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月別アーカイブ: 2015年10月

VMware Workstation 12 PROを使って仮想マシンをvCloud Airに移行してみよう〜後編〜

ソフトバンクC&Sの幸田章です。前回はVMware Workstationを使ってvSphereと連携したり、vSphereの仮想マシンをWorkstationに移行する方法を紹介しました。今回はその仮想マシンをVMware vCloud Airへ移行してみます!!

vCloud Air VPC OnDemand環境との連携

 仮想マシンの移行の前にWorkstation 12 ProにvCloud Air VPC OnDemand環境を登録が必要です。連携の登録をすることで仮想マシンのコンソール操作や電源操作をWorkstation 12 Proの画面から実行することができます。

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今回連携させるvCloud Air VPC OnDemandの環境は下記のようにオーストラリアリージョン(仮想マシン3台)と西日本リージョン(仮想マシン1台)を利用している環境です。

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 それではWorkstation 12 ProにvCloud Air VPC OnDemand環境を登録します。「ホーム」画面から「VMware vCloud Airに接続」をクリックします。クリックすると「ユーザ名」「パスワード」を入力する画面がポップアップ表示されますのでvCloud Air VPC OnDemandにログインするユーザID・パスワードを入力し「接続」をクリックします。

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正常に接続できればWorkstation 12 ProのライブラリにvCloud Air VPC OnDemand環境上の仮想マシンが表示されます。

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これでvCloud Air VPC OnDemand環境の登録は完了です。Workstation 12 Proの画面からvCloud Air VPC OnDemand環境上の仮想マシンへ、コンソール接続や電源操作を実施することができます。但し、割当リソースの変更など、設定変更操作はWorkstation 12 Proの画面からはできませんので、vCloud Airのポータル画面から行う必要があります。

下記の画面キャプチャはvCloud Air VPC OnDemand上のWindows仮想マシンにコンソール接続し、その後に仮想マシンのパワーオフを行っているところです。

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仮想マシンのハードウェアバージョン変更

 登録が完了したので、すぐにvCloud Air VPC OnDemandへ仮想マシンを移行したいところですが、その前にひとつ作業が必要です。vCloud Air上では仮想マシンのハードウェアバージョンが「vSphere5.5でサポートされているバージョン(4,7,8,9,10)」である必要があります。今回、前編でvSphere6から移行してきた仮想マシンのハードウェアバージョン11で作成した仮想マシンなので、このままだと移行ができません。(2015年10月現在の状況です)

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Workstation 12 Proでは、仮想マシンのハードウェアバージョンの変更ができます。vSphereではハードウェアバージョンのアップグレードはできますが、ダウングレードはできません(ダウングレードする際はハードウェアの一部機能が削除・変更される場合があるので注意が必要です)。
次の手順で、仮想マシンのハードウェアバージョンを変更(ダウングレード)します。ライブラリの仮想マシン名を右クリックし「管理」-「ハードウェア互換性の変更」を順にクリックします。

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 ハードウェアの互換性変更ウィザードが表示されますので、変更後のハードウェアバージョンを選択します。今回は「10.0」を選択し、「次へ」をクリックします。

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 次に、変換前に仮想マシンのクローンを作成するかを選択します。今回は「この仮想マシンを変更」を選択し、選択した仮想マシン自体に変更を加えます。選択後「次へ」をクリックします。
※もし元の仮想マシンに変更を加えたくない場合は、「この仮想マシンの新しいクローンを作成」を選択することでハードウェアバージョンをダウングレードしたクローンの仮想マシンを作成することができます。

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確認画面が表示されるので「完了」をクリックすると変換が開始されます。変換終了後「閉じる」をクリックします。

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 終了後、仮想マシンの詳細を確認するとハードウェアバージョンがダウングレードされている事が分かります。これでダウングレード作業は完了です。

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vCloud Airへ移行(V2C)

 それでは、いよいよ変換したWindows Server 2008R2の仮想マシンをvCloud Air VPC OnDemandへ移行(コピー)します。まず対象の仮想マシンをパワーオフします。次に対象の仮想マシンを右クリックし「管理」-「アップロード」の順にクリックします。

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 仮想マシンアップロードウィザードが表示されるので「VMware vCloud Air」を選択し「次へ」をクリックします。

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 次に、アップロード先での仮想マシン名を入力し、デプロイするリージョンとVDCを選択します。今回は「西日本リージョン(jp-jpanwest-1-10.vchs.vmware.com)」の「VDC1」を選択します。最後に「完了」をクリックするとアップロードが開始されます。

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 アップロードの進行具合は、下記左側のキャプチャ画面のようにゲージで表示されます。また、右側のキャプチャ画面のようにvCloud Airポータル画面でも移行作業が行われている事が確認できます。

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以上の手順でアップロード作業は完了です。移行完了後、vCloud Airポータルで移行した仮想マシンが確認できます。電源オンし、通常の仮想マシンとして利用することができます。

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 下記キャプチャ画面は移行した仮想マシンに対しコンソール接続している画面です。vCloud AirポータルとWorkstation 12 Proのどちらの画面からも仮想マシンを操作することができます。

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なお、アップロードした仮想マシンはどのネットワークにも接続されていないので、vCloud Airポータルから追加設定が必要ですのでご注意下さい。

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※参考
Workstation 12 Proドキュメントセンター
Workstation 12 Proリリースノート

以上、前編・後編にわたりWorkstation 12 Pro を使ってvCloud Airへの移行をご紹介しました。Workstation 12 ProはvSphere、vCloud Air VPC OnDemandともに簡単に連携でき、仮想マシンの移行もクリック操作で簡単にできることがご確認頂けたかと思います。なおWorkstation 12 Proでは物理環境からのP2V2Cも簡単に実施することも可能です。
※Workstationを使ったP2V2Cの動画はこちらからダウンロードして閲覧可能です。
仮想化基盤をオンプレミス・PC・クラウドに拡張し益々ご活用頂ければと思います!

VMware Workstation 12 PROを使って仮想マシンをvCloud Airに移行してみよう
(前編) VMware Workstationを使ってみよう
(後編) vCloud Airへ仮想マシンを移行してみよう 本編

ソフトバンク C&S 幸田 章/市島 拓弥

VMware Workstation 12 PROを使って仮想マシンをvCloud Airに移行してみよう〜前編〜

ソフトバンク C&Sの幸田章さんより新しくでたVMware Workstationを使って、VMware vCloud Airへの移行について寄稿していただきました。それでは幸田さん、よろしくお願いいたします!

皆さんこんにちは!ソフトバンク C&Sの幸田です。
仮想マシンを簡単に移行できるのがVMware vCloud Airの大きな特徴ですが、このPC向け仮想化ソフトウエアVMware Workstation (以下Workstation)もvCloud Airと非常に相性のいいツールとなってきました。今回前編と後編にわけて、前編はまずWorkstationで少し遊んでみます。後編は実際にWorkstation上の仮想マシンをvCloud Airに移行する手順を紹介していきます。

VMware Workstation 12 PROを使って仮想マシンをvCloud Airに移行してみよう
(前編) VMware Workstationを使ってみよう 本編
(後編) vCloud Airへ仮想マシンを移行してみよう

PCにWorkstation 12 Pro のインストールしてみよう

ではまず、PCにWorkstation 12 Proをインストールします。Workstation 12 ProはVMwareからは評価版(30日間)が無料で公開されており、VMwareのサイトからダウンロードすることができます。後で正規ライセンスを購入した際もライセンス キーを更新するだけで正規版に変換でき、Workstation 12 Proを再インストールする必要がありませんので、試しにインストールして使ってみるのに評価版を利用するのも良いかと思います。
URL:https://www.vmware.com/jp/products/workstation/workstation-evaluation.html

今回はWindows用の評価版をダウンロードしてインストールします。

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インストーラがダウンロードできたら、実行してインストールを行います。インストール先の選択などがありますが、特別設定変更する項目がなければ、ウィザードに従ってただクリックしていけば簡単にインストールできます。最後にライセンスキーの入力画面が表示されますが、後でも入力できますので「完了」でOKです。

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※インストールウィザードの途中で選択する追加機能の「拡張仮想キーボード ドライバ」は、各国語対応のキーボードや特殊なキーを持つキーボードを適切に処理する為のドライバです。

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これでWorkstation 12 Proのインストールは完了です。最初にWorkstation 12 Proを起動するとラインセンスキーの入力か評価版利用かを聞かれます。ライセンスキーをお持ちであれば入力し、評価版利用であればメールアドレスを入力することでWorkstation 12 Proの利用を開始することができます。

vSphere環境とも連携できてしまいます

次は、 Workstation 12 ProにオンプレミスのvSphere環境を登録します。ESXiやvCenter Serverを登録することができ、vSphere環境上の仮想マシンのコンソール操作や設定変更をWorkstation 12 Proの画面から実行することができます。
今回はvSphere 6 のvCenter Serverを登録し連携させます。

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まず、Workstation 12 Proの起動した画面から「ファイル」-「サーバに接続」の順にクリックします。設定画面が表示されますので「サーバ名(vCenter ServerのFQDNもしくはIPアドレス)」「ユーザ名(管理者権限のあるユーザ)」「パスワード」をそれぞれ入力し「接続」をクリックします。正常に接続できればWorkstation 12 ProのライブラリにvSphere環境上の仮想マシンが表示されます。

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※セキュリティ証明書の警告が表示された場合は「接続する」を選択します。

これでvSphere環境の登録は完了です。これでvSphere Web Clientで仮想マシンの操作をするように、Workstation 12 Proの画面からvSphere環境上の仮想マシンへのコンソール接続や電源操作、設定変更を実施することができます。下記の画面キャプチャは一例です。
(左側)電源操作:仮想マシンを右クリックし「パワー」を選択
(右側)仮想マシンの設定変更:仮想マシンをシャットダウンし、「仮想マシンの設定を編集する」を選択

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vSphere環境の仮想マシンをWorkstationへもってこれます (V2V)

それではいよいよvSphere上の仮想マシンをWorkstation 12 Proへ移行(コピー)します。まず対象の仮想マシンをパワーオフします。今回はWindows Server 2008R2の仮想マシンを移行します。対象の仮想マシンを右クリックし「管理」-「ダウンロード」の順にクリックします。

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ポップアップ画面で移行後の仮想マシン名を入力し、新しい仮想マシンを保存する場所を選択します。今回の仮想マシンの保存場所はデフォルトで選択されているパスのまま進みます。入力後「ダウンロード」をクリックすると仮想マシンの移行が開始されます。

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暫く待つと仮想マシンの移行が完了し、ライブラリのマイコンピュータに移行した仮想マシンが表示されます。これで仮想マシンの移行(V2V)は完了です。電源ボタンをクリックしパワーオンすれば、Workstation 12 Pro上で移行した仮想マシン実行することができます。下部キャプチャ画面の右側が移行した仮想マシンをパワーオンしコンソール接続している画面です。

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Workstation 12 Pro上で仮想マシンのネットワーク設定をしてみよう

これまでの手順で仮想マシンの移行を行いましたが、ネットワークについての設定は何も行っていません。Workstation 12 Pro上の仮想マシンを既存の物理ネットワークに参加させたり、インターネットにアクセスさせたりする為には設定変更が必要な場合がほとんどです。ネットワーク接続のタイプには一般的な構成として「NAT」「ブリッジ」「ホストオンリー(PC内部で完結するネットワーク)」の3種類があります。

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今回は移行した仮想マシンを「NAT」で接続設定し、インターネットに接続します。
まず、「編集」-「仮想ネットワークエディタ」をクリックし、ポップアップされた仮想ネットワークエディタ画面から「設定の変更」をクリックします。ユーザアカウント制御が表示された場合は「続行」を選択します。

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次に、NATの設定を行います。今回は前述したNAT構成イメージ図のネットワークアドレス構成で設定します。仮想ネットワークエディタ画面上部のタイプNATのインターフェースを選択します。VMnet情報が「NAT」に選択されている事を確認し、下部の「サブネット」と「サブネットマスク」を設定したい値で入力します。今回は「172.16.100.0 」「255.255.255.0」で設定します。次に「NAT設定」をクリックします。表示された画面でゲートウェイのアドレスを設定します。これはWorkstation 12 Pro上で動作している仮想マシンのデフォルトゲートアドレスになり、Workstation 12 Proが動作しているPCの仮想インターフェースに割り当てるIPアドレスです。今回は172.16.100.1で「OK」をクリックします。

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今回仮想マシンはDHCPでIPアドレスを割り当てますので、「ローカルDHCPサービスを試用してIPアドレスをVMに配布する」にチェックを入れ「DHCP設定」をクリックします。DHCPで配布するアドレス範囲を「開始IPアドレス」と「終了IPアドレス」に入力し(今回は172.16.100.100~200)「OK」をクリックします。これで仮想ネットワーク設定(NAT構成)は完了ですので「OK」をクリックします。

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次に仮想マシンの仮想NICをNAT構成の仮想ネットワークに接続します。対象の仮想マシン名を右クリックし、「設定」をクリックします。仮想マシンの設定画面が表示されますので「ネットワークアダプタ」を選択しネットワーク接続を「NAT」に変更します。変更後「OK」をクリックし完了です。

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これでNAT接続構成の設定は完了です。仮想マシンにコンソール接続してインターネットにアクセスできるか確認してください。接続できない場合は仮想マシンが認識しているネットワーク設定やWorkstation 12 Proが動作している物理PCの仮想インターフェースを確認してみて下さい。仮想ネットワークエディタで設定したIPアドレスと、仮想マシンや物理PCが認識しているIPアドレスが異なっている場合は設定変更する必要があります。

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これでvSphere上の仮想マシンをWorkstation 12ProへV2V し、インターネットにアクセスさせることができました。GUI操作で簡単に仮想マシンを移行できることをご確認頂けたかと思います。また、逆にWorkstation 12Pro上の仮想マシンをvSphere上で移行することも同じような手順で実行でき、仮想マシンを行ったり来たりさせることがWorkstation 12Proなら簡単にできます。
前編は以上です。次回はvCloud Air VPC OnDemand上へ移行する『V2C(Virtual to Cloud)』の手順をご紹介させて頂きます。

VMware Workstation 12 PROを使って仮想マシンをvCloud Airに移行してみよう
(前編) VMware Workstationを使ってみよう 本編
(後編) vCloud Airへ仮想マシンを移行してみよう

ソフトバンク C&S 幸田 章/市島 拓弥

vRealize Automation 7 の発表 – SDDC とアプリを統合テンプレート化し、セルフサービスで利用可能に

今週バルセロナで開催されている VMworld Europe 2015 にて、クラウド管理プラットフォームのコア製品である VMware vRealize Automation の最新版 7.0 が発表されました。

vRealize Automation は、様々な IT サービスをユーザがセルフサービスで利用するための仕組みを提供する製品で、IaaS だけでなく、アプリケーション展開の自動化、さらにはワークフローによるカスタムサービスなど、IT 部門が提供するサービスの多くをこの自動化プラットフォームに載せることができるようになっています。

本エントリでは、vRealize Automation 7.0 の主な新機能/機能強化について説明します。

統合サービスブループリント

vRealize Automation 7.0 の新機能の中で、もっともお伝えしたいものが「統合サービスブループリント」機能です。統合サービスブループリントでは、仮想マシンだけでなく、ネットワークやセキュリティ、そして OS やミドルウェアなど、さまざまなコンポーネントを使ってアプリケーション システムのテンプレートを作ることができます。

しかもこのテンプレートは、デザイン キャンバス上でのドラッグ アンド ドロップなど、マウスのシンプルな操作で直感的に作っていくことができます。3 層構成アプリケーションを、ネットワーク・セキュリティ構成も含めて、ボタン 1 つでデプロイするテンプレートを組むことも容易です。ライセンスチェックや課金システム登録などシステム構成時に必要な処理も、ワークフローとしてこのテンプレートの中に取り込めます。

BP-Canvas

NSX との高度なインテグレーション

vRealize Automation 7.0 では、ネットワーク仮想化プラットフォーム VMware NSX と更に緊密な統合が図られており、アプリケーションのニーズに合わせて、仮想ネットワークや仮想ロードバランサー、分散ファイアウォールなどを動的に構成することができます。これにより、ネットワーク・セキュリティの設定作業がほぼ自動化されるため、プロビジョニングに必要な時間が大きく短縮されます。

Network-and-Security

Blueprint as Code

エンタープライズの IT 部門では GUI での操作が一般的に好まれますが、開発者のカルチャーを持つ DevOps チームは、コードとしてインフラの構成を管理することを好みます。このような DevOps チームのニーズに応えるために、vRealize Automation 7.0 の統合サービスブループリントは、可読性のあるテキストファイルとしてブループリントをインポート/エクスポートすることができるようになっています。

BP-as-Code

拡張性の強化

vRealize Automation 7.0 は、外部のツールを呼び出したり既存システムと統合したりする拡張性をいままでよりもシンプルにしながら機能強化しています。たとえば、新機能 Event Broker では、拡張処理を行うイベントの条件と、その際に実行するワークフローを柔軟に定義できるため、拡張処理を容易に追加できます。また、vRealize Automation 7.0 では API も強化されており、API を通して拡張処理を記述することが前よりも容易になっています。

また、vSphere だけでなく vCloud Air や AWS などにも対応しているため、ハイブリッドクラウド環境のテンプレートを作成することもできます。

Endpoints

シンプルになったセットアップ

vRealize Automation 7.0 では、セットアップから起動までの時間を大きく短縮しています。新しいインストール ウィザードはシステムを正確にかつ素早く構成することを可能にします。アーキテクチャも、認証とシングルサインオンのコンポーネントを含むなどシンプル化されているため、今までの 1/6 の時間でセットアップを終えることができます。

installwizard

vRealize Automation 7.0 に興味を持たれた方は、ぜひこちらから登録をお願いいたします。製品がリリースされ次第、メールでご連絡を差し上げます。

関連エントリ:  vRealize Automation 7.0 – Accelerating Time to Value

vSphere Integrated Containers テクノロジー ウォークスルー

vSphere Integrated Containers (VIC) は、アプリケーションの可搬性と俊敏性という長所を持つ Linux コンテナを、ハードウェアレベルの隔離と高い管理性という長所を持つ仮想化プラットフォーム vSphere と組み合わせたものです。前のエントリで、その概要を紹介しています。

今回のエントリでは、技術的な観点から、VIC のキーとなるコンポーネントを紹介していきます。VIC は、いくつかのコンポーネントから構成されており、コンテナの管理、実行、そしてモニタリングを行うことができます。

Virtual Container Host

Virtual Container Host (VCH) は、コンテナサービスを利用および制御するためのコンポーネントです。VCH は、開発者がアクセスできるように Docker API のエンドポイントを公開し、接続に必要なポートを適宜コンテナにマップします。それぞれの VCH は、vSphere リソースプールをベースとして、仮想マシンに加えてコンテナのコンピューティング リソースを提供します。ユーザは、ビジネス要件に応じて、複数の VCH をデプロイすることができます。たとえば、開発・テスト・プロダクションのためにリソースを分けるケースが考えられます。

それぞれの VCH はコンテナイメージのキャッシュを維持します。これはパブリックの Docker Hub もしくはプライベートなレジストリからダウンロードされたものです。コンテナイメージのファイルシステムのレイヤーも、個別の VMDK ファイルにマップされることで維持されます。これらは、VSAN、NFS もしくはローカルディスク上の vSphere のデータストアに格納されます。

vch-endpoint

vSphere Web Client Plugin

VIC の管理機能は vSphere Web Client のプラグインとして提供され、管理者は VIC を vSphere Web Client を通じて管理できます。コンテナ特有の情報は Web Client のさまざまな場所に統合されています。下記に示すように、Virtual Container Host の作成のためには、ウィザードが用意されています。

vch-wiz-ready

Instant Clone と Just Enough VM

VIC のアーキテクチャでは、コンテナがそれぞれ別々の仮想マシン内で動作します。これにより VIC は、強力なリソースマネジメントと、セキュリティのためのハードウェアレベルの隔離を実現しています。

ひとつのマイクロサービスを稼働させるために仮想マシンを立ち上げることは、一見、強引な感じがするかもしれません。普通にやると、コンテナの軽量さというメリットが活かせなくなってしまうからです。

VMware は、vSphere 6 の新機能である Instant Clone テクノロジーを使って、コンテナの軽量さを仮想マシンでも実現しています。Instant Clone を使うと、一つの親 VM から、コンテナを載せた子 VM を、高速かつ効率的にフォークすることができます。この技術は、 親 VM と子 VM のメモリの共通部分における重複を回避することで、VM の軽量なコピーを提供します。もちろん、コンテナが他のワークロードと不用意にコミュニケーションすることはきちんと防いでくれます。

Linux コンテナは、実行のために Linux カーネルを必要とします。VIC では、Linux カーネルは VMware の Project Photon によって提供されます。Photon OS は、カーネルおよび少数のリソースしか含まず、とても軽量な OS になっています。そして、個々のコンテナには、アドミニストレーションやパッケージ管理のためのバイナリもありませんし、init システムもないですし、Docker コンポーネントでさえありません。VCH 上でのみ Docker テクノロジーを利用しています。

この非常に軽量な Linux カーネルとフォークされた仮想マシンのコンビネーションは、コンテナを走らせるための「Just enough VM」を生み出します。Just enough VM とは、コンテナを走らせるために十分なリソースと機能を備えた、非常に軽量な VM という意味です。Just enough VM は、それでいて、VM の優れたセキュリティ・管理機能を受け継いでいます。

一貫性のあるユーザ エクスペリエンス

ネイティブな Docker コマンドラインクライアント、もしくは、グラフィカルな Web Client プラグインを使うかどうかに関わらず、VIC 上でコンテナを稼働させるために必要な情報に同様にアクセス可能です。管理者は、コンテナのリソース消費や、ポートのマッピング状況、ベースイメージの情報などに関するインサイトを得ることができ、全体のインフラをより効果的に管理することができます。VIC は、トラブルシューティングやアプリケーションの監査などを行う際の、管理者、開発者、そしてアプリケーションオーナー間でのコミュニケーションを促進することができるでしょう。

vch-containers1

このようなグラフィカルな情報に加えて、コンテナに関する様々なアクションが、関連するvSphere コマンドにマップされています。たとえば、コンテナの停止や削除は、関連する VM の電源オフや削除、といったようにです。

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vSphere Integrated Containers は、vSphere 仮想インフラ上で標準化されたクラウドネイティブアプリケーションを動作させるための、高速道路の入り口となり得ます。VIC について、下記のビデオから、より詳細な情報を得ることもできます(英語)。

vSphere Integrated Containers は現在テクノロジープレビューの段階です。もしこれ以上の情報が必要でしたら、VMware のアカウントチームにぜひコンタクトしてください。

関連エントリ: vSphere Integrated Containers – Technology Walkthrough https://blogs.vmware.com/vsphere/2015/10/vsphere-integrated-containers-technology-walkthrough.html

vCloud Airを使った災害対策~活用編・後半~

ソフトバンクC&Sの幸田さまより、機能強化された VMware vCloud Air のDisaster Recoveryサービスについて寄稿していただきます。それでは幸田さま、よろしくお願いします!!


みなさまこんにちは、ソフトバンクC&Sの幸田です。いよいよこの連載も最終回です!
引き続き、機能強化されたVMware vCloud AirのDRサービス、通称「DR 2.0」の活用方法、今回はフェイルオーバーとフェイルバックの手順をみていきます。

(前半)フェイルオーバー試験/フェイルオーバー試験のクリーンアップ/フェイルオーバーの実行
(後半)フェイルバックの実行 本記事

フェイルバック

vCloud Air DR2.0上で起動していた仮想マシンを、オンプレミス環境へ再び移行します。DR2.0ではネイティブフェイルバックに対応し、オンプレミスのvSphere Web Clientからの操作で、簡単に仮想マシンをオンプレミス環境へ戻せるようになりました。

フェイルバックの流れとしては、3つの流れで実施します。
-オンプレミス環境の再構築
-vCloud Air–>オンプレミス環境へのレプリケーション確立
-切り戻し(フェイルバック)

オンプレミス環境の再構築

新たに構築したオンプレミス環境で、本連載第2回の後半でご紹介した「vCloud Air を退避先として登録」までの作業(vSphere Replicationのデプロイ、vCloud Air DR2.0環境との接続設定)を実施し、vCloud AirのDR環境を「ターゲットサイト」として登録します。

vCloud Air–>オンプレミス環境へのレプリケーション確立

vSphere Web Clientにログインし、「vSphere Replication」アイコンをクリックして「ホーム」タブから「監視」を選択します。

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「受信レプリケーション」を選択し、「クラウドプロバイダからのレプリケーションを構成」と表示される下記アイコンをクリックします。

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現在レプリケーション元となるvCloud Airの仮想データセンタを選択し、「次へ」をクリックします。

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オンプレミスに戻したい仮想マシンを選択し、「次へ」をクリックします。

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※新たに構築し直したオンプレミス環境へのフェイルバックの場合、下記の様なエラーが表示されます。これは、旧オンプレミス環境とDR2.0間でレプリケーションの設定が残っているためです。

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このような場合は、いったんフェイルバックの操作を中断して、不要なレプリケーションを停止してください。

レプリケーション処理を行うvSphere Replicationサーバを選択し「次へ」をクリックします。今回はデフォルトのまま進みます。

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レプリケーション処理で仮想マシンのデータが保存されるオンプレミス上のデータストアを選択します。「編集」をクリックします。

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ポップアップ画面からデータストアの場所を選択して「OK」をクリックします。

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「次へ」をクリックします。

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レプリケーション時のオプションを選択する画面が表示されますが、受信レプリケーション時は選択できませんので、このまま「次へ」をクリックします。

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確認画面が表示されますので内容に問題なければ「終了」をクリックします。

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設定に問題がなければ、vCloud Airからオンプレミスへのレプリケーションが開始されます。進捗は下部のウインドウで確認できます。また、vCloud Airポータル画面でも逆転したレプリケーションが実行されていることを確認できます。

Web Client画面
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vCloud Air画面
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ステータスがOKになれば完了です。

切り戻し(フェイルバック)

vCloud Airからオンプレミスへのレプリケーション確立後、いよいよ切り戻しです。
vSphere Web Clientにログインし、「vSphere Replication」アイコンをクリックして「ホーム」タブから「監視」を選択します。

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リカバリしたい仮想マシンを選択し、リカバリ開始のボタンをクリックします。

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ウィザードに従いリカバリを実行します。まず、リカバリポイントを選択します。今回は過去のインスタンスは保持していないので「最新の変更の同期」を選択し「次へ」をクリックします。

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次にvCloud Air環境にログインする際の「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。入力後、「次へ」をクリックします。

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vCloud Air上の移行元仮想マシンのシャットダウンが必要となる為、シャットダウンの方法を選択します。今回の仮想マシンはVMware Toolsがインストールされているので「ゲストシャットダウン」を選択し、タイムアウトを「5分」のまま「次へ」をクリックします。

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オンプレミス側で仮想マシンをデプロイするフォルダを指定し、「次へ」をクリックします。

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仮想マシンで試用するリソース(クラスタ、またはホスト)を選択します。下部に「検証が成功しました」と表示されれば、「次へ」をクリックします。
※以前の構成ファイルがオンプレミス上に存在し、警告が表示される場合は「はい」上書きを選択します。

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確認画面が表示されるので設定に問題なければ、「終了」をクリックします。オンプレミス環境でのフェイルバックが始まります。

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リカバリが開始されると、vCloud Air DR2.0上の仮想マシンが自動的にシャットダウンされます。オンプレミス環境でのリカバリが完了するとステータスがリカバリ済みの表示になります。

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完了後、vSphere Web Clientのインベントリリストからリカバリした仮想マシンが正常に起動している事を確認します。
(vNICの再接続等、ネットワークの再設定が必要になる場合があります)

以上がvCloud Airからの切り戻し手順になります。
災害対策は敷居が高い…と思われがちですが、意外と簡単に構築できてしまいます。
お得なキャンペーン情報もありますので、これらを活用しつつ♪是非、vCloud Airをお試しください!!

1回:vCloud Air DR 2.0 概要編
第2回:vCloud Air DR 2.0 構築編
・(前半) vSphere Replication のデプロイ
・(後半) vCloud Air を退避先として登録/・仮想マシンの保護設定
第3回:vCloud Air DR 2.0 活用編
・(前半) フェイルオーバー試験テスト/フェイルオーバー 
・(後半)フェイルバック 本記事

vCloud Airを使った災害対策~活用編・前半~

引き続きソフトバンクC&Sの幸田さまより、機能強化された VMware vCloud Air のDisaster Recoveryサービスについて寄稿していただきます。それでは幸田さま、よろしくお願いします!!


みなさまこんにちは、ソフトバンクC&Sの幸田です。
前回に引き続き、機能強化されたVMware vCloud AirのDRサービス、通称「DR 2.0」をご紹介させていただきます。今回の活用編では、クラウドへ退避した仮想マシンのフェイルオーバー、およびフェイルバックに関する操作を行う方法をご紹介します。

(前半)フェイルオーバー試験/フェイルオーバー試験のクリーンアップ/フェイルオーバー 本記事
(後半)フェイルバックの実行

DR2.0では、オンプレミスで有事の際、vCloud Airへ切り替え機能(フェイルオーバー)と切り戻し機能(フェイルバック)をもっております。その他、コピーした仮想マシンがvCloud Air上で本当に起動するかどうか?をテストすることも可能となっております。まずフェイルオーバー試験の手順からみていきます。

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フェイルオーバー試験 (テスト)

DR 2.0は、ボタンひとつで仮想マシンをテスト起動する機能を持っています。この機能を使って、災害が発生して実際にフェイルオーバーをした際、システムが想定どおりに動作するかを確認することが可能です。

今回は、オンプレミス環境のWebサーバをvCloud Air DR 2.0に退避している状態を想定して、テスト起動の方法、およびテスト起動後のインターネットからのアクセス試験までの一連の手順をご紹介します。

vCloud Air DR 2.0 のテスト起動では、コピーされた仮想マシンの複製を一時的に生成して起動します。テスト起動中も、オンプレミスの仮想マシンとの差分を自動同期する処理は継続されます。そして、テスト終了後の複製のクリーンアップ(削除)はボタンひとつで可能です。オンプレミスで稼働中の仮想マシンは、テスト起動の影響を一切受けません。

早速フェイルオーバー試験を実施します。
vCloud Airにログインして仮想データセンタ内で「仮想マシン」タブを選択します。テスト起動を行いたい仮想マシンを選択し、「テスト」ボタンをクリックします。

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確認のメッセージが表示されますので「はい」をクリックします。

テストリカバリを実施したいリカバリポイントを選択します。今回は最新の状態を選択します。

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仮想マシンが起動されたことを確認します。

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テスト起動が完了したら、ネットワーク接続やアプリケーションの実行など、動作確認を行います。この段階でフェイルオーバーを実行した場合に起きる問題点を洗い出し、システムの各種設定変更や運用フローの策定を行っておくことで、万が一災害が発生した場合の対処をスムーズに実行することができます。

フェイルオーバー試験のクリーンアップ (後処理)

仮想マシンのテスト起動が完了したら、「仮想マシン」タブで当該の仮想マシンを選択のうえ「クリーンアップ」ボタンをクリックします。

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確認のメッセージが表示されますので「はい」をクリックします。

クリーンアップが実行され、仮想マシンはテスト起動前の状態(テスト起動前に、最後にオンプレミスの仮想マシンと同期したときの状態)に戻り、停止します。

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フェイルオーバー

有事等によりオンプレミス環境から切り替える必要がでた場合、もちろん仮想マシンのコピー処理も停止します。vCloud Airにログインして表示される仮想マシンの状態からも見て取れます。

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それでは、オンプレミスで動いている仮想マシンをvCloud Airに切り替えていきましょう。
切り替えする仮想マシンを選択して「リカバリ」ボタンをクリックします。

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保存されている復旧可能なリカバリポイントが表示されます。復旧させたい時点を選択し「OK」をクリックするとフェイルオーバーが開始されます。今回は最新の状態を選択します。

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フェイルオーバーの成功が表示され、選択した仮想マシンがパワーオンされます。

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<補足>フェイルオーバー後のDNSなど外部サービスの切り替えについて

フェイルオーバーが完了し、仮想マシンがvCloud Air上で起動しただけでは、災害発生前と同様にサービスを提供することができず、追加で作業を行わなければならない場合があります。ひとつがDNSサーバによる名前解決設定の変更です。

例えばWebサービスなどでは、サービスをインターネットに公開しているグローバルIPアドレスは、オンプレミス環境とリカバリ先のvCloud Air上で異なったものとなります。そのため、オンプレミス環境で当該Webサービスへのアクセスが可能なグローバルIPアドレスに紐づいているDNS名(災害発生前のURLが http://drtest.company.com であれば、drtest.company.comに該当する部分)を、インターネットサービスプロバイダ等のDNSサービスにてvCloud Air上のグローバルIPアドレス(今回の例では 210.237.145.42 )に紐づくよう設定を変更する必要があります。
※今後、この辺りも自動化できる仕組みを提供する予定です。

次回は切り戻し(フェイルバック)の手順についてみていきます!

1回:vCloud Air DR 2.0 概要編
第2回:vCloud Air DR 2.0 構築編
・(前半) vSphere Replication のデプロイ
・(後半) vCloud Air を退避先として登録/・仮想マシンの保護設定
第3回:vCloud Air DR 2.0 活用編
・(前半) フェイルオーバー試験テスト/フェイルオーバー 本記事
・(後半)フェイルバック