このBlogは、製品出荷前のバイナリ及びマニュアルをベースに記載しています。出来る限り正確な情報をお伝えするよう努めておりますが、実際に製品に搭載される機能や表示とは異なる可能性があります。あらかじめご了承の上、ご利用下さい。
今回は、VMware vSphere 5.5のWeb Clientの機能を紹介します。
VMware vSphere 5.5(以下 vSphere5.5)では、前バージョンに引き続き、Web Clientでいくつかの機能強化が行われております。
従来利用していたvSphere Clientには、vSphere 5.5の新機能追加は行われておりませんので、vSphere 5.5で追加された機能を利用する場合は、Web Clientの使用が必須となります。
なお、vSphere 5.5から、vSphere Clientを起動した場合、ログイン画面に下図のような注意文が表示されるようになっております。
1.Web Clientでのオブジェクトのドラッグ&ドロップが可能
これまで、Web Clientではオブジェクトのドラッグ&ドロップは提供されておりませんでしたが、現バージョンより可能となりました。
この機能により、Web ClientにおいてもvSphere Clientと近い操作性で、各機能を実行することが可能となります。
2.クイックフィルター機能
同機能により、オブジェクトが大量にあった場合、目的に応じた絞り込みが可能となります。
クイックフィルターは、データストア、クラスタ、ホスト、VMにおいて利用可能です。
例えば、仮想マシンの状態が「パワーON状態」のVMのみや、「Toolsが未インストール」のVMといった絞り込みが可能となります。
3.最近アクセスしたオブジェクト/新規オブジェクトの表示
頻繁に利用するオブジェクトへ、1クリックでたどり着くことが可能となり、煩雑な画面遷移を軽減する工夫が行われております。
4.プラットフォームのサポートの向上
Web Clientのプラットフォームサポートに、OS Xからの使用が追加され「仮想マシン コンソールのアクセス」、「OVF テンプレートの展開」、「クライアント デバイスの接続」が可能となります。