デジタル ワークスペース Workspace ONE

フロントラインワーカーへもデバイス活用によるデジタル変革を!Workspace ONE による現場従業員への支援

みなさま、こんにちは。VMware の黒須です。

2020年初頭から世間の情勢により、完全在宅勤務や、在宅勤務とオフィス勤務のハイブリット業務になった方々がいると思います。他方で、世の中に不可欠なモノやサービスを届けている最前線で働く方々は、運輸、小売、ヘルスケア、製造、サービス業などの主要産業で働き、労働力の大部分を占めています。そういった現場の最前線で働き、デスクに縛られること無く業務にあたる方々を「フロントラインワーカー」と言います。

そういったフロントラインワーカーの方に目を向けた連載を、今後全5回(予定)に分けて掲載していきます。そこでまず第1回目の投稿となります、今回の記事では、現場の最前線で働いているフロントラインワーカーの方々と彼らが使う多様なモバイルデバイスに焦点を当て、傾向やそこから見えてくるデバイスの管理課題に触れ、今後予定しているフロントラインワーカー向けの Workspace ONE セミナーのご紹介をします。

 

フロントラインワーカーとは?

オフィスワーカーとは異なり、フロントラインワーカーはデスクに縛られることなく現場で働き、通常はシフト制で勤務しています。情報へのアクセスや共有に関して言えば、最前線で働く人々は、日々の業務で会社の機密情報やビジネスクリティカルな情報にアクセスするために、スマートフォンやタブレット、ハンドヘルドと言ったデバイスを活用し、そのデバイスの種類は多種多様です。多様なデバイスを利用して新たな情報を取得し、作成しています。例えば、不良品やメンテナンスが必要なものを画像で撮影したりすることもあります。また、商品の入出荷や在庫状況を取得することもあります。このように、フロントラインワーカーはビジネスクリティカルな情報をデバイス上で広範囲に利用するため、企業はオフィスワーカーだけでなく、フロントラインワーカーも含めた全てのデバイスで統合的に管理することが必要となってます。また合わせてセキュリティを確保すると同時に、何かデバイス上で発生した際に現場の最前線の業務を止めずにデバイスを使い続けられること、ビジネスを止めてしまうことが無いようにシンプルかつ優れたユーザーエクスペリエンスを提供することが、非常に重要となっています。

 

傾向とそこから見えてくる課題

フロントラインワーカーの業務は、人間の労働力に頼る割合が多い一方で、生産性の向上や効率化、ひいては人員の確保が課題となることがあります。そういった課題に対して、多様なデバイスなどを利用しデジタル変革などで、生産性の向上や効率化が進む可能性があります。とある調査では、グローバルでは多様なデバイスを必要とする仕事は2026年までに約31%の増加傾向となっており、日本においても2026年までに約40%の増加傾向との調査結果が出ております。この結果から、今後もフロントラインワーカーの環境においてもデバイスを活用したデジタル変革が進んでいくと考えられます。

 

フロントラインワーカーへのデジタル変革が増加傾向にある一方で、我々がフロントラインワーカーのデジタル変革へ触れる中で、彼らの働き方の課題、彼らが利用する多様なデバイス上での課題も見えてきています。これらを解決することがデジタル変革を更に進める事ができると考えています。

例えば工場において、課長から各工程のリーダーへ、そして各工程のリーダーから現場の従業員へ、その日の連絡事項や定期的に受けなければならない安全に関するトレーニング、福利厚生や人事に係ることなどを朝礼や夕礼時に口頭説明で実施している場合があるかと思います。各工程のリーダーから現場に対しての説明は、双方向のコミュニケーションではなく、一方通行なコミュニケーションとなっている場合があるかと思います。そういった一方通行なコミュニケーションでは相互理解が浅くなり、そこから発生する不満を起因とした、定職率の低下や人員確保の課題があると考えられます。

 

働き方の課題

  • 生産性の維持や向上
  • 従業員間のコミュニケーション
  • 人員の確保と定職率
  • 心理的安全性と身体的安全性

 

利用するデバイス上での課題

  • デバイス利用の停滞
  • コンプライアンスとセキュリティ
  • オフィスで利用しているデバイスとのサイロ化
  • 業務を妨げず生産性の維持や向上のための自動化

 

上記の課題に対して、Workspace ONE にはフロントラインワーカーに必要とされる様々なユースケースに対応し、包括的なソリューションを提供します。

デバイスを活用することによって生産性の向上や効率化と合わせて、今まで相互コミュニケーションを取る手段を持っていなかった現場従業員に対する従業員体験の改善、緊急時の通知、セキュアな情報共有など、これらのユースケースを考慮することにより、オフィスワーカーだけでなく、フロントラインワーカーに対するデジタル変革を促進しつつ、課題の解決になるのではと考えております。

 

以上簡単ではありますが、フロントラインワーカーの傾向とそこから見えてくる課題、Workspace ONE によって解決のサポートになるユースケースのご紹介でした。

 

この続きは9月7日開催、「現場で働く従業員のために必要なデバイス環境の実現 ~ 企業 IT に求められる次世代の働き方へ ~」にて、触れさせていただきます。

是非、ご参加ください!!

 

次回、フロントラインワーカーに関する投稿は9月中旬を予定しておりますので、そちらも是非ご覧ください!