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Workspace ONE

VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure環境におけるRPA(UiPath製品)の利用について

みなさん、こんにちは。VMwareの児島です。
昨今、働き方改革の一環として生産性向上や業務効率化を図るためにRPAの導入を検討・推進されている企業様は多いかと思います。スモールスタートから導入が始まることも多いRPAでは実行環境の拡張性はプロジェクト成功の一要素として欠かせないものとなっています。
本記事ではRPA製品のUiPathと、クラウドに対応し拡張性に優れたVMware Horizon Cloud on Microsoft Azureの組み合わせについてご紹介いたします。

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この記事は2019年8月時点での情報を元に記述しております。UiPath社/VMware社両製品とも将来のバージョンアップにより動作が異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
 
 

■VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure環境でのUiPath製品の利用について

UiPath Japan様のご協力によりVMware Horizon Cloud on Microsoft Azureでプロビジョニング可能な、各デスクトップタイプの環境ごとにUiPathを利用する際の考慮点を検証結果としてまとめていただいております。
図1.検証結果概要(出典:UiPath Japan様)

 
詳細な検証結果はUiPath 様の下記Webサイトにご掲載いただいています。是非ご一読ください。
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure環境でのUiPath製品の利用について
 
こちらの動画のようなRPA on VDIの世界がUiPath x VMwareで描くことができます。この動画では、弊社VDI製品上においてUiPathで作成したロボットが自動的にインターネットから情報を収集する様子を収めています。


RPAやUiPath、VMware Horizon® Cloud on Microsoft Azureについては下記をご参照ください。
 
 

■RPAとは?

RPA (Robotic Process Automation)は、コンピューター上で行われる業務プロセスを人に代わり自動化する技術です。人間が繰り返し行うクリックやキーボード入力など定常的な業務が自動化できることから、仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれています。
図2.RPA概要

 
 

■UiPathとは?

UiPath(ユーアイパス)は、膨大なビジネスオペレーションに対応したロボットによるワークフローを作成できるRPAソフトウェアです。UiPathは3つのアプリケーションが用意されいて、自動化のプロセスを設計しロボットを開発する「UiPath Studio」、ロボットを管理/制御する「UiPath Orchestrator」、開発したロボットを実行する機能を持つ「UiPath Robot」があり、これらをニーズに合わせて柔軟に利用することが可能です。
図3.UiPathのアプリケーション(本記事投稿時)

 
 

VMware Horizon® Cloud on Microsoft Azure とは?

Microsoft Azure は、Microsoft が提供するIaaS (Infrastructure-as-a-Service)です。そのMicrosoft Azure上で、ヴイエムウェアがオンプレミス製品である VMware Horizon で培ってきた仮想デスクトップ・仮想アプリケーションのテクノロジーを利用できるクラウドサービスがVMware Horizon® Cloud on Microsoft Azure になります。
 
 

■VMware Horizon® Cloud on Microsoft Azure の特徴は?

VMware Horizon Cloudと Microsoft Azure の連携により、以下を実現しています。
導入の簡素化:VMware Horizon Cloudの管理コンポーネントの導入はすべて自動化されています。さらに Microsoft Azure Marketplaceとの統合により、Windows OS イメージに対するエージェントのインストールの自動化も実現しています。また、面倒な導入作業や更新作業をブラウザ操作だけで実現できます。
グローバル展開: Microsoftが全世界で展開する50以上のデータセンターリージョンを活用可能です。ユーザにもっとも近いデータセンターを利用することで、ユーザエクスペリエンスを最大化します。
Microsoft Azureキャパシティを時間単位の課金で利用:使用量ベースで課金されるパブリックIaaSと、VMware Horizon Cloudのサービスサブスクリプションを組み合わせて利用することで、使用量に応じた課金体系を実現しています。
優れたアーキテクチャ:デスクトップ環境を管理するクラウド制御プレーンは、ユーザのMicrosoft Azure環境から分離されています。そのため、制御プレーンがダウンしてもユーザの仮想デスクトップ利用には影響しません。ビジネスの継続性を重視したアーキテクチャとなっています。