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VMware vRealize Operations Manager (vROps) をパワーアップしよう! パート2

4回目:レポートの活用方法

– Back Number –
#1…最新のV4Hが使いやすくなっている!
#2…ビューの活用方法①
#3…ビューの活用方法②
#4…レポートの活用方法
#5…vRealize Log Insightとの連携

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
今回はレポートの活用方法をご紹介します。レポートを活用するためには、カスタマイズが必要です!!

◆よくあるご質問◆

「レポートの出力期間を変更したい」と質問を受けることがあります。その場合はレポートの元となる「ビュー」の日付範囲を変更します。
レポートは、1つ以上の「ビュー」または「ダッシュボード」、もしくは両方から構成されます。データの表示は「ビュー」または「ダッシュボード」を使用し、レイアウト(配置)や出力形式(PDF/CSV)をレポートの作成ウィザードで指定します。

◆カスタムレポートの作成①◆

既存レポートの出力期間(過去の期間)をデフォルトの30日から特定の2ヶ月間に変更します。
<データタイプの確認>
ここでは、「ホストのCPUデマンドおよび使用量(%)トレンドビューレポート」をカスタムの対象にします。どのビューを元にレポートが構成されているかを確認します。レポートを選択し、「テンプレートの編集」アイコンをクリックします。

edit-report-template

「2.ビューとダッシュボード」の「データタイプ」が表示されます。このレポートは、「ホストのCPUデマンドおよび使用量(%)トレンドビュー」というビューで構成されていることがわかります。

edit-report-template2

<ビュー/レポートの編集>
レポートのデータ表示期間を変更するには、レポートのデータタイプで指定されたビューの日付範囲を変更します。その後、変更したビューに差し替えます。この場合、ビューもレポートもコピーを作成し、変更することをお勧めします。

■ビューの編集
edit-view

■レポートの編集
edit-report
edit-report2

◆レポートの出力◆
レポートのテンプレートを実行し、レポートを出力(ダウンロード)します。
download-report

下図は、日付範囲を変更したレポートをPDFで出力した結果です。「特定の日付範囲」で指定した8月~9月の過去データが表示されています。

display-report

◆カスタムレポートの作成②◆
新規レポートを作成します。前回のBlogで作成したカスタムビューを元にレポートを作成します。
下図は、前回のBlogで作成したカスタムビューです。
custom-view

<レポートの新規作成>
create-report
create-report2

◆まとめ
2つのカスタムレポートの作成方法をご紹介しました。ぜひ活用してみてください!
全体を通したお話となりますが、vROpsに慣れるまでは標準の機能(ダッシュボード/ビュー/レポート)を使用してみてください。vROpsを知る段階で、カスタム機能までを習得しようとすると、「やることがいっぱい」「カスタム機能は難しい」と思ってしまうようです。
まずは、「vROpsで何ができるの?」を知ることから始めてください。その後、カスタム機能を習得するのが理想的です。カスタム機能については、ぜひこちらのBlogをご活用いただけたらと思います。

次回は、vRealize Log Insightとの連携をご紹介します。

nakagawaソフトバンクC&SのサイトでvROpsを使用した仮想化健康診断の事例を紹介しています。ここでは、「vSphere環境を運用管理している方 が何に困っているのか」「その困ったことにパートナーのみなさまがどのようにアプローチされているのか」を載せています。
インタビュー形式で構成しています。ぜひお仕事に役立つ情報を手に入れてください!
voa

VSAN で DR / BCP を実現する VSAN Stretched Cluster !! ~ vSAN stretched clusterとは? ~

第1回 vSAN stretched clusterとは?

img_0284

皆さん、こんにちは。JBCC株式会社の美谷島と申します。

突然ですが、VSAN Stretched Cluster をご存知でしょうか?

先日のvForum 2016 の VSAN Deep Dive セッションでも紹介されていました vSAN stretched Clusterの概要、構築方法などを 今回から4回にわたってご紹介していきたいと思います。

第1回ではvSAN stretched clusterとは?と題してvSAN stretched clusterの概要・メリット、サイジング方法をご紹介します。

弊社では、VMware社のvSphereやHorizonのような仮想化製品のインテグレーションに力を入れています。

その中でも、特に注目したのが ” Software Defined Storage(以下SDS)”です。SDS は一言でいうとソフトウェアでストレージ機能を実装するという技術です。仮想化基盤では可用性を持たせるために共有ストレージ装置が必要となりますが、SDS を導入すれば汎用的なx86サーバだけで共有ストレージ機能を実現できるのが強みです。また、x86サーバを追加するだけで簡単に容量とパフォーマンスを増強することができますので、オンプレミス環境であってもクラウド環境のような柔軟な拡張性が実現できるようなりました。ちなみに SDS は近ごろ大変脚光を浴びている Hyper-Converged Infrastructure のコアテクノロジーでもあります。

現在各社からたくさんの SDS 製品がリリースされておりますが、その中でも VMware 社の vSAN stretched cluster 機能 は BCP 対策も可能な高度な機能を有したストレージです。

私共はこの vSAN stretched cluster に着目して、お客様に新たな選択肢となり得るであろう BCP ソリューションをお届けするためにこれを検証することにしました。

 

vSAN概要

1

まず、stretched clusterを語る前に簡単に vSAN のおさらいをしておきますが、 vSAN は SDS 製品の中でも代表格となる製品です。 従って、 vSAN によって SDS のメリットがもれなく享受でき、その上、各ノードに SSD を配置することで、これをディスクの Read Write の IO のキャッシュとして利用することができパフォーマンス向上も期待できます。さらには、仮想マシン毎に可用性のレベルや QoS をセットすることが可能で、ポリシーベースで柔軟性があるところも他の SDS にはない、非常に大きな強みとなっています。

 

 

vSAN Stretched Cluster概要

ここからが本題となりますが、 Stretched Cluster は通常の vSAN 構成と何が違うのでしょうか。

端的にご説明しますと地理的に離れたサイト間で vSAN が組めるということです。普通に考えれば2サイトにロケーションが分かれればストレージは2つ独立して存在することになるのですが、 Stretched Cluster は2つのサイト間(地理的に離れたサーバ同士)でも1つの共有ストレージとして扱うことができます。

 

2

 

また、災害対策と言うと一般的には Active – Standby 構成となり、災害対策サイト側の機器は普段は稼働することなく、遊んでしまっている状態になってしまい、ちょっと勿体ない構成となってしまいますが vSAN Stretched Cluster は本番サイト、災対サイト 共に Active – Activeで構成できる ことがポイントです。

Active – Active構成にすることで以下のメリットが挙げられます。

 

・災害対策サイト側も Active なのでリソースを有効活用

・ゼロRTO * 1(サイト間でデータは完全同期レプリケーション)

*1 RTO ・・・ Recovery Time Objective

・各サイトにvCenterを配置する必要がなく、本番サイト1つで良い

・本番サイトから災害対策サイトへの切り替え作業が不要

(基本的にL2延伸でサイト間は利用しますので、DNSによるレコード切替、IPアドレス変更といったサイトを切り替える手順を実施する手間が省けます。)

 

シンプルな構成で DR 構成を組みたいといったユーザ様にとってはメリットが大きい構成だと思います。

また、通常の vSANは 同じデータを別ホストにも書き込むことで冗長性を担保していることが特徴ですが、 vSAN Stretched Cluster構成であれば別サイトのホストに可用性のためのデータを書込むことが可能になりますので、サイト障害にも、もちろん データロスなしで対応できます。

 

その他に必要となるコンポーネントとして witness サーバがあります。 Witness サーバとは監視サーバのことであり、サイトの死活監視をしていますので Witness サーバは両サイトとは別のセグメントで立てる必要があります。

vSAN Stretched Cluster 環境では2フォルトドメインまで立てられ、各フォルトドメインに15ホストまで構築可能です。フォルトドメインとは Disk グループで構成される障害の単位になります。

 

vSAN Stretched cluster の要件は以下の通りです。(一般的な vSAN の必要条件はここでは割愛します。)

 

・vSphere 6.0 update1以上

・最適な仮想マシンの挙動を行うためにDRSのアフィニティルールが必要となりますので、エディションはEnterprise Plus以上

・10 Gbps以上のネットワーク帯域(サイト間)

・100 Mbps以上のネットワーク帯域(サイト ー witness間)

・5 msec以下のlatency(サイト間)

・100 msec以下のlatency(サイト ー witness間)

・サイト間はL2接続

・サイト – witness間は L3 接続

 

3

 

既にお気づきかと思いますが、ここで肝となるのがネットワーク(vSANネットワーク)です。

そこで、vSAN ネットワークのサイジング方法をご紹介します。

 

 

サイジング

ここからはサイジングの話となります。まず、CPUやメモリ、 Diskといったサイジングについては通常のvSAN 構成と同様なので以下の VMware 社 川崎様記載のブログを参照ください。

http://blogs.vmware.com/jp-cim/2016/04/vSAN_04.html

 

通常のvSAN構成と違う点としては、片方のサイトが被災した場合も考慮しなければいけないのでCPU、メモリは片方のサイトで賄えるようにサイジングする必要があります。

ネットワークのサイジングについては write のスループットがポイントとなってきます。データを書き込む際の処理の動きは図4の通りとなり、サイト間の vSAN ネットワークが 5msec以内であることが必須要件となります。

データの読み込みは仮想マシンが稼働しているプライマリホスト群から直接読み込みますので別サイトにあるホストにアクセスすることはなく、WAN経由してまでvSANネットワークを使うことはありません。(図5)

 

4

 

5

 

そこで各ホストの write のスループットを算出することで必要となる vSAN ネットワーク帯域が判明できますのでネットワークをサイジングするときは write スループットの算出がお勧めです。

 

※ JBCC社における構成時の参考値

・既存に vSAN を導入している場合

…ESXTOPで算出

・vSphere 環境のみであり、新規に vSAN Stretched Cluster を導入する場合

…既存ストレージの管理画面から取得

 

(例) writeスループット:1 Gbpsの場合

vSAN ネットワーク=1 Gbps ( writeスループット)×1.4(オーバーヘッド)×1.25(障害時に走るtraffic 25 % 込)=1.75 Gbps

 

この場合であれば10 Gbpsの帯域で余裕ですね。

 

以上が vSAN Stretched Clusterの概要、サイジング方法でした。

 

尚、弊社ではストレージのワークロードを分析しお客様環境のIO分析をするストレージクリニックと呼ばれる無償サービスを実施していますのでwriteスループットの算出のみでなく仮想環境のサイジングを実施する際は是非ともご活用ください。

http://www.jbcc.co.jp/products/plan/storage_clinic/index.html

 

ただ、障害時にどのような挙動になるか気になりますよね?

JBCC は日本で最初にvSAN Stretched Clusterをお客様に提案し、ご採用頂きました。

ご採用頂くにあたり私共は、様々な検証をしました。そのときの内容を元に、次回は障害時の挙動に関してご紹介しますので是非ともご確認ください。

 

vSAN Stretched Clusterブログ

第1回 vSAN Stretched Clusterとは?

第2回 障害時の挙動

第3回 構築、運用ポイント

第4回 JBCC推奨構成

 

 

 

VMware vRealize Operations Manager (vROps) をパワーアップしよう! パート2

3回目:ビューの活用方法②

– Back Number –
#1…最新のV4Hが使いやすくなっている!
#2…ビューの活用方法①
#3…ビューの活用方法②
#4…レポートの活用方法
#5…vRealize Log Insightとの連携

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
前回お伝えしましたとおり、今回はカスタムビューの活用方法をご紹介します。

最初に、エディションごとの機能を確認します。

◆エディション◆
カスタム機能を使用するには、「Advanced」エディション以降が必要です。前回ご紹介した標準ビューの機能は、「Standard」エディションから使用できます。

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◆カスタムビュー◆

下図のビューは、「CPU」「メモリ」「データストア」「ネットワーク」の4つのメインリソースのワークロードを調査するために新規作成しました。グラフが少々ひしめき合っていますが、複数リソースの相関関係の確認を前提に構成しました。

main-resource-workload

たとえば、ネットワークI/Oの遅延の原因を調べていたら、CPUの処理性能が原因だったということがあります。複数のリソースを並べたカスタムビューを活用すれば、このような相関関係を確認する場合に最適です!
先のカスタムビューを例に、「CPU」と「ネットワークI/O」の相関関係を調べたい場合は、「メモリ」と「データストアI/O」の凡例(ラベル名)を2回クリックします。そうすることで、調査対象のグラフのみ表示されます。もう一度ラベル名をクリックすれば、グラフは再表示されます。1つのカスタムビューで、表示を切り替えることにより、活用度がぐ~んと上がりますね。

ここからは、カスタムビューの作成手順を確認します。

◆カスタムビューの作成①◆

ナビゲーションパネルの「コンテンツ」ボタンをクリックします。左メニューから「ビュー」をクリックし、ビューの管理画面を表示します。「ビューの作成」ボタンをクリックします。

create-view

先のカスタムビューを例に、新規作成します。5つのステップで完成です!


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◆標準ビューを利用したカスタムビューの作成◆

次は、標準ビューをコピーし、ビューを作成する方法を確認します。この方法は、表示されるデータのみを変更したい場合に適しています。
先にコピー元となるビューを確認します。下図は、「仮想マシンのワークロードデマンドサマリリスト」ビューです。仮想マシンが過去1週間に使用したリソース状況を確認することができます。仮想マシンでワークロードが高い場合、どのリソースが高いワークロードを引き起こしているかを特定することができます。
各リソースは、「5分」間隔でロールアップされ、過去「1週間(7日間)」の「平均値」が表示されます。これらはデフォルトの値です。「ロールアップ間隔」と「日付範囲(期間)」は、この画面のアイコン(赤枠)から都度変更できます。

rollup

◆カスタムビューの作成②◆

デフォルトの平均値を「最新値」に変更するカスタムビューを作成します。最新値を表示したいというご要望はよくあります。
ビューの管理画面で、変更したいビューを選択し、「ビューのクローン作成」アイコンをクリックします。

view-clone

ここでは、「名前」とデータの「変換」の値を変更するだけです!

custom-view-1

他に、何が変更できるのかを確認します。
「ロールアップ間隔」と「日付範囲」は、ビュー画面以外にウィザード内でも変更できます。


custom-view-2
custom-view-3custom-view-4

◆まとめ◆

すべてのビューをながめてみました。ビューでは、さまざまな視点からデータを得られます。そのデータをぜひ活用いただきたいです。
加えてビューは、ダッシュボードやレポートを構成するウィジェットとしても使用できます。ダッシュボードのビュー活用法はこちらのBlogで紹介しています。レポートのビュー活用法は次回のBlogでご紹介します。
実は、「vROpsをパワーアップしよう!」Blogを投稿する前は、カスタムが苦手でした。しかし、Blogを執筆する機会を得たり、ワークショップでエンドユーザー様からのご要望にお応えしたりするうちにすっかりはまってしまいました(笑)。

このBlogから、みなさんの仮想基盤がパワーアップされましたら、うれしい限りです!!

nakagawa

ソフトバンクC&SのサイトでvROpsを使用した仮想化健康診断の事例を紹介しています。ここでは、「vSphere環境を運用管理している方が何に困っているのか」「その困ったことにパートナーのみなさまがどのようにアプローチされているのか」を載せています。
インタビュー形式で構成しています。ぜひお仕事に役立つ情報を手に入れてください!

voa

What’s new in VSAN 6.5?

このトピックについて、さまざまな情報源から多くの情報が確認できると思います。
当然ですが、VMware のテクニカルマーケティングチームから発信される、最新の有益なドキュメントをチェックし、より詳細な情報や公開されているマニュアル等を参照することを強くお勧めします。
しかし、私からも vSphere 6.5 で使用できる新しい vSAN 機能の概要を説明したいと思います。
このバージョンの vSAN は6.5 と呼ばれます。

1. ライセンスに関する変更
まず最初に強調したいのは、vSAN のライセンスに関する大幅な変更です。
ライセンス条件は緩和されており、vSAN Standard ライセンスで All-Flash vSAN クラスタを展開できるようになりました。ですが、この vSAN Standard では重複排除や圧縮などのデータサービスは利用できません。これらのデータサービスを使用するには、より上位のライセンスのエディションが必要になります。

補足:vSAN 6.5 での各エディションと利用できる機能は以下の PDF P4 で確認できます
VMware vSAN 6.5 Licensing Guide

2.  iSCSI サポート
vSAN 6.5 には、vSAN クラスタ上に iSCSI ターゲットと LUN を作成するための新しい機能が追加され、これらの LUN は vSAN の外部で他の用途に使用できます。これは、vSAN クラスタに必要以上のストレージ容量があり、その容量をクラスタ外で利用する場合に便利な機能です。

この新しい機能をどのように利用できるかについては、多数の制限とサポートに関する考慮事項があることに留意ください。たとえば、これらの iSCSI LUN を ESXi ホストに提供することはできません。
本番環境で iSCSI LUN を実稼動させる前に、公式ドキュメントを参照し、出来ること・出来ないことを確認する事を強く推奨します。

3. 2 ホストでの展開における直接接続と 監視トラフィック(witness traffic)の分離
これは、リモートオフィス/ブランチオフィス(ROBO)での利用、もしくは小規模ビジネス(SMB)のユースケースで利用する場合、2台のホストで vSAN を展開することを検討している方にとって非常に興味深い改善です。
VMware は、この構成での 2つの ESXi ホストをネットワークケーブルで直接接続することをサポートし、ESXi ホスト間の物理スイッチが必要ではなくなります。
この拡張機能には、vSAN 監視トラフィックをデータトラフィックから切り離すためのメカニズムが含まれています。つまり、vSAN データトラフィックを直接接続ネットワークに残すことができ、監視トラフィックを別の VMkernel インターフェイス経由で監視ホスト/アプライアンスに送信することができます。繰り返しになりますが、 公開されている情報が豊富に存在し、この新しい構成を展開する方法の詳細がテクニカルマーケティングチームからリリースされます。これにより、2ノードの vSAN 構成を展開するコストが大幅に削減されます。

4. 512eデバイスのサポート
これは多くのお客様が求めていることです。 4K ネイティブデバイスはまだサポートされていませんが、これらの512e (エミュレーション)デバイスのサポートにより、今後はより大容量のデバイスを vSAN で使用できます。

5.  vSAN 用の PowerCLI コマンドレット
多くのお客様が求めているのは、PowerCLI コマンドレットを利用し、さまざまな vSAN タスクをスクリプト化 / 自動化することです。既に公開されたPowerCLIの新バージョン6.5には、vSAN で使用できる新しい PowerCLI コマンドレットもいくつか用意されています。
これらのコマンドレットも以前のバージョンの vSAN と下位互換性があり、以下の VMware Product Interoperability Matrixes  から、PowerCLI 6.5 と、vSAN 6.5, 6.2, 6.0 との互換性を確認できます。
VMware Product Interoperability Matrixes

また、PowerCLI 6.5 は以下より入手できます。
Download VMware PowerCLI 6.5 Release 1
VMware PowerCLI Documentation

vSAN 6.5 の便利な新機能について、皆さまに賛同いただけると確信しています。

原文:What’s new in Virtual SAN 6.5

What’s new in Virtual SAN 6.5

VSAN Cormac Blog 日本語版 Index
http://blogs.vmware.com/jp-cim/2016/03/vsan-index.html

VMware Storage and Availability Business Unitの シニアスタッフエンジニアCormac Horganの個人ブログを翻訳したものになります。vSANの機能に関しては弊社マニュアル 、KBをご確認ください。また本記事は vSAN 6.2 ベースに記載しております。予めご了承ください。

 

vSANのデザインとサイジング - メモリオーバーヘッドに関する考慮点

今週はEMEAで開催されるテックサミットに参加するためベルリンに来ています。このイベントはEMEAのフィールドの皆さんのためのイベントです。私は、vSANのデザインとサイジングを含むいくつかのセッションを担当しました。そのセッションの一部では、トピックとしてvSAN環境でのメモリ消費について取り上げました。過去には、こちらのブログでも触れました通り、ディスクグループ構成によるホストのメモリ要件についてのみお話しをしてきました。例えば、vSANの最大構成時(ホスト毎に最大5つのディスクグループ、各ディスクグループには最大7台のディスクを割り当て可能)には、ホストのメモリを最低でも32GB消費します。しかし、これはvSANのみが消費するのではなく、ワークロードを実行するために消費されるのかもしれません。その値は構成の上限としてお考えください。上の過去のブログで触れたように、もしホストが32GB以下のメモリしか搭載していない場合は、ホスト上で作成されるディスクグループの数を減らす必要があります。
私の知っている限り、何がvSANクラスタ上のメモリ消費の一因となるのかについて、情報として共有されていませんでした。このブログで、その部分について説明をしていきたいと思います。

[Update] KB2113954でも、vSAN環境でのメモリ消費について触れられています。

vSAN環境のメモリ消費を理解するために、以下の方程式が使われます。

equation

BaseConsumption:ESXiホスト毎で、vSANによって消費される固定のメモリ量。この値は現在は3GBです。このメモリは、vSANのディレクトリ情報、ホスト毎のメタデータ、メモリキャッシュを格納するために使われます。vSANクラスタが16ノードを超える場合は、BaseConsumptionの値は300MB増えて、3.3GBとなります。

NumDiskGroups:ホスト毎のディスクグループ数。1から5の範囲で設定可能です。

・DiskGroupBaseConsumption:ホストの個々のディスクグループによって消費される固定のメモリ量。この値は現在500MBです。このメモリは、主にディスクグループ毎の操作の際に使われます。

・SSDMemOverheadPerGB:SSDの各GB毎に割り当てられた固定のメモリ量。この値は現在はハイブリッド環境では2MB、オールフラッシュ環境では7MBとなっています。このメモリの大部分は、ライトバッファやリードキャッシュ用途として使われるSSD内のブロックのトラックを保持するために使われます。

・SSDSize:SSDのサイズ(GB)

注意:これらの値はvSAN 6.0,6.1,6.2を前提としています(KB2113954参照)。将来バージョンで変更される可能性があります。

それではいくつかのシナリオに沿ってメモリ消費について理解を深めていきましょう。

シナリオ1
各ホストで32GB以上のメモリを搭載、vSANクラスタを構成するホスト数は16台以下、SSDのサイズが400GB。

例1
ホスト毎に1つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example1

例2
ホスト毎に3つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example2

例3
ホスト毎に1つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example3

例4
ホスト毎に3つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example4

シナリオ2
各ホストで32GB以上のメモリを搭載、vSANクラスタを構成するホスト数は16台以上、SSDのサイズは600GB。
vSANクラスタが16台を超える場合は、BaseConsumptionは300MB増えてトータル3.3GB。

例5
ホスト毎に1つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example5

例6
ホスト毎に3つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example6

例7
ホスト毎に1つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example7

例8
ホスト毎に3つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example8

シナリオ3
各ホストで32GB以下のメモリを搭載。32GBよりも少ないため、メモリの消費量は公式(SystemMemory/32)に従って直線的に減少します。SystemMemory(GB)とは、システムに搭載されるメモリの搭載量です。よって、システム搭載メモリが16GBの場合、メモリ消費量は公式から”1/2”となります。システム搭載メモリが8GBの場合、”1/4”まで減少します。

各ホストの搭載メモリが16GB、vSANクラスタを構成するホスト数は16台以下、SSDのサイズが400GBという前提で考えましょう。

例9
ホスト毎に1つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example9

例10
ホスト毎に3つのディスクグループ、ハイブリッド構成

example10

例11
ホスト毎に1つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example11

例12
ホスト毎に3つのディスクグループ、オールフラッシュ構成

example12

vSAN構成におけるメモリ消費量について、いくつかの例をもとにまとめてきました。このようにして、vSANのメモリオーバーヘッドを算出することができます。特に考慮すべき点は、以下の通りです。

・ホストのメモリ搭載量が32GB以下の場合には、vSANはメモリ消費を抑制します
・16ノードを超えるvSANクラスタ環境では、追加でメモリを消費します
・オールフラッシュ構成では、ハイブリッド構成と比べて追加でメモリを消費します

PowerCLI 6.5 Release 1 and vSAN

powercli

今朝、私が最初に見たメールは、私の仲間の Alan Renouf からのも のでした。
Alan は、API、SDK、CLI、および Automation Frameworks (Alan 昇進おめでとう)の製品ラインマネージャーです。
このリリースでは多くの改良点があり、多くの賛辞は PowerCLI チームに送られなければなりません。
vSAN の観点からも、この PowerCLI の改良は素晴らしいものです。
補足
PowerCLI  のこれらの新機能を活用するために vSAN 6.5 にアップグレードする必要はありません。
このバージョンの PowerCLI は、vSAN 6.2 および 6.0 でも動作します。

Alan 曰く、
「今回のリリースでは、PowerCLI ストレージモジュールに大きな焦点が当てられています。 vSAN、仮想ボリューム(VVols)、および仮想ディスクの処理に関して多くの機能が追加されています。 vSAN コマンドレットは、vSAN クラスタのライフサイクル全体に焦点を当てた12個以上のコマンドレットに強化されています。 新しい PowerCLI を用いて、テストの実行や vSAN HCL データベースの更新だけではなく、vSAN クラスタ作成プロセス全体を自動化することができます」

vSAN コマンドレットの一覧を次に示します。

  • Get-VsanClusterConfiguration
  • Get-VsanDisk
  • Get-VsanDiskGroup
  • Get-VsanFaultDomain
  • Get-VsanResyncingComponent
  • Get-VsanSpaceUsage
  • New-VsanDisk
  • New-VsanDiskGroup
  • New-VsanFaultDomain
  • Remove-VsanDisk
  • Remove-VsanDiskGroup
  • Remove-VsanFaultDomain
  • Set-VsanClusterConfiguration
  • Set-VsanFaultDomain
  • Test-VsanClusterHealth
  • Test-VsanNetworkPerformance
  • Test-VsanStoragePerformance
  • Test-VsanVMCreation
  • Update-VsanHclDatabase

この記事中で私は vSAN 固有の項目だけを強調していますが、Alan が言及するように、VMDK の管理や、Storage Policy Based Management(SPBM) や VVols の新しいコマンドレットなど、他のストレージ領域でも機能が強化されています。

VMware PowerCLI 6.5 Release 1 での変更点の詳細については、(新機能、改善点、bug fix、セキュリティ強化点、廃止予定の機能など) VMware PowerCLI Change Log を参照してください。
特定の機能の詳細内容については、「VMware PowerCLI 6.5 Release 1 User’s Guide」 を参照してください。
特定のコマンドレットの詳細内容については、「VMware PowerCLI 6.5 Release 1 Cmdlet Reference」を参照してください。
ここから PowerCLI 6.5 Release 1 を見つけることが出来ます。 すぐに入手ください!

原文:PowerCLI 6.5 Release 1 and vSAN
http://cormachogan.com/2016/11/18/powercli-6-5-release-1-vsan/
vSAN Cormac Blog 日本語版 Index
http://blogs.vmware.com/jp-cim/2016/03/vsan-index.html

VMware Storage and Availability Business Unit の シニアスタッフエンジニア Cormac Horgan の個人ブログを翻訳したものになります。vSAN の機能に関しては弊社マニュアル 、KB をご確認ください。また本記事は vSAN 6.2 ベースに記載しております。予めご了承ください。

VMware NSX for vSphereへの移行

3回目:VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー

-Back Number-
#1_ vCloud Networking and Security (vCNS) の販売終了
#2_Deep Securityを実装するためのNSX
#3_ VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
今回は、「vShield Endpoint(vCNS)からNSX for vShield Endpointへのアップグレード手順をご紹介します。このBlogでは簡単な手順を共有します。詳細な手順をお知りになりたい方は、この後ご紹介するURLから入手ください。

◆構成図◆
今回の手順は、下図の構成で環境を構築しています。赤点線枠のコンポーネントをアップグレードします。vSphere 6.0環境下で、NSX for vShield Endpointへ移行します。
今後、vSphere 5.5 U1 + View 5.3 + Deep Security 9.5環境下からのアップグレード手順もご紹介する予定です。
env

◆アップグレード手順◆
次の11ステップを進めます。
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◆詳細手順◆
<アップグレード手順>
詳細手順を入手されたい方は、こちらにアクセスください。
http://campaign.vmware.com/imgs/apac/jp_dwn/PDF/techresources/20161206_NSXforvShield_Upgrade_Guide.pdf?elqTrackId=0d6a8486773f458c87c7f923b4e16016&elqaid=979&elqat=2

<新規手順>
「NSX for vShield EndpointおよびDeep Securityの新規構築」手順も準備しました。
こちらから入手ください。
http://campaign.vmware.com/imgs/apac/jp_dwn/PDF/techresources/Tips_NSX6.2.4_DS9.6SP1_PoC_20161121.pdf?elqTrackId=0d6a8486773f458c87c7f923b4e16016&elqaid=979&elqat=2

◆まとめ◆

今回のBlogでは、vSphere 6.0環境でのアップグレード手順を共有いたしました。vSphere 6.0環境をご使用のエンドユーザー様は、こちらの手順を参考にアップグレードの計画を進めていただけましたらと思います。
最後に、仮想スイッチについて補足します。NSX for vShield Endpointは、標準スイッチ(vSS)での動作をサポートしています。今回の環境は標準スイッチを構成しています。他の3つの有償エディション(Standard/Advanced/Enterprise)では、分散スイッチ(vDS)のみのサポートになります。標準スイッチはサポートされません。仮想デスクトップ環境は、より多くのESXiホストで構築されています。複数のESXiホストで構成されたクラスタ環境において、分散スイッチのメリットを享受できます。こちらのBlogで、あらためて分散スイッチの活用方法についてご紹介したいと考えています。現在標準スイッチで仮想デスクトップ環境を構築されていらっしゃる場合は、分散スイッチのメリットをご認識いただけましたら幸いです。

nakagawa

VSAN Cormac Blog ~ vSAN 6.2 キャパシティ ビュー

vSAN Cormac Blog ~ vSAN 6.2 キャパシティ ビュー ~ 

 

vSAN 6.2 の新機能の中でも、特に重複排除や圧縮のような容量効率化の機能に注目している方も多いかと思います。
この機能の他にも、新しく バージョン3になった オン ディスクフォーマット と新しいソフトウェアチェックサム機能があります。
これらの機能はキャパシティのオーバーヘッドをもたらしますが、vSAN 6.2 で導入された新しいストレージビューにより、管理者によるストレージ消費の追跡を容易にしています。

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まず最初にキャパシティ オーバービューに焦点をあてた場合、vSAN データストアの全体サイズを見ることができます。 (上記の画面では 59.43 TB あります。)

併せて、重複排除と圧縮のオーバーヘッドも確認することができますが、更にファイルシステムのオーバーヘッドやチェックサムのオーバーヘッドを確認したい場合は、画面下部の使用量の内訳で詳細を表示することができます。

使用済み合計 – vSAN データストア上で、物理的にどれくらいのデータが書き込まれているのか (論理サイズとは対照的)を表しています。

これは、データストア上に存在することができる仮想ディスク、 仮想マシンのホームオブジェクト、スワップオブジェクト、パフォーマンス管理オブジェクトおよびその他の項目の組み合わせです。

 

その他の項目とは、例えば ISOイメージ、未登録の仮想マシン、またはテンプレートなどがあります。 画面下部の使用容量内訳の仮想マシンオブジェクトに表示されている値は、オブジェクトの種類ごとにグループ化されたときに、関連する使用量、重複排除と圧縮前の値かが計算されています。

重複排除と圧縮を行った後に、オブジェクトがどのくらいのスペースを消費しているかを確認するための情報は、この時点ではありません。

しかし、これらのスペース効率の機能によって保存されている領域の量が確認できないということではありません。

 

画面右上のデデュープと圧縮の概要は、スペースの節約とデデュープ (重複排除) 率がどれくらい達成しているのかを確認できるのと同様に、管理者が vSAN 上のスペース効率化の機能を無効にして重複排除と圧縮されたオブジェクトを再膨張させたい場合に有効な情報となる場合があります。

展開されている仮想マシンがより類似のものであれば、容量の節約率は高くなります。ここでは、数百の仮想マシンを展開している例です。いかがでしょうか?

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これは、重複排除と圧縮を使用しないで現在のワークロードを展開した場合、11TBほどが必要になることを意味しています。 重複排除と圧縮機能を使用することで、400GB程度まで削減されました。

留意点は、「使用前 (Used Before)」の値は、レプリカ(RAID-1)とパリティ(RAID-5/6)の値も含まれることです。これは、データタイプのグループを反転させることで、すぐに確認することができます。

これで、重複排除と圧縮を無効にして、仮想マシンをもとのサイズに再膨張させた場合に必要とされる容量を確認することができます。

上記のような操作を計画している場合、この画面を参照し、利用可能な十分な容量があることを確認してください。

 

続いて、キャパシティビューの中で表示されているオブジェクトの説明です。

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・オブジェクトタイプのグループ

 

パフォーマンス管理オブジェクト

パフォーマンスサービスが有効になっている場合、パフォーマンス・メトリックを格納するために作られたオブジェクトによって消費される容量

 

ファイルシステムのオーバーヘッド

重複排除、圧縮やチェックサムのオーバーヘッドに起因しない、容量のドライブ上のファイルシステム(VirstoFS)に取り込まれた任意のオーバーヘッド 。

重複排除と圧縮が有効になっている場合、ファイルシステムのオーバーヘッドは、 vSANデータストアの論理サイズの増加を反映して10倍に増加されます。

 

デデュープおよび圧縮のオーバーヘッド

重複排除と圧縮の効果を得るため、オーバーヘッドが発生します。これは、重複排除や圧縮のために必要なマッピングテーブル、ハッシュテーブル、そして他のメカニズムに関連付けられたものが含まれます。

チェックサムのオーバーヘッド

すべてのチェックサムを格納するオーバーヘッドです。重複排除と圧縮が有効になっている場合、チェックサムのオーバーヘッドは、 vSANデータストアの論理サイズの増加を反映して10倍に増加されます。

 

vSANデータストア上に仮想マシンやテンプレートを展開している場合は、より多くのオブジェクトが表示されます。

 

仮想ディスク

vSAN上に存在する仮想マシンディスク (VMDK)のオブジェクトによって消費される容量

 

仮想マシン ホーム オブジェクト

vSANデータストア上に存在する、VMホームの名前空間オブジェクト(仮想マシンファイルを含む)によって消費される容量

 

スワップ オブジェクト

vSANデータストア上に存在する仮想マシンのスワップ領域によって消費される容量。

 

Vmem オブジェクト

仮想マシンのスナップショット取得時に作成されるメモリオブジェクトによって消費される容量。これは仮想マシンバ ージョン10以上をつかっているときのみ表示されます。

 

 

その他

仮想マシンテンプレート、登録されていない仮想マシン、仮想マシンに関連付けられていないスタンドアローンのVMDK、手動で作成 されたvSANオブジェクト、手動で作成されたISOを保存しているディレクトリによって消費される容量。

次は、別のビューであるデータタイプを掘り下げてみてみましょう。

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データタイプのグループ

プライマリ 仮想マシン データ

VMホームの名前空間、VMスワップとVMDKオブジェクトを含む、仮想マシンによって消費される容量

 

Virtual SAN オーバーヘッド[レプリカ・監視・RAID 5 コンポーネントなど]

レプリカや 監視 (Witness )、Raid 5 / 6 のパリティやその他のデータによって消費される容量。

 

一時的なオーバーヘッド

オブジェクトの移動や再構成によって、一時的に消費される容量。

 

使用済み予約超過仮想マシン

重複排除と圧縮が有効にされていない場合は、画面上のキャパシティの概要部分に表示されます。このフィールドは 「使用済み – 予約超過仮想マシン」と呼ばれます。

 

オブジェクト・スペース・リザベーション (OSR) を使用することを決めたら、このフィールドによりどのくらいのスペースが予約されるのかを確認することができます。この値が高い場合、オブジェクトスペースリザベーションの値を減らし、このスペースの一部を他の用途に再利用する価値があるか、再検討する必要があります

 

重複排除と圧縮を有効にしている場合、オブジェクト領域の予約は0%または100%に設定する必要がありま す。(これら以外の中間値を設定することはできません。)

容量の消費のされ方や重複排除/圧縮がどのように動作しているかを確認するフィールドです。

容量の観点から他の情報も項目として必要である・有用であるというご要望がある場合は、私までお知らせくださいませ。プロダクトマネージャーやエンジニアにフィードバック致します

原文  VSAN 6.2 Part 7 – Capacity Views 

(http://cormachogan.com/2016/02/25/vsan-6-2-part-7-capacity-views/)

VMware Storage and Availability Business Unitの シニアスタッフエンジニアCormac Horganの個人ブログを翻訳したものになります。vSANの詳細に関しては弊社マニュアル 、KBをご確認ください。また本記事はvSAN 6.2ベースに記載しております。予めご了承ください

 

vSAN に特化した vRealize Loginsight コンテンツパック

loginsight-logo vSAN ユーザの皆様へ重要なお知らせがあります。vSAN に特化した、Log Insight のコンテンツパックが新しくリリースされました。vSAN ユーザの皆さまの中は、 Log Insight をご存知ではない方もおられると思いますが、 Log Insight は様々なログの集約と、ログの分析を通じて、ログ管理の効率化・自動化を行います。この製品により、管理者は大容量のログを分析することや、非構造化データ(各種のログ)をすばやく解析し、GUI ベースの扱いやすいインターフェースを通じてインタラクティブでリアルタイムな検索や分析を行えます。

vSAN 用の新しいコンテンツパックは、vSAN の為のダッシュボードを用意しており、vSAN コンテンツパックを利用することで、vSAN の様々なログへの深い知識と洞察力を提供します。コンテンツパックは、様々なダッシュボード、クエリとアラートが含まれており、vSAN 管理者に優れた診断機能とトラブルシューティングを提供します。

Log Insight 用の他のコンテンツパックをインストールした方法・手順と同じようにインストールできます。

その前に、以下のように vSAN Cluster を管理している vCenter を管理下にします。

li-vc-1

コンテンツパックのインストールが完了すると、”VMware – vSAN” ダッシュボードが利用可能となります。

li-vsan-dash-2

vSAN 管理に特化した新しい項目を確認する為に、”VMware – vSAN” をクリックします。

li-vsan-dash3

ご覧通り、 vSAN に関して様々な観点で調べることができます。 Log Insight には、 vSAN 環境で発生している各種エラーや、問題が上がってきます。そのため、特に問題が発生していない場合、多くのレポートは空になります。

ここで、 vSAN 環境で収集された Log Insight の例を示します。

li-vsan-obj-config-create-4-new

上記のスクリーンショットは、vSAN オブジェクトの作成に関連するイベント群を表示しています。

下記のスクリーンショットでは、各対象の負荷 (congestion) と特定のデバイスの待ち時間 (device latency) が確認できます。

この環境では、過去24時間の内、一部の時間帯で平均デバイス待ち時間が上昇していることがわかります。ここでも、拡大するにはスクリーンショットをクリックしてください。

li-congestion-latency-5-new

いくつかのデバイスに遅延の問題が発生している、という事実がわかりましたが、それは何を示しているのでしょうか。 “i” のアイコンをクリックすると、そのイベントの詳細情報を確認できます。

また、より多くの情報を持つ VMware KB へのリンクを提供する場合もあります。

li-vsan-latency-kb-link-6-new

簡単ではございますが、vSAN 環境のログ管理を効率化する方法をご説明しました。
ご確認いただいたように、Log Insight は vSAN 環境を管理しているユーザ様にとって問題発生時の切り分け、問題発生箇所の分析などで有益な機能を提供します。

もし、すでに Log Insight を使用されており、 vSAN 環境をお持ちでしたら、このコンテンツパックの導入・テストを強く推奨いたします。また、Log Insight は vRealize Operations Manager にも連携され、vSphere 全体の管理性が向上されます。 Log Insight の使用を是非ご検討ください。

vSAN 用のコンテンツパックは VMware Solutions Exchange から見つけることができます。

原文:A new vRealize Log Insight Content Pack for VSAN
http://cormachogan.com/2015/12/03/a-new-vrealize-pack-for-vsan/
VSAN Cormac Blog 日本語版 Index
http://blogs.vmware.com/jp-cim/2016/03/vsan-index.html

VMware Storage and Availability Business Unitの シニアスタッフエンジニアCormac Horganの個人ブログを翻訳したものになります。VSANの機能に関しては弊社マニュアル 、KBをご確認ください。また本記事は vSAN 6.2 ベースに記載しております。予めご了承ください。

VSAN Cormac Blog ~ VSAN6.1 新機能 – 問題のあるディスクの取り扱い ~

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、VMware Virtual SAN 6.1 リリースノートに下記の項目が追加されています。

Virtual SAN は、ソリッド ステート ドライブと磁気ディスク ドライブの健全性を監視し、健全でないデバイスをアンマウントしてそれらのデバイスを事前に分離します。また、Virtual SAN ディスクの段階的な障害を検出し、影響を受けるホストと Virtual SAN クラスタ全体で輻輳の状態になる前にそのデバイスを分離します。アラームは、健全でないデバイスが検出されたときと、健全でないデバイスが自動的にマウント解除された場合にイベントが生成されたときに、各ホストから生成されます。

この記事では、このすばらしい新機能に関するより多くの情報をご紹介する事が目的です。

 

歴史

まずdisk-failure-150x150はこの機能が必要となる背景をご紹介します。
我々はSSDや磁気ディスクドライブの不健全な動作が引き起こす問題に関していくつかの問合せを受けていました。
あるケースでは、ディスクから多くのエラーが報告されているにもかかわらず、故障には至っていませんでした。
最終的にこの1本のディスクにより、クラスタ全体のパフォーマンスの低下を引き起こしていました。

この新機能で実装された監視機構により、これらの不健全なディスクを未然に切り離し、クラスタ全体に影響を与えない事が可能となります。

この機能では、SSDもしくは磁気ディスクドライブで、長期間にわたり大幅な処理の遅延が発生していないかを探します。
VSANは特定のデバイスで長期間にわたる大幅な処理の遅延が確認されると、遅延デバイスがキャパシティデバイスの場合はディスクをアンマウントし、遅延デバイスがキャッシュデバイスの場合は、キャッシュデバイスが所属するディスクグループをアンマウントします。
対象のディスクもしくはディスクグループは”Absent”としてマークされ、CLOMD(Cluster Level Object Manager Daemon) タイマーの期限が切れると、クラスタの他の領域でコンポーネントのリビルドが行われます。

この動作により、一つの健全でないドライブによる影響を受けずに、仮想マシンのパフォーマンスが保たれます。

 

検出

VSANがこの処理をdisk-error-detect-150x150行った場合に、管理者/オペレーターはどのようにして知ることができるでしょうか?

さて、この問題が起こった場合、VOBs (VMware Observations)はさまざまなイベントをあげます。
例えば、VSAN Diskへの読込み時に、SSDもしくは磁気ディスクドライブのアンマウントにつながるような、閾値を超過する読込み遅延が発生した場合、下記のいずれかのメッセージが生成されます。

 


  • WARNING – READ Average latency on VSAN device %s is %d ms an higher than threshold value %d ms.
  • WARNING – READ Average Latency on VSAN device %s has exceeded threshold value %d ms %d times.

キャッシュデバイスもしくキャパシティデバイスのアンマウントにつながるような、閾値を超過する書込み遅延が発生した場合は、下記のいずれかのメッセージが生成されます。


  • WARNING – WRITE Average latency on VSAN device %s is %d ms an higher than threshold value %d ms.
  • WARNING – WRITE Average Latency on VSAN device %s has exceeded threshold value %d ms %d times.

繰り返しになりますが、対象のデバイスがキャッシュデバイスの場合はディスクグループへの影響があります。

読込み遅延の警告閾値を超過したため、下記のVOBメッセージが生成されます。


  • WARNING – Half-life READ Average Latency on VSAN device %s is %d and is higher than threshold value %d ms.

 

書込み遅延の警告閾値を超過したため、下記のVOBメッセージが生成されます。


  • WARNING – Half-life WRITE Average Latency on VSAN device %s is %d and is higher than threshold value %d ms.

 

トリガー / 閾値

トリガーとなる閾値は50msです。下記は、実際のホストのSSDで読み込み遅延を検知した場合のイベントの例です。


2015-09-15T02:21:27.270Z cpu8:89341)VSAN Device Monitor: WARNING – READ Average Latency on VSAN device naa.6842b2b006600b001a6b7e5a0582e09a has exceeded threshold value 50 ms 1 times.
2015-09-15T02:21:27.570Z cpu5:89352)VSAN Device Monitor: Unmounting VSAN diskgroup naa.6842b2b006600b001a6b7e5a0582e09a


 

ホーム・ラボユーザへの注意事項

VSANはエンタープライズクラスのHcautionCI(ハイパーコンバージド インフラストラクチャ)システムです。我々はミッションクリティカルなビジネス環境で必要とされるワークロードを、VSAN上で稼動させることをサポートします。

我々はデバイス、コントローラ、ドライバー、ファームウェアに関しての広範囲なHCL(ハードウェア互換性ガイド)をもっています。HCLから選択されたデバイスは、健全な場合にこのような大幅な遅延が発生する事はありません。HCLから選択されたデバイスでは、健全でないデバイスのみがこのような挙動を示すはずです。

しかしながら、我々は多くの顧客、パートナー、従業員がHCL以外のデバイスを使用してラボを運用していることを理解しています。この機能はVSAN6.1で有効となっているため、ラボの環境でコンシューマ向けのデバイスを使用している場合、大幅な遅延が発生し、この制限に該当した場合にデータストアをアンマウントする可能性があります。

この状況を回避するために、ディスクグループのアンマウントを防ぐ2個のパラメータが用意されています。


  • VSAN Device Monitoringの無効化:
    # esxcli system settings advanced set -o /LSOM/VSANDeviceMonitoring -i 0     ← デフォルトは “1” です

- もしくは -

  • VSAN Slow Device Unmounting 機能の無効化:
    # esxcli system settings advanced set -o /LSOM/lsomSlowDeviceUnmount -i 0     ← デフォルトは “1” です

ラボ環境では仮想マシンの稼動前や、データがホスト間で移動するメンテナンスモードタイプの操作を行う前に、すぐにこの機能を無効化したほうが良いかもしれません。これはラボの環境をVSAN 6.1 (vSphere 6.0u1)へアップデートする事を計画している場合も同様となります。

詳細は公式ドキュメントとしてKB2132079に記載されています。

 

最後に

この監視機構はVSANにとって素晴らしい機能拡張となりました。

これまで1本の不健全なデバイスが、VSANクラスタ全体への影響を引き起こしていた問題に対して、この機能により、デバイスの切り離し処理が適切におこなえる様になったため、この種類の問題による影響を軽減する事ができるようになっています。

 


原文: VSAN 6.1 New Feature – Handling of Problematic Disks

VMware Storage and Availability Business Unitの シニアスタッフエンジニアCormac Horganの個人ブログを翻訳したものになります。VSANの詳細に関しては弊社マニュアル 、KBをご確認ください。また本記事は VSAN 6.1ベースに記載しております。予めご了承ください