Home > Blogs > Japan Cloud Infrastructure Blog > タグ別アーカイブ: やってみよう

タグ別アーカイブ: やってみよう

やってみよう! vSphere Data Protection(VDP) 環境構築

やってみよう! VMware vSphere Data Protection(VDP) 環境構築

本エントリでは、バックアップ及びリストア機能を提供するVDP の環境構築方法をご紹介します。 VDP は、vSphere のEssentials Plus 以上のライセンスに含まれており、vSphere 上で稼働する仮想アプライアンス(仮想マシン)として、提供されています。

まず、VDPの動作環境がサポートされているvSphere 環境とVDP のova ファイル準備します。 サポートされているのは、以下のような環境になります。

・vCenter 5.1 または 5.5 に対応(vCenter Server Appliance も可能)

・ESX/ESXi 4.0、4.1

・ESXi 5.0、5.1、5.5

詳細はVMware Product Interoperability Matrixes でご確認下さい。

※VDP の最小システム要件は、4つの2GHzプロセッサ / 4GB メモリ / 873GB ディスクとなっております。

VDP のova ファイル は、My VMware にログインしてダウンロードしておきます。 製品のダウンロード方法は、こちらのブログを参考にして下さい。 今回は、Virtual SAN 環境にも対応している最新バージョン5.5.6(vSphereDataProtection-5.5.6-0.0TB.ova)を使用しています。

1. VDP の動作環境にはDNS サーバが必要になりますので、VDP 環境構築する前に、VDPアプライアンスのIPアドレスおよびFQDN 用のエントリをDNS サーバに追加しておきます。

2.vSphere Web Client を使用して、ダウンロード済みの ova ファイルを展開します。 メニューの”OVF テンプレートのデプロイ”を選択します。

VDP_Deploy1

3. “ソースの選択”では、”ローカル ファイル”をチェックし、”参照”ボタンを押して、ローカルに保存している” vSphereDataProtection-5.5.6-0.0TB.ova”を開きます。

VDP_Deploy2

4. “OVF テンプレートのデプロイ”のウィザードに従って進めます。 VDP アプライアンスをデプロイするストレージを選択します。 ここで指定するストレージは、VDP アプライアンスのOS 部分を配置するストレージになります。 バックアップデータが保存されるストレージは、VDP アプライアンの初期起動後に設定します。

VDP_Deploy3

5. ウィザードを進めてネットワークのプロパティを入力し、デプロイに必要な情報の入力を完了させます。 ”終了”ボタンを押すと、デプロイが開始されます。

VDP_Deploy4

6. デプロイが完了したら、VDPアプライアンスの電源をONして、起動が完了するまで待ちます。

VDP_Deploy4.5

7.  VDP アプライアンスの起動を確認したら、VDP アプライアンスが提供するvSphere Data Protection 構成ユーティリティ(https://<IP_address_VDP_Appliance>:8543/vdp-configure/)にWeb ブラウザで接続し、”ユーザ名”に”root”、”パスワード”に”changeme” と入力し、ログインします。 構成ウィザードに従って進めます。

VDP_Deploy5

8. 1. で予めDNS サーバにVDP アプライアンスのエントリを追加しておくと、DNS サーバから情報を取得し、自動的にネットワーク項目が入力されます。

VDP_Deploy5.5

9. ”タイムゾーン”は、”Asia/Tokyo” を選択します。

10. “VDP認証情報” では、デフォルトパスワード”changeme” から変更します。

VDP_Deploy6

11. “vCenter の登録”を実施します。登録に必要な情報を入力し、接続テストを実施してから、次に進みます。

VDP_Deploy7

12. “VDP ライセンス”では、ライセンス キーを登録することで、VDP Advanced の追加機能を有効にできます。 後からでもVDP から VDP Advanced にアップグレードすることも可能なので、今回は入力せずに”次へ”ボタンを押します。

VDP_Deploy8

13. “ストレージの作成”では、バックアップデータを保存するための仮想ディスクファイル(VDP ストレージディスク)を新規に作成します。 ここでは、最小サイズの”0.5 TiB” を選んでおりますが、VDP は1TiB もしくは2TiB の選択が可能です。 ※後から容量を増加させるためには、Advanced へのアップグレードが必要になります。

VDP_Deploy9

14. “デバイスの割り当て”では、VDP ストレージディスクを配置するデータストアを決定します。こちらの例では、”アプライアンスで保存”のチェックを外し、VDPアプライアンスのOSが配置されているデータストア(datastore3)とは異なるデータストア(datastore1)に配置しております。 0.5TB の場合は、256 GiB のディスク3 台で構成されます。

VDP_Deploy10

15. “CPUとメモリ”では、VDP ストレージに対する最小要件が表示されます。

VDP_Deploy11

16. “設定の確認”では、必要に応じてストレージのパフォーマンス分析を実行することが可能です。 今回は字実施せず、”次へ”ボタンを押して、ストレージ構成を開始します。ストレージの構成が完了すると、VDP アプライアンスは自動的に再起動します。 環境に依存しますが、この再起動には時間が掛かります。

VDP_Deploy12

17. VDP アプライアンスの再起動完了を待って、vSphere Web Client にログインします。 再起動前にvSphere Web Client にログインしていた場合には、ログオフしてから再度ログインします。 ログイン後、”ホーム”の中に”vSphere Data Protection 5.5” のプラグインが追加されていることを確認し、接続するVDP アプライアンスの名前を選択し、”接続”ボタンを押します。

VDP_Deploy13

18. VDP アプライアンスに接続すると、バックアップ/リストア/レプリケーションなどを実施することができるようになります。 複数のVDP アプライアンスをvCenter に登録している場合(最大10 台)には、右上からVDP  アプライアンスを切り替えることが可能です。

VDP_Deploy14

以上でVDP 環境構築は完了です。非常に簡単な手順で仮想マシンのバックアップ / リストアができる環境を構築できます。 環境構築同様にVDP を利用したバックアップやリストア手順も簡単に実施いただくことが可能です。本ブログは環境構築のみとなりますが、バックアップ手順に関してはこちらのハンズオンラボのドキュメントを参考にして、是非実施してみてください。

やってみよう!vSphere on VMware Fusion編

本エントリでは、最新のVMware vSphere の機能を理解し、簡単に検証していただくためにご利用いただくための簡単な裏技をご紹介します。機能検証や操作手順の確認のであれば、本ブログで以前ご紹介した(http://blogs.vmware.com/jp-cim/2013/12/hol.html)ハンズオンラボをご利用いただくのも良いのですが、ハイパーバイザーのインストールを含めた構築作業そのものやハンズオンラボのシナリオに無い操作をご体験していただくことができません。

VMware vSphere はVMware Fusion やVMware Workstation, VMware Player を使用するとMac OSX やWindows のPC 上で簡単に構築することができます。
このように、ハイパーバイザー上に仮想マシンを構築し、ハイパーバイザーをインストールしてさらにゲストマシンをインストールする構成を”Nested(ネステッド) ”と呼びます。

nested

nested2

ネステッド構成は、互換性リストに掲載されているハードウェアが準備できない場合等に、手持ちの環境で手軽に検証環境を構築できることがこの構成の大きなメリットです。
なお、下記KBにあるように、ネステッドの構成の場合は本番環境としてご利用いただくことはできませんのでご注意ください。

Support for running ESXi/ESX as a nested virtualization solution (http://kb.vmware.com/kb/2009916)

最近では、このネステッド環境に特化したVMware tools もFling (フリーウェア)として提供されています。

https://labs.vmware.com/flings/vmware-tools-for-nested-esxi

では、早速VMware Fusion を使用してネステッドESXi を構築してみましょう。

1. 仮想マシンライブラリで+(追加)→新規をして仮想マシンを新規作成します。

2. ディスクまたはイメージからインストールを選択します。

仮想マシンを作成_と_仮想マシンのライブラリ

3.「別のディスクまたはイメージを使用」をクリックしてあらかじめダウンロードしておいたハイパーバイザーのインストールイメージを指定します。

新しい仮想マシン_と_nested_と_仮想マシンのライブラリ

新しい仮想マシン_と_nested

4.「仮想マシンの構成が完了しました。」とメッセージが表示されます。

このままだと、デフォルトの仮想マシン構成(vCPU 2コア、4GB RAM 、40GB ディスク)という構成になりますので、適時ご利用いただいている環境に合わせてサイズを変更します。

VMware Fusion でネステッド構成を構築した場合、ネットワークアダプタはE1000 となりますが、vSphere on vSphere の場合はvmxnet3 を利用するとより安定したパフォーマンスが得られます。

新しい仮想マシン_と_nested_と_仮想マシンのライブラリ 2ここまででひととおり完了です。

作成した仮想マシンを起動すると、ESXi のインストーラが始まりますので、通常と同じようにインストールします。Mac の場合に、F11キーが直接入力できませんので、fn + ⌘(Command) + F11 もしくは、仮想マシン→キーの送信→F11 を使用して入力します。

インストールが完了した画面がこちらになります。VMware_ESXi_5

お手軽な検証環境をつかって、操作方法の確認等にぜひお役立てください。

参考KB

Installing ESXi in VMware Fusion (http://kb.vmware.com/kb/2009580) 

Support for running ESXi/ESX as a nested virtualization solution (http://kb.vmware.com/kb/2009916)