posted

0 Comments


みなさま、こんにちは。VMware 本田です。
今回のブログでは、VMware Horizon 7 と VMware Horizon Cloudの最新情報をお届けいたします。
昨今、業務用アプリとしてSaaS アプリやモバイル アプリの導入が急速に進んでいますが、かなりの数のWindows をベースとしたレガシー アプリやカスタム アプリが依然として利用されているのが現状です。しかし、Windows 10 の導入とその大量な更新プログラムによって、これらのアプリケーション管理に、今まで以上の時間とコストがかかるようになりました。そこで、特に大規模なデジタル ワークスペース環境における戦略の一環として、このようなレガシー アプリの管理に仮想化テクノロジーが利用されることが多くなってきています。仮想化によって、Web 環境やモバイル環境と同様に、Windows アプリの管理、提供、そして保護ができるようになります。
VMware では、このような Windows ベースのレガシー アプリを費用対効果に優れたシンプルな方法で管理できるよう、引き続きデスクトップおよびアプリケーションの仮想化製品のイノベーションを推進しています。たとえば、VMware Workspace ONE プラットフォームと緊密に連携させることにより、デジタルワークスペースの全体戦略の一環として仮想化テクノロジーを活用いただけるようにしています。また、仮想デスクトップや仮想アプリケーションを、今まで以上に簡単に、オンプレミスだったり、クラウド上、そしてハイブリッド環境に展開いただけるようになります。
さて、前置きはこのくらいにして、本題に入りましょう。既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、米国時間5月7日にHorizon関連の発表がありました。今回のアップデートは、USのEUC Blogで発表されているのですが、日本のEUC Blogでも同様の情報をみなさまにお届けしたいと思います。今回は、主なアップデートは以下の通りです。

  • VMware Cloud on AWS でのHorizon 7サポート
  • Horizon Cloud on Microsoft Azure VDI
  • Horizon ユニバーサルライセンス
  • Horizon 7.5とJMPの機能強化
  • Horizon 7: Extended Service Branch
  • Workspace ONE IntelligenceでのHorizonおよびHorizon Appsサポート(テックプレビュー)

それでは、1つずつ簡単に紹介していきましょう。
VMware Cloud on AWS でのHorizon 7サポート:
既に日本でも記事に取り上げられているのでご存知の方の多いかと思いますが、AWS クラウド上へSDDCを拡張できるVMware Cloud on AWS。今回このVMware Cloud on AWS上でHorizon 7をサポートすることになりました。

VMware Horizon 7 を VMware Cloud on AWS 上に展開することで、オンプレミスの Horizon 7 の実装をクラウド上へ拡張できます。これによって、オンデマンドのキャパシティ、ディザスタ リカバリ、クラウド コロケーションなど、オンプレミスにインフラを追加することなく、さまざまなユースケースに対応することができるようになるのです。一言で言うと、シームレスに統合されたハイブリッド クラウド上から仮想デスクトップと仮想アプリケーションの配信が可能になります。このハイブリッド クラウドの環境は、オンプレミスと AWS インフラをまたいで Cloud Pod Architecture (CPA)を構築することで実現します。また、CPA は複数の AWS のデータセンターをまたいで展開することも可能なので、広く分散された環境にも対応できるのです。さらに、VMware Cloud on AWS上のvSphereとHorizon 7の管理基盤は、オンプレミス版と同様の操作性を提供しているので、ハイブリッド環境全体にわたり効率良く管理することも可能です。
このサービスを利用する方法については、後述の新しい Horizon のサブスクリプション サービスをご参照ください。また、日本での提供開始については、VMware Cloud on AWSの日本での提供開始まだお待ちください。
Horizon Cloud on Microsoft Azure VDI:
2018年2月に Horizon Cloud on Azure の日本での提供開始を発表いたしましたが、この時は RDS ベースのアプリケーションとデスクトップの提供でした。今回の発表では、Windows 10 ベースの仮想デスクトップもサポートされるようになりました。Horizon Cloud on Microsoft Azure では、Azure のインスタンスと Horizon Cloud の提供する制御プレーンを連携させることで、仮想化された Windows アプリケーションとパーシステントおよびノンパーシステントの Windows 10 デスクトップの迅速な提供が可能になります。また、Azure は、必要なキャパシティを時間単位で利用できることから、デスクトップのコストを抑えることもできます。

Workpsace ONE と Horizon の新しいサブスクリプション ライセンス:
今年3月の発表で新しい Workspace ONE Enterprise のサブスクリプション ライセンスの発表をいたしました。この新しいサブスクリプションでは、Workspace ONE の一部としてHorizon 7 Apps やHorizon 7 Desktops をご利用いただけるようになりました。そして今回、新たに Horizon Cloud または Horizon 7 を一律のライセンス費用でご利用いただける Horizon ユニバーサル サブスクリプション ライセンスを発表いたしました。

今回発表しました新しいライセンスにより、VMware Cloud on AWS 上に Horizon 7 を展開する場合、Workspace ONE Enterprise もしくは Workspace ONE Enterprise for VDI のサブスクリプション ライセンスを利用することで、Workspace ONE 導入の一部として Horizon 7 を展開することができます。また、新しいHorizon のユニバーサル サブスクリプション ライセンスを利用して展開していただくことも可能です。
Horizon 7.5とJMPの機能強化:
昨年8月に開催された VMworldで、JMP(Just-in-Time Management プラットフォーム)による迅速でシームレスなデスクトップの配信を実現する技術プレビューが公開されました。ちなみに、JMPをご存知ではない方のために少々ご説明すると、JMPは以下の3つのテクノロジーを組み合わせることで、各ユーザーのニーズにあわせたステートレスなデスクトップを数秒で構築することが可能となります。

  • Instant Clone テクノロジー:可動している親仮想マシンのクローンを高速で作成するテクノロジー
  • VMware App Volumes:ジャストインタイムでのアプリケーションの配信を実現
  • VMware User Environment Manager:ユーザーのパーソナライズ設定、プロファイル設定、ポリシーなどの管理機能を提供

今回発表のあったHorizon 7.5では、上記JMPテクノロジーを1つの共通ワークフローに統合することで、単一のコンソール画面からユーザー ニーズに基づいたデスクトップ OS、アプリケーション、各種設定の選択が可能な仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI)を容易に実現します。また、JMP ワークフローエンジンによって、このワークスペース(デスクトップ OS、アプリケーション、各種設定の組み合わせ)へアクセスするために必要な権限が自動的に付与されるので、驚くほど簡単にワークスペースの変更ができるとともに、Windows 10 やアプリケーションのアップデートとそのテストおよび配布が容易になります。

Horizon 7:Extended Service Branch:
Horizon のバージョンを変更することなく、バグの修正やセキュリティ アップデートを適用したいとのご要望が多くありました。今回、そのようなお客様のニーズに応えるべく、Extended Service Branch (ESB) を提供することになりました。この ESB では、Horizon 7 のコア コンポーネントだけではなく、VMware App Volumes および VMware User Environment Manager にも適用されます。この ESB の詳細については、今後のブログでご紹介する予定です。楽しみにお待ちください。
Workspace ONE IntelligenceでのHorizonおよびHorizon Appsサポート(技術プレビュー):
先日の EUC ブログで Workspace ONE Intelligence を紹介いたしました。この Workspace ONE Intelligence は、デジタルワークスペース全体の詳細情報を活用することで、スマートな統合エンドポイント管理を実現するとともに、デジタルワークスペースのための強力な自動化機能を提供する新しいサービスです。今回、技術プレビューとして、この Workspace ONE Intelligence による Horizon および Horizon Apps のサポートを発表いたしました。この技術プレビューにより、単一の管理画面で、物理エンドポイントと仮想エンドポイント双方の詳細情報の可視化が可能になります。したがって、ユーザー、アプリケーション(仮想アプリケーションを含む)、Windows 10 OS などの状態の包括的な可視化を実現します。また、ルールやアラートを活用することで管理タスク全体を簡素化したり、カスタマイズ可能なダッシュボード経由で仮想アプリを監視することで、セキュリティ、コンプライアンス、ユーザーの使用環境なども改善することができます。

いかがでしたでしょうか。冒頭お話をした通り、Windows ベースのレガシーアプリが今日のエンタープライズ環境から消えることはありません。ただ、ご心配は不要です。VMware は、このようなアプリケーションの管理、提供、保護をこれまで以上に簡素化するためのソリューションを提供しています。そして、デジタルワークスペース戦略の一環として、さまざまなユースケース(ディザスタ リカバリやモバイル ワーカーなど)に適切に対応するための支援を提供しています。
EUC ブログでの Horizon シリーズでは、今回の発表内容に関して、より詳細かつ技術的な情報を発信していく予定にしています。ぜひ、次回のブログもご購読ください。