VMware Cloud on AWS クラウド クラウド運用・管理

VMware {code} 〜 VMware のエキスパート向けのコミュニティサイト

今回は、VMware 製品のエキスパート向けのコミュニティサイトである「VMware {code}」をご紹介します。VMware Cloud on AWS に関連するリファレンスを例に挙げながら、掲載されている内容や活用シーンについて解説します。

 


目次


 

 

VMware {code} とは?

VMware {code} とは、VMware 製品のエキスパート向けのコミュニティサイトです(図1)。VMware 製品やサービスに関連する API リファレンスやドキュメント、サンプルコード、SDK など公開しており、Infrastructure as Code(IaC)を推進するインフラ管理者やコード開発者向けに役立つ情報を発信しています。

図1  VMware {code} のトップページ

 

例えば、REST API や VMware PowerCLI などでインフラを管理したい場合、必要な情報は VMware {code} に集約されているので、このサイトをポータルとして活用できます。また、誰でもコミュニティに参加して情報交換することもできます。

ここから、VMware {code} で公開されている情報をサイトのメニューバー(図2)からピックアップしてご紹介します。

図2  VMware {code} サイトのメニューバー

 

 

最初に探索するなら「Dev Center」がおすすめ

VMware {code} の中に「Dev Center」というページがあります。Dev Center は、API リファレンスやコマンドドキュメントなど基本的な情報のリンクが集約されている場所です(図3)。コーディングに関する基本情報を入手したい場合は、ここから探索するのが良いでしょう。

図3  VMware {code} の「Dev Center」ページ

 

Dev Center のページから目的の製品やサービスを選択すると、該当ページが表示されます。例えば、VMware Cloud on AWS の情報を得たい場合、画面下部のカテゴリタイルから「VMware Cloud on AWS」を選択すると、該当ページにリダイレクトされます(図4)。

図4  Dev Center の VMware Cloud on AWS 専用ページ

 

また、そのページに「DEVELOPER RESOUCES」欄があります。(図5)。ここには、基本的なリファレンスやドキュメントのリンクがまとめて掲載されています。これからコーディングを始める際には、ここから情報を入手すると効率よく情報が得られます。

図5  VMware Cloud on AWS 向けドキュメントリソースのリンク集

 

 

REST API と PowerCLI のリファレンスなら「VMware Developers」

VMware {code} の中に「APIs」というメニューがあります。そのメニューを開くと「VMware Developers」と言うサイトにリダイレクトされます(図6)。

図6  VMware Developers の「API リファレンス」ページ

 

VMware Developers は、VMware 各種製品とサービスの REST API リファレンスおよび PowerCLI リファレンスを掲載しているサイトです。こちらも製品やサービス毎に情報が分類されているので、目的のリファレンスが探し易くなっています。例えば、VMware Cloud on AWS のカテゴリを選択すると、該当ページにリダイレクトされます(図7)。

図7  VMware Developers の VMware Cloud on AWS 向け API リファレンスページ

 

同じく、PowerCLI のリファレンスも掲載されています(図8)。PowerCLI に関する情報は、ここをポータルとして入手することができます。

図8  VMware Developers の「PowerCLI」トップページ

 

VMware Cloud on AWS に関する PowerCLI リファレンスもここから入手できます。製品やサービスのカテゴリから VMware Cloud on AWS を選択すると、該当ページに移ります(図9)。管理対象の項目があらかじめ分類されているので、目的の cmdlet が探し易くなっています。

図9  VMware Cloud on AWS 向け PowerCLI リファレンスページ

 

 

サンプルコードの宝庫「VMware Sample Exchange」

次に、VMware {code} の「Samples」というメニューを開くと「VMware Sample Exchange」というページが開きます(図10)。VMware Sample Exchange は、API や PowerCLI、各種 SDK を活用したサンプルコードを掲載しているサイトです。

図10  VMware Sample Exchange トップページ

 

他のページと同様に、製品やサービスカテゴリから目的のコードを見つけることができます。キーワードで検索もできるので迷うことはありません。

例えば、VMware Cloud on AWS のカテゴリを選択すると、該当するサンプルコードや SDK が一覧で表示されます(図11)。目的のコードを見つけたらすぐにダウンロードできます。

図11  VMware Cloud on AWS 向け サンプルコードの一覧

 

 

メジャーな言語をサポートする「SDK」

VMware {code} の「SDK」メニューを選択すると、SDK を公開しているページが開きます(図12)。これは、VMware 各種製品とサービスの SDK をまとめて掲載しているサイトです。

SDK については、前述の Dev Center や 各種リファレンスページにも関連する SDK のリンクが掲載されているので、そちらから入手することもできますが、SDK だけを入手する目的であれば、直接このページから探した方が早いかもしれません。

図12  「SDK」のトップページ

 

 

誰でも参加できる「VMware {code} Community」

最後に VMware {code} の「Join {CODE}」メニューを選ぶと、コミュニティの参加画面が開きます。ここから誰でもコミュニティに参加して情報交換できます(図13)。

図13  VMware {code} Community 参加登録ページ

 

コミュニティへの参加には登録が必要ですが、約2万人の登録済みメンバーと様々な情報交換が可能です。サンプルコードなどのディストリビューションも可能なので、是非とも参加してみてください!

 

 

まとめ

インフラの管理をコード化して運用を効率化する動きは、国内でもすでに一般化していると言えるでしょう。是非、VMware {code} の情報をフル活用して現場の業務に役立ててください!

 

 

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