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月別アーカイブ: 2016年11月

VMware NSX for vSphereへの移行

2回目:Deep Securityを実装するためのNSX

-Back Number-
#1_ vCloud Networking and Security (vCNS) の販売終了
#2_Deep Securityを実装するためのNSX
#3_ VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー
#4_ VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー(パート2)

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
前回、vCloud Networking and Security (vCNS)の販売が終了したことをお知らせしました。早急にVMware NSX for vSphereへの移行を検討しなければいけませんね。
今回は、トレンドマイクロ社のDeep Securityにフォーカスし、Deep Securityを実装するためのNSXエディションについてご紹介します。

NSXの各エディションとDeep Securityが提供する6機能の使用可否を整理します。
matrix

上の表から、主な使用目的は次の2つに分けられると思います。

①不正プログラム対策(ウイルス対策)
②侵入防御、ホスト型ホストファイアウォール

目的に合わせて、どのNSXエディションを選択するべきかを順に確認します。

①ウイルス対策のみの場合 (赤枠)ウイルス対策のみを使用したい場合は、無償ライセンスのNSX for vShield Endpointを含めた 4つのVMware NSXを選択することが可能です。

anti-virus

②侵入防御やファイアウォールの場合 (緑枠)侵入防御やファイアウォールを使用したい場合は、「AdvancedまたはEnterprise」を選択するか、「NSX for vShield EndpointまたはStandard」を選択するかの2パターンがあります。それぞれ準備するコンポーネントが異なります。

◆Advance / Enterprise◆
NSXのAdvancedまたはEnterpriseを選択する場合、Deep Security Virtual Appliance(DSVA)のみで、侵入防御やファイアウォールの機能を使用することができます。
adv-ent

◆NSX for vShield Endpoint / Standard◆
NSX for vShield EndpointまたはStandardを選択する場合、Deep Security Virtual Appliance(DSVA)で提供される機能はウイルス対策のみです。そのため、各仮想マシンにDeep Security Agent (DSA)をインストールし、侵入防御やファイアウォールを使用します。この方法がコンバインモードです。
combined-mode
コンバインモードの詳細はこちらをご確認ください。
http://esupport.trendmicro.com/solution/ja-JP/1112549.aspx?print=true

◆まとめ◆
侵入防御やファイアウォールを使用したい場合、どのNSXエディションを選択するかがポイントですね。Advanced / Enterpriseを選択するなら、導入が容易に思えます。一方でライセンスコストとの費用対効果を考えることも必要です。Advanced / Enterpriseで提供される機能が自社の運用管理の効率の向上が見込めるのであれば、この機会に検討されるのもよいですね。

無償の「NSX for vShield Endpoint」を選択するなら、Deep Security Agent(DSA)を各VMに導入する必要があります。

現在、私個人が注目しているのは、運用面からの「ネットワークの仮想化」という選択です。

ここ数年、vRealize Operations Managerを介して、ユーザーの仮想基盤の運用管理のお悩みをうかがう機会が増えました。最近は、ストレージの運用の容易さから、Hyper-Converged Infrastructure (HCI)が台頭してきていますね。次はネットワークの仮想化の出番なのではないかと感じています。

今後のVMware Blogでは、運用面から見た「ネットワークの仮想化」の記事を投稿できたらと考えています。

次回は、VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリーを投稿します。

nakagawa

VMware NSX for vSphereへの移行

1回目:vCloud Networking and Security (vCNS)の販売終了

-Back Number-
#1_ vCloud Networking and Security (vCNS) の販売終了
#2_Deep Securityを実装するためのNSX
#3_ VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー
#4_ VMware NSX for vShield Endpointへの移行検証サマリー(パート2)

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。
vCloud Networking and Security (vCNS)の販売が終了されていることをご存知ですか?
すでに一般サポートも2016 年 9 月 19 日に終了を迎えています。テクニカルガイダンスは2017年3月まで提供されます。
セキュリティベンダーが提供する仮想アプライアンスを使用して仮想基盤を保護されているユーザー様、または提案を予定しているパートナー様は、ご注意ください。
vCNSの販売および一般サポートの終了にともない、こちらのBlogでは3回にわたり、VMware NSX for vSphereへ移行のための情報を共有いたします。連携する仮想アプライアンスは、トレンドマイクロ社のDeep Securityを対象とします。

現在vCNS(旧vShield Manager) をご使用のユーザー様は、vShield Endpointを管理するために、今後はNSX Managerを使用することになります。
また、vShield  Managerを含むvShield Endpoint関連のコンポーネントは、すでにVMware社サイトからのダウンロードを終了しています。そのため、新規構築の際も、NSX for vSphereを使用することになります。
いずれも、NSX for vSphere 6.2.4 以降をダウンロードし、環境を構築する必要があります。
トレンドマイクロ社は、vCNS 5.5.x環境下のDeep Securityに関するサポートを継続します。ただしベストエフォート対応のサポートとなります。

終了については、次のKBをご確認ください。
<KB: 2145636 >
VMware vCloud Networking and Security 5.5.x の販売終了および一般サポートの終了

https://kb.vmware.com/kb/2145636

◆VMware NSX for vSphere 6.xのライセンスエディション◆

NSX for vSphereは、次の4つのエディションが提供されています。

  • NSX for vShield Endpoint
  • NSX Standard
  • NSX Advance
  • NSX Enterprise

「NSX for vShield Endpoint」は、VMware NSXバージョン6.2.4から追加された新しいライセンスです。

4つのエディションは、同じNSXモジュールを使用します。ライセンスキーを入力せずにインストールするとNSX for vShield Endpointとして機能します。残りの3つのエディションは各ライセンスをご購入されると利用できます。

◆vShield EndpointとNSXの構成の違い◆
vShield EndpointからNSXへ移行すると、どのようなコンポーネントが必要となるでしょうか。提案する際に何が必要かを知っておくことは大事なポイントとなりますね!

vshield-to-nsx

 

<変更のポイント>

  1. 管理マネージャーが、「vShield Manager」から「NSX Manager」に変わります。NSX Managerは、vShield Managerと同様に1システムに1つ準備します。
  2. 新たに、仮想アプライアンス「Guest Introspection」を、各ESXiホストに配置します。Guest Introspection がvShield Endpoint の全機能を提供します。

変更・追加対象の、「vShield Manager」と「Guest Introspection」は、「NSX for vShield Endpoint」を含む「VMware NSX for vSphere」すべてのエディションで提供されます。

◆各NSXエディションとDeep Securityの機能◆
ウイルス対策のみの場合は、NSX for vShield Endpoint (無償)で使用可能です。

matrix

◆まとめ◆

vCNSの販売の終了にともない、仮想基盤のセキュリティ強化に努めるユーザーや提案するパートナーに影響をもたらしていると思います。
仮想基盤の管理者にとっては悩ましいことですね。一般サポートも終了していますから、今後のことを考慮し、ぜひNSX for vSphereへのアップグレード準備を開始いただけたらと思います。
こちらのBlogの3回目では、無償版の「NSX for vShield Endpointへの移行」のサマリーをお伝えします。移行の詳細手順書を12月以降に提供する予定です。こちらは「VMware Japan」Facebookでお知らせします。
その前に新規インストール用の簡易手順書を共有します。こちらへアクセスください。

http://campaign.vmware.com/imgs/apac/jp_dwn/PDF/NSX-NV-05-NSX_for_vShield_EndPoint_20161021a.pdf?elqTrackId=9bc23ac857cc422897d92420f93dc17b&elqaid=979&elqat=2

 

nakagawa