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本稿は 2021 年 9 月 22 日に VMware Blog のブログに投稿された「 Four Years in a Row: VMware Named a Leader in 2021 Gartner Magic Quadrant for WAN Edge Infrastructure 」の抄訳です。
投稿者:エイブ・アンクマー(Abe Ankumah)
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この度、VMware が Gartner® の 2021 年マジック クアドラント™:WAN エッジ インフラストラクチャ部門でリーダーに選出されたことを嬉しく、また誇り思います。驚くべきことに 4 年連続での選出になります。対象ベンダー 15 社のなかで、VMware は「ビジョンの完全性」に関して最高レベルの評価を獲得しました。
Gartner マジック クアドラント:WAN エッジ インフラストラクチャ部門が創設されてから 4 年になります。そのすべての年で、VMware はリーダーに選出されています。この場をおかりして、全世界の何万社という弊社のお客様、何百社ものパートナー様、そして特に弊社の VMware SD-WAN および VMware SASE チームに感謝を述べたいと思います。これらの人々の献身、信頼、そしてひたむきな努力のおかげで、弊社はこれほどの成果を上げることができたのです。
「分散したユーザー(およびそれらのユーザーのデバイスとサービス)の増大に対応するために、業界では、WAN エッジ ネットワーク、セキュリティ、サービスが、SASE によって次のレベルへと進化しつつあります。VMware は SASE プラットフォームを継続的に進化させており、VMware SASE の中心的コンポーネントである VMware SD-WAN に対する Gartner の評価は、新しいエッジの現実に直面するお客様をサポートする VMware の能力を証明するものです」
VMware サービス プロバイダーおよびエッジ担当上級副社長兼ゼネラルマネージャ、サンジェイ・ウパール(プレス リリースより)
VMware のビジョン:WAN エッジから SASE へ、そして次の進化へ
クラウドネイティブな VMware SD-WAN は、エンタープライズ アプリケーションをクラウドに移行し、あらゆる場所で仕事ができる環境を整備し、すべてをソフトウェアで定義するというトレンドの最先端に立っています。SD-WAN は、レガシー ハードウェアから、柔軟性、拡張性、耐障害性、管理の容易さを備えたソフトウェアベースのネットワークへ移行するための鍵となるテクノロジーです。
2018 年に Gartner マジック クアドラント:WAN エッジ インフラストラクチャ部門で VMware が初めてリーダーに選出されたときに公開されたブログには、SD-WAN が最新のネットワーク インフラストラクチャに不可欠な要素であると記されています。「SD-WAN はごく短期間に、ネットワークの世界の『あれば便利なもの』から、ネットワーク インフラストラクチャに不可欠な要素へと変化しました。SD-WAN を使うことで、クラウド、データセンター、拠点、エンドユーザー、アプリケーション間の接続を、使用場所に関係なく実現できるようになります」
2018 年のこの記述は現在にも当てはまり、SD-WAN は今後何年にもわたって、ネットワークの要素としての重要性を増していくと思われます。最新のネットワークに不可欠な要素としての SD-WAN の地位をさらに強化したのが、Secure Access Service Edge(SASE)の登場です。
SASE は SD-WAN を包含する概念であり、まさに絶好のタイミングで世に現れました。この用語は、2019 年に Gartner によって定義されたものです。2020 年には、世界中で何百万人もの人々が突然在宅勤務を始めたことにより、企業は急速に SASE の採用を進めました。
SD-WAN とクラウドベースのサービスとしてのセキュリティを SASE によって結び付けることで、企業は、あらゆる場所にいるユーザーに包括的なセキュリティ保護を提供でき、すべての場所に単体製品をセットアップして維持する必要がなくなります。VMware SASE は、あらゆる場所にいるユーザーが、あらゆるクラウド上のアプリケーションに、高い信頼性、安全性、および効率性を維持しながらアクセスすることを可能にするとともに、ユーザーとインフラストラクチャを内部および外部の脅威から保護します。
エッジでのネットワーク、セキュリティ、コンピュート インフラストラクチャに関する変化は、ますます加速しています。今日のエンタープライズ アーキテクチャは高度に分散化しています。このような分散化、あるいは非集約化は、従来一元化されていた通信ネットワークにも波及しつつあり、通信サービス プロバイダーは、無線アクセス ネットワークの分野での 5G のような、急速に進化するテクノロジーを利用できるようになっています。SASE と SD-WAN はこの進化においても、マルチクラウドのエッジ プラットフォームで動作するサービスという形で、引き続き重要な役割を果たします。
VMware のエッジに関するビジョンの詳細については、VMworld 2021 でのサンジェイ・ウパールのソリューション基調講演「分散型エンタープライズ エッジの未来はサービス プロバイダーが握る」をご覧ください。
VMware の実行:実績のあるセキュアなグローバル ファブリック
VMware SD-WAN と VMware SASE は、クラウドネイティブでスケーラブルな実績のあるソリューションです。VMware の幅広くきめ細かいネットワーク ポートフォリオには、次のような利点があります。
- 150 を超える SASE Point of Presence(PoP)のグローバル ネットワークが VMware とそのパートナーによって提供されます。このマルチテナントのプラットフォームにより、パブリック/プライベートクラウド アプリケーションへのセキュアなアクセスが可能になります。PoP の地理的配置とワンストップショップ アーキテクチャにより、超低遅延が実現され、世界の主要な人口集中地域の 85% で 10 ms 未満の応答時間が達成されます。
- PoP には、VMware SASE のソリューション ポートフォリオの全体、すなわちVMware SD-WAN、VMware SASE、VMware Secure Access™、VMware Cloud Web Security™、VMware Edge Network Intelligence™ が含まれます。これらのソリューションはオープン アーキテクチャであるため、コンピュート、追加のセキュリティ、その他のサービスの統合が容易です。
- ソリューションはアプリケーション パフォーマンスに関する高度な分析とインテリジェンスを提供するため、エンド デバイスから PoP、アプリケーションまでのエンドツーエンドの可視化が実現されます。
- VMware 独自の Dynamic Multipath Optimization™(DMPO)により、インターネットとハイブリッド リンクのキャパシティとサービス機能が強化されます。ソリューションは継続的に回線を監視し、3,000 種類以上のビジネスクリティカルなアプリケーションを認識して、最適なリンクへと導きます。さらに、ネットワーク条件が大幅に悪化した場合でも、高優先度のアプリケーションの接続を修復します。
- これらはすべて単一の管理画面で管理され、複数のセキュリティおよびネットワーク サービスにまたがるビジネス ポリシーを 1 つのインターフェイスから管理できます。
レポートをダウンロードして、Gartner の 2021 年マジック クアドラント:WAN エッジ インフラストラクチャ部門で VMware がリーダーに選出された理由の詳細をご確認ください。
詳細情報
- プレス リリースを読む
- 『Journey into the World of SASE』をダウンロード(SASE の概要、SASE が重要である理由、VMware SASE の機能について説明した技術解説書)
- VMware SASE Web サイトを見る
- SASE に関する VMware の見解の詳細情報
Gartner の引用と開示
Gartner マジック クアドラント:WAN エッジ インフラストラクチャ部門、Jonathan Forest、Naresh Singh、Andrew Lerner、Evan Zeng、2021 年 9 月 20 日
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この図は、Gartner, Inc. が大規模な調査結果の一部として公開したものであり、この内容を評価する場合はドキュメント全体のなかで評価する必要があります。この Gartner, Inc. のドキュメントは、VMware の要請により提供されています。
Gartner は、調査レポートに記載されている特定のベンダー、製品、およびサービスを支持するものではなく、テクノロジー ユーザーに対して、最高の評価やその他の評価を獲得したベンダーを推奨するものでもありません。Gartner の調査レポートは、Gartner の調査組織の見解を示すものであり、必ずしも事実を示しているとは限りません。Gartner はこの調査に関して、明示または黙示を問わず、商品性の保証や特定目的への適合性を含め、あらゆる保証を否認しています。