Home > Blogs > Japan Cloud Infrastructure Blog > 月別アーカイブ: 2017年6月

月別アーカイブ: 2017年6月

ここが変わった! VMware vSphere 6.5 Part2

 

日本ヒューレット・パッカード株式会社の中川明美です。

今回はvSphere 6.5から提供される、「vCenter Server Appliance の高可用性」と「vCenter Server ApplianceとPlatform Services Controllerアプライアンスのファイルベースのバックアップとリストア」についてご紹介します。

 

#1: vCenter Sever Appliance_1 (コンポーネントおよびサービス / スケーラビリティ)

#2: vCenter Sever Appliance_2 (高可用性 / バックアップとリストア)

#3: 仮想ハードウェア Version 13 / VMware Tools Version 10.1

#4: 3つの管理ツール (vSphere Host Client / vSphere Client / vSphere Web Client)

#5: vSphere HA (Proactive HA / ホスト障害への応答 / 仮想マシンで許容するパフォーマンス低下)

#6: vSphere DRS (Predictive DRS / その他のオプション)

 

vCenter Server停止時の影響範囲は?

VMware製品に初めて関わる方からは、vCenter Server停止時の影響範囲についてよく質問されました。プリセールス時には可用性も含めて提案しますから気になりますね。

最近はvCenter Server停止時の質問は減りましたが、復習をかねて影響範囲について確認しましょう。

vCenter Serverが停止して困るのは、vCenter Serverが提供している機能を使用できない時です。たとえば、仮想マシンのクローン作成やvMotion(仮想マシンの移行)を行う時です。

vSphere HAや分散スイッチは、新規作成や設定変更時にはvCenter Severが稼働している必要があります。しかし機能の継続には支障ありません。vSphere HAや分散スイッチは、ESXiホスト側で管理する仕組みを持っているからです。

最近の質問は、「vCenter Single Sign-Onサービスが停止したら、vSphere Web ClientからvCenter Serverにログオンできなくなるの?」です。次から次へと疑問は尽きませんね。

 

Platform Services Controller (PSC) の可用性

こちらのBlogでは、vCenter Serverの可用性を中心に進めます。vCenter Single Sign-Onサービスを含むPSCの可用性については、組み込みのPSCか外部のPSCを選択するかで方法が異なります。組み込みのPSCはvCenter Serverを保護すれば同時にPSCも保護されます。

外部のPSCの可用性については、こちらをご確認ください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-65/index.jsp#com.vmware.psc.doc/GUID-62CC201A-01ED-4116-8604-FF123481DAFC.html

 

vCenter Server の可用性

vCenter Serverを長く停止させるわけにはいけませんから、少しでもダウンタイム (サービスの停止時間) を短くする方法を検討する必要があります。

vCenter Serverの可用性については、いくつかの方法が提供されてきました。シンプルな方法として選択されてきたのはvSphere HAですね。

vSphere 6.5では、vCenter Server Applianceを対象に、「vCenter High Availability」が追加されました。ハードウェア障害からの保護だけではなく、 パッチ適用などサービスを停止しなければならない際にダウンタイムの短縮に役立ちます。

<補足情報>

vSphere 6.0のドキュメントになりますが、vSphere HAとMicrosoft Cluster Serviceで構成するvCenter Serverの可用性についてまとめられています。参考にしてください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-60/index.jsp#com.vmware.vsphere.vcenterhost.doc/GUID-4A626993-A829-495C-9659-F64BA8B560BD.html

以下はvCenter Server の高可用性に関する VMware の KBです。こちらも参考にしてください。

-英語版-
Supported vCenter Server High Availability Options
https://kb.vmware.com/kb/1024051

-日本語版-
サポート対象の vCenter Server 高可用性オプション
https://kb.vmware.com/kb/2089839

vCenter High Availability

vCenter HAは3つのvCenter Server Applianceインスタンスから構成します。

1つ目のインスタンスは、Activeノードとして使用されます。Activeノードのクローンが2回作成され、Passiveノードと監視ノード用に構成されます。

Activeノードに障害が発生すると、自動的にPassiveノードに役割を引き継ぎます。監視ノードはクォーラムを提供し、スプリットブレインの状態から保護します。

vSphere 6.5から提供される機能ですから、ESXiホストも6.5で構成できればよいですね。

vCenter HAのハードウェア要件とソフトウェア要件はこちらをご確認ください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-65/index.jsp#com.vmware.vsphere.avail.doc/GUID-8FD87389-8CC9-4298-8B08-A1526FB44524.html

設定方法はシンプルです。下図のウィザードにあるように、vCenter HAネットワーク用のIPアドレスを設定します。環境に応じて、「Passive」と「監視」の仮想マシンをどのESXiホスト、どのデータストアに配置するかを指定します。事前にESXiホスト上にvCenter HAネットワーク用のポートグループを作成しておく必要があります。

vCenter Server ApplianceおよびPlatform Services Controllerアプライアンスのバックアップ

vSphere 6.0から、vSphere Data Protectionを使用して、vCenter Server、vCenter Server Applianceまたは Platform Services Controller を含む仮想マシンのイメージベースのバックアップができるようになりましたね。vCenter Serverを、vSphere Data Protection アプライアンスが実行されているESXi ホストに直接緊急リストアできることは特徴の一つです。

 

<補足情報>

vSphere Data ProtectionはvSphere 6.5が最後の提供となります。

https://blogs.vmware.com/partnernews/2017/04/vsphere-dp-eol.html

 

vSphere 6.5 では、vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用して、vCenter Server Appliance と Platform Services Controller アプライアンスのファイルベースのバックアップを提供します。バックアップはvCenter Server Appliance 管理インターフェイスを、リストアはvCenter Server Applianceの GUI インストーラを使用します。

 

< vCenter Server Appliance 6.5のバックアップ>

vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (https://vCetner Server ApplianceのFQDN or IPアドレス: 5480) を使用してバックアップします。

バックアップデータは、指定したリモート システム(たとえばFTPサーバー)に、HTTPS/ HTTP/ SCP / FTPS/ FTPのいずれかを使用してストリーミングされます。

< vCenter Server Appliance 6.5のリストア>

リストアは、次の2つの手順で実施されます。

  1. vCenter Server Appliance 6.5 Installerでovaファイルのデプロイ
  2. vCenter Server Appliance 管理インターフェイスでバックアップデータの転送

1の手順でovaファイルのデプロイ完了後、 vCenter Server Appliance 管理インターフェイスへリダイレクトされ、2の手順のリモートシステムにあるデータを、新しくデプロイされた vCenter Server Appliance にコピーします。

リストア後、vCenter Server Applianceと Platform Services Controller アプライアンスのデプロイタイプにより、スクリプト /usr/bin/vcenter-restore を実行します。

詳しくは、こちらをご確認ください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-65/index.jsp#com.vmware.vsphere.install.doc/GUID-67C7D3ED-2A52-4960-95EC-03C4EE3F5E34.html

 

◆まとめ◆

今回は、vSphere 6.5で提供された、vCenter HAとvCenter Server Appliance と Platform Services Controller アプライアンスのファイルベースのバックアップをとりあげました。

可用性については、vSphere HAを選択するべきか、vCenter HAを選択するべきか。

vSphere HAはDRSの非アフィニティルールと構成することを推奨しています。vCenter HAはESXiホストが3台以上およびDRSを構成することを推奨しています。vSphere HAもvCenter HAも1つのvCenter ServerライセンスとvSphere Standardのライセンスで構成可能です。DRSを使用するならvSphere Enterprise Plusのライセンスが必要です。

どちらの機能を選択し、どのように設計(構成)するかは、運用コストの費用対効果を考慮する必要がありますね。

Windows版のvCenter Serverの場合は、vSphere HAまたはMicrosoft Clustering Serviceのどちらかを検討することになります。

次にバックアップですが、サードパーティ製品を使用して仮想マシンのバックアップを取られていることが多いと思います。コスト面からvSphere Data Protection を検討されていた方もいらっしゃるかと思いますが、先に述べたようにvSphere 6.5が最後のリリースとなりますからご注意ください。

vCenter Server Applianceをご使用であれば、正常に動作するアプライアンスを復元できるようにバックアップデータを取りますから、こちらもお勧めかもしれません。

次回は仮想ハードウェア Version 13  VMware Tools Version 10.1ついてご紹介します。

HPE Synergy – 最初のコンポーザブル インフラストラクチャー (HCI) – vSAN on Synergy の構成が認証されました

□はじめに

以下のURLは、HPE小川様のブログです。(外部リンク)
HPE Synergy にご興味をお持ちの方は、以下のリンク先も併せてお読みください。

https://community.hpe.com/t5/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E5%90%91%E3%81%91-%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BA-%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/VMware-vSAN-%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%81-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%96%E3%83%AB-HCI/ba-p/6964180#.WUdElWjyg2w

□ご紹介

vSANは、最も重要なワークロードを稼働させる信頼性の高いインフラとして、7000社を超えるお客様に使われ、現在も成長を続けています。この流れをさらに促進させるべく、VMwareはパートナー様と連携し、次世代ハードウェアにいち早く対応させることを明言しています。
コンポーザブルインフラストラクチャはお客様が採用を検討する次世代プラットフォームであり、vSANとして初めて認証を受けた最初のコンポーザブルインフラストラクチャであるHPE Synergyを発表できることは非常に光栄です。これは、我々の成熟したお客様が稼働させる従来のアーキテクチャのワークロード、および次世代のワークロードにとって非常に画期的な位置づけの製品です。
HPE Synergyの構成詳細については、以下vSAN VCG(VMware Compatibility Guide)を参照下さい。
AF-6:http://www.vmware.com/resources/compatibility/detail.php?deviceCategory=vsan&productid=41543&deviceCategory=vsan&details=1&vsan_type=vsanreadynode&page=1&display_interval=10&sortColum
n=Partner&sortOrder=Asc
AF-4
http://www.vmware.com/resources/compatibility/detail.php?deviceCategory=vsan&productid=41542&deviceCategory=vsan&details=1&vsan_type=vsanreadynode&page=1&display_interval=10&sortColum
n=Partner&sortOrder=Asc

□従来のHCIとコンポーザブルHCI

コンポーザブルインフラストラクチャの定義については、次のセクションにて記載をします。しかしその前に、基本的なご質問として良く聞かれるのが、“コンポーザブルインフラストラクチャはHCIとして使用することができるのか?”です。答えは“Yes”です。


基本的な違いは、コンポーザブルインフラストラクチャでは“コンピューティング”と“ストレージ“が構成要素として分かれていることです。従来のHCIは、インフラの成長に合わせて”コンピューティング“と”ストレージ“を一緒に拡張させていました。しかし、ワークロードに対してより柔軟に対応していかなければいけません。HCIの恩恵を維持するためには、”コンピューティング“および”ストレージ“からの要求に対して個別にスケールアウトさせていく必要があります。コンポーザブルインフラストラクチャはHCIの世界でそのような考えを実現するための構成要素です。

□コンポーザブルインフラストラクチャとは?

コンポーザブルインフラストラクチャは、3つの要素(ソフトウェアで定義する仕組み、流動的なリソースプール、統合されたAPI)から構成されています。流動的なリソースプールとは、変化する各アプリケーションの要求に対して、構成要素として分かれている“コンピューティング”、“ストレージ”を柔軟に組み合わせるために必要な要素です。そしてソフトウェアで定義する仕組みとは、自動化(サーバやストレージの仮想化)をより促進することによってIT管理者の運用管理をシンプルにしていきます。最後に、統合されたAPIにより、サイロ化された運用を統合し複雑さを排除する単一の管理インターフェースを提供します。このインフラによって年に1-2回程度のインフラストラクチャのアップデート等が発生した際にも、継続的なサービス提供と、アプリケーションの展開を手助けすることができるようになります。

□HPE Synergy

HPE Synergyとは、フレームと呼ばれる10Uのボックスで、12個のハーフサイズのモジュラーを搭載、もしくは6個のフルサイズのモジュラーを構成するベイが存在しています。これらのベイは、最大12台のサーバを搭載可能であり、最大4台のストレージモジュールを搭載することも可能となっています。さらに、ストレージモジュール毎に最大40のSFF(スモールフォームファクタ)ドライブベイを持っています。
以後のセクションで、vSAN視点におけるHPE Synergyの構成について見ていきたいと思います。

□なぜvSANとSynergyを組み合わせるのか?

HPE Synergyは、今までの HPE BladeSystemからの進化と、柔軟に構成を組めるコンポーザブルインフラストラクチャーの第1弾であり、ここで詳細を学ぶことができます。
https://h20195.www2.hpe.com/V2/GetDocument.aspx?docname=A00006129ENW
それ以外にも、HPE Synergyがもたらす主要な利点がありますが、それらはvSANと組み合わせることによって実現可能となっています。

□分離されたストレージとコンピューティング

ビジネスはより動的になってきており、事前に計画し、必要なワークロードを予測することは困難です。企業は、動的に拡張できるプラットフォーム(コンピューティングとストレージの両方)を求めています。このプラットフォームの最大の利点はストレージとコンピューティングが独立して拡張できることです。

選択された構成シナリオ(以下のHPE SynergyのおけるvSAN展開の選択肢のセクションで説明します)では、単一のHPE Synergyフレームは、最大80 SFF(2.5インチ)ドライブまたは最大10台のコンピューティングサーバーを保持できます。

小規模(3台のコンピューティングサーバと1台のストレージモジュールを部分的に搭載)から始めて、ワークロードに応じて、コンピューティングまたはストレージを追加することができます。

これは今日のビジネス環境において大きな利点です。オーバープロビジョニングを避けることによって先行的な投資を最小化するだけでなく、必要に応じた拡張を可能にする柔軟性を提供します。例えば新しいワークロードがコンピューティングのみを要求する場合は、フレーム内でコンピューティングモジュールを拡張することができます。
実際には、単一のフレーム(筐体)内に最大40台のドライブを搭載した10ノードのvSANクラスタを構築し、ビジネス需要の増加に応じてフレームを追加することで拡張できます。

任意のワークロードに対する単一のインフラストラクチャ:

エンタープライズ企業では、従来のインフラストラクチャで従来のアプリケーションを稼働させ、新しいクラウドネイティブアプリケーションやモバイルアプリケーション等の次世代アプリケーション用途として異なるインフラストラクチャとツールで作り上げる戦略を採用することが期待されています。
しかし、vSANは、従来および次世代のアプリケーション用途として稼働しています。我々はお客様との話し合い、vSANの導入状況を把握することで、日々学んでいます。次の図は、お客様がvSAN環境で実行しているユースケースを表しています。

ここから、vSANは「バイモダルコンピューティング」(従来および新世代のワークロード)に対応すべきである、という事が明確に分かります。
HPE Synergyのアーキテクチャと管理ソリューションは、従来のビジネスアプリケーションと新しいビジネスアプリケーションの両方に対応し、企業が単一のインフラストラクチャでvSANユースケースを実行できるよう支援します。

フレーム間の高速インターコネクト:

HPE Synergyは同じ論理エンクロージャー・サーバー内のフレーム間のイーサネット接続にマスター・サテライト・トポロジーを使用しているため、サーバーのデータ・トラフィックは、トップ・オブ・ラックで導入された環境下でも – 異なるサーバーのフレーム間でも – レイテンシを発生させずに最大20Gbpsの高速イーサネット接続を提供できます。

□なぜ Synergy は vSAN に適しているのか?

HPE Synergyとは:フレームが コンピューティング、ストレージ、ファブリック、冷却、電力、およびスケーラビリティのリソースをプールするインフラストラクチャです。
フレーム内の重要な要素の1つは、ローカルディスクストレージが単一フレーム内でのみアクセス可能であることです。これは、フレーム内のサーバに対して全てのディスクを割り当てる必要があることを意味します。vSANの基本は、ホスト(ESXi)で使用可能な全てのローカルストレージディスクを、全てのサーバが共有する単一のデータストアに集約することです。
従来のラックサーバの場合、コンピューティングとストレージは独立して拡張されません。
しかし、HPE Synergyでは、ストレージを拡張して別々に計算することで、集約を実現できます。これにより、vSANなどのHCIソリューションに最適といえます。

HPE SynergyのおけるvSAN展開の選択肢:

単一フレーム内のHPE SynergyプラットフォームでvSANを構成、および複数のフレームを跨いでvSANを構成し、かつコンピューティングとストレージを構成するなど、方法は数多くあります。実際に選択肢はほぼ無限大です。

しかし、vSANの配備の観点から、1つのフレーム内に3つの基本的な構成(完全集約化)でのみ展開頂くをご提案しています。
※以下に記載のあるSATAとは、HDDを指しているのではなく、SATA インターフェースで接続されたSSD を指しています。
※vSANで認定された ディスクは 「SAS SSD」「SATA SSD」「SAS HDD」「Nearline SAS」 の4種類です。

1xストレージモジュール{D3940(12ドライブ)}と3x Compute Servers {SY 480}ハーフハイトサーバーを備えた1つのフレーム:

これらのコンピューティングサーバーのそれぞれは、1つのディスクグループ内に4つのドライブ(1つのキャッシュ+ 3つのキャパシティ)をサーバーごとに構成しています。最適な選択は、SASドライブをキャッシュ層として、SATAドライブをキャパシティ層として使用することです。

2つのストレージモジュール{D3940(80ドライブ)}と8×Compute Servers {SY 480}ハーフハイトサーバーを備えた1つのフレーム:

これらのコンピューティングサーバーは、グループ毎に2つのディスクグループ(1つのキャッシュ+ 4つのキャパシティ)の計8つのドライブが構成されています。最適な選択は、SASドライブをキャッシュ層として使用し、SATAドライブをキャパシティ層として使用することです。

1xストレージモジュール{D3940(40ドライブ)}および10x Compute Servers {SY 480}ハーフハイトサーバーを備えた1つのフレーム:

これらのコンピューティングサーバーは、1台のサーバーにつき1つのディスクグループとして4つのドライブ(1つのキャッシュ+ 3つのキャパシティ)で構成されています。最適な選択は、SASドライブをキャッシュ層として、SATAドライブをキャパシティ層として使用することです。
SynergyでのオールフラッシュvSAN構成での3つの展開例として、以下の表を参考にしてみましょう。

単一フレーム内でのvSAN構成例
もう一度繰り返しますが、vSANを構成するには初めに3台のコンピューティングサーバーが必要です。上記は、単一フレーム内での構成例です。この新世代のハードウェアがさらに普及するにあたり、ユーザーが望むその他構成について更に考えていきます。

HPE SynergyとHPE BladeSystemとの比較:

HPEサイトには素晴らしい文書があり、ここで読むことができます。しかし、私はここでの比較で紹介したいと思います:

□HPE Synergy を適用しにくいケース

HPE Synergyは単一のインフラストラクチャとして多くのユースケースをカバーしていますが、現時点でHPE Synergyに向かない用途もあります。

1. ストレージモジュールでNVMeドライブが必要なアプリケーション:

ストレージモジュールにNVMeデバイス並みのパフォーマンスを必要とするニッチなワークロードが存在する可能性があります。
今日のHPE Synergyプラットフォームは、ネイティブPCIeの代わりにSASインターフェイスを使用しているため、ストレージモジュール上でNVMeをサポートしていません。
ただし、HPE Synergyは、vSANのキャッシュ層デバイスとして使用される可能性のあるサーバーモジュールでNVMeサポートを提供しています。

2.大容量のDASストレージ:

ご存知のように、3.5 “ドライブは2.5″ドライブより容量が大きいです。現在のHPE Synergyストレージモジュールは3.5 “ドライブをサポートしていません。
ワークロードとして大容量ストレージを必要とし、パフォーマンスを必要としないDAS指向アプリケーションがいくつかあります。

このような場合、Synergyは最もコスト効率の高いストレージソリューションを提供しない可能性があります。パフォーマンスと高密度ストレージの両方を必要とするアプリケーションであれば、Synergyは依然としてそのようなワークロードに最適なプラットフォームです。

まとめ:

組織がこの新世代のプラットフォームを採用して従来のアプリケーションや次世代のアプリケーションを稼働させるにあたり、VMwareは、HPEさんのようなパートナー様と密接に連携して、vSANの有効性を証明していきます。

HPE Synergyは、ストレージとコンピューティングを分割して管理する最適なHCIを提供することで、お客様は要求に基づいて環境を成長させることができます。

vSANハードウェアに関するご質問は、vsan-hcl@vmware.comまでお問い合わせください。