2023 年 VMware は創業 25 周年、日本法人設立 20 周年を迎えました。
2009 年に デスクトップ仮想化が登場し VMware は「Software Defined Data Center」(SDDC)をテーマにデータセンター全体に仮想化を広げ新しい時代を拓きました。登場から約 14 年、仮想化とは?今さら聞けない、聞きずらいと考えの皆さまに向けて第 3 弾の今回は仮想化について深堀していきます。

昨今主流となるクラウドへ移行の際には、サーバを仮想化し相互を補います。サーバやネットワークなど全てが仮想化されたクラウド環境の理解を深めるためにも、この機会にぜひ原点を振り返ってみてください。

まず仮想化とは、アプリケーション、サーバ、ストレージ、ネットワーク機能をソフトウェアベースで(仮想的に)再現することにより、効率性と俊敏性を高めながら IT 費用を削減する技術です。具体的な内容はトピックごとに一つずつ確認してみましょう。

 

次に仮想化のメリットを確認しましょう。ここでのメリットは一部ですが、仮想化の仕組みなど一覧で確認されたい方はこちらをご覧ください。

【仮想化のメリット】

  • 設備投資コストおよび運用コストの削減
  • ダウンタイムの最小化または排除
  • 事業継続性とディザスタ リカバリの向上
  • データセンターの管理の簡素化

 

続いて仮想化にはどのようなタイプがあるでしょうか?4つのタイプを確認してみましょう。

【仮想化のタイプ】

1.デスクトップ仮想化
ユーザーがどこにいても優れた業務環境を提供する最新のアーキテクチャにより、仮想デスクトップとアプリ環境の管理を簡素化できます。

【オンデマンド】New Normal 時代の新たな課題
「New Normal(新しい日常)」への対応が求められる今日、世界中の経営者たちはみな同じ課題に直面しています。組織がテレワーク戦略に投資することで、どのようなメリットがもたらされるかをご確認ください。
【製品を試す】VMware Horizon:アプリケーションとデスクトップの仮想化入門(HOL-2251-01-DWS)
このラボでは、VMware Workspace ONE Access のオンプレミス インストールと VMware Horizon を統合します。Workspace ONE Access アプライアンスはすでに展開されており、Horizon を統合するための設定を行います。

 

2.サーバ仮想化
複数のオペレーティング システムを 1 台の物理サーバ上で極めて効率的な仮想マシンとして実行できます。

【事例資料】DMM.com – 5,611 台の仮想マシンを運用する自社サービス向け大規模仮想化基盤のセキュリティを強化 サイバーレジリエンスの実現を目指す
DMM.com では、17 領域・60 以上の事業を支える社内向け仮想化基盤のセキュリティ強化を実現するべく、VMware Carbon Black Cloud Workload など複数製品を導入しました。

【資料】2022年 Kubernetes の現状 
サーバ仮想化製品である VMware vSphere とクラウドをつなげる VMware vSphere+ VMware Tanzu Kubernetes Grid サービスを vSphere 上で直接実行することで、オンプレミスでの Kubernetes の運用を簡素化します。企業が Kubernetes をどのように使用しているかを理解し、この技術を最大限に活用するうえで直面する課題を明らかにします。

 

3.ネットワーク仮想化
物理ネットワークをソフトウェアで再現する技術です。仮想ネットワーク上でも、物理ネットワークと同じようにアプリケーションを実行でき、ハードウェアに依存しないため運用上のメリットが高まります。

【オンデマンド】VMware NSX 4.0 Technical Update Webinar
VMware は SDN として VMware NSX Data Center をリリースしたことを出発点に、ネットワーク仮想化に力を注いできました。本ウェビナーでは進化した NSX 4.0 を複数コンテンツでテクニカルに掘り下げて解説します。

【資料】クラウド時代にビジネスを加速させる新しいネットワーク(VMware SD-WAN)
ソフトウェアベースのネットワーク テクノロジーを応用して、WAN 接続を仮想化した SD-WAN についてご紹介します。

 

4.仮想化とクラウド コンピューティング
仮想化とクラウドコンピューティングは、どちらも注目を集めているテクノロジーですが、相互に代替可能なものではありません。サーバを仮想化した後、クラウドコンピューティングへ移行して、俊敏性の向上やセルフサービスを実現するなど、相互補完的なソリューションとして利用できます。

【資料】VMware のマルチクラウドを選択すべき 4 つの理由
VMware Cloud がクラウドジャーニーの促進を目指すお客様を 4 つの方法で支援する方法をご確認ください。


【資料】マルチクラウド環境の簡素化によるビジネス変革の推進
このドキュメントでは、複雑性という障壁を解消するためのソリューションをご紹介します。

【ブログ】気になる用語を徹底解明 – マルチクラウド –
オフィシャルサイトで反響の大きかったマルチクラウドについての情報を纏めました。

 

最後は関連用語です。聞きなれた用語が多い中、いざ立ち返ると不明瞭な用語もあるのではないでしょうか。

【仮想化の用語】

 

VMware ブログでは各カテゴリのスペシャリストが製品機能、サポート情報などバラエティに富んだ情報を展開しています。さらに今後予定されているセミナーでは、仮想化の関連ソリューションに加えて旬のトピックを含むセミナーやイベントを掲載しています。空き時間に自由に情報収集されたい方には、オンデマンドセッションや資料を一覧で確認できる EVOLVE ONLINE もご用意しております。これを機に改めて仮想化を含む多角的な視野から基本に立ち戻ってみませんか?