Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。
会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第1回目では、「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」のデモンストレーションとして、vCAC とNSX の連携をご紹介します。
仮想マシンを展開した後にユーザが最終的にサービスを利用できるようになるまでには、付随するいくつかの作業を実施する必要があります。その中で、特にボトルネックとなりやすいポイントの1つにネットワーク関連のサービスがあります。
ネットワーク環境を仮想化し、リソースをプール化することで、柔軟なサービス提供が可能になりますが、ポイントはもう1つあります。例えネットワーク環境が仮想化されていても、仮想化されたネットワークサービスを手動で設定するのであれば、そこにはいままで物理環境でかかっていたのと同じだけの労力と時間がかかることになります。
vCAC のサービスカタログ(ブループリント)には、仮想マシンだけではなく、ネットワーク構成情報を定義することができます。ネットワーク仮想化環境を提供するVMware NSX と連携することで、仮想マシンを展開すると同時に、ネットワークサービスを展開し、展開したネットワークサービスに適切な設定を行い、仮想マシンに適用することが可能になります。
サービスに必要なリソースを仮想化環境でプール化することで、仮想マシンの展開時にダイナミックにプロビジョニングし、役割を終えた仮想マシンを破棄する際にはリソースが解放されます。仮想マシンの展開と同時に、展開した仮想マシンに適用できるネットワークサービスには下記が含まれます。
・NSX Edge(ルーティング、ロードバランス、ファイアウォール、NAT 機能を提供)
・論理スイッチ(VXLAN L2 ネットワークを提供)
・セキュリティグループ(分散ファイアウォール、アンチウィルスサービス等を提供)
ネットワークサービスを含む3階層アプリケーションを展開するデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。
動画リンク 「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」
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