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タグ別アーカイブ: vCenter Server 5.5

vCenterで確認できるメモリ情報の見方について

仮想環境を運用する上で、メモリの利用状況の確認は非常に重要な情報の1つとります。
今回は、VMware® vCenter Server™(以下vCenter)から確認できるメモリ情報の見方をご紹介したいと思います。

vCenterでは、以下の3つの画面でメモリの状況を確認することができます。

  1. 仮想マシンのハードウェア
  2. ホストメモリ
  3. ゲストメモリ

最初に、仮想マシンのハードウェアで確認できる値を紹介します。

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図1.仮想マシンハードウェア

図1で確認できる通り、「仮想マシンハードウェア」の画面で表示される、メモリに関する情報は以下のように表示されています。

  • メモリ使用率:2048MB、266MB使用
  • ホストオーバヘッド:41MB

メモリ使用率で表示される、最初の値(2048MB)は、仮想マシンを作成した際にメモリとして設定をした値となります。

次に、XXXMB使用(266MB)の部分は、以前のC#クライアントでは「アクティブなゲストメモリ」と表示されていた項目となっており、仮想マシンが活発に利用しているメモリを、一定期間の内部統計値より計算しています。

ホストのオーバーヘッド(41MB)は、仮想マシンをパワーオンするために必要なオーバーヘッド メモリの量となっており、内部的にはページ・テーブルなどの情報を含んでいます。
見積に関してはマニュアルを参照ください。(仮想マシン上のオーバーヘッド メモリ

 

次に、「監視」タブの「リソース割り当て」で確認できる情報を紹介します。
ここではメモリ情報として「ホストメモリ」と「ゲストメモリ」の2つのポートレットで情報の確認が可能です。
スクリーンショット 2014-04-10 10.36.58

まずは、ホストメモリからご紹介します。
ホストメモリで確認できる情報は、ESXi で消費していると認識しているメモリ量を表します。

スクリーンショット 2014-04-09 13.20.56
図2 ホストメモリ

図2にある通り、メモリに関する情報は以下のように表示されています。
消費:1.83GB、オーバーヘッド:41.00MB、予約、制限、構成済み:2GB、シェア、割り当て最低限度:854.00MB、オーバーヘッド予約:37.87MBの項目があります。

消費(1.83GB)とはホストの物理メモリを仮想マシンが消費しているメモリ量となります。

つまり、今回の例では2GBの割り当てたメモリの内、1.83GBメモリが消費されているということになります。

この項目の注意点として、パフォーマンスタブのメモリ項目の「消費」とは違う点です。

こちらの消費は、オーバーヘッドを含みますが、パフォーマンスタブのメモリ項目の「消費」はオーバーヘッドを含みません。

オーバーヘッド(41.00MB)は、前項で紹介したとおり、仮想マシンをパワーオンするために必要なメモリオーバーヘッドとなっております。「ホストのオーバーヘッド」と同じ値となります。

構成済み(2.00GB)は、前項で紹介したとおり、仮想マシンを作成した際のメモリとして設定をした値となります。
メモリ「使用率」の最初の値と同じ値となります。

割り当て最低限度(854.00MB)は、すべての仮想マシンが割り当てられたリソースを全て消費した場合、該当の仮想マシンに割り当てることができるメモリ量となります。
重度なオーバーコミットが発生した場合、この値に基づいてメモリの確保を行います。
オーバーコミットをしている環境では、注意して確認すべき値の1つとなります。

オーバーヘッド予約(37.87MB)は仮想化オーバーヘッド用に予約されているメモリの量となります。

 

最後に、ゲストメモリについて紹介します
ゲストメモリとはゲスト OS で消費していると認識しているメモリ量を表します。

スクリーンショット 2014-04-09 14.46.46
図3 ゲストメモリ

図3にある通り、メモリに関する情報は以下のように表示されています。
有効なゲストメモリ:266.00MB、プライベート:1.73GB、共有:251.00MB、バルーン済み:0.00B、圧縮済み:440.32KB、スワップ済み:23.00MB、未アクセス:583.68KBの項目があります。

有効なゲストメモリ(266.00MB)は、前項で紹介したとおり、実際に読み書きを行っている(物理メモリにタッチしている)メモリの値を、一定期間の内部統計値より計算しています。
メモリ「使用率」の2つ目の値の「XXXMB使」と同じ値になります。

プライベート(1.73GB)とは、仮想マシンが物理メモリとしてバッキングされている容量を表します。
今回の例では1.73GBは物理的にメモリが確保されています。

共有、バルーン済み、圧縮済み、スワップ済みに関しては、マニュアルを参照ください。今回は説明を省略させていただきます。

未アクセス(583.68KB)とは、ゲストにより参照されないメモリの量となります。

 

今まで紹介した各値は、下図のようにあらわされます。

Image1

vCneter上で確認できるメモリ情報は仮想環境を運用するうえで、有用な情報が多く含まれています。
まずは、こちらの内容を確認後、さらに詳細な調査が必要な場合はメトリック情報を、各種ツールでの取得をして下さい。

例えばvCenter Operations Managerなどを利用すると、仮想基盤の様々な情報を判りやすく取得することが可能となります。

今回は、オンラインハンズオンラボをより便利に利用するテクニックついて記載します。
ラボの登録がまだの方は、こちらを参照しアカウント作成をお願いします。

テクニック1:マニュアルやコンソールの表示位置を変更
下記の画面キャプチャの通り、アイコンを操作することでコンソールやマニュアルの表示位置を自由自在に移動する事ができます。ディスプレイの画面サイズが小さい場合には特に有効です。

テクニック2:マニュアルを外部デバイスに表示
下記の画面キャプチャの通り、”SPLIT SCREEN” をクリックすると、外部デバイス(タブレット端末など)にマニュアルのみを表示する2次元バーコード及びURLが表示されます。マニュアルを表示させたいデバイスで、2次元バーコードをスキャンするか、表示されたURLに直接アクセスすることで表示されます。これを利用することでディスプレイを全画面で占有でき、オペレーションしやすくなります。

テクニック3:目次の利用
下記の画面キャプチャの通り、目次を利用することで、ラボの内容が把握でき、目的のラボのみを実行することができます。表示されているモジュールは、独立しておりはじめから実施する必要はありません。ラボを開始したモジュールをクリックすることでマニュアルも該当箇所にジャンプする仕組みになっております。

テクニック4:表示言語の変更
ラボの手順にはありませんが、Web ブラウザでオペレーションする日本語対応された製品は日本語での表示が可能です。日本語環境で製品を操作してみたい方におすすめです。
注1)中には日本語表示できないラボも有るかもしれませんが、その場合はご了承ください。
注2)マニュアル内の画面キャプチャは、日本語表示できません。あらかじめご了承ください。

下記は、Firefox での言語表示変更の手順です。
Step1:ブラウザのオプションを選択

Step2:Languages の Chooseボタンをクリック より言語を選択

Step3:AddボタンをクリックしJapanese を追加
Japanese を追加、OKボタンを押し、Option画面を閉じた後、一旦 Webブラウザを閉じます。再度起動すると、日本語表示されているはずです。

テクニック5:ラボを開始する前にその内容を知りたい。
ラボの概要は、現状英語表記となっておりますので和訳したリストを準備しました。
こちらリストより、目的のラボを簡単に探すことができます。
このリストの概要欄に記載された項番は、ラボ内のモジュールに相当しており、それぞれのモジュールの概要、所要時間、難易度が分かるように記載しております。

ラボには、一意のIDが割り振りされております。ラボの概要や、ラボ内で体感可能な製品を確認後、一意のラボIDを下記の画面キャプチャの通り検索して下さい。

vSphere 5.5 の新機能紹介 – vCenter Serverの新機能

このBlogは、製品出荷前バイナリ及びマニュアルをベースに記載しています。出来る限り正確な情報をお伝えするよう努めておりますが、実際に製品に搭載される機能や表示と異なる可能性があります。あらかじめご了承の上、ご利用下さい。

今回は VMware vCenter Server 5.5(以下vCenter 5.5) の新機能についてご紹介します。
vCenter 5.5 の主な新機能は下記のとおりです。

  1. vCenter Single Sign-On の強化
  2. vCenter Server Appliace 内蔵データベースのスケーラビリティ向上
  3. vCenter 用データベースのクラスターテクノロジーの正式サポート

また新機能ではありませんが、vCenter Server の旧バージョン(4.1/5.0/5.1)からのアップグレード方法について、若干の注意点がありますので、それについても記載します。

1. vCenter Single Sign-On の強化

vCenter 5.1 に同梱されていた Single Sign-on サービス(以下SSO)は、vCenter 5.5 では全面的に刷新され、主にスケーラビリティ、信頼性などが大きく向上しています。
また、従来はデータ格納用として SQL Server など外部データベースシステムが必要でしたが、vCenter 5.5の SSO では外部データベースが不要となり、SSO 内部でデータを保持するよう変更されました。これにともない、SSO マルチサイト構成における、サイト間のデータの同期については、SSO モジュール自身の機能で行えるようになりました(従来は外部データベースのリプリケーション機能が必要でした)。
SSO の機能向上などの詳細については、あらためて別の項でご紹介します。

2. vCenter Server Appliace 内蔵データベースのスケーラビリティ向上

vCenter 5.5 でも引き続き、OSを同梱した仮想アプライアンス形式である vCenter Server Appliace (以下vCSA)を提供します。
従来の vCSA では、内蔵データベース(vPostgres)にて管理可能な ESXi ホスト、仮想マシンなどのオブジェクト数に大きな制限があり、最大 5ホスト、50VMまでのみ対応となっていました。
vCSA 5.5 ではこの制限が大幅に緩和され、最大 100ホスト、3,000VMまで対応できるよう向上しました。従来の数十倍のオブジェクトが管理可能になったわけです。
多くのオブジェクトを管理する環境で使用する際の注意点として、vCSA 5.5 デプロイ時のデフォルトの仮想CPU数、メモリサイズ、仮想ディスクのサイズでは不足する場合がありますので、その場合は仮想メモリ、ディスクサイズ等を増やす必要があります。
管理対象オブジェクト数に対する vCSA 仮想マシンのサイジングのガイドにつきましては、「vCenter Server およびホスト管理ガイド」に記載されていますが、メモリサイズについては下記のとおりです。

VMのメモリサイズ
オブジェクト数
4GB以上 10ホストおよび100VM未満
8GB以上 10から100ホスト、または100-1000VM
16GB以上 100から400ホスト、または1000から4000VM
24GB以上 400ホスト以上、または4000VM以上 (外部DB使用時)

内蔵データベース上にこれらのオブジェクトの情報を格納する場合は、vCSA 仮想マシンに仮想ディスク(VMDK)を別途追加する必要がある場合があります。仮想ディスクの追加方法につきましては、下記ナレッジベースを参照ください。
Increase the disk space in vCenter Server Appliance (2056764) ” (英語)
http://kb.vmware.com/kb/2058187

内蔵データベースに情報を格納する場合は vCSA 仮想マシンのディスク使用量が徐々に増加していきますので、ディスクの残り容量が枯渇していないかどうか、定期的に監視することを強く推奨します。
vCSA 仮想マシンのディスク使用率は、vCSA の管理ウェブコンソール(https://<vCSAのFQDN>:5480)にて監視することが可能(vCenter Server タブ > Summary リンク: 右図参照)ですが、より利便性を高めるために、自動で監視しアラートを通知するためのガイドを提供しています。設定方法につきましては、下記のナレッジベースを参照ください。
Monitor vCenter Server Appliance database disk usage (2058187) ” (英語)
http://kb.vmware.com/kb/2058187

3. vCenter 用データベースのクラスターテクノロジーの正式サポート

vCenter 5.5(Windows 版および vCSA)にて Oracle などの外部データベースを使用する場合、それらのデータベースシステムで利用可能な高可用性テクノロジー(Oracle RAC など)を、 vCenter Server 用データベースとして正式サポートするようになりました。サポートするクラスターテクノロジーの製品名およびバージョン等につきましては、弊社ナレッジベースにて提供する予定です。

4. 旧バージョンからのアップグレード

vCenter 5.1 から vCenter のサービスは、Single Sign-On, Inventory Service, vCenter の3つのモジュールに分割され、それぞれ別のシステムにインストールすることが可能になっています。また Web Client を利用するためには、さらに Web Client Service をインストールする必要があります。
vCenter 5.1 以降では、vCenter をインストールする場合、Simple Install、Custom Installの二つの方法が利用可能です。前者は、SSO、Inventory Service、vCenter を同一システムに一括してインストールする方法です。後者はそれぞれのサービスを別々のシステムに個別にインストールする場合に使用します。
vCenter 5.5 でもSimple Install、Custom Installのそれぞれが利用可能ですが、vCenter の旧バージョンからアップグレードする場合は、それぞれのモジュールのインストール場所およびアップグレード順序についても考慮点があります。
特に注意しなければならないのは、アップグレード順序で、下記の順番でアップグレードする必要があります。

  1. SSO
  2. Web Client
  3. Inventory Service
  4. vCenter

アップグレード元 vCenter のバージョン、および個々のモジュールの配置場所により、アップグレードの方法が異なりますので、下図を参照下さい。

vCenter 5.5 へのアップグレードについては、弊社ナレッジベースに詳細がありますので、そちらを参照ください。
Upgrading to vCenter Server 5.5 best practices (2053132) ” (英語)
http://kb.vmware.com/kb/2053132

vSphere 5.5 新機能紹介 Web Clientについて

このBlogは、製品出荷前のバイナリ及びマニュアルをベースに記載しています。出来る限り正確な情報をお伝えするよう努めておりますが、実際に製品に搭載される機能や表示とは異なる可能性があります。あらかじめご了承の上、ご利用下さい。

今回は、VMware vSphere 5.5のWeb Clientの機能を紹介します。

VMware vSphere 5.5(以下 vSphere5.5)では、前バージョンに引き続き、Web Clientでいくつかの機能強化が行われております。

従来利用していたvSphere Clientには、vSphere 5.5の新機能追加は行われておりませんので、vSphere 5.5で追加された機能を利用する場合は、Web Clientの使用が必須となります。

なお、vSphere 5.5から、vSphere Clientを起動した場合、ログイン画面に下図のような注意文が表示されるようになっております。

1.Web Clientでのオブジェクトのドラッグ&ドロップが可能

これまで、Web Clientではオブジェクトのドラッグ&ドロップは提供されておりませんでしたが、現バージョンより可能となりました。

この機能により、Web ClientにおいてもvSphere Clientと近い操作性で、各機能を実行することが可能となります。

 

2.クイックフィルター機能

同機能により、オブジェクトが大量にあった場合、目的に応じた絞り込みが可能となります。

クイックフィルターは、データストア、クラスタ、ホスト、VMにおいて利用可能です。

例えば、仮想マシンの状態が「パワーON状態」のVMのみや、「Toolsが未インストール」のVMといった絞り込みが可能となります。

3.最近アクセスしたオブジェクト/新規オブジェクトの表示

頻繁に利用するオブジェクトへ、1クリックでたどり着くことが可能となり、煩雑な画面遷移を軽減する工夫が行われております。

4.プラットフォームのサポートの向上

Web Clientのプラットフォームサポートに、OS Xからの使用が追加され「仮想マシン コンソールのアクセス」、「OVF テンプレートの展開」、「クライアント デバイスの接続」が可能となります。