Horizon
ThinApp によるアプリケーション仮想化のキソ! : 新卒2年目SE社員が贈る 仮想デスクトップのキソ!
こんにちは。VMware SE の椨木です。 『新卒2年目 SE 社員が贈る 仮想デスクトップのキソ!』シリーズ、スピンオフ版の第1段は、VMware Horizon 6 (以下、Horizon 6)のどのエディションにもバンドルされている「アプリケーションの仮想化」を実現する製品、VMware ThinApp (以下、ThinApp)についてです。この記事を通して、 どういう時に「アプリケーションの仮想化」を行うと嬉しいの? そもそも「アプリケーションの仮想化」ってなに? という部分を一緒に理解していきましょう・・・! §1. 「アプリケーションの仮想化」ってなに? ThinApp が実現できる事としてよく使われる言葉が、「アプリケーションの仮想化」です。このブログのシリーズでは「デスクトップの仮想化」を主に取り扱ってきたわけですが、これは仮想基盤上でデスクトップを仮想化する事によって「物理端末やユーザとデスクトップ環境の紐づきの切り離し」を実現した製品であると言えます。 ThinApp はこの「仮想化」の概念をアプリケーションに取り入れ、アプリケーションを OS にインストールする際にインストールの前後の変化(差分)をキャプチャする事によって、「アプリケーションの実体ファイル」および「アプリケーションの起動時に必要となるファイル」、「アプリケーションの動作に必要となるレジストリ値」を把握し、ひとつの EXE...