みなさま、こんにちは。
VMwareの本田です。
本年も引き続き当Japan EUCブログをよろしくお願いいたします。
さて、今年の第一弾は、Gartnerさんのマジッククアドラントです。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2018年7月に発表されたGartnerの統合エンドポイント管理(UEM)のマジッククアドラントでVMwareが提供する製品ソリューションが最高ランクに位置付けられました。
みなさまはこの統合エンドポイント管理(UEM)とはなにかご存知でしょうか。これまで、この分野での市場の中心は、クライアント管理ツール(CMT)やエンタープライズモビリティ管理(EMM)でした。ところが、働く場所に囚われない新しい働き方の広がりや、業務プロセスのデジタル化に伴うアプリケーションの多様化にともなって、さまざまな種類のデバイスが仕事で利用されるようになってきました。このような市場の変化の結果、この数年、市場の中心が徐々にCMTやEMMからUEMに移ってきているのです。UEMを活用することで、デスクトップやモバイルデバイスからIoT デバイスにいたるまで、全てのエンドポイントを単一の管理画面でセキュアに管理できるようになることから、現在のように多種多様なデバイスが業務で使用される環境では無くてはならない管理ツールになっています。これらの市場の変化を反映するため、Gatner マジッククアドラントも従来のCMTやEMMから、新たにUEMベースのマジッククアドラントを設けたようです。
そして、今回UEMのマジッククアドラントで最高ランクをいただいたVMwareのUEMソリューションがVMware Workspace ONEです。Workspace ONEは、AirWatchのテクノロジーをベースにしており、私達は「インテリジェンスベースのデジタルワークスペースを実現するプラットフォーム」と呼んでいます。
なぜ「プラットフォーム」と呼ばれるのでしょうか?
その理由は、Workspace ONEは最新のUEM機能によってWindows 10、macOS、Chrome OS、iOS、Androidなどの幅広いOSをサポートしているだけではなく、アクセス管理やアプリケーション管理の機能も提供しています。そして、UEMとアクセス管理/アプリケーション管理とを統合することで、あらゆるデバイスから様々なアプリケーションへのセキュアなアクセスを実現します。さらに、Workspace ONE Intelligenceによって、デジタルワークスペース全体の可視化と自動化を実現することで、IT部門が業務に掛ける時間やPC管理のコストを大幅に削減することが可能になりました。例えば、Windowsのパッチ適用状況、重要度の高い脆弱性、BIOS/ファームウェアおよびバッテリの監視などのダッシュボードや、何らかしらの問題などが発生した場合、その対応フローの自動化などの機能が提供されています。
また、働き方改革の進展やさまざまなデバイスの業務利用などによって、内部ネットワークと外部ネットワークの境界線が消滅してしまいました。従来であれば、内と外の境界線に境界型セキュリティ機器を配置しておけば、ある程度のセキュリティは担保できたのですが、現在のように境界の消滅した世界では、ゼロトラストセキュリティのアプローチが必要になってきています。ゼロトラストセキュリティとは、一言で言うと「何も信頼しない」アプローチでセキュリティを考えることです。Workspace ONE Intelligenceでは、このような境界の消滅した環境でも、予測型のセキュリティ機能を提供することを可能にしています。
いかがでしたでしょうか。今回は、GartnerのUEM マジッククアドラントと従来のPCだけではなく、Macなども含めた統合管理アプローチについて、少々ご紹介いたしました。また、今回ご紹介しましたGartnerの2018年のマジッククアドラントのレポートは、以下からダウンロードいただくことが可能です(英語のみ)。
The 2018 Gartner Magic Quadrant report のダウンロード
出典:『Magic Quadrant for Unified Endpoint Management Tools』、Gartner, Inc.、Chris Silva 氏ほか、2018年7 月23 日
免責事項:このグラフは、Gartner, Inc. が大規模な調査結果の一部として公開したものであり、この内容を評価する場合はドキュメントの一部分であることを考慮する必要があります。実際のレポートが必要な場合は、[クライアント名または印刷依頼のURL を挿入] からリクエストできます。
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