VxRail パートナー

今更聞けない!VxRail 基本のあれこれ

皆様こんにちは!株式会社ネットワールドのDell EMC 製品担当です。
本日から計 5 回にわたり Dell EMC VxRail のご紹介とネットワールドの検証結果をご紹介していきたいと思います。
第一回は VxRail のおさらいをします。名前は知っているけど、知識があいまいなままになっている方は、ぜひこの機会に一緒に確認していきましょう!!

==本シリーズの目次==

■ 第 1回 : 今更聞けない!VxRail 基本のあれこれ

  • コンセプト
  • 3Tier との違い(HCI のメリット)
  • VxRail が選ばれる理由

■ 第 2 回 : VxRail 管理画面ご紹介

■ 第 3 回 : All NVMe 対応の VxRail

■ 第 4 回 : ネットワールド的 検証結果報告 Part-1

■ 第 5 回 : ネットワールド的検証結果報告 Part-2

※検証結果の詳細については 3 回目の際に内容を発表しますのでお見逃しなく!

まずは【VxRail のコンセプト】をご紹介致します!
VxRail 最大の特徴は「vSphere 環境に最適化されたハイパーコンバージド」であること。VxRail はストレージ仮想化の VMware vSANハイパーバイザーの vSphere が一体化で構成されているため、非常にシンプルな処理ができ、他社の HCI 製品よりより多く仮想マシンを割り当てることができます。

そして基本コンセプトは簡単導入簡単管理簡単拡張の 3 つ!

1. 簡単導入

・サイジングや検証は VxRail のみ!
サーバー、ネットワーク、ストレージ、OS などを個別に調達するよりも、導入期間を大幅に短縮することができます。

2. 簡単管理

・日本語管理画面の「VxRail Manager」で一括管理!
vSphere 基盤のリソース状況やハードウェアのステータス状況などを一括して管理でき、仮想化基盤の運用管理を高めることができます。

3. 簡単拡張

・拡張作業は柔軟、しかも無停止オペレーション!
初期構成時に使用しなかった空き Disk スロットに Disk 追加する事によってストレージ容量のみの追加する事ができます (ノードやメモリの拡張も可能)。
また、VxRail の新ソフトウェアバージョン v4.7.300 以降では、ノード追加時のバージョン互換性チェックが強化され、必要に応じて自動で追加ノードをアップグレードしてくれるようになりました。

続いて【HCIのメリット】に関してご紹介します。

1. 運用管理者の負担軽減

1台の筐体にサーバーとストレージを搭載しているため、サーバーとストレージを接続するための機器を用意する必要がありません。HCI ならサーバーとストレージもまとめて監視できるので手間が省けますね。
省スペース・省電力も実現でき、トータルコスト (TCO) も抑えられて一石二鳥です。

2. スモールスタート

オンラインでカンタンにシステムを拡張/縮小できるので、いきなり大規模導入しなくてもスモールスタートすることができます。

次は【VxRail が選ばれる理由】についてご紹介致します!

1. VMware と Dell EMC で共同開発された唯一の HCI

VxRail は VMware との親和性が非常に高く、vSphere ユーザーは既存環境を変更することなく運用することができます。
サポートも 24 時間 365 日国内に設けたサポートセンターで日本人が受付し、ハードウェア (Dell EMC) とソフトウェア (VMware) の区別なく受付してくれるため、運用する方は非常に安心ですね。
HorizonNSX などの VMware 製品 (※) や Dell EMC が提供するネットワークスイッチの Power Switch シリーズも VxRail サポート窓口で一括受付してくれます。VxRail と VMware それぞれのエンジニアが内部で密に連携しているので、複雑な事象でも問題解決までスムーズです!

※ Dell EMC OEMライセンスが対象です。

2. 周辺ソリューションとの相性抜群

ストレージ領域の増設は Unity や Isilon 、バックアップは Avamar や PowerProtect DD と組み合わせることで、全てのインフラを Dell EMC で統一管理できるので、さらに管理が楽になります。

最後に【まとめ】です。

Dell EMC と VMware の共同開発製品のためメリットがたくさんありましたね。
本日は大きく下記の 2 つの事をぜひ、覚えておいてください。

1. vSphereに最適化されているため、仮想環境の運用効率性が高い

2. 稼働状況確認もサポート窓口も、ハードウェア (Dell EMC) とソフトウェア (VMware) 区別なく確認できるので、問題解決までスムーズです

【次回予告】
次回は VxRail の管理画面について紹介致します。
VxRail の vSphere 環境は vCenter のプラグインから管理することができるため、手順と共にその手軽さをご紹介させていただきます。お楽しみに!

そしてそして…!もっと VxRail について知りたい方は、VxRail チャンピオンクラブにご参加ください!
vSphere/vSANの情報から、VxRailの運用に関するTipsや最新情報を入手することができるコミュニティです。
▼株式会社ネットワールド(VxRailチャンピオンクラブ)
https://www.networld.co.jp/product/emc/emcvxrail_championsclub/