Uncategorized

クラウドへのアプリケーションの展開を簡素化・自動化する vFabric Application Director

昨日、クラウド インフラ向けに最適化されたアプリケーションの開発/実行環境の最新バージョンである、VMware vFabric Suite 5.1 が発表されました。本日のエントリでは、VMware vFabric Suite 5.1 に含まれる製品の中でもインフラに関連が深い、VMware vFabric Application Director という新製品を紹介したいと思います。

vFabric Application Director は、2 年以上の期間をかけて開発された製品であり、クラウド インフラ上へのアプリケーションの展開と管理に関する全く新しいアプローチを提供します。

市場には、クラウド インフラ上でのアプリケーションの構築とリリースを簡素で迅速なものにするためのソリューションが数多くあります。しかし、そのほとんどは、伝統的な物理 IT の世界で使われてきた、スクリプトを多用するボトムアップ型のアプローチです。サーバをプロビジョニングし、OS を展開し、その上にソフトウェアを展開して次のサーバに移る、というやり方です。

このようなアプローチは柔軟性に欠けるため、クラウドが本来備えている柔軟性を生かすことができません。プライベート、パブリック、ハイブリッド クラウドのどこでアプリケーションを実行させるかを選んだり、アプリケーションのスケールを自由に選択したりすることが柔軟にできません。

では、このような伝統的なアプローチが機能しないとしたら、それに代わる答えは何でしょうか?

vFabric Application Director は、効率的でアジャイルなアプローチをアプリケーションの展開プロセスに適用することを可能にします。vFabric Application Director は、テンプレート化されたアプリケーションのコンポーネントと、アプリケーションのブループリントというコンセプトを用いて、お客様がアプリケーションとサービスの構造を「宣言」することを可能にします。

AppDirector

ブループリントは、VMware vSphere ベースのプライベートもしくはパブリック クラウド上に展開することが可能なので、クラウドの選択肢を残します。

下記のデモ動画を参照していただけると、vFabric Application Director の効果を実感していただくことができます。 アプリケーションのブループリントを GUI を用いて直感的に作っていく様子を見ることができます。

 

vFabric Application Director を使うことで、構築とリリースのための作業を大幅に自動化し、簡素化することができます。vFabric Application Director のベータカスタマは、4 日以上かかっていた典型的な多階層アプリケーションのセットアップの時間を 2.5 時間にまで削減することができました。アプリケーションのブループリントを一旦設定してしまえば、開発・テスト・ステージング・プロダクションの各段階において退屈なセットアップ作業を繰り返すことを避けられることも大きな利点です。

このアプローチにより、開発者及びアプリケーション管理者は、インフラ/OS/ミドルウェアの設定から解放され、ビジネス上の価値を提供することにフォーカスできるようになります。

より詳細な情報が必要な方は、以下の製品ページを参照下さい。 http://www.vmware.com/products/application-platform/vfabric-appdirector/overview.html