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VMware vRealize Operations Manager (vROps) をパワーアップしよう!

4回目:3rd Party Management Packs (F5/NetApp/UCS)

– Back Number –
#1…カスタムダッシュボードって難しいの?
#2…SDDC Management Packs (VSAN/NSX)
#3…3rd Party Management Packs (Deep Security)
#4…3rd Party Management Packs (F5/NetApp/UCS)

こんにちは、ソフトバンク コマース&サービスの中川明美です。

4回目は、3rd Partyの管理パックについてご紹介します。ここでは特にカスタムダッシュボード作成時のデザイン構成の参考にしていただけたらと思います。
カスタムダッシュボードを作成する段になると、どう構成するのが最適なのかを悩みませんか。少なくとも私は悩みます(笑)。
管理パックは、まさにカスタムダッシュボードです。カスタムダッシュボードの構成要素とレイアウトのヒントになればと考え、
3社「F5ネットワークス/NetApp/シスコシステムズ」の管理パックをピックアップしました。並べてみると、新たな発見があります!
またエンドユーザー様からよくご質問を受ける、「ダッシュボード活用法」の回答を共有します。ぜひ参考にしてください!

◆管理パックの入手方法◆

下図は、「VMware Solution Exchange」の画面です。
3社の管理パックである、「F5 BIG-IP」「NetApp Storage」「Cisco UCS」は、Blue Medora社から提供されています。
「Cisco UCS」はシスコシステムズ社からも提供されています。
Solution-Exchange

Blue Medora社はvROpsの3rd partyの開発会社です。こちらのURLから、各管理パックの評価版をダウンロードできます。管理パック名をクリックし、表示されたウィンドウで「Try」ボタンをクリックします。
https://solutionexchange.vmware.com/store/companies/blue-medora

順に3社の管理パックを見ていきましょう。

◆F5 BIG-IP◆

「F5 BIG-IP」は、VMware Horizon環境で、「セキュリティ」や「Connection Serverの負荷分散」を目的に提案される製品の一つですね。F5 BIG-IP製品の詳細については、F5ネットワークスジャパン合同会社のURLをご確認ください。

https://f5.com/jp/products/big-ip

7あるタブの中から、「F5 BIG-IP World Overview」タブを選択しました。このタブは、「スコアボード(赤枠)」「ヒートマップ(青枠)」「オブジェクトリスト(緑枠)」から構成されています。
スコアボードは、メトリックや測定単位、カラーメソッドを表示できるのが特長的です。
こちらのスコアボードからは、各コンポーネントを構成するオブジェクトの健全性と下位オブジェクト数を確認できます。また3列にすることで、より多くの情報を表示できます
F5-Overview

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複数列を並べるには?
vROps 6.2.1では、列数を指定するのではなく、ウィジェットリストから必要なウィジェットをドラッグ&ドロップで並べます。4つまで並べてみましたが、見やすさを考えると、3つまでがお勧めです!
Widget

 

◆NetApp Storage◆

ネットアップ株式会社は、外資系ストレージベンダーです。ネットアップ社のストレージは、vSphere基盤で使用するNASストレージとして私は知りました。ネットアップ株式会社のストレージ製品の詳細については、こちらのURLをご確認ください。
http://www.netapp.com/jp/products/storage-systems/

11あるタブの中から、「NetApp SVM QoS」タブを選択しました。このタブは、「オブジェクトリスト(赤枠)」「表示(ビュー)(緑枠)」「スコアボード(青枠)」から構成されています。
オブジェクトリストは、複数の表示方法(フィルタリング)が提供されています。たとえば、「オブジェクト」というグループ単位、または「オブジェクト名」という個の単位があります。フィルタリングの設定によって、リスト内の表示内容を変えることができます。
こちらのタブの「オブジェクトリスト」は、「Virtual Machine」「Volume」「Datastore」のオブジェクト単位で表示されています。左側の「オブジェクトリスト」で任意の下位オブジェクトを選択すると、右側の「ビュー(リスト)」または「スコアボード」で、選択した下位オブジェクトと関連したデータが表示されるように設定されています
Netapp-SVM
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スコアボードの内容を変更するには?
このカスタムダッシュボードは、クラスタ単位のリソースが表示されるように設定しています。リソースは、左側に「CPU」「メモリ」「ディスク」の総容量、右側にCPUとメモリの使用率およびディスクの使用量を表示します。
Object-List

次の手順で、ダッシュボードを新規作成します!
※詳細な手順は、「#1_カスタムダッシュボードって難しいの?」を参考にしてください。

  1. 「ウィジェットリスト」から、「オブジェクトリスト」と「スコアボード」をドラッグ&ドロップ
  2. 「ウィジェットの相互作用」で、選択したオブジェクトを「オブジェクトリスト→スコアボード」に設定

「スコアボード」をドラッグ&ドロップした直後は、意図した情報ではありませんね。

Object-List2

 

「オブジェクトリスト」にはクラスタ名が表示されるように編集し、「スコアボード」には意図した情報が表示されるようにメトリックの作成および指定をします。

オブジェクトリストの編集

「フィルタリングするタグの選択」から、「クラスタコンピューティングリソース」を選択します。「クラスタコンピューティングリソース」は、「オブジェクトタイプ」内にあります。

Edit-Object-List

 

メトリックの作成

今回は「sampleScoreboard.xml」をコピーし、新規作成しています。他に、「vRealize Operationsメトリック、プロパティ、およびアラートの定義」ドキュメントを参考にしました。

Metric-Management

 

スコアボードの編集

スコアボードの内容を意図した情報にするために、作成したメトリックを指定します。

Edit-Scoreboard

◆Cisco UCS◆

Cisco UCSは、シスコシステムズ合同会社が提供するサーバー製品です。先のNetAppストレージと、Cisco UCSサーバーおよびNexusスイッチの統合基盤である、FlexPodでも知られていますね。シスコシステムズ合同会社のユニファイド コンピューティング製品の詳細については、こちらのURLをご確認ください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/products/servers-unified-computing/product-listing.html

5あるタブの中から、「UCS Fabric Interconnect Overview 」タブを選択しました。このタブは、「オブジェクトリスト(赤枠)」「健全性チャート(紫枠)」「スコアボード(青枠)」「オブジェクトの関係(オレンジ枠)」「メトリックビュー(緑枠)」から構成されています。
こちらのタブでは、オブジェクトリストでオブジェクトを選択すると、複数の関連情報が表示されます。たとえば、左上の「Fabric Interconnects」オブジェクトリストで「UCS Adapter sys/switch-B」を選択すると、健全性、ステータス、スイッチを中心とした他のオブジェクトとの関係、アラート、ネットワークスループットが表示されます。そしてパワーサプライの情報がこのタブから得られます。任意のオブジェクトを複数の視点で分析したい場合、異なる複数のウィジェットで連携させると便利ですね。

UCS-Overview

 

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ウィジェットには何があるの?
vROps 6.2.1では、44のウィジェットが提供されます。その中でも使用頻度が高いのではと思われる15のウィジェットをリストアップしました。たくさんありますね。

Widget1Widget2Widget3

◆一番多い質問は?◆

得られる情報が多すぎる、何を確認したらよいのかがわからない。これが私への一番多い質問です。先ほどまでは、「多くの情報を一画面で確認できるのは便利です」と様々な手法をご紹介しました。しかし、使用者のスキルレベルによっては、情報の多さに圧倒されてしまうようです。「多いなら少なくすればよいのでは?」と使用頻度の低いウィジェットを削除することをお勧めしています。
新規でカスタムダッシュボードを作成するのも1つの方法です。そして、デフォルトで提供されているダッシュボードをコピーして、ウィジェットを追加/削除するのもカスタマイズの1つの方法です。

ここでは、「診断」ダッシュボードを例に説明します。
診断に必要な情報が、1つに集約され、使い勝手がよさそうなダッシュボードです。こちらをvSphereの深い知識を持たない方を対象に、カスタマイズしてみました。
メトリックに関するウィジェット(赤枠)を削除し、パフォーマンスに関する「ワークロード」と「ストレス」のバッジ(青枠)はスクロールしない位置に変更しました。メトリックの詳細な値までを必要としない方は、このシンプルなカスタムダッシュボードを使用します。

<変更前>

Before

<変更後>
After

 

まとめ

vROpsの活用方法を知っていただきたく、今回執筆いたしました。導入したものの、活用できていない方々がいらっしゃると聞きます。ぜひこちらのBlogを参考に、vROpsをパワーアップしてみください。それから、活用できていない要因には、シンプルなツールを複雑に捉えているのかなぁという印象もあります。まだまだお伝えしたいことは尽きません。

パート2も企画しております!今後ともよろしくお願いします。

nakagawa

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