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作成者別アーカイブ: Kenji Uchino

次世代アーキテクチャのモジュラー型サーバの VCF での活用 ~PowerEdge MX のご紹介~

こんにちは! Dell EMC でパートナー様担当の SE をしている石塚です。ご存知の方々はお久しぶりです!こちらでも宜しくお願いします!!

さて、これまでの 3 回で吉田から Dell EMC のクラウドソリューション Dell Technologies Cloud のコンセプトや概要を高橋から VMware Cloud Foundation On VxRail についてご紹介させて頂きましたが、最終回の 4 回目は私から VMware Cloud Foundation と組み合わせられる面白いアーキテクチャを持った弊社の PowerEdge MX についてご紹介させて頂きます。

 

そもそも PowerEdge MX とは何ぞや?

ご存じではない方も多いと思いますので、まずは PowerEdge MX についてご紹介します。

PowerEdge MX は様々なコンポーネントを柔軟に組み替えたりすることができる「コンポーザブルサーバ」と言うジャンルに属した最新サーバーです。見た目はブレード ? と思われる方も多いかと思いますが、中身は旧来のブレード型サーバとは異なる優れた機能・特徴を持ち合わせております、下記に PowerEdge MX の機能・特徴に関してご紹介させて頂きます。

図 1 : PowerEdge MX 外観

 

〇シャーシのシングルポイント&ボトルネック問題を解消!

vSphere をご利用の皆様であれば、サーバーをクラスタ化して、vSphere HA 等での機能で、サーバー単体の可用性を高めている場合が多いのではないかと思います。しかし、ブレードサーバーによるミッドプレーン問題が発生してしまった場合には、サーバーをクラスタ化しても、ブレードサーバー内の全てのサーバーを停止しなくてはいけないため、システムの完全停止が必要になってしまいます。

ブレード型サーバのミッドプレーン問題とは、 シングルポイントフェイルとして停止を伴うメンテナンスが必要になったり、時間と共に陳腐化してボトルネックになってしまう問題のことです。

PowerEdge MX は、旧来のブレード型サーバではしばしば問題となっていたミッドプレーンに関する問題を解消しています。PowerEdge MX にはいわゆるミッドプレーンと呼ばれるものはありません。 サーバコンポーネントとバックエンドコンポーネント(ネットワークスイッチ等)が下記の図の通り、直接接続するアーキテクチャになっているためです。

図 2 : ミッドプレーン付きの従来モジュールとサーバーとスイッチモジュールを接続する直交コネクタ形状の比較

このおかげで、旧来のブレード型サーバで発生していたようなミッドプレーン故障による仮想サーバーの全停止メンテナンスはありませんし、ミッドプレーンの限界速度によるボトルネックも生じません。

例えば、ミッドプレーン障害(シングルポイントフェイル)を懸念して、管理ドメインとワークロードドメインを複数のシャーシに分散配置するようなことは不要です。1つのシャーシに管理ドメインとワークロードドメインを集約しても安心してご利用頂けます。また、NVMe や今後リリースされる高速デバイスが vSAN にサポートされて活用したとしても、ミッドプレーンがボトルネックになることは回避できます。長期的に変化しながら運用できるシステムになり得ることはご理解頂けると思います。

〇刻々と進化するアーキテクチャを取り込むことが出来る

例えば、vSphere 6.7 では NVMe をサポートされるようになったり、GPU が割り当てられた仮想マシンも vMotion 出来る様になりました。その様な最新デバイスやアクセラレータコンポーネントも、「この時点」で想定していなかったデバイスだったとしても、バックエンドコンポーネントに直接接続することで取り込むことができる様になっています。

また、将来的には、今後リリースされてくる様々な新しい技術 / デバイスをそのスペックを阻害することなく取り入れることができます。

これは PowerEdge MX の設計理念にある、コンピューティングやストレージのリソースを細分割して共有プールを作成し、必要に応じてリソースを拡張性のあるファブリックで接続して割り当てる、と言うキネティックアーキテクチャが実現しています。

このキネティックアーキテクチャを採用している PowerEdge MX は VMware Cloud Foundation や vSAN 等のスケールアウトが容易に行えるプライベートクラウド基盤に最適なハードウェアと言えるのではないでしょうか。

VMware 社も NVMe や GPU 等の最新ハードウェアへの対応を進めておりますが、PowerEdge MX のシャーシは 3 世代に渡るサーバコンポーネントをサポートしておりますので、今後、vSphere のバージョンアップによって最新ハードウェアを vSphere がサポート可能になった場合に、そのままの PowerEdge MX のシャーシで、最新ハードウェアを利用することができます。

よくあるケースとして、導入後に新しい CPU /チップセットが登場したときもシャーシに空きスロットがあれば、そこへ新しいサーバコンポーネントを組み込むことで運用システムへ取り込むことができます。 そして、PowerEdge MX は次世代アーキテクチャとして策定が進んでいる Gen-Z を想定したアーキテクチャでもあります。

図 3 : ユニバーサルプロトコルにより、すべてのコンポーネントが直接通信可能

Gen-Z は Dell EMC や VMware 社等、様々なベンダーが一丸となって取り組む、次世代コンピューティングアーキテクチャです。例えば GPU などのアクセラレータや SCM などのコンポーネントをプール化し、必要に応じてサーバコンポーネントへ割り当てることができるようになります。

PowerEdge MX は Gen-Z を前提としているため、直接接続アーキテクチャになっていると言うわけです。つまり PowerEdge MX は次世代 Ready! なコンポーザブルサーバーなのです。

〇シンプルな管理ツール

PowerEdge MX には冗長化された管理コンポーネント ( OpenManage Enterprise Modular : OME Modular ) が標準搭載されています。この管理コンポーネントを使って、PowerEdge MX シャーシ、サーバコンポーネント、ネットワークコンポーネントなどを一元的に管理することができます。また、PowerEdge MX 以外のサーバやネットワークスイッチなどがある場合にも同様に統合管理ツール (OpenManage Enterprise) から一元的に管理することができます。

また、vCenter Server のプラグインである OpenManage Integrated VMware vCenter(OMIVV)にも PowerEdge MX は対応しているので、「vSphere の管理」と言う視点でも vCenter から一元的にシンプルな管理を実現できます。

図 4 : Open Manger Enterprise を利用した統合管理

PowerEdge MX のセットアップや管理は全て管理コンポーネント(OME Modular)上の GUI(日本語)で行うことができます。CLI フリーです!初めて見る方でも直観的に分かる GUI、シンプルなセットアップウィザードで迷うことなく順番にサーバ設定、ネットワーク設定を行うことができます。これにより運用はかなり容易になると思います。

もちろん、サーバの管理は基準となるサーバを「テンプレート化」することができるので、同一用途のサーバの複数台のセットアップも非常に簡単です。!このアーキテクチャと VMware Cloud Foundation や VMware vSAN などの「スケールアウト」アーキテクチャを組み合わせることで拡張時の TCO を削減することができます。

〇vSAN Ready

スケールアウトがしやすい管理性を持っているため、PowerEdge MX は VMware vSAN との親和性が非常に高いです。その最大のポイントはディスク搭載のアーキテクチャにあります。 まず、起動ディスクにフロントディスクベイを消費する必要がありませんブート専用デバイスである BOSS (Boot Optimize Storage Solution) があるからです。この BOSS のおかげで、全ディスクスロットを VMware vSAN  のために活用できます。

そして、1 サーバコンポーネントあたり 6 つのディスクスロットがあります。VMware vSAN であれば 1 つのキャッシュディスクと 5 つのキャパシティディスクが搭載できます。コンパクトながら必要十分な VMware vSAN 容量を確保することができます。

そして、これでもディスクリソースが足りない、と言うことであればディスク搭載専用コンポーネントで最大 16 個のディスクドライブを搭載することが可能で、各ディスクを自由にサーバコンポーネントへ割り当てることができます。

図 5 : サーバーコンポーネントとストレージコンポーネント

 

VMware Cloud Foundation on PowerEdge MX のメリットは?

上記でご紹介させて頂いた PowerEdge MX と VMware Cloud Foundation を組み合わせるとどんなメリットがあるのか?についてご説明したいと思います。

〇VMware Cloud Foundation Ready なので導入も運用もシンプル & 確実

ご紹介する以上、当たり前ともいえるのですが PowerEdge MX は VMware Cloud Foundation Ready です。確実に構成・導入するためのデプロイメントガイドをどなたでも見れるように公開しています。 また、ディスク構成の面で VMware vSAN との親和性が高いことは上記でご説明していた通りですが、ネットワークの観点でも VMware vSAN との親和性が高いのが PowerEdge MX の特徴です。

サーバコンポーネントの追加はもとより、旧来のブレードサーバでは面倒だったシャーシの追加も「既存のネットワークファブリックに物理的に接続するだけ」で既存ネットワークへの参加が完了するからです。サーバコンポ―ネント設定もテンプレートで即時完了できるので、VMware Cloud Foundaiton でクラスタの拡張や増設をするまでの手間が非常に少なく済みます。

図 6 : MX Fabric Switch を使ったシンプルな増設作業

 

〇変化するシステム要件に柔軟に対応できる

前述のとおり、直接接続アーキテクチャのおかげで PowerEdge MX はコンポーネントを自由に組み替えることができます。「現時点」でのシステム要件を踏まえて設計・導入したとしても、そのシステムがいつまで有用なのかは、アーキテクチャやビジネスの変革スピードが激しい昨今では予想することは難しいと思います。

しかし、PowerEdge MX であればその変化に対応することができることは上記の通りですし、VMware Cloud Foundation と組み合わせることでシステムライフサイクル管理=既存システムの「縮小」や「削除」や、新しいコンポーネントを搭載したサーバコンポーネント群で新しいワークロード向けクラスタをデプロイすることが容易です。PowerEdge MX+ VMware Cloud Foundation は変革するシステム要件に対応するためのベストな組み合わせではないでしょうか!?  

図 7 : PowerEdge MX と Cloud Foundation を用いた柔軟性のある仮想環境

 

〇特殊ワークロード/システム要件に対応できる

特殊なワークロード/システム要件、例えば「アプリケーションと連携したデータ保護がしたい」 等の場合には、外部ディスクの利用が最適なシステムも存在するかと思います。

この様な要件がある場合にはやはりエンタープライズのストレージが最適ですが、Dell EMC には歴史と実績を誇るエンタープライズストレージ Symmetrix の血統を受け継ぐ PowerMax があります。この PowerMax も VMware Cloud Foundation との接続をサポートしています。

なお、VxRail も FC HBA を追加可能なので、PowerMax を接続することももちろん可能です。

さらに PowerEdge MX + PowerMax なら様々なコンポ―ネントと組み合わせることで特殊ワークロードへの対応もできますし、長期的なサポートアーキテクチャでもあるので相乗効果を生むことができます。そして、今後出てくるであろう NVMe Over Fabric であったとしても PowerEdge MX なら直接接続アーキテクチャでそのメリットを活かしきることができます。

今回の VMware Cloud Foundation のご紹介とは少し離れてしまいますが、PowerEdge MX 内のサーバコンポ―ネントをVMware Cloud Foundation 管理下におくものと、それ以外で混ぜて利用することも可能です。

例えば基本的には VMware Cloud Foundation で利用する基盤として運用しているが、データベース等の特定アプリケーションにおいて数台の物理サーバを準備しなければならない、と言う場合も多いのではないでしょうか。その様な時、PowerEdge MX であれば個別運用サーバを準備することなく、サーバリソースとしては 1 つのシステムとして運用をまとめることができます。

図 8 : PowerEdge MX とPowerMax の接続

 

まとめ

コンポーザブルサーバの PowerEdge MX と VMware Cloud Foundation を組みあわせることによるメリットはご理解頂けたでしょうか。PowerEdge MX に関しては、私どものブログでも全10話(予定)と言う熱い思いが溢れている記事もあるので、是非ご覧下さい。

図 9 : プライベートクラウド・ベストスターターキット

 

今回の連載を通して、Dell Technologies クラウドによるハイブリッドクラウドのビジョンから、VMware Cloud on VxRail ・VMware Cloud on PowerEdge MX 等の各製品・ソリューションをご紹介させて頂きました。今回の連載を読んで頂き、もし、具体的なお話をお伺いしたいというご要望がございましたら、是非、お気軽に弊社営業までお問い合わせ頂ければ幸いです。

<連載リンク>

第1回 ハイブリッドクラウドをより身近な存在に!~Dell Technologies Cloud~

第2回 VMware Cloud Foundation on VxRail から始めるオンプレクラウド

第3回 VMware Cloud Foundation on VxRail の構築と運用

第4回 次世代アーキテクチャのモジュラー型サーバの VCF での活用 ~PowerEdge MX のご紹介~

VMware Cloud Foundation on VxRail の構築と運用

Dell EMC で VxRail の製品技術担当をしている高橋岳です。

4 回シリーズで Dell EMC のクラウドソリューションと具体的な製品をご紹介していますが、今回は 3 回目となります。

前回は VMware Cloud Foundation on VxRail (以下、VCF on VxRail) の概要と特徴についてお話をいたしましたので今回は構築、運用にフォーカスをあててご説明をして行きたいと思います。

VMware Cloud Foundation on VxRail の構成条件

1. 前提条件

下記の条件がありますので、事前の確認をお願い致します。

  • 現行リリースでは、VCF on VxRail は新規構築のみで利用可能です。
  • 既存の VxRail クラスタを Workload Domain (アプリケーション稼働用クラスタ) として構成して、Management Domain (運用管理用クラスタ) のみを追加構築する様な構成は出来ません。
  • Workload Domain に既存/新設の vSAN Ready Node クラスタと VxRail クラスタを混在させることは出来ません。
  • VxRail 2 ノードクラスタ構成を VCF on VxRail として利用することは、現時点では出来ません。

2. ハードウェア

  • VCF on VxRail 構成であっても、VxRail 14G ベースの全てのモデル(E, P, V, S, Gシリーズ)が利用可能です。
  • 最小構成は Management Domain = 4ノード、Workload Domain = 4 ノードの組み合わせで計 8 ノード構成からとなります。

 

3. ネットワーク

通常の VCF と同様 Bring Your Own Network (BYON : ご自身での事前構築済みネットワーク) として、VCF で必要なネットワーク要件を満たすことが可能であれば、既存新設を問わず利用可能です。

但しスイッチの VxRail との接続要件として下記が要件となります。

  • IPv4,v6 ともサポートしていること
  • VxRail が接続されるポートで IPv6 マルチキャストが利用出来ること

→ VxRailクラスタではノード検出等の為に IPv6 マルチキャストを利用しています

  • 10GbE もしくは 25GbE の接続が可能であること
  • iDRAC を利用する場合は 1GbE の接続が可能であること

また VCF on VxRail として、下記も要件となります。

  • マルチキャスト (上述の VxRail クラスタの条件として)
  • ジャンボフレーム
  • Workload Domain スヌーピング & スヌーピングクエリア(推奨)
  • BGP (NSX Edge Gateway とピアー接続が必要な場合)
  • Hardware VTEP (マルチラックデプロイメントが必要な場合)

ネットワークスイッチについては上記をサポートしているものであれば、利用可能です。

弊社の Smart Fabric 対応スイッチも、もちろん利用可能です。

Smart Fabric の詳細については、次回の筆者である弊社石塚がまとめた Blog もぜひご参照下さい。

VxRail+Smart Fabric Service構成での導入 ~準備編~

 

4. ソフトウェア

VCF バージョン 3.7 から VCF on VxRail の対応は始まり、2019/8/5 現在での最新バージョンは 3.8 となります。

[VMware KB] Supported versions of VMware Cloud Foundation on VxRail (67854)

 

VCF on VxRail では構成出来る VxRail のバージョンと VCF のバージョンが対になっています。

例えば、2019 年 08 月時点での  VCF on VxRail の場合、

 

  • VxRailソフトウェア = 4.7.212
  • VCF = 3.8

の組み合わせで利用する形となります。

 

詳細はバージョン毎のリリースノート及び Build Of Materials (BOM) をご参照下さい。

VMware Cloud Foundation 3.8 on Dell EMC VxRail Release Notes

 

 

 

 

 

 

 

 

表 1 : VCF on VxRail 3.8 BOM

なお、VCF on VxRail 3.8 から Workload Domain での NSX-T の構成が可能になりました。

VCF on VxRailの構築

では、VCF on VxRail の構築手順を確認して行きましょう。まず VxRail で vCenter を構築する際には 2 種類の方法があります。

  • 内部 vCenter (Embedded vCenter) :

VxRail クラスタの vSAN データストア内に vCenter を構築する構成の事です。VxRail の標準的な vCenter 構築パターンです。

  • 外部 vCenter (External vCenter) :

通常の vSphere として vCenter を構築するのと同様、VxRail クラスタの外に vCenter を構築する構成の事です。既存の vCenter を運用しており、その管理配下に VxRail をデプロイする場合はこちらの構成になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

図 1 : VxRail の vCenter 構造

 

上記の通り VxRail の構成には、”内部 vCenter” と “外部 vCenter” の 2 つの構成があることを前提に話を進めていきます。

おさらいとなりますが、VCF on VxRail ではオプションコンポーネントを含めて、下記の製品群が利用可能です。

 

図 2 : VCF on VxRail のコンポーネント

コアコンポーネントの初期デプロイとしての大きな構築の流れは、下記の通りです。

【VCF on VxRail の管理層の初期デプロイ】

  1. 事前要件を確認
  2. VCF の Management Domain として、内部 vCenter 構成で VxRail クラスタを構築
  3. VCF 要件に合わせて外部 vCenter 構成に変更
  4. VCF Cloud Builder 仮想マシンをデプロイ
  5. Cloud Builder を使って、VCF を構築(Bring Up)
  6. vCenter のライセンスを SDDC Manager に適用

 

【VCF on VxRail のサービス環境のデプロイ:運用】

  1. 外部 vCenter 構成として VxRail クラスタを Workload Domain としてデプロイ
  2. (必要に応じて) Workload Domain の削除

 

では、各手順を追ってご説明していきます。

【VCF on VxRail の管理層の初期デプロイ】

  1. 事前要件を確認:

VCF on VxRail を構築する上で必要なパラメータを全て確認し、お客様と決定して頂くフェーズです。Dell EMC で行う場合は、プロデプロイという構築サービスの中で対応する項目となります。下記項目を確認して行きます。

  • Management Domain, Workload Domain の構成決定
  • VCF の Bring Up 用構成シート (VCF Configuration Spreadsheet) の完成
  • VxRail ノードが VCF on VxRail で指定されたバージョンで初期イメージが展開されている事
  • 全てのネットワークスイッチがラッキングされ、ケーブリングが完了している事
  • DNS が適切にセットアップされている事
  • VXLAN のサブネットで DHCP サーバが適切にセットアップされている事

 

  1. VCF の Management Domain として、内部 vCenter 構成で VxRail クラスタを構築する:

Management Domain 用の VxRail クラスタをデプロイします。標準的な内部 vCenter 構成として構築します。VxRail の初期デプロイは VxRail Manager を初期構築ウィザード形式で利用しますが、この画面は日本語化も可能です。

本ブログでは詳細は割愛致しますが、弊社のパートナー様であれば、下記からデモをご確認頂けますので、ログイン後、”VxRail” とキーワード検索をしてみて下さい。

 

Dell EMC Demo Center

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 3 : VxRail クラスタの標準構築

 

  1. VCF 要件に合わせて外部 vCenter 構成に変更

構築した内部 vCenter を、外部 vCenter としてコンバートします。VxRail Manager 仮想マシンの中にコンバート用の Python スクリプトが用意されておりますので、そちらを実行します。

 

 

 

 

 

 

 

 

図 4 : 外部 vCenter 構成への変更
  1. VCF Cloud Builder 仮想マシンをデプロイ

Management Domain の外部 vCenter と連携して NSX や SDDC Manager 等を自動構築するために、VxRail 用の Cloud Builder を OVF からデプロイします。

図 5 : Cloud Builder for VxRail のデプロイ

 

  1. Cloud Builderを使って、VCF を構築(Bring Up)

vSpherevSAN 及び各種ハードウェアファームウェアのライフサイクル管理を行う VxRail Manager と連携する専用の Cloud Builder を使って残りの構成を進めて行きます。Cloud Builder は 2019 年 08 月時点では日本語化されていません。

  • Cloud Builder 起動後、完成させた Configuration Spreadsheet(Excel ファイル)をアップロードし設定の整合性を確認します

図 6 : Cloud Builder へ設定ファイルの読み込み
  • 設定内容の検証完了後、SDDC の設定(Bring Up)を行っていきます

PSC → SDDC Manager → NSX をデプロイし、VxRail Manager との連携後 Bring Up 完了となります。以降は SDDC Manager が利用可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 7 : SDDC Bring Up プロセス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 8 : SDDC Manager Dashboard

 

  1. 各種ライセンスキーを SDDC Manager から適用

Workload Domain 用の vCenter サーバ、vSAN、NSX-V、NSX-T (Workload Domain 用のみ) のライセンスを適用します。

 

ここまででデプロイされた Management Domain とこれから作成する Workload Domain の関係をオプション構成も含めた形で図にまとめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

図 9 : VCF on VxRail Virtual infrastructure Workload Domain に NSX-V を使った構成サンプル

図 9 上部の  ”Management Workload Domain” の箱の中にあるコンポーネントの内、下のWorkload Domain1,2 と接続されている vCenter Server、NSX-V Manager 以外のものが構成完了した状態となります。

ここからは VCF としての運用フェーズとなり、お客様の環境に合わせてサービス用の VI(Virtual Infrastructure : 仮想基盤)Workload Domain を作成して行きます。

 

【VCF on VxRailのサービス環境のデプロイ:運用】

 

  1. 外部 vCenter 構成で VxRail クラスタを Workload Domain としてデプロイ

    • SDDC Manager 上部の “+ Workload Domain” をクリックし、“VI – VxRail Virtual Infrastructure Setup” を選択します。

 

 

 

 

 

 

 

図 10 :  Workload Domain の作成 #1
  • Workload Domain のパラメータを入力します。

 

 

 

 

 

 

図 11 :  Workload Domain の作成 #2 – パラメータ入力 –
  • 入力されたパラメータに従って、SDDC Manager は VxRail Manager と連携して VxRail クラスタと外部 vCenter、NSX のデプロイを実施します。最初に SDDC Manager が外部 vCenter をデプロイし、その後 VxRail クラスタを構築します。

 

 

 

 

 

 

 

図 12 : Workload Domain の作成 #3 –WLD用外部 vCenter デプロイ-
  • VxRail クラスタの構築後、SDDC Manager に作成した VxRail クラスタを認識させ NSX を展開します。

 

 

 

 

 

 

 

 

図 13 :  Workload ドメインの作成 #4 –SDDC Manager によるデプロイ-

 

  • NSX の展開が完了すると、SDDC Manager からは運用可能な Workload Domain として認識されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

図 14 : Workload ドメインの作成 #5 – デプロイ完了-

 

  1. (必要に応じて) Workload Domain の削除

何らかの理由で Workload Domain を削除する場合も、SDDC Manager からオペレーション可能です。

  • SDDC Manager の左ペインから Workload Domains -> 右フィールド内の Virtual Infrastructure 下部の  “View DETAILS” を選択します
  • 削除したい Workload Domain を選択します
  • 確認のウィンドウが出て来ます。対象の Workload Domain 名を入力の上、“DELETE WORKLOAD DOMAIN” ボタンを押します

 

 

 

 

 

 

 

図 15 : Workload Domain の削除 #1

 

  • Workload Domain 削除のオペレーションが完了後、対象の Workload Domain が表示から消え削除が完了します

 

 

 

 

 

 

 

 

図 16 : Workload Domain の削除 #2 –削除のプロセス-

Workload Domain 全体の削除について説明致しましたが、Workload Domain 内でのノード及び VxRail クラスタの拡張、削除も SDDC Manager から作業可能です。

 

まとめ

 

VCF を VxRail と合わせて利用することで、SDDC 環境を利用する上での利便性、管理性が格段に向上することをご説明してきました。

ポイントとしては、下記になります。

 

  • VCF を使って自動で標準的な SDDC 環境をシンプルに短期間でデプロイ
    • VxRail の標準構築プロセスで短時間でのオペレーションが可能

 

  • VxRail 上に構築する事で、ファームウェアを含めたフルスタック なライフサイクルマネジメントが可能に
    • VCF on VxRail であれば SDDC 環境全体のライフサイクル管理が可能

 

  •  SDDC Manager が VxRail Manager と連携することで VCF on VxRail が動作
    • Dell EMC と VMware との共同開発で、管理ツールも密結合しシームレスな連携を実現

 

VxRail を使う事によるメリットを是非感じて頂きたく思います。

ご興味がございましたら弊社 Dell EMC もしくはパートナー様にお問い合わせ頂けますようお願い致します。

長文にお付き合い頂き、誠に有り難うございました。

<連載リンク>

第1回 ハイブリッドクラウドをより身近な存在に!~Dell Technologies Cloud~

第2回 VMware Cloud Foundation on VxRail から始めるオンプレクラウド

第3回 VMware Cloud Foundation on VxRail の構築と運用

第4回 次世代アーキテクチャのモジュラー型サーバの VCF での活用 ~PowerEdge MX のご紹介~

VMware Cloud Foundation on VxRailから始めるオンプレクラウド

 

Dell EMC で VxRail の製品技術を担当している高橋です。Japan Cloud Infrastructure Blog で初めて寄稿させて頂きますので、よろしくお願い致します。

4 回シリーズで Dell EMC のクラウドソリューションと具体的な製品をご紹介していますが、2 回目の今回では VMware Cloud Foundation on VxRail  (以下、VCF on VxRail) のご紹介を致します。

 

Dell EMC HCI 製品の中の VxRail

 

Dell EMC では広範なハイパーコンバージドインフラストラクチャ (以下、 HCI) ソリューションを取りそろえておりますが、グループ会社の枠組みである Dell テクノロジーズとして完結しているソリューションをまとめると下記の図になります。

 

図 1:Dell EMC の HCI ポートフォリオ

 

大きく 2 つの流れがあり、弊社開発のソフトウェアデファインドストレージ (以下、SDS) である VxFlex OS を利用したソリューションと VMware vSAN (以下、vSAN) を利用したソリューションがあります。

vSAN ベースの製品としては Power Edge 版の vSAN Ready Node と vSAN HCI アプライアンスの VxRail があり、VxRail は VMware 社との共同開発製品として Dell テクノロジーズの SDDC ソリューションの中核をなす製品です。また現時点では北米でのみ発表済みですが、Top of Rack スイッチを含めた統合型ラックタイプ HCI 製品として、VxRail Integrated Racks も日本市場への投入を予定しています。

 

ハードウェア構成は全て弊社 14 世代の Power Edge サーバをベースにしており、3 種類の筐体で 5 モデルがあります。

注:ここでのノードは、1 ESXi ホストもしくは 1 物理サーバと同義です

 

  1. 1U1 ノード構成:

    1.  ロープロファイルで汎用性の高い E シリーズ(R640 ベース)
  2. 2U1 ノード構成:

    1.  汎用性の高さとストレージ容量確保を両立している P シリーズ(R740 ベース)
    2.  3D-VDI 等に必要な NVIDIA 社の vGPU カードを搭載可能な V シリーズ(R740 ベース)
    3.  5 インチ大容量 HDD を利用しコストパフォーマンス良くストレージ容量集約可能な S シリーズ(R740xd ベース)
  3. 2U4ノード構成:

    1.  1U ハーフラックサーバを 2U 筐体内に 4 台収めた高密度コンピュート集約型の G シリーズ(C6420 ベース)

 

Power Edge とほぼ同様の幅広い選択肢の CPU, メモリ、ストレージデバイス(NVMe キャッシュ SSD を含む)、ネットワークカード等から、お客様に最適な組み合わせを選択することが可能です。

 

 

図 2:14世代 Power Edge ベースの VxRail 製品ラインナップ

 

 

VxRail の特徴

 

VxRail の特徴はいくつかあります。

1: 導入、増設がシンプル

  • プリインストールされた初期設定用 vSphere、vSAN 環境に、パラメータシート情報から作成した JSON ファイルを読み込む、またはウィザード形式で入力することでセットアップは 1 時間程度で完了。デプロイ時間の大幅な短縮を実現
  • 増設は同じ L2 セグメント上に新規ノードを設置すれば、既存 VxRail クラスタが新規ノードを認識し数クリック、10 分程度でノード追加が完了

2: サポートがシンプル

  • vSphere/vSAN から VxRail ハードウェア、更に Smart Fabric 対応 Dell EMC スイッチまで VxRail 担当サポートが一元窓口となり保守対応
  • VxRail 上の VMware 製品で問題エスカレーションが必要な場合でも、VxRail 担当サポートが VMware サポートと直接連携しお客様にご回答
  • 障害解析に必要な初期のログは、ハードウェア及び vSphere 情報とも vCenterの 「ログバンドルの作成」 から生成可能
  • プロサポートプラス契約で、VxRail アップグレードをサポート担当者がリモートからご支援可能。万一の障害発生の際にもサポートエンジニアがすぐに対応を開始可能なため安心

3: 運用がシンプル

  • VxRail HCI システムソフトウェアが vCenter と連携し、運用は vCenter から実施
  • vSphere、vSAN、各種ファームウェアがパッケージ化された VxRail HCI システムソフトウェアで、ワンクリックアップデート可能 (他社 HCI 製品と異なり、エンベデッド vCenter(vSAN データストア内に vCenter を配置)構成をした場合には、VCSA, PSC を含めてアップデートを実施可能)
  • Dell EMC の Smart Fabric 対応スイッチと組み合わせて利用すると、VLAN 変更など日常的なネットワーク運用も vCenter 経由で実施可能

 

特に “運用がシンプル” に関してですが、最新 VxRail 4.7 環境では vSphere 6.7/vSAN 6.7 ソフトウェアと BIOS, RAID カード、NIC 等のハードウェア用ファームウェアをパッケージ化した VxRail HCI システムソフトウェアを提供する事で、これまでお客様自身で行って頂いていた製品同士の組み合わせ検証を不要にしています。Dell EMC と VMware さんの共同開発だからこそ、vSphere/vSAN の最新アップデート、パッチ等のリリースを細かく追随し、各コンポーネントとの最適な組み合わせ検証を行った上でリリースします。最新パッケージを適用すると VxRail クラスタ全体が最新で最適なソフトウェア状態なり、運用での時間コスト削減に繋がるというメリットを享受できるのです。

 

図 3:運用での時間コストも削減

 

 

またアプライアンスなので、VxRail HCI システムソフトウェアのワンクリックアップデートやクラスタの増設や機器の入替等も vCenter 内の VxRail 管理用画面からシンプルなオペレーションで実行可能です。

 

図 4:vCenter に統合された VxRail の管理画面

 

VxRail と vCenter を通じた VMware ソフトウェアとのイイ関係

 

これらの連携を実現しているのは、VxRail クラスタを管理している VxRail Manager と vCenter との親密な関係にある事がカギとなっています。VxRail 4.5 以前の環境をご存じの方は、「あれ?なんで VxRail Manager の話が出てこない???」 と思っていらしたかもしれません。VxRail Manager  は VxRail クラスタ管理用の仮想マシンとして VxRail 4.7 環境でも存在していますが、vCenter プラグイン化したことでメインのユーザーインターフェースとして利用をする事が無くなりました。

vCenter プラグイン化の本質は他のアプリケーションとの連携を REST API 経由で可能にしたことです。このことで VCF と VxRail を繋いだ VCF on VxRail の構成が実現可能になりました。すなわちVCF のコンポーネントでもある vRealize OperationsvRealize Automation 等、vRealize Suite の製品群との連携も可能になったのです。

 

 

図 5:VxRail と vCenter の透過的な運用性

 

 

このシリーズの第 1 回で弊社吉田の説明もありましたが、VCF は vSphere、vSAN、NSX の各コンポーネントを標準化し、ライフサイクルマネージャー (以下、LCM) でシステム全体のライフサイクル管理を実施することで、SDDC としての自動運用を実現するソリューションです。標準化されたプロセスで仮想環境全体をデプロイし、仮想環境を安全かつセキュアにアップデートして行くことを自動化し、管理者が行っていたインフラレイヤーの組み合わせ検証にかける手間と時間から解放してくれます。SDDC ソフトウェアの自動インストールでは Cloud Builder が、設定及び LCM は SDDC Manager がこれらを実現します。

 

 

図 6:フルスタックインテグレーション

 

 

ですが、一つだけ、一般的な VCF 環境ではカバーできない部分があります。それがハードウェアのファームウェア管理です。ESXi をアップデートする際に使用しているサーバの BIOS バージョンの問題でそのままアップデート出来なかった、セキュリティホールの対応のために VIB をアップデートしようとしたが、物理 NIC のファームウェアバージョンのアップデートも必要になってしまった、このような経験をされた管理者の方も多くいらっしゃると思います。VCF on VxRail の環境はハードウェアからソフトウェアまで本当の意味でフルスタックなインフラの自動運用をご提供し、管理者の方の手間を極小化できるように致します。

 

 

VCF on VxRail のマネージメント全体像(図7)をベースに、具体的なコンポーネント管理をご説明致します。

 

図 7:VCF on VxRailのマネージメント全体像

 

VxRail Manager は vSphere、vSAN 及び HCI ハードウェアのデプロイ、構成、増設管理、ファームウェア管理、パッチ適用とアップグレードを行います。VCF on VxRail を構成する場合は、VCF のワークロードドメインは VxRail で言うところの外部 vCenter 構成となり VxRail Manager の管理配下ではなくなるところがポイントです。

VCF の管理ツールである SDDC Manager は vCenter と NSX を直接管理し VxRail クラスタの管理の為 VxRail Manager と API 連携致します。VCF としての LCM が発生した場合、SDDC Manager からみた vSphere、vSAN の管理は VxRail Manager を介して行われます。NSX や vCenter の管理はSDDC Manager が直接行います。これらの連携によって、SDDC Manager 経由でファームウェアを含めたライフサイクルマネジメントを実現しているのです。

 

まとめ

 

ここまでの説明で、VCF on VxRail を利用するメリットと構成概要が明確になってきたと思いますので、簡単に要点をまとめておきます。

  • VCF を使って自動で標準的な SDDC 環境をシンプルに短期間でデプロイ
  • VxRail 上に構築する事で、ファームウェアを含めたフルスタック なライフサイクル管理が可能
  • SDDC Manager が VxRail Manager と連携することで VCF on VxRail が動作

 

では実際に VCF on VxRail を構築、運用する方法について、どうなっているのでしょうか。

こちらを第 3 回目でご説明していこうと思います。

 

図 8:VCF on VxRailを実現するコンポーネント

 

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<連載リンク>

第1回 ハイブリッドクラウドをより身近な存在に!~Dell Technologies Cloud~

第2回 VMware Cloud Foundation on VxRailから始めるオンプレクラウド

第3回 VMware Cloud Foundation on VxRailの構築と運用

第4回 次世代アーキテクチャのモジュラー型サーバのVCFでの活用 ~PowerEdge MXのご紹介~

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ハイブリッドクラウドをより身近な存在に!

 

 

 

ハイブリッドクラウドの新しい選択肢!

~Dell Technologies Cloud~

こんにちは。Dell EMC でクラウドソリューションを担当している吉田尚壮です。今回から 4 回に渡り、この場をお借りして Dell EMC のクラウドソリューションと具体的な製品について、弊社の各専門家よりご紹介します。

 

ハイブリッドクラウドを促進するインフラ製品を強化!

 

これまで Dell EMC は VMware 製品とのインテグレーションを積極的に進めてきました。さらに今後は VMware が掲げるクラウドのビジョンにアラインする形でハイブリッドクラウド化を支援する製品やサービスを強化しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 1 : Dell EMC はエッジとプライベートクラウドに注力

 

その最初の取り組みとして、VMware Cloud Foundation(以下 VCF)とのインテグレーションを強化したインフラ製品を増やしました。今後も新しいサービスを提供する予定がありますが、まずはその主役である VCF について簡単におさらいしておきましょう。

 

これまでの導入や運用手法をガラッと変える新基準プラットフォーム!

VCF は、従来のインフラ導入や運用手法を一変させるような新しい価値を提供する SDDC プラットフォームです。VCF を採用すれば、SDDC 環境の構築作業を簡素化し、作業時間も大幅に短縮できます。それを実現するコンポーネントが「SDDC Manager」です(図 2)。

 

 

 

 

 

 

 

図 2 : VMware Cloud Foundation の主要コンポーネント

 

SDDC Manager は、VCF の主要コンポーネントの一つで、VMware の各種ソフトウエアのインストールと構成を管理者に代わって自動的に処理してくれます。例えば、新しく SDDC 環境を構築するシーンを考えてみましょう。これまでは、マニュアルで vCentervSpherevSANNSX をそれぞれインストールしてから設定するという作業が必要でした。しかし、SDDC Manager を利用すれば、簡単な操作で完了します。SDDC Manager のダッシュボード(図3)から使用可能なホストを選択したのち、ウィザードに従って必要なパラメータを入力し、実行ボタンをクリックするだけです。あとは自動的にインストールと設定を処理してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 3 : リソースの使用状況と構成が把握できる「SDDC Manager」のダッシュボード画面サンプル

 

同様に、vRealize OperationsvRealize Automation などのインストール作業も SDDC Manager から実行できます(図4)。インストールの処理が自動化されることは、管理者にとって時間の節約だけではなく、作業が失敗するリスクを低減させるメリットもあります!

 

 

 

 

 

 

 

 

図 4 : SDDC Manager から vRealize Suite 関連ソフトウェアを展開する際の画面サンプル

 

これで塩漬けから脱却!SDDC環境を常に健康な状態で維持できる!

 

もう一つ、VCF を採用するメリットがあります。最近、ソフトウェアの定期的なアップデートは必須だと言われるようになりました。ソフトウエア機能の拡張や新機能追加の頻度が多いことが一因と言えますが、最大の理由はセキュリティの担保です。攻撃手法が巧妙化しているサイバー攻撃からシステムを守るために、管理者はソフトウェアの脆弱性に対して迅速に処置する必要に迫られています。

 

しかし、ソフトウェアのアップデートとパッチ適用作業は多くの管理者にとって大きな悩みでした。製品ごとに互換性と作業手順をチェックしなければならず、マニュアル操作による面倒なアップデート作業が必要だからです。また、安全に作業を遂行するためには事前にテストする必要があるなど、容易に準備を進めることができないため、不本意ながら結局塩漬けにするケースが多かったと思います。

 

ご安心ください。VCF ならこの悩みが一気に解決します!VCF には VMware 製品のライフサイクル管理機能が標準搭載されているので、簡単な操作でアップデート作業を完了できます!

 

 

 

 

 

 

 

図 5 :  SDDC Managerのダッシュボード(アップデート処理の確認)画面サンプル

 

操作はとても簡単です。SDDC Manager のダッシュボードからアップデート対象の環境を選択し、アップデートの内容を確認します(図5)。その後、環境の健全性をチェックしてから、問題なければそのままアップデートを実行します。処理は自動化かつオンラインで実行されるので管理者の負担が軽減されますし、当然作業が失敗するリスクも回避できます。ちなみに、アップデート処理はスケジュールを設定しておいて、任意のタイミングで実行させることもできます。

 

VCFの価値を最大化するのがハイパーコンバージドインフラ!

 

このように理想的な SDDC 環境を提供してくれる VCF ですが、どんなハードウエア製品と組み合わせるのが良いのでしょう?その答えは「ハイパーコンバージドインフラストラクチャ (以下HCI)」です!Dell EMC の HCI 製品である「VxRail」は、予め vSphere がバンドルされた状態でデータセンターに搬入されます。それをラッキングして電源投入した後、数十分で vSphere と vSAN を構成し、vCenter にアクセスできるようになります。納品直後から使えるので、構築作業に対する管理者の工数は殆ど考慮する必要はありません。さらに、VxRail はハードウエア層およびバンドルされているソフトウエア(vSphere や vSAN など)を対象としたライフサイクル管理機能が標準装備されています。つまり、物理ホストから vSphere までのアップデート作業は VCF と同じように自動的に処理できるのです(図6)!

 

 

 

 

 

 

 

図 6 :  究極の SDDC プラットフォーム「VCF on VxRail」

 

この HCI 製品「VxRail」と VCF を組み合わせば、ハードウエア層を含めた SDDC 環境のライフサイクル管理が理想的な形で維持できます。まさに、最強の組み合わせと言えるでしょう!Dell EMC は、VCF と VxRail を組み合わせて「VCF on VxRail」として販売しています。この詳細は次の投稿で詳しくご紹介します。

 

大容量ストレージなど、あらゆるニーズにも対応!

 

IT の多くのワークロードは、HCI と VCF の組み合わせで構成される SDDC 環境でカバーすることができるでしょう。しかし、お客様によっては「一度構築した環境で 3 年間は維持するのでホスト(ハードウエアリソース)の拡張性は要らない」とか「VCF は導入したいがハードウエア製品はこちらで選びたい」、または「VCF 環境で大容量ストレージも併用したい」というご要望も実際に存在します。

 

これらのご要件に対応するため、Dell EMC は VCF が使える製品ラインナップを増やしていきます(図7)。具体的には、VCF をバンドルしたコンバージドインフラ製品、およびサーバー、ストレージ、ネットワーク製品と VCF を個別に組み合わせたリファレンスアーキテクチャを提供します。例えば Dell EMC が提供するモジュラー型サーバー(PowerEdge MX シリーズ)と VCF を組み合わせれば、ソフトウェアとハードウェアの両面で統合管理を実現できます。この辺りの詳細は、本連載の後半でご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

図 7 :  VCF をベースとしたインフラ製品ラインナップ

 

管理者不在のエッジもカバー!

 

更に、Dell EMC はエッジまで VCF の価値を届ける取り組みも進めます!VMware が 2018 年に発表した「Project Dimension」 をご存知でしょうか?これは、SDDC を搭載したコンピュートリソースをエッジに提供するフルマネージドサービスの開発プロジェクト名です。それを世界で初めてVMware と協業してサービス化しようとしているのが Dell EMC なのです!このサービスは「VMware Cloud on Dell EMC」という名称で 2019 年の下期から北米にてリリース予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 8 :  SDDC をクラウド消費モデルで調達する新しいサービス「VMware Cloud on Dell EMC」

 

お客様がこのサービスを利用する流れをご紹介します。お客様は VMware が提供する本サービスのダッシュボードから必要なコンピュートリソースを選択して、それを配備する場所を指定します。次に注文ボタンをクリックすれば、数週間後に指定した場所に SDDC が配備され、使用できる状態になります。

 

尚、選択するコンピュートリソースとは、前述した VCF と VxRail に SD-WAN (VMware SD-WAN by VeloCloud) を搭載したネットワーク製品の組み合わせであり、SDDC のコンピュートリソースとして予めパッケージ化されて提供されます。

 

お客様が調達したコンピュートリソースは、管理コンソールから一元的に管理できます(図8)。尚、ハードウエアとソフトウエアのメンテナンスは、VMware と Dell EMC がサービスの一環として実施します(図9)。「VMware Cloud on Dell EMC」は、既存データセンターも対象とするサービスなので、新しいコンピュートリソースの調達方法として注目されるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図 9 : 「VMware Cloud on Dell EMC」のサービス内容

 

ハイブリッドクラウドにご興味があれば、Dell EMC にご相談を!

 

Dell EMC は、ここでご紹介した製品やサービスをまとめて「Dell Technologies Cloud」とい名称で展開しています。VMware のクラウドに対するビジョンにアラインして製品やサービスに落とし込み、ハイブリッドクラウドの現実解としてお客様に提供しています。ご興味があれば是非とも Dell EMC にお声がけください!

 

 

 

 

 

 

 

図 10 :  ハイブリッドクラウドを実現するサービスと製品を包含する「Dell Technologies Cloud」

 

次回は、技術面から「VCF on VxRail」に関して詳しくご紹介します。

 

<連載リンク>

第1回 ハイブリッドクラウドの新しい選択肢!~Dell Technologies Cloud~

第2回 VMware Cloud Foundation on VxRailから始めるオンプレクラウド

第3回 VCF on VxRailの構築と運用

第4回 次世代アーキテクチャのモジュラー型サーバのVCFでの活用 ~PowerEdge MXのご紹介~

 

StorageHub リファレンスアーキテクチャのご紹介・vSphere/vSAN オンラインセミナー実施のお知らせ (2019年07月)

VMware パートナーチームの内野です。

皆様が新しいシステムを構築・提案される際に実際に上に乗るアプリケーションでどの程度、パフォーマンスが出るのかある程度、事前に把握する必要があると思います。

その際に、もちろん、物理的な機器を準備して、実際にアプリケーションをインストールおよび検証の上、パフォーマンスを確認する。という事も非常に重要なことだと思っていますが、出来れば、検証する前に検証するための推奨構成 (リファレンスアーキテクチャ) を事前に確認できたら。と思う方は多いのではないでしょうか。

VMware では、下記の Storage Hub リファレンスアーキテクチャーというページで各アプリケーションメーカー様や用途、業界向けの推奨構成一覧をまとめているページをご用意させて頂いております。

https://storagehub.vmware.com/t/vmware-vsan/reference-architecture/

この中で “Oracle and MySQL” をアプリケーションとして載せる場合の vSphere & vSAN の構成例やリファレンスアーキテクチャ、”Microsoft 社” の SQL Server や MS-Exchange を構築する場合の vSphere & vSAN としての構成例やパフォーマンス結果等を事前に確認することが可能です。

 

 

今回は、全ての情報をご紹介することはできませんが、例えば、データベースと言っても数多くのデータベース製品がございます。StorageHub の中の情報では、Oracle 社の Oracle データベース (12c) 、My SQL データベース、Microsoft 社の SQL Server や Mongo データベースのパフォーマンス情報等が様々な形で掲載されておりますので、色々なシチュエーションに応じた情報をご準備させて頂いております。

 

 

Oracle データベースのパフォーマンスデータの例

 

 

My SQL データベースのパフォーマンスデータの例

 

 

SQL Server データベースのパフォーマンスデータの例

 

 

Mongo データベースのパフォーマンスデータの例

 

 

パフォーマンスデータはハードウェア構成やソフトウェア構成、テスト方法等も正しく確認しないと想定しているシステムの要求と異なる結果になってしまう事もあると思いますが、Storage Hub では、ハードウェア構成やソフトウェア構成(バージョン等)、テストツール等の実行方法の記載もございますので、是非、参考にして頂ければ幸いです。

なお、上記でもご紹介している VMware vSAN に関して、2019 年 7 月にオンラインセミナーを実施させて頂くこととなりました。

(注意 : 上記、アプリケーションのリファレンスアーキテクチャ等の詳細に関する内容はオンラインセミナーでは含まれておりませんのでご注意下さい)

今回は、下記の 3 つのオンラインセミナーを実施させて頂きます。

 

外部ストレージはもう古い!! 3階層から VMware vSAN HCI への移行がもたらす効果

vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#4

最近では、これまでハイエンドストレージで稼働していた重要な業務が VMware vSAN をベースとした HCI に移行されている事例がいくつもあり、移行されたお客様は HCI のメリットをご体感いただいています。どんなお客様が、どのような課題を従来環境に抱えていて、それを VMware vSAN HCI がどのように解決したのか? “にわかに信じがたい、嘘のような本当の話” を実例を用いてお伝えします。

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 07 月 12 日(金) 12:00-13:00 (11:50 から受付開始)

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込みください。

講演者 : ヴイエムウェア株式会社

■ セミナー目次 :
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12:00-12:50

1. VMware vSAN 概要紹介
2. 3階層構成の課題
3. VMware vSAN 導入までの検討事項
4. VMware vSAN 導入効果

12:50-13:00

QA

 

Hyper-V 環境からの vSphere 環境への移行手法ご紹介

vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#5

Windows Server 2008 R2 の延長サポート期間が 2020 年 01 月 14 日と迫ってきております。次期仮想基盤として vSphere/vSAN を用いた最新 HCI 環境をご検討頂いている方向けに Hyper-V から vSphere 基盤への移行方法に関してご紹介します。

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 07 月 17 日(水) 12:00-13:00 (11:50 から受付開始)

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込みください。

講演者 : ヴイエムウェア株式会社

■ セミナー目次 :
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12:00-12:50

1. HCI 最新情報ご紹介
2. VMware vSAN 概要紹介
3. Hyper-V 環境からの移行方法に関して

12:50-13:00

QA

 

 

 

HCI 導入シェア No1 : VMware vSAN 導入事例紹介

vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#6

基盤更改を迎える多くのお客様にとっても、 “HCI” が選択肢に入っているのではないでしょうか。
本セミナーでは、次の基盤をご検討中の皆様に向けて、”VMware vSAN HCI” の実際の導入事例を用いて、

・どんなお客様が導入しているのか?
・どんな課題をお持ちのお客様だったのか?
・導入後にどんなメリットを得ているのか?

を解説します。

“百聞は一見にしかず” 皆様と同じ課題をお持ちのお客様が “VMware vSAN HCI” で課題を解決している実例をぜひ見つけてみてください!

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 07 月 26 日(金) 12:00-13:00 (11:50 から受付開始)

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込みください。

講演者 : ヴイエムウェア株式会社

■ セミナー目次 :
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12:00-12:50

1. HCI 最新シェア情報のご紹介
2. VMware vSAN 概要紹介
3. 海外 VMware vSAN 事例紹介
4. 国内 VMware vSAN 事例紹介

12:50-13:00

QA

では、当日のオンラインセミナーでお会いできることを楽しみにしております。

また、今後、定期的にオンラインセミナーを行う事を計画しております。

今後、取り扱って欲しい内容等がございましたら、是非、オンラインセミナーご参加時に直接、コメントを頂ければ幸いです。

VMware 内野

Microsoft SQL や Exchange サーバーを VMware vSAN で稼働させるリファレンスアーキテクチャのご紹介・vSphere / vSAN オンラインセミナー実施のお知らせ(2019年04月)

VMware パートナーチームの内野です。

皆さまは、システムを構築する時に、例えば、Microsoft SQL サーバー専用の環境・Exchange サーバー専用の環境の様に各システムを個別に構築しておりませんでしょうか。

もちろん、SQL サーバーの負荷が高くなってしまった時に Exchange サーバー側への影響が発生してしまうのではないか。等のご心配も多くあるのではないかと思っております。

VMware vSAN は、Oracle、SAP、MS SQL サーバー、Exchange 等の様々なビジネスクリティカルなアプリケーションを混在させて稼働させることにより、クラスタの統合が行えることができるスケーラビリティを備えています。

クラスタの統合を行う事により、運用管理負荷の減少・柔軟性の向上・ハードウェアリソースの有効活用により、結果としてトータルコストの削減に役立ちます。

今回、ご紹介する “Mixed Workloads on VMware vSAN All-Flash” では、混在するワークロードがある様な環境において、インフラ管理者が VMware vSAN をどの様に構成するべきかの助けになる構成ガイドとベストプラクティスが記載されております。

 

 

また、こちらのデザインガイドの中には、よくお問い合わせを頂くパフォーマンスに関するテスト結果や Disk Group やキャッシュディスクが破損 (Fail) した場合のパフォーマンス結果の記載もございますので、ご興味がある方はぜひ、ご一読下さい。

■ 例 : 単一の vSAN データストアグループ上で SQL Server Always On Availability Groups と Exchagne Server Database availability groups を同時に稼働させた際のパフォーマンスデータ

■ 例 : Disk Group 障害時 (18:40 前後) の SQL サーバーの動作に関するテスト結果

 

本ガイドの中には、バックアップに関する影響等に関しても記載がされております。詳しくは、是非、”Mixed Workloads on VMware vSAN All-Flash” からご興味のある内容をご確認頂ければと思います。なお、本ブログは、下記 URL ブログの内容を翻訳・抜粋・補足を追記させて頂いたものとなります。不明点に関しては、下記ブログも合わせてご確認下さい。

Mixed Workloads on VMware vSAN for Microsoft SQL Server and Exchange

 

なお、上記でもご紹介している VMware vSAN に関して、2019 年 4 月にオンラインセミナーを実施させて頂くこととなりました。

(注意 : 上記、Microsoft SQL や Exchange サーバーを稼働させる際のリファレンスアーキテクチャーの話はオンラインセミナーでは含まれておりませんのでご注意下さい)

今回は、下記の 2 つのオンラインセミナーを実施させて頂きます。

4/19 日の “vFORUM 2019 プレイバック!基礎からわかる HCI 入門” では、HCI 導入の背景や VMware vSAN の概要・特徴等を解りやすくご紹介させて頂きます。vFORUM 2019 のブレイクアウトセッションでも非常にご好評を頂いたセッションンになっております。

4/24 の “【リアルタイム実況!!】 1 時間で vSAN 初期構築はどこまできる!?” では、オンラインセミナー中に VMware のインターネット上のハンズオン環境を使って、実際に VMware vSAN の構築作業を行い、その様子をオンラインセミナー経由で中継させて頂きますので、実際の構築作業を行いたい方向けの内容となっております。

 

vFORUM 2018 プレイバック! 基礎からわかる HCI 入門

vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#2

 

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 04 月 19 日(金) 12:00-13:00 (11:50 から受付開始)

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込みください。

講演者 : ヴイエムウェア株式会社 奥村 奈緒美

■ セミナー目次 :
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12:00-12:50

1. HCI が定番になりつつある背景
2. vSAN 技術概要
3. やっぱり vSAN がベストな理由
4. HCI 導入にあたる不安要素を取り除こう!
5. まとめ

12:50-13:00

QA

 

【リアルタイム実況!!】1 時間で vSAN 初期構築はどこまでできる!?

vSphere / vSAN オンラインセミナー 2019#3

 

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 04 月 24 日(水) 12:00-13:00 (11:50 から受付開始)

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込みください。

講演者 : ヴイエムウェア株式会社 内野 賢二

■ セミナー目次 :
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12:00-12:50

1. 検証環境への接続/vCenter への接続
2. 検証環境の確認 / VMware vSAN の有効化
3. ノードの追加・ディスクの追加作業
4. 仮想マシンストレージポリシーの設定作業
5. 仮想マシンの作成およびディスクレイアウトの確認

12:50-13:00

QA

 

では、当日のオンラインセミナーでお会いできることを楽しみにしております。

また、今後、定期的にオンラインセミナーを行う事を計画しております。

今後、取り扱って欲しい内容等がございましたら、是非、オンラインセミナーご参加時に直接、コメントを頂ければ幸いです。

VMware 内野

vSphere 6.7 / vSAN 紹介ウェビナー開催のお知らせ

VMware パートナーチームの内野です。

3/13 (水) のお昼の時間に、下記のオンラインセミナーを開催させて頂きます。インターネットに接続出来ていれば、日本全国はもちろん、海外からでも参加できる非常にお手軽なオンラインセミナーです。

去年の vFORUM でも非常に人気のセッションだった vSphere 6.7 の最新機能紹介とやはり、お客様やパートナー様からのお問い合わせが非常に多い VMware の HCI : vSAN に関するご紹介をさせて頂きますので、是非、多くの皆様にご参加頂ければと思っております。

 

vSphere & vSAN オンラインセミナー

~ 仮想化システムの運用負荷軽減に効く!! vSphere & vSAN 最新機能と活用法をご紹介


 

本オンラインセミナーでは、vSphere や vSphere に一番最適な HCI である vSAN に関して製品のご紹介から利用用途・導入事例等様々な情報をお届けさせて頂きます。

対象 : パートナー企業様、エンドユーザー様
※競合企業、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。

主催 : ヴイエムウェア株式会社

日時: 2019年 03 月 13 日(水) 12:00-13:00

費用: 無償

申し込み : こちらよりお申込み下さい

■ セミナー目次 :
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12:00-12:25
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vSphere 6.7 What’s New – 進化した vSphere 6.7 の最新機能をご紹介

講演者 : ヴイエムウェア株式会社

(セッション概要)
今回のリリースの特徴には、管理の大幅な簡素化と効率化、組み込み型の包括的なセキュリティ、より多くのワークロードへの対応強化、ハイブリッド クラウド関連機能の強化があります。本セッションでは、それらを実現する為に実装された VMware vSphere 6.7 の新機能と拡張された機能について解説します。

12:25-12:50
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vSAN 概要紹介

講演者 : ヴイエムウェア株式会社

(セッション概要)
サーバにコンピューティング機能とストレージ機能を統合したシンプルな構成の仮想化基盤として、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)の普及が急速に進みつつあります。仮想化システムの運用管理の負荷にお困りのお客様や、仮想化システムの更新を検討中のお客様に最適な VMware の HCI : vSAN に関して、概要および利用方法をご紹介させて頂きます。

12:50-13:00
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Q&A


 

では、当日のオンラインセミナーでお会いできることを楽しみにしております。

また、今後、定期的に vSphere や vSAN 等のオンラインセミナーを行う事を計画しております。

今後、取り扱って欲しい内容や VMware のオンラインセミナーで発表してみたい等のご意見がございましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。

 

VMware 内野

VIB アクセプタンスレベルに関して

VMware 内野です。

VMware では仮想基盤をより安定して運用して頂くために VIB に関してアクセプタンスプログラムという認証プログラムを持っております。今回は VIB に関するご説明とアクセプタンスプログラムに関してご紹介させていただきます。

 

非常に地味ですが、システム選定の際に非常に大切なことですので、ご一読頂ければ幸いです。

 

VIB (VMware Infrastructure Bundle) とは…..

ESXiの構成上するために以下の様なパーツをまとめたファイルを VIB (VMware Infrastructure Bundle) と呼んでおります。

よくある VIB ファイルの構成例:

・ESXiベースイメージ(ESXi Kernel)
・デバイスドライバ
・CIMプロバイダ

特定のハードウェアを認識させる場合、該当のハードウェア専用の VIB ファイルをインストールさせてから動作させる必要が多いため、デバイスドライバの様なイメージで捉えて頂いている方も多いのではないでしょうか。

その為、特定のハードウェアを利用する為に、該当のハードウェアメーカー様が提供されている VIB ファイルを ESXi にインストールするという形なります。Windows のデバイスドライバと同じ考え方だと思って頂ければわかりやすいかと思います。

アクセプタンスレベルの分類

VIB にはデバイスドライバ等、システムを安定的に稼動させるために必要な多くのプログラムが含まれております。デバイスドライバ等、システムにロードされるプログラムの品質が悪いと仮想基盤自体を不安定になってしまう要因となることがございます。

そのような仮想基盤が不安定になってしまう要因を取り除くために品質テスト・動作テストというのが非常に大切になってまいりますが、VMware では下記の 4 つのレベルに分類して品質テスト・動作テストを実施しております。

  1. VMwareCertified
  2. VMwareAccepted
  3. PartnerSupported
  4. CommunitySupported

以下、4 つの項目に関して 1 つずつ説明させていただきます。

“VMware Certified” に関して

VMware Certified レベルは最も厳しい要件です。VMwareCertified レベルの VIB はVMware 社内品質保証テストと完全に同等な詳細なテストが行われます。

この VIB に関する障害調査は VMware 内部で全ての調査等が行われます。

 

“VMware Accepted” に関して

VMware Accepted レベルは、すべての機能を完全に VMware 内部でテストをしている訳ではありません。検証テストは各パートナー様内で実行されており、VMware は各パートナー様内で行われたテスト結果を確認した上で認証しております。

この VIB に関する障害調査は VMware は、各種パートナー企業様のサポート組織と連携して調査を行います。

 

“PartnerSupported” に関して

Partner Supported レベルは、VMware パートナー プログラムに参加している信頼のおける各パートナー様内ですべてのテストが実行されており、VMware はテスト結果を確認しておりません。

この VIB に関する障害調査は VMware は、各種パートナー企業様のサポート組織と連携して調査を行います。

 

“CommunitySupported” に関して

Community Supported レベルは、VMware パートナー プログラムに参加していない個人または企業が作成した VIB になります。

このレベルは VMware が承認したテスト プログラムは行われておりません。

VMware のテクニカル サポートや VMware パートナーによるサポートは受け付けることができません。

 

まとめ

アクセプタンスプログラムは皆様の仮想化基盤の安定稼動を目的としたプログラムです。仮想基盤の新規構築・更新の際には、アクセプタンスレベルも含めてご確認頂きますようお願いいたします。

特に Community Supported レベルの VIB をインストールする必要がある場合は、テクニカルサポートに関しては、ユーザー企業様・販売会社様の自己責任となる可能性があることをご認識の上、ご検討頂ければと思います。

VMware としては、より上位のアクセプタンスレベルの製品 (VIB) を選定して頂きますよう推奨させて頂いております。

[参考ドキュメント]

VIB およびホストの許容レベルについて

内野

P2V!! VMware vCenter Converter Standalone を利用した物理サーバ (Linux) から VMware vSphere 環境への移行

皆様、こんにちは。VMware の内野です。

本エントリでは、ブログ [仮想化への移行] シリーズの第二弾として、VMware vCenter Converter Standalone (以下Converter) を利用した物理環境上にインストールされている Linux 環境を vSphere 環境へ P2V (Physical to Virtual) するための実際の手順をお伝えします。

[仮想化への移行]シリーズ
・はじめに
-移行計画、準備段階でのポイント
• V2V (Virtual to Virtual)
VMware vCenter Converter Standaloneを利用した他の仮想化製品フォーマットから VMware vSphere 環境への移行
• P2V (Physical to Virtual)
– VMware vCenter Converter Standalone を利用した物理サーバ (Linux) から vSphere 環境への移行 ←本エントリ
• I2V (3rd Party Image/Backup Tool to Virtual)
– 3rd Party Image/Backup Tool から VMware vSphere 環境への移行←Coming soon!!
• V2C (Virtual to Cloud)
– VMware Sphere 環境から VMware vCloud Air への移行 ←Coming soon!!

 

 

-事前準備-

前回のブログに Converter の入手方法等に関しては記載されております。入手方法等はそちらを確認してください。
また、インストール手順はこちらのブログが非常に参考になると思います。

Linux 環境特有の注意点としては、

移行元の Linux は起動しておく必要があります。

・SSH を有効にしておく必要があります。

・データベースや Web アプリケーション、ウィルスソフト等のサービスはできるだけ停止してから P2V を実施してください。特にファイルをロックするようなアプリケーションは注意が必要です。

・GRUB のみサポートしています(LILO はサポートしておりません)。

・HelperVM (移行作業用のテンポラリVMです) 用に IP アドレスが別途、必要です。1 VM を P2V するために 1 つの作業用 IP アドレスが必要になります。

その他の注意点はこちらの資料の  P29 ページをご確認ください。

 

 

それでは、実際の移行作業をご説明します。なお、今回は RedHat Enterprise Linux 6.0 にて動作確認を行っております。

まずは、

1.VMware vCenter Converter Standalone を起動して、[Convert machine] ボタンをクリックします。

 

Converter1

 

2. ウィザードが表示されましたら

Select source type : “Powered-on machine” を選択

IP Address or name : 物理Linux の IP アドレス

User name : Linux のユーザー名

Password : Linux のパスワード

OS Family : “Linux” を選択

と順番に選択して、[Next] ボタンをクリックします。

Converter2

3. 証明書の画面が表示されるので、[Yes] ボタンをクリックします。

Converter3

4. 指定した物理 Linux の名前やバージョン、設定情報が表示されるので、[Close] ボタンをクリックします。

Converter4

5. ウィザードの次の画面で移行する vCenter の

IP アドレス : vCenter の IP アドレス

user name : vCenter の管理者ユーザー名

password : vCenter の管理者ユーザーのパスワード

情報を入力して、[Next] ボタンをクリックします。

Converter7

6. 移行先の ESX を選択して、[Next] ボタンをクリックします。なお、こちらの画面で移行先の仮想マシンバージョンや保存先のデータストアの指定を行うことが可能です。

Converter8

7. 仮想マシン名を指定して、仮想マシンフォルダを選択して、[Next] ボタンをクリックします。

Converter9

 

8.今回、検証した環境では、仮想環境のディスク容量が足りずにエラーが発見されました。そのため、ディスク設定を変更するため、”Edit” をクリックします。

Converter11

9. “Advanced” をクリックします。

Converter23

10. “Destination layout” タブをクリックして、容量が超えてしまっているディスクを “Thin” ディスクをへ修正します。

Converter13

11. “Devices”  の各設定画面は下記の通りです。メモリの容量変更などを行うことができます。

Converter14

12.  “Network” の各設定画面は下記の通りです。ネットワークタイプ等を選択することができます。

Converter15

13.  “Advanced Option” の各設定画面は下記の通りです。”Power on destination machine” と “Power off source machine” 両方のチェックボックスをオンにすると、P2V 終了後、自動的に物理環境の Linux がシャットダウンして、仮想環境の Linux が起動してきます。

Converter16

 

15. 最後に [Helper VM network configuration] をクリックして、[Network] タブのネットワーク設定を行います。この設定を行わないと P2V に失敗しますので、ご注意ください。

Converter24

## 補足 ##

Helper VM の設定を行わない場合、下記の様なエラーメッセージが表示されます。下記のエラーメッセージが表示された場合は Helper VM のネットワーク設定を確認してください。

Converter22

16.  最後に設定内容を確認して、[Finish] ボタンをクリックします。Converter18

17. P2V のジョブが実行 (Running) されたことを確認して、ジョブが終了するまで待機します。

Converter19

18. ジョブが成功すると、ステータスが “Completed” になります。

Converter28

19. 仮想マシンを起動して、Linux が起動してくることを確認します。その後、設定情報や VMtools 等のインストール等を実施してください。

Converter30

 

いかがでしたでしょうか? 私たちが今回、検証した環境では検証環境の物理環境を準備する部分の方が非常に手間がかかり改めて仮想化環境の便利さを再確認することができました。

VMware vCenter Converter Standalone を使えば、簡単に物理環境の Linux を vSphere 環境に移行することができますので、物理環境の保守切れやシステム更新の際などには P2V 作業を入り口に vSphere 環境で効率適な運用を目指してみてはいかがでしょうか。

来週はサードパーティー製品を利用したイメージツールからの P2V の実施方法をご紹介させて頂きます。

[仮想化への移行]シリーズ
・はじめに
-移行計画、準備段階でのポイント
• V2V (Virtual to Virtual)
– VMware vCenter Converter Standaloneを利用した他の仮想化製品フォーマットから VMware vSphere 環境への移行
• P2V (Physical to Virtual)
– VMware vCenter Converter Standalone を利用した物理サーバ (Linux) から VMware vSphere 環境への移行 ←本エントリ
• I2V (3rd Party Image/Backup Tool to Virtual)
– 3rd Party Image/Backup Tool から VMware vSphere 環境への移行←Coming soon!!
• V2C (Virtual to Cloud)
– VMware Sphere 環境から VMware vCloud Air への移行 ←Coming soon!!

Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介

こんにちは。VMware の内野です。

本日は 6 月 11 日 ~ 13 日に幕張メッセで開催された Interop Tokyo 2014 の VMware ブース内の マネージメントコーナーの内容をご紹介します。

マネージメントコーナーでは、サーバーはもちろん、ストレージやネットワークまでも含めていかに一括で効率的に運用管理が行えるか。に関してお客様からよく頂くご質問に対する解決策を多くご紹介させていただきました。

Interop Tokyo 2014 の VMware ブースマネージメントコーナーでは、以下の様な環境を準備しました。

interop-mgmt-env

今回は上記の環境を使って、VMware vCenter Operations (以下、Operations Manager) や VMware vCenter Log Insight (以下、Log Insight) が多くのお客様で共通される課題をいかに解決できるかに関して実際の画面 (動画) も含めて、ご紹介させて頂きます。

課題 1. 現状の仮想環境にあと何台仮想マシンを追加できますか。

仮想化環境のメリットをより多く受けるためには 1 台のサーバーにより多くの仮想マシンを起動させたいと皆さんが思っております。

しかし、同時に仮想化環境に多すぎる仮想マシンを起動してしまうと、

  • “性能が劣化してしまうのではないか心配”
  • “ピーク時に十分な性能が出ることを保証したい”

等の理由で統合率を上げることに躊躇しているのではないでしょうか。

その様な時には Operations Manager を使って、最適な統合率を確認することが可能です。Operations Manager を利用することにより今まで今までの経験則でのキャパシティ管理から脱却して、利用状況に即したキャパシティ管理を行えるようになります。

interop-mgmt-case1

 

 実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:あと何台VMを載せられるか確認する

ご覧頂いた様に対象のクラスタを選択しただけで、残り何台の仮想マシンを乗せることができるかがすぐに確認することが可能です。今までは熟練の管理者が vCenter からパフォーマンスデータを取得して、Excel と格闘しながら、経験則で判断していたかと思いますが、これであれば、誰でも簡単に正確にキャパシティプランニングを行えます。

現在の利用状況のまま使い続けた場合、翌週・翌月・翌3ヵ月後の予測を行うことも可能ですので、いつの間にかリソースが足りなくなってしまったということは発生しません。また、ハードウェアを購入するためには上司や購買部門等に “なぜ、サーバー (ストレージ) が必要なのか” を説明する必要があると思いますが、この画面を使えば、上司や購買部門の方への説明もスムーズに行くのではないでしょうか。

仮想マシンを実際に追加した場合のシュミレーションも行うことができますので、実際に仮想マシンを追加する前にシュミレーションを行うことで “性能が劣化してしまうのではないか” という心配もしなくても大丈夫です。

それでは次の課題に進みます。

課題 2. いつ頃ハードウェアを追加すればいいですか?

仮想化環境を上手く使いこなせるようになるとハードウェアリソースの利用率がだんだん高くなってきます。統合率が高くなることによりハードウェアリソースが不足する場合も出てきます。

ハードウェアリソースの不足が発覚したタイミングでハードウェアを購入しようとしても上司や購買部門と調整した後、ハードウェアを注文して、到着まで待って、ラックマウントしてセットアップをして・・・・・と多くの作業を実施した後にハードウェアを利用することができます。

しかし、購買の手続きをしている最中もハードウェアリソースが不足している状況では、パフォーマンス低下が発生してしまう可能性がありますので、事前に “いつ頃ハードウェアが不足するのか” を事前に知らなくてはいけません。

今まではいつリソースが枯渇するかが明確ではなかったので、経験則や勘でハードウェアを追加していたのではないでしょうか。Operations Manager を利用することにより実際の運用で行われてきた実データの利用状況トレンドを基づいて、リソースの残り時間を推測することができます。

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実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:いつリソースが枯渇するか確認する

このように Operations Manager を利用することにより簡単に現在の利用状況のトレンドを考慮した上で現在のハードウェアリソースがあと何日 (何ヶ月/何年) 持つのかを CPU やメモリ、ディスクなどのコンポーネント単位で確認することが出来ます。

また、ハードウェアを追加した際にどの程度の利用期間が延びるのかなども簡単にシュミレーションすることができますので、仮想環境の正常性の確認以外にも、たとえば、ハードウェアを購入する際に サーバーを追加した時には  20 仮想マシンを追加できるけど、メモリだけ追加しても 20 仮想マシンの追加が可能になる。サーバーを購入するのではなく、メモリだけ増設して方が価格が安いからメモリだけ増設しよう。等の判断を明確に行えるようになります。

Operations Manager を使ってシュミレーションできる実例:

  • サーバーやストレージを追加した際に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • CPU やメモリ等の増設をした時に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • 特定のサーバーやストレージを撤去した時に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • システムをリプレースする際のサイジングのシュミレーション
  • 仮想マシンを追加・削除した際のシュミレーション

それでは次の課題に進みます。

課題 3.無駄にハイスペックな仮想マシンがたくさんいるんだけど・・・

仮想環境の管理をしているとリクエストされている仮想マシンのリソースが適切にリクエストされているか疑問に思うことはありませんか。

本当は 1CPU / 4 GB メモリあれば、十分なのに、4 CPU / 16GB メモリの申請をされるようなことは無いでしょうか。リクエストをしている人はパフォーマンスを担保する意味で、多めにリソースの申請をしてしまいやすい傾向があると思います。

そのようなリクエストが多数あると、せっかく仮想環境を構築して、リソースを効率的に使おうとしても非効率な状況が発生してしまいます。

今までは過剰に申請された仮想マシンを見つけ出す方法がありませんでした。Operations Manager を利用することにより簡単に過剰申請された仮想マシンを探し出すことができるようになります。

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実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:過剰割り当てVMを探す

このように簡単なオペレーションで過剰にリソースが割り当てられた仮想マシンを適正化して削減できた分で新規の仮想マシンを作成することができ、より効率的に仮想環境を利用することが可能です。

なお、私がお客様先に Operations Manager を評価してもらう為に導入したお客様の実績ベースでも 95% 以上の仮想マシンがオーバースペックなリソースが割り当てられていました。皆様の仮想環境でも少なくとも 90% 以上の仮想マシンがオーバースペックになっているのではないかと確信しています。オーバースペックの仮想マシンを最適化することにより新しい仮想マシンのリソースとして再利用することが出来るようになります。

それでは次の課題に進みます。

課題 4.仮想環境で使っているストレージのパフォーマンスが上がらないんだけど・・・

仮想環境でも物理環境でもパフォーマンスの問題が発生した時の調査というのは非常に難しいですよね。CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク等、各コンポーネントの利用状況等を調べて、既存の環境を依存関係を把握した上で、原因を追究する必要があります。

そのため、どこにボトルネックがあるのか正確を特定できれば、パフォーマンス問題の半分は解決できたと考えてもいいでしょう。

中でも特にストレージのボトルネックを探し出して原因を究明することは非常に難しく、共有ストレージのボトルネックはシステム全体のパフォーマンス低下に直結します。

Operations Manager を利用すれば、vCenter から ESXi ホスト、仮想マシン、データストアーはもちろん、外部ストレージの中のコントローラーやディスク、キャッシュ等も含めて一元的に視覚化することができます。

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実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:VMが起動している外部ディスクの情報を確認する

仮想マシンが起動しているハードディスクがどれかを特定しようとすると色々なツールを駆使して、一つずつ確認をしていかないとどのハードディスク上で起動しているかを確認できないと思います。Operations Manager を使うと仮想マシンを選択するだけで、その仮想マシンが外部ストレージの中のコントローラやキャッシュ、ディスクのどれを使っているかを瞬時に判断することが出来るようになります。

なお、Interop Tokyo 2014 では EMC 様にご協力頂き、EMC VNX を設定させて頂きましたが、Operations Manager に対応しているストレージは下記の Solution Exchange というページから検索することができますので、現在ご利用のストレージで同じことができるか確認してみてください。

https://solutionexchange.vmware.com/store

それでは次の課題に進みます。

課題 5.管理する仮想マシンや物理的な機器が増えすぎてログを確認できないんだけど・・・

仮想環境でも物理環境でも同様だと思いますが、皆様は Windows や Linux / ストレージ機器やネットワーク機器のログを確認しておりますでしょうか。

多くの方のログの確認する場合はトラブルが発生したやセキュリティを担保するためにログを確認することが多いのではないでしょうか。

ですが、ログの確認は当たり前ですが、各機器によって確認方法が違います。

  • Windows : イベントログから確認
  • Linux : /var/log/messages のログファイルを確認
  • ストレージ機器 : ストレージ管理ソフトから確認 (各スベンダーにより確認方法が異なる)
  • ネットワーク機器 : show logging コマンド等でログを確認

Linux であれば、/var/log/messages の中を grep 等のコマンドを駆使して、目的のログを探すのは経験が必要な作業なのではないでしょうか。

また、例えば、100 台の Windows と 100 台の Linux を管理しているのであれば、合計 200 台に対して、リモートデスクトップや ssh でログインして、1 台ずつ確認していたら、それだけで 1 日が終わってしまいますよね。

そのような場合には Log Insight を利用すれば、一箇所で集中して管理することができるようになります。

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実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Log Insight を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:LogInsightでログを検索する

このように Log Insight は多くの機器のログを一括集中で管理することができます。

“syslog サーバーと何が違うの?” という疑問もあるかと思いますが、syslog サーバー上で大量のログメッセージを grep 等のコマンドで検索すると非常に時間がかかると思います。Log Insight を使えば、大量のログメッセージを高速に検索することが出来ます。

また、Log Insight 2.0 から Windows エージェントが Log Insight に追加されておりますので、Windows サーバーや端末のログを集中管理を行うことが出来ます。

ログのフィルタリングや集計機能を使えば、トラブル時に原因のログを探したり、日々のログデータのトレンドを把握することも簡単に行えるようになると思います。また、アラーと設定を行い、例えば、”ログイン失敗のエラーメッセージが発生したら、メールを送る” 等の設定も可能ですので、セキュリティを担保するという意味でも非常に効果があると思います。

それでは次の課題に進みます。

課題 6.NSX も一緒に Operations Manager で管理したい。

Interop Tokyo は皆さんもご存知の通り、ネットワークのイベントです。VMware の中ではネットワーク仮想化ということで NSX を出展させて頂きました。その NSX も今までご紹介してきた Operations Manager を使って参照することが可能です。

管理ツールが複数存在すると、その分、運用のオペレーションが増えたり複雑になったりします。全ての管理を OPerations Manager に統一することにより運用をよりスリムに行うことが可能です。

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実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:NSXをOperations Managerで視覚化する

なお、NSX アダプタは 2014 年 6 月現在、テクニカルプレビューというステータスになっておりますので、正式なリリースまでもう少しお待ちください。

 

いかがでしたでしょうか。

 

Operations Manager / Log Insight が既存の運用をどの様に効率的になるかをご理解頂ければ幸いです。本ブログを興味を持って頂いたら、皆様の環境でもぜひ、Operations Manager / Log Insight をまずはお気軽にお試し頂ければと思います。

 

まとめ:

Operations Manager / Log Insight は導入コストを削減する製品ではなく、運用コストを削減することを目的とした製品です。現在、多くのお客様環境ではより少人数で多くのシステムをより高い品質で運用することが求められています。

導入コストは製品を購入するというはっきりした支出がありますので、導入コストばかりが注目されてしまいますが、導入コストだけでは全体的な IT コスト削減は望めません。むしろ、システム全体の費用で考えた時には導入コストよりも運用コストの方が大きく、本当に改善しなくてはいけないのは、導入コストではなくて運用コストなのです。

Operations Manager / Log Insight という運用管理ツールを使い、運用コストを圧縮して、全体的なコストを最適化していく必要があります。

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執筆者:内野 賢二

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