Tanzu Application Platform Tanzu

GUI でポチポチ?Tanzu Application Platform のインストールがこんな簡単に

最新情報:Tanzu Mission Control から Tanzu Application Platform をデプロイできる機能が正式にリリースされました。この記事は、この機能がリリースされる前のものです。サポートされるインストール方法は以下を参照してください。

https://docs.vmware.com/en/VMware-Tanzu-Mission-Control/services/tanzumc-using/GUID-1BA391EC-A49B-44AE-A8C7-D72F6012EF58.html


VMware Tanzu Application Platform (以降 TAP )が登場して、約1年経ちました。当初はどうしても「難しい」と思われがちだった  TAP のインストールですが、 TAP および周辺の製品の成熟とともに、実はかなり簡単になっていることをご存知でしょうか?

この回では VMware Tanzu Mission Control  (以降 TMC )を使ったインストール方法を紹介します。TAP のインストールを始めようにもどこから始めていいかわからない・・・そんな方々の参考になる記事になればと思います。

ご注意) 今回ご紹介する方法は、現時点では正式サポートが表明されていません。本番環境での利用や弊社サポートへの問い合わせはご遠慮ください。 TMC からの TAP インストール方法は今後オフィシャルに提示される予定です。

実施するための前提

この手順を行うには、最低限以下が必要です。

  • Tanzu Mission Control のアカウントおよびデプロイ先(こちらを参考にしてください。)
  • Tanzu Network のアカウント (無料で取得可能)
  • コンテナレジストリ※
  • ワイルドカードドメイン

※コンテナレジストリについては、HTTPS で通信可能かつ証明書で認証可能なものをご用意ください。

ご注意)本ブログでは、コンテナレジストリを Github Container Registry (GHCR) およびワイルドカードドメインに (sslip.io) を利用しています。実際の環境では、プライベートなコンテナレジストリの用意、ワイルドカードドメインを個別に取得することを強く推奨します。

Tanzu Mission Control で Tanzu Application Platform をインストール?

過去のブログ「Tanzu Application Platform のインストーラを大解剖」で TAP のインストーラの紹介を行いました。その中で Carvel と呼ばれるツールに触れました。

VMware では、ソフトウェアの配布方法やインストール手段として様々な手法を検討していました。しかし、様々な検討を経て、さらには Kubernetes の父である Joe Beda の支援もあり、独自の OSS をつくるべきと判断されました。それがこの Carvel のツール群であり、今回の TAP のインストールに利用されています。

Tanzu Mission Control ではこの Carvel をベースに、ソフトウェアのインストールや管理を GUI 経由で行える仕組みを提供しています。結果、 TAP と TMC という二つの製品が組み合わさることにより、夢にまで見た(?)GUIでポチポチと TAP をインストールすることができます。

手順の紹介

今回はインストール手順を Youtube の動画で取り上げましたので、ぜひご参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=gwquIeBzMIA

 

動画を解説したPDFを添付していますので、ご確認ください。

TAP_Youtube_TMC_Install

まとめ

TAP が劇的にインストールが簡単になったと感じるかと思います。VMware では、引き続き Tanzu Application Platform の最新機能を紹介していきます。