Horizon

Mirage入門 – ブロックのようにPCのイメージを組み立てる

前回は、VMwareが仮想デスクトップだけでなく物理PC管理ソリューションを手がける理由について、また仮想デスクトップのように物理PCを管理するために必要となるレイヤリングの考え方についてご紹介しました。今回はこの続きとして、レイヤリング管理の実体についてご説明していきたいと思います。
個々のレイヤーの取得方法
VMware Horizon Mirageでは事前準備として、基本レイヤ、アプリケーションレイヤ、ドライバライブラリの3つのレイヤを個別に取得します。それぞれのレイヤの取得方法と使い分けは以下の通りです。
基本レイヤ
全社共通で使用するイメージです。管理者の方は1台の参照マシンを管理頂き、Windowsのパッチや業務アプリケーションなど全社共通となるイメージを作成頂きます。Mirageの管理コンソールから参照マシンのイメージを吸い上げ、ユーザプロファイルや管理対象外とする領域を省いたものを基本レイヤとして取得します。
アプリケーションレイヤ
人や場所に依存する、全社共通で使用しないアプリケーションを個別に管理するために使用します。Mirageの管理コンソールからアプリケーションインストール前後のイメージを吸い上げ、差分をアプリケーションレイヤとして取得します。また、物理PCの機種固有なボタンにおいて必要となるドライバとアプリケーションのセット(OEMアプリケーション)については、アプリケーションレイヤで管理します。ThinAppのパッケージングの流れに似ておりますが、Mirageのアプリケーションレイヤには仮想化の考え方は無く、キャプチャされた差分イメージを元々あったところに正しく戻すだけというところが異なる動作です。
ドライバライブラリ
管理対象の物理PCごとに差分となるドライバをMirage管理コンソールに登録します。登録したドライバにメーカ名、機種名などを紐付け、管理対象の物理PCに対して自動的に登録したドライバが適用されます。

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バラバラに取得したレイヤーを配信する
基本レイヤ、アプリレイヤ、ドライバライブラリの準備が出来たら、後は管理対象の物理PCに対して組み合わせて配信するだけです。物理PCの機種に依存したドライバ、部署に依存するアプリケーションや場所に依存するプリンタドライバ、そして全社で一意となる基本レイヤをまとめて対象の物理PCに配信します。配信されたイメージは一旦Windwos上のテンポラリ領域に保持され、全てのイメージが揃ったところで再起動を機に適用されます。Windowsが持つアプリケーションのDBなどに不整合を発生させないように後処理を実施し、機種に依存するドライバについてはWindows起動後にプラグ・アンド・プレイで適用します。これで作業は終了です。

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Mirageはイメージ配信だけでなく、PCデータのバックアップ・リカバリや、Windwos XPからWindows 7へのマイグレーション自動化など多数の機能を持っています。これまでの延長でPC管理を行うことも出来るかと思いますが、規模に依存しないシンプルな管理を実現するMirageの活用も是非ご検討下さい!

もし実際に触って試して見たい方、VMware 製品をオンラインで扱えるハンズオンラボの中にMirageのコンテンツがあります(HOL-MBL-1309 – Horizon Mirage – Manage Physical Desktops)。こちらにハンズオンラボの詳しい使い方がありますので、是非試してみて下さい。2時間〜3時間程度で一通りのユースケースを試して頂けます!

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