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VCP – 別ソリューショントラックでの再認定

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VCP および VCAP (VCIX) の取得パス全体はこちら。

 

すでに VCP をお持ちの場合、再認定 (Re-certification) の方法を使って頂くことで、他の VCP を取得して頂くことが可能です。再認定は現時点で有効な全ての VCP の有効期限を更に 2 年間延長することが可能です。

 

今回は、別ソリューショントラックでの再認定の方法について説明します。

 

別ソリューショントラックの VCP は、必須コースの受講や vSphere Foundation 試験を受けなくとも認定を受けることが可能です。保有している有効な VCP から 1 バーションまたは 2 バージョン上にアップ
グレードすることが可能です。ちなみに 2 バージョンアップグレードは最近追加された再認定方法です。下記が全体的なイメージです。

 

こちらのガイドラインとしては:

  • コース受講と vSphere Foundations 試験をスキップできる
  • 1 バージョンアップグレードは、同ソリューショントラック内で保有している VCP の次のバージョンを認定
  • 2 バージョンアップグレードは、同ソリューショントラック内で保有している VCP の 2 つ次のバージョンを認定
  • 3 バージョン以上のアップグレードは不可
  • 通常の VCP 試験に合格することで再認定が可能、差分試験 (Delta Exam)では不可
  • ダウングレードは可能だが、こちらも 2 バージョン以内であることが必要

 

更に、最近追加された VCP-DW に関連するガイドラインとして:

  • VCP-DCV, DTM, NV, または CMA の資格が VCP6 以上の場合 (VCP6, 6.5, または 7) は、直接 VCP-DW へのアップグレードが可能、 VCP5 以下からは不可
  • VCP-DW のみ保有している場合は、新しく VCP-DCV, DTM, NV, または CMA を取得する場合は、vSphere Foundations 試験 (v6.0 または v6.5) の合格が必要、コース受講は不要、目標の DCV, DTM, NV, または CMA の資格は VCP6 以上であることが必要

 

この方法で新しい VCP 資格を取得しますと、現在保有している VCP 資格も再認定され有効期限が延長されます。

 

もう少し違う例も紹介しますね。

 

下記の図は、VCP4-DT から VCP6-DCV へ再認定する場合です。別ソリューショントラックの場合でも、こちらは 2 バージョン内のアップグレードですので可能ですね。これによって保有している VCP の有効期限も更に 2 年延長されます。通常の VCP 試験を受験して頂きます。差分試験 (Delta Exam) は別ソリューショントラックからの再認定には使用できませんのでご注意ください。

ちなみに、こちらの場合は VCP6.5-DCV への直接アップグレードは不可です。2 バージョンアップグレードを超えてしまっているからですね。

 

下記の図は、VCP5-DCV から VCP7-CMA へ再認定する場合です。こちらは 2 バージョンを超えたアップグレードになってしまっているので、再認定が不可のケースですね。

 

下記の図は、VCP7-CMA から VCP6-DCV へ再認定する場合です。こちらはダウングレードのケースですが、2 バージョン内のアップグレードですので可能ですね。

 

ここから先は、 新しく登場した VCP-DW に関連する例です。

 

下記の図は、VCP6-DCV から VCP-DW へ再認定する場合です。こちらは保有している VCP 資格がバージョン 6 以上ですので再認定が可能です。

 

下記の図は、VCP5-DT から VCP-DW へ再認定する場合です。こちらは保有している VCP 資格がバージョン 5 以下ですので再認定が不可となっています。

 

下記の図は、VCP-DW から VCP6.5-DCV へ再認定する場合です。こちらは再認定は可能ですが、 vSphere Foundation 試験の合格が必要です。その後、VCP 試験への受験となります。コース受講は必須ではありません。また、目標とする VCP は、現在受験可能なバージョン 6 以上となります。

 

それではまた次回!

(上記のパスや要件については、2018 年 7 月現在の情報です。予告なしに変更される場合がありますので、予めご了承ください。)