前回の記事をご覧になりたい場合は、以下のリンクからアクセスください。
- 現役VCIがオンデマンド形式でVMware公式トレーニングを受けてみた – (1)《ILTとOn-demand!あなたはどっち派?編》
- 現役VCIがオンデマンド形式でVMware公式トレーニングを受けてみた – (2) 《トレーニングコース用ラボ操作編》
皆様こんにちは、Dell Technologies Education Servicesシニア テクニカルインストラクター
坂井 大和です。
今回の“現役VCIがオンデマンド形式でVMware公式トレーニングを受けてみた“シリーズの
真の目的は、“オンデマンド形式の魅力”を伝えることです。
一般的に語られる利点は勿論、私自身が実際に身をもって感じたことを率直に書かせていただきます。
以降、私坂井が個人的に感じた“オンデマンド式学習の5つのメリット”を具体的にご紹介します。
(個人の意見ですので、受ける人によっては他のメリットや気付きもあることでしょう)
■メリット1:聞き逃した説明を、何度も再生出来る
難しい製品や未知の製品となると、聞き逃してしまう事や、その場では理解が出来ずにもう1回
説明をして欲しいということもあります。
対面式の場合と違い、ビデオの場合は自分の都合で何度でも同じ箇所を再生することが出来ます。
対面式では何度も同じことを講師に尋ねることはちょっと気を使ってしまいますね。
■メリット2:ラボを30日間、しっかり触れる (十分な操作演習時間)
通常の講師対面型5日間コースでは、講義とラボ操作を合算で5日間です。
しかしオンデマンドコースの場合は30日間ラボ操作を行う事が出来ます。もちろんこの期間のラボ進捗
は保存されます。また、通常よりも少し長い期触れますので、ラボ操作実習には無い実験や画面確認
などもゆとりを持って行う事が出来ます。
実際私もvSphere/vSAN/NSXの3種製品をよくコース登壇をしますが、ラボの操作の速さも個人の経験
次第では少々長めにかかってしまう方もおられます。
学びのスタイルもそれぞれですから、じっくり腰を据えて触りたいんだ、という方にはオンデマンド式は
おすすめだと言えます。
■メリット3:任意の順序での学習が可能
人によっては、“自分は vSphere HAに一番興味がある!”といった具合に、特定の機能や特性から
学びたいという人もいるのではないでしょうか。
基本的にコース進行は、機能間の依存性や学びやすさなどを考慮して順序が決定されるものですが、
一定の経験者であれば、いきなり中盤や後半に登場する製品を学ぶことも可能でしょう。
私の場合も、自分が NSX を教える際に“他の人はどうやって教えているのだろう”と思っている所が
何点かあったので優先してそのモジュールを確認して、いち早く自分自身の講義スタイルにそれを
取り入れることに成功しました。
下図にある目次の中から、任意の項目をクリックすることでピンポイントに受講をするレッスンを
選択することが可能です。
■メリット4:ビデオを倍速で再生出来る
最大で通常速度の2倍で再生が可能です。下図赤枠の箇所にスピード調整設定があります。
私の場合は、既に NSX はよく知っている項目も有りましたので、この機能を使って短時間でビデオの
閲覧を終える事が出来ました。逆に速度を遅くする事も可能です。
■メリット5:スキマ時間の活用
働き方改革に続き、学び方改革という感じでしょうか。私の場合は次のスキマ時間を活用しました。
- 起床~出社 早朝に起きて、朝の支度前に受講
- ランチ時間 オフィス内でランチを取る際に受講
- 就寝前 家族が就寝たあとに受講
こちらはランチ取得中に受講する図です。通常ですとありえない状況ですね。とても面白い体験を
しました(笑)
以上が特に私が感じたオンデマンド式ならではのメリットです。
繰り返しますが、これはあくまでも受講をした私個人の意見ですので、皆様をはじめとする他の方
ではまた違った特徴を発見出来るかもしれません。
本記事を通じて、オンデマンドのメリットをご理解頂き、今後の受講スタイルの1つとして皆様に
ご利用を頂ければ幸いです。