下さい)。
スケジュール名:勤務時間内
タイムゾーン:”(GMT+09:00) 日本” を選択
曜日:月曜日から金曜日 (「+スケジュールを追加」  リンクをクリックして行を追加します)
開始時間:9:00
終了時間:17:00
9-ts-3
2. タイムスケジュールをプロファイルに適用
タイムスケジュールを定義後、プロファイルに適用します。
2-1. デバイス → プロファイルと進み、タイムスケジュールを適用するプロファイル名をクリックして編集画面を開きます (ここでは既存の “iOS デバイスでカメラを無効化する制限事項が設定されているプロファイル” を選択していますが、ここで新たにプロファイルを追加し、新たに制限事項 (例えば、YouTube コンテンツへのアクセスをブロックしたり、特定アプリを非表示にしたり) を追加して、タイムスケジュールを適用する事も可能です)。
9-ts-4
2-2. 全般タブで 「バージョン追加」 をクリックします。
9-ts-5
2-3. 次に、全般タブで “追加の割り当て条件” で “スケジュールを有効にし、選択した時間帯のみインストール” をチェックして、表示された “割り当てるスケジュール” ボックスで、先ほど登録したスケジュール名 (勤務時間内) を選択して、「保存して公開」 をクリックします。
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順守ポリシー
AirWatch では、順守ポリシーを利用する事で、デバイスが指定された条件に違反している場合、自動で定義したアクションを実行する事ができます。順守ポリシーでは「ルール」と「ルール」に違反しているデバイスに対する「アクション」を定義します。
順守ポリシーの追加方法は次のようになります。
1. デバイス → 順守ポリシー → リスト表示、と進み (順守ポリシーが定義されている場合は、ここに表示されます)、「追加」 をクリックします。
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2. 今回は、”プラットフォームを選択” で、iOS を選択します (皆さんがテストされる環境に応じて変更して下さい)。
9-cp-2
3. ①ルールではそれぞれ以下の項目を選択して、「次へ」 をクリックします (皆さんがテストされる項目に応じて変更して下さい)。また、以下の画面コピーでは、それぞれの項目でどのような選択肢があるのか理解頂くために、各項目のプルダウンメニューを貼り付けています。
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4. ②アクションではそれぞれ以下の項目を選択し、Eメールの送付先アドレスを入力して、「次へ」 をクリックします (皆さんがテストされる項目に応じて変更して下さい)。また、以下の画面コピーでは、それぞれの項目でどのような選択肢があるのか理解頂くために、各項目のプルダウンメニューを貼り付けています。
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5. ③割り当てでは、割り当てグループを選択して 「次へ」 をクリックします。
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6. ④概要では、必要に応じて、”名前” と “説明” を入力して、「完了してアクティブ化する」 をクリックします。
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まとめ
今回のエントリでは、以下についてご説明しました。
ジオフェンス
タイムスケジュール
順守ポリシー
次回は、セルフサービスポータル(MDMのみ) について解説していきます。お楽しみに!
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