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月別アーカイブ: 2014年7月

Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介

こんにちは。VMware の内野です。

本日は 6 月 11 日 ~ 13 日に幕張メッセで開催された Interop Tokyo 2014 の VMware ブース内の マネージメントコーナーの内容をご紹介します。

マネージメントコーナーでは、サーバーはもちろん、ストレージやネットワークまでも含めていかに一括で効率的に運用管理が行えるか。に関してお客様からよく頂くご質問に対する解決策を多くご紹介させていただきました。

Interop Tokyo 2014 の VMware ブースマネージメントコーナーでは、以下の様な環境を準備しました。

interop-mgmt-env

今回は上記の環境を使って、VMware vCenter Operations (以下、Operations Manager) や VMware vCenter Log Insight (以下、Log Insight) が多くのお客様で共通される課題をいかに解決できるかに関して実際の画面 (動画) も含めて、ご紹介させて頂きます。

課題 1. 現状の仮想環境にあと何台仮想マシンを追加できますか。

仮想化環境のメリットをより多く受けるためには 1 台のサーバーにより多くの仮想マシンを起動させたいと皆さんが思っております。

しかし、同時に仮想化環境に多すぎる仮想マシンを起動してしまうと、

  • “性能が劣化してしまうのではないか心配”
  • “ピーク時に十分な性能が出ることを保証したい”

等の理由で統合率を上げることに躊躇しているのではないでしょうか。

その様な時には Operations Manager を使って、最適な統合率を確認することが可能です。Operations Manager を利用することにより今まで今までの経験則でのキャパシティ管理から脱却して、利用状況に即したキャパシティ管理を行えるようになります。

interop-mgmt-case1

 

 実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:あと何台VMを載せられるか確認する

ご覧頂いた様に対象のクラスタを選択しただけで、残り何台の仮想マシンを乗せることができるかがすぐに確認することが可能です。今までは熟練の管理者が vCenter からパフォーマンスデータを取得して、Excel と格闘しながら、経験則で判断していたかと思いますが、これであれば、誰でも簡単に正確にキャパシティプランニングを行えます。

現在の利用状況のまま使い続けた場合、翌週・翌月・翌3ヵ月後の予測を行うことも可能ですので、いつの間にかリソースが足りなくなってしまったということは発生しません。また、ハードウェアを購入するためには上司や購買部門等に “なぜ、サーバー (ストレージ) が必要なのか” を説明する必要があると思いますが、この画面を使えば、上司や購買部門の方への説明もスムーズに行くのではないでしょうか。

仮想マシンを実際に追加した場合のシュミレーションも行うことができますので、実際に仮想マシンを追加する前にシュミレーションを行うことで “性能が劣化してしまうのではないか” という心配もしなくても大丈夫です。

それでは次の課題に進みます。

課題 2. いつ頃ハードウェアを追加すればいいですか?

仮想化環境を上手く使いこなせるようになるとハードウェアリソースの利用率がだんだん高くなってきます。統合率が高くなることによりハードウェアリソースが不足する場合も出てきます。

ハードウェアリソースの不足が発覚したタイミングでハードウェアを購入しようとしても上司や購買部門と調整した後、ハードウェアを注文して、到着まで待って、ラックマウントしてセットアップをして・・・・・と多くの作業を実施した後にハードウェアを利用することができます。

しかし、購買の手続きをしている最中もハードウェアリソースが不足している状況では、パフォーマンス低下が発生してしまう可能性がありますので、事前に “いつ頃ハードウェアが不足するのか” を事前に知らなくてはいけません。

今まではいつリソースが枯渇するかが明確ではなかったので、経験則や勘でハードウェアを追加していたのではないでしょうか。Operations Manager を利用することにより実際の運用で行われてきた実データの利用状況トレンドを基づいて、リソースの残り時間を推測することができます。

interop-mgmt-case2

実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:いつリソースが枯渇するか確認する

このように Operations Manager を利用することにより簡単に現在の利用状況のトレンドを考慮した上で現在のハードウェアリソースがあと何日 (何ヶ月/何年) 持つのかを CPU やメモリ、ディスクなどのコンポーネント単位で確認することが出来ます。

また、ハードウェアを追加した際にどの程度の利用期間が延びるのかなども簡単にシュミレーションすることができますので、仮想環境の正常性の確認以外にも、たとえば、ハードウェアを購入する際に サーバーを追加した時には  20 仮想マシンを追加できるけど、メモリだけ追加しても 20 仮想マシンの追加が可能になる。サーバーを購入するのではなく、メモリだけ増設して方が価格が安いからメモリだけ増設しよう。等の判断を明確に行えるようになります。

Operations Manager を使ってシュミレーションできる実例:

  • サーバーやストレージを追加した際に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • CPU やメモリ等の増設をした時に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • 特定のサーバーやストレージを撤去した時に何台の仮想マシンを起動できるかのシュミレーション
  • システムをリプレースする際のサイジングのシュミレーション
  • 仮想マシンを追加・削除した際のシュミレーション

それでは次の課題に進みます。

課題 3.無駄にハイスペックな仮想マシンがたくさんいるんだけど・・・

仮想環境の管理をしているとリクエストされている仮想マシンのリソースが適切にリクエストされているか疑問に思うことはありませんか。

本当は 1CPU / 4 GB メモリあれば、十分なのに、4 CPU / 16GB メモリの申請をされるようなことは無いでしょうか。リクエストをしている人はパフォーマンスを担保する意味で、多めにリソースの申請をしてしまいやすい傾向があると思います。

そのようなリクエストが多数あると、せっかく仮想環境を構築して、リソースを効率的に使おうとしても非効率な状況が発生してしまいます。

今までは過剰に申請された仮想マシンを見つけ出す方法がありませんでした。Operations Manager を利用することにより簡単に過剰申請された仮想マシンを探し出すことができるようになります。

interop-mgmt-case3

実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:過剰割り当てVMを探す

このように簡単なオペレーションで過剰にリソースが割り当てられた仮想マシンを適正化して削減できた分で新規の仮想マシンを作成することができ、より効率的に仮想環境を利用することが可能です。

なお、私がお客様先に Operations Manager を評価してもらう為に導入したお客様の実績ベースでも 95% 以上の仮想マシンがオーバースペックなリソースが割り当てられていました。皆様の仮想環境でも少なくとも 90% 以上の仮想マシンがオーバースペックになっているのではないかと確信しています。オーバースペックの仮想マシンを最適化することにより新しい仮想マシンのリソースとして再利用することが出来るようになります。

それでは次の課題に進みます。

課題 4.仮想環境で使っているストレージのパフォーマンスが上がらないんだけど・・・

仮想環境でも物理環境でもパフォーマンスの問題が発生した時の調査というのは非常に難しいですよね。CPU・メモリ・ディスク・ネットワーク等、各コンポーネントの利用状況等を調べて、既存の環境を依存関係を把握した上で、原因を追究する必要があります。

そのため、どこにボトルネックがあるのか正確を特定できれば、パフォーマンス問題の半分は解決できたと考えてもいいでしょう。

中でも特にストレージのボトルネックを探し出して原因を究明することは非常に難しく、共有ストレージのボトルネックはシステム全体のパフォーマンス低下に直結します。

Operations Manager を利用すれば、vCenter から ESXi ホスト、仮想マシン、データストアーはもちろん、外部ストレージの中のコントローラーやディスク、キャッシュ等も含めて一元的に視覚化することができます。

interop-mgmt-case4

 

実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:VMが起動している外部ディスクの情報を確認する

仮想マシンが起動しているハードディスクがどれかを特定しようとすると色々なツールを駆使して、一つずつ確認をしていかないとどのハードディスク上で起動しているかを確認できないと思います。Operations Manager を使うと仮想マシンを選択するだけで、その仮想マシンが外部ストレージの中のコントローラやキャッシュ、ディスクのどれを使っているかを瞬時に判断することが出来るようになります。

なお、Interop Tokyo 2014 では EMC 様にご協力頂き、EMC VNX を設定させて頂きましたが、Operations Manager に対応しているストレージは下記の Solution Exchange というページから検索することができますので、現在ご利用のストレージで同じことができるか確認してみてください。

https://solutionexchange.vmware.com/store

それでは次の課題に進みます。

課題 5.管理する仮想マシンや物理的な機器が増えすぎてログを確認できないんだけど・・・

仮想環境でも物理環境でも同様だと思いますが、皆様は Windows や Linux / ストレージ機器やネットワーク機器のログを確認しておりますでしょうか。

多くの方のログの確認する場合はトラブルが発生したやセキュリティを担保するためにログを確認することが多いのではないでしょうか。

ですが、ログの確認は当たり前ですが、各機器によって確認方法が違います。

  • Windows : イベントログから確認
  • Linux : /var/log/messages のログファイルを確認
  • ストレージ機器 : ストレージ管理ソフトから確認 (各スベンダーにより確認方法が異なる)
  • ネットワーク機器 : show logging コマンド等でログを確認

Linux であれば、/var/log/messages の中を grep 等のコマンドを駆使して、目的のログを探すのは経験が必要な作業なのではないでしょうか。

また、例えば、100 台の Windows と 100 台の Linux を管理しているのであれば、合計 200 台に対して、リモートデスクトップや ssh でログインして、1 台ずつ確認していたら、それだけで 1 日が終わってしまいますよね。

そのような場合には Log Insight を利用すれば、一箇所で集中して管理することができるようになります。

interop-mgmt-case5

実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Log Insight を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:LogInsightでログを検索する

このように Log Insight は多くの機器のログを一括集中で管理することができます。

“syslog サーバーと何が違うの?” という疑問もあるかと思いますが、syslog サーバー上で大量のログメッセージを grep 等のコマンドで検索すると非常に時間がかかると思います。Log Insight を使えば、大量のログメッセージを高速に検索することが出来ます。

また、Log Insight 2.0 から Windows エージェントが Log Insight に追加されておりますので、Windows サーバーや端末のログを集中管理を行うことが出来ます。

ログのフィルタリングや集計機能を使えば、トラブル時に原因のログを探したり、日々のログデータのトレンドを把握することも簡単に行えるようになると思います。また、アラーと設定を行い、例えば、”ログイン失敗のエラーメッセージが発生したら、メールを送る” 等の設定も可能ですので、セキュリティを担保するという意味でも非常に効果があると思います。

それでは次の課題に進みます。

課題 6.NSX も一緒に Operations Manager で管理したい。

Interop Tokyo は皆さんもご存知の通り、ネットワークのイベントです。VMware の中ではネットワーク仮想化ということで NSX を出展させて頂きました。その NSX も今までご紹介してきた Operations Manager を使って参照することが可能です。

管理ツールが複数存在すると、その分、運用のオペレーションが増えたり複雑になったりします。全ての管理を OPerations Manager に統一することにより運用をよりスリムに行うことが可能です。

interop-mgmt-case6

実際の画面に関しては下記のリンクをクリックして実際の Operations Manager の画面を動画で確認してください。なお、動画を再生する為には Quick Time が必要です。

動画:NSXをOperations Managerで視覚化する

なお、NSX アダプタは 2014 年 6 月現在、テクニカルプレビューというステータスになっておりますので、正式なリリースまでもう少しお待ちください。

 

いかがでしたでしょうか。

 

Operations Manager / Log Insight が既存の運用をどの様に効率的になるかをご理解頂ければ幸いです。本ブログを興味を持って頂いたら、皆様の環境でもぜひ、Operations Manager / Log Insight をまずはお気軽にお試し頂ければと思います。

 

まとめ:

Operations Manager / Log Insight は導入コストを削減する製品ではなく、運用コストを削減することを目的とした製品です。現在、多くのお客様環境ではより少人数で多くのシステムをより高い品質で運用することが求められています。

導入コストは製品を購入するというはっきりした支出がありますので、導入コストばかりが注目されてしまいますが、導入コストだけでは全体的な IT コスト削減は望めません。むしろ、システム全体の費用で考えた時には導入コストよりも運用コストの方が大きく、本当に改善しなくてはいけないのは、導入コストではなくて運用コストなのです。

Operations Manager / Log Insight という運用管理ツールを使い、運用コストを圧縮して、全体的なコストを最適化していく必要があります。

interop-mgmt-overall

執筆者:内野 賢二

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Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏
Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構 築TIPS
Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化
Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)
Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介

VMware vCenter Operations Manager簡単操作ガイド

こんにちは!VMwareの中村朝之です。

以前仮想基盤のリソース状況を知る!~VMware vCenter Operations Manager活用法~を連載しましたが、
この連載、多くのパートナー様、エンドユーザ様から思った以上に反響をいただきました。

その中で
「vC Opsで何ができるかだいたい把握したけど、具体的な操作方法を知りたい…」
というご要望をいただきました。そこで簡単操作ガイドを作成♪

Operation_Guide_samp1
簡単操作ガイドのダウンロード
簡単インストールガイドのダウンロード
是非ダウンロードしていただき、ご活用ください!!

過去に連載したブログはこちらです。
~VMware vCenter Operations Manager活用法~
第1回 あとどのくらい仮想マシンを載せられるか?(リソース残量を知る)
第2回 どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)
第3回 より多くの仮想マシンを安全に載せていく(統合率を上げていく)
第4回 将来、物理リソースがどのくらい必要か?(需要予測)
第5回 使用環境における”ポリシー”の設定

Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)

Written by: Noritaka Kuroiwa, Tomohiro Iwafuchi

Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。

vCAC の提供するサービスカタログ

vCAC の提供するサービスカタログ

会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第2回目では、「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」のデモンストレーションとして、vCAC(vCloud Automation Center) – vCO(vCenter Orchestrator) – vC Ops(vCenter Operations Manager) – F5 BIG-IP LTM の連携をご紹介します。

コンポーネント間の連携

コンポーネント間の連携

サービスに対する負荷が急増した場合、サービスを提供するサーバを追加/起動(スケールアウト)することで安定したサービスを提供することが可能になります。逆に負荷が軽減した際にはサーバを停止/削除(スケールイン)することで、リソースの有効活用が可能になります。サーバーの追加/起動、停止/削除を人手を介さずに、自動で行うことでオートスケール環境を実現します。

エンドユーザーは、ロードバランサーを経由してWeb サーバにアクセスする構成となります。仮想化環境の運用管理を行うvC Ops でWeb サーバのワークロードをモニターし、CPU 使用率を閾値に、vCO にSNMP-Trap を送付します。vCO では、SNMP-Trap の中身を精査し、定義したワークフローを基に、スケールアウト、スケールインを実行します。

 vCenter Operations Manager (vC Ops)によるワークロードのモニター

vC Ops(vCenter Operations Manager)によるワークロードのモニター

スケールアウトする際にはサーバを追加するのと同時に、追加したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーに追加するワークフローを実行します。逆にスケールインした際にはサーバを削除し、削除したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーから削除します。

BIG-IP LTM のプールメンバー設定画面

BIG-IP LTM のプールメンバー設定画面

下記はスケールアウトする際に実行するvCO ワークフローの例です。この中では仮想マシンを追加/起動し、起動した仮想マシンのIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスをロードバランサーのプールに追加しています。

vCO ワークフロー(Scale-OUT)

vCO ワークフロー(Scale-OUT)

下記はスケールインする際に実行するvCO ワークフローの例です。ロードバランサーのプールメンバーからサーバのIPを削除し、対応する仮想マシンを停止/削除しています。

vCO ワークフロー(Scale-IN)

vCO ワークフロー(Scale-IN)

負荷に応じたWEBサーバの自動展開(オートスケール)のデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。

動画リンク 「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」

vCAC サービスカタログからAuto Scale サービスを申請

vCAC サービスカタログからAuto Scale サービスを申請 以降は動画を参照ください

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Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化

Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。

vCAC の提供するサービスカタログ

vCAC の提供するサービスカタログ

会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第1回目では、「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」のデモンストレーションとして、vCAC とNSX の連携をご紹介します。

Web、AP、DB サーバによる 3-Tier システムの構成

Web、AP、DB サーバで構成された 3-Tier システムの展開

仮想マシンを展開した後にユーザが最終的にサービスを利用できるようになるまでには、付随するいくつかの作業を実施する必要があります。その中で、特にボトルネックとなりやすいポイントの1つにネットワーク関連のサービスがあります。

ネットワーク環境を仮想化し、リソースをプール化することで、柔軟なサービス提供が可能になりますが、ポイントはもう1つあります。例えネットワーク環境が仮想化されていても、仮想化されたネットワークサービスを手動で設定するのであれば、そこにはいままで物理環境でかかっていたのと同じだけの労力と時間がかかることになります。

vCAC のサービスカタログ(ブループリント)には、仮想マシンだけではなく、ネットワーク構成情報を定義することができます。ネットワーク仮想化環境を提供するVMware NSX と連携することで、仮想マシンを展開すると同時に、ネットワークサービスを展開し、展開したネットワークサービスに適切な設定を行い、仮想マシンに適用することが可能になります。

vCAC のブループリント設定画面 仮想マシンを接続するネットワークプロファイルと、仮想マシンが所属するセキュリティグループを定義

vCAC のブループリント設定画面 仮想マシンを接続するネットワークと、仮想マシンが所属するセキュリティグループを定義

サービスに必要なリソースを仮想化環境でプール化することで、仮想マシンの展開時にダイナミックにプロビジョニングし、役割を終えた仮想マシンを破棄する際にはリソースが解放されます。仮想マシンの展開と同時に、展開した仮想マシンに適用できるネットワークサービスには下記が含まれます。

・NSX Edge(ルーティング、ロードバランス、ファイアウォール、NAT 機能を提供)
・論理スイッチ(VXLAN L2 ネットワークを提供)
・セキュリティグループ(分散ファイアウォール、アンチウィルスサービス等を提供)

NSX のセキュリティグループ

NSX のセキュリティグループ “Service Web”, “Service AP”, “Service DB”はvCAC ブループリント設定に対応

ネットワークサービスを含む3階層アプリケーションを展開するデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。

動画リンク 「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」

vCAC カタログからWebサービス(3-Tier システム)を申請

vCAC サービスカタログからWebサービス(3-Tier システム)を申請 以降は動画を参照ください

Interop 2014 関連リンク

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Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構築TIPS

こんにちは、竹原です。

6月11日~13日に開催された Interop Tokyo 2014 の Software Defined Storage コーナーのデモ環境構築にかかわるTIPSを紹介をさせていただきます。

本コーナーでは2014年3月13日に発表された Virtual SAN についてご紹介させていただきました。
Virtual SAN は、内蔵ディスクをネットワーク越しに束ねて一つの外部共有ストレージとして利用できる、コスト/パフォーマンス/拡張性に優れたハイパーコンバージドストレージソリューションです。

Virutal SAN の特徴や機能については以下のブログで紹介されていますのでご確認ください。

VMware ブースのデモ環境は 4 台の物理サーバで構成されていましたが、共有ストレージの代わりに、Virtual SAN がデモ環境のストレージとして稼動していました。

vsan-1

Virtual SAN のデモ環境はホストやディスクの追加/削除を頻繁に実施する必要があったため、物理構成に影響を与えないように、物理の Virutal SAN 上に仮想マシンで Virtual SAN を構成していました。

いわば ”Virtual SAN on Virtual SAN” です。

vsan-2

“Virtual SAN on Virtual SAN” を構築するとき、いくつか TIPS があるのでご紹介します。
ご紹介するコマンドは物理のVirtual SANを構成する上では必要のないコマンドです。

vSphere 上に vSphere を構成することをネステッドと呼んでいますが、Virtual SAN 上にネステッド vSphere 環境を構築するときには事前に以下のコマンドを物理環境の vSphere に発行しておく必要があります。(参考: How to run Nested ESXi on top of a VSAN datastore?)
※これをしておかないと vSphere のインストールができません。

esxcli system settings advanced set -o /VSAN/FakeSCSIReservations -i 1

また、Virtual SAN を構成するには SSD が必須要件となりますが、 ネステッド vSphere に対して仮想ディスクを割り当てるだけでは SSD として認識してくれません。

そのため、手動で特定のディスクを SSD として認識させる必要があります。
以下のコマンドをすべてのネステッドvSphereホストで実行します。(参考: How to Trick ESXi 5 in seeing an SSD Datastore)
※ネステッド vSphere に割り当てている2番目のディスクを SSD として認識させています。

esxcli storage nmp satp rule add –satp VMW_SATP_LOCAL –device mpx.vmhba1:C0:T2:L0 –option=enable_ssd
esxcli storage core claiming reclaim -d mpx.vmhba1:C0:T2:L0

上記設定を行うことで無事に “Virtual SAN on Virtual SAN” 環境を動作させることができました。
Virtual SANのデモの動画についてはこちらをご覧ください。

今回は Interop デモ環境の基盤となった Virtual SAN 構築のTIPSについてご紹介させていただきました。

ストレージコストを減らしつつ、高いパフォーマンスを獲得できるVirtual SANを是非ご評価いただければ幸いです。

VMware Hands On LABS(HOL) を使えば簡単に Virtual SAN に触っていただけますので是非ご体感ください!

※ vSphere 上で vSphere を稼動させること、ならびに Virtual SAN 上で Virtual SAN を動作させることは、正式にサポートされた構成ではありませんので本番環境では実装しないでください。

※物理環境の Virtual SAN 構成に比べて ”Virtual SAN on Virtual SAN” はパフォーマンスが低下します。 Virtual SAN のパフォーマンスを検証する場合は必ず物理環境の Virtual SAN で実施してください。

 

Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏

こんにちは。VMware のやまもとです。
6 月 11 日 ~ 13 日に幕張メッセで開催された Interop Tokyo 2014 の VMware ブース の準備の裏側について、回顧録がてら書き連ねていきます。

今回のブースは、大きく3つのソリューション(Software Defined Datacenter, Software Defined Network, Software Defined Workspace) に分かれてチームを組んで準備に挑みました。

なかでも、私の参画した Software Defined Datacenter チームはブース展示全体を支えるデモ基盤を含めて準備するというかなり大がかりなものです。そのチーム内でもソリューションによって5コーナーに分けて小チームを編成するというチーム編成からすでにVirtual なNested 構成です。

  • vSphere Core Technology
  • Software Defined Storage (VSAN)
  • Management
  • Automation
  • Hybrid Cloud

これらの展示内容については、随時このブログで連載させていただきますので請うご期待ください!

チーム編成は16名の得意分野も普段の業務も全くバラバラなシステムエンジニアで、通常業務の合間に準備を進めました。

この、”通常業務”っていうのがかなりのミソで、弊社システムエンジニアは一般的に言うところのかなりワークロードの高いいわばモンスターVM的な業務量なので、全員が自分の業務とこの準備をうまく人的Distributed Resource Scheduler で分散させるというのはかなりの高度な技ですが、全員がうまくやりくりして参画しました。

この16名がはじめて顔合せを行った時点で、既に開催まで1ヶ月を切っていました…

この種類のイベントに展示を出されたことがある方ならどなたでも容易に想像がつくとは思いますが、通常は展示内容のコンセプトとテーマを確立させるのに1ヶ月は余裕でかかります。そこから構築までのスケジュールを考えると専任のメンバーを確保して2ヶ月前にチーム全体での顔合わせと役割分担を決め始めるのが無理なくできるスケジュールだったりします。

しかし、弊社ではたとえ全社挙げてのイベントであるvForum であったとしても”専任”するシステムエンジニアはひとりもいません。

デフォルト”兼務”です。

そう。ここからが各エンジニアの得意分野と、製品に対する「情熱」が炸裂する期間となります。

2週間でデモの概要とハードウェア、コンポーネント構成の設計、ミニシアターの資料作成までひととおり作業を実施して構築にかけられる時間は1週間と少ししか残されていませんでした。

リソース机上

主要なサーバーリソースの机上サイジングを行ったシート(アグレッシブなCPUオーバコミット率に注目です!最終的にはネステッドのゲストを稼働させたりデモのピークが異なるのでリソース消費はもっと柔軟性がありました。)

私はvSphere Core Technology チームとして参画させていただいたのですが、Software Defined Storage (VSAN) チーム同様、すべてのデモ基盤の土台になる箇所を担当しました。

あらかじめ借用をお願いしていたハードウェアをお借りして、社内に仮設置してベアメタルな環境でひととおり設定を行って他のチームに引き渡すという重大なミッションでしたが、私たちのチームが事前に考えていたのより最初はスムーズにすすめることができました。

今回のデモ環境は4台のホストをブースに配置し、ブース間連携としてPalo Alto Networks さんのブースに2台のホストと量販店で市販されているような簡単なギガビットネットワークスイッチを設置させてもらいました。

メインのブースには4台のホストとネットワーク機器だけを設置しています。物理的にはこれだけです。このほかは、デモ展示なので以前 ”やってみよう” シリーズでご紹介させていただいたNested ESXi をいくつか構築して製品の動作をご覧いただきました。
今回の構成はごくごくありふれた機器を組み合わせたものですが、実現できるソリューションはかなり最先端で高度な内容です。

たった4台で、どこまで製品機能を詰め込めるのか?それが課題でした。

ブースネットワーク_pptx 2

ネットワーク概念図(大まかなコンセプトを設計した概念図で、IPアドレスリストは個別に作成しました。最終的に350個ほどの払い出しになっています。)

構築も佳境にさしかかった頃に、重大なトラブルに遭遇しました。
詳細はこの場では控えさせていただきますが、百戦錬磨のチームメンバー全員が青ざめて、社内のナレッジというナレッジを総動員させて対処するようなレベルのトラブルです。
このようなドキドキするような状況を経て、ようやくInterop の私たちのブースはカットオーバーと初日を迎えたのでした。

後は他の方がこのブログに書いてくださっているような展示をさせていただき、大盛況で終わることとなりました。

Interop Tokyo 2014 自宅でNSX  VMware Hands On LABS のご紹介

こんにちは、VMwareの仁平です。
先日は、Interop Tokyo 2014にて、弊社ブースへお越し頂き、誠にありがとうございました。
弊社ブースの中でも、「手軽に自宅からでもNSXをさわれる!」ことで大好評だった、VMware Hands On LABS(HOL)を改めてご紹介します。

HOLは、弊社が無償で提供している自習型のオンライン学習サービスです。世界中で既に、10万名の方がご登録/ご利用されております。
会社のPCからはもちろん、自宅のPCからでも、ブラウザがあれば、いつでもNSXをさわる事ができます。

もちろん、NSXに限らず、他の製品に実際にさわることができます。

例えば・・・
・仮想環境の運用アドバイザー(vCenter Operations Manager)
・VMware環境のバックアップ(vSphere Data Protection)
・VMwareの事業継続ソリューション(vSphere Replication / vCenter Site Recovery Manager)
・サーバ内蔵ストレージを共有ストレージに! 最新ストレージ仮想化(Virtual SAN)
・シンプルな仮想デスクトップ運用を実現(VMware Horizon View)
・VMware Mirageによる物理PCの徹底管理(VMware Mirage)

また、うれしい事に、一度、終了したラボでも、繰り返し実施する事が出来ます。もちろん無償です。

ご興味がある方は、今すぐユーザ登録しましょう!
登録方法も、すごく簡単です。

手順①: 以下より、日本語ガイドをダウンロードします。(お好みの物をお選び頂けます)
http://www.vmware.com/go/jp-HOL

手順②: 日本語ガイドに従って、ログインIDを作成します。

手順③: ハンズオンラボ環境にログインして、早速、ラボを始めましょう!

折角ですので、Interop Tokyo 2014でHOLブースに、お越し頂いた方々のコメントをここでご紹介したいと思います。

・新入社員への教育に使える!
・社員教育でも利用している!
・新しい製品を短時間にさわれるのが良い!
・VMware製品をハードウェア準備なしで、手軽にさわれるのが良い!
・自分のペースで、時間のある時に、学習できる。しかも自宅から出来るのが良い!

などなど、HOLの活用シーンがたくさんあります。

読者の皆様も、是非、この機会にHOLを試してみてはいかがでしょうか。

@Interop Tokyo 2014

VMware SDDC におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメント 〜Interop Tokyo 2014 Best of Show Award への挑戦〜

皆様、こんにちは。VMwareの山口です。
今日は、Interop Tokyo 2014 にて、VMwareが誇るSoftware-Defined Data Center(以降 SDDC) で、Best of Show Award (クラウドプラットホーム部門) を取るべく挑戦した軌跡を、振り返りもかねてご紹介したいと思います。

今年の Interop は、初めて自前のブースを構えることもあり、何か新しい事に挑戦しようと参加メンバー全員で検討しておりました。
その中の一つとして上げられたのが、歴史があり有名なBest of Show Awardに挑戦し、グランプリを目指してみようということでした。

すべてが初めてのことだったので、まずは、Best of Show Awardにどのような部門があり、VMwareが持っている製品は、どの部門にノミネートできるか調査するところから始まりました。その中の一つがクラウドプラットホーム部門で、VMwareのSDDCがクラウド基盤を支える上で如何に優れているのか、アピールする最適な部門でした。
スクリーンショット 2014-07-03 16.43.18

VMwareのSDDCは、データセンタを構成する要素(コンピューティング、ネットワーク、ストレージリソース、マネジメント)をソフトウエアで定義し実装することで、これを利用したデータセンタはこれまでにない効率性、俊敏性、柔軟性得る事ができます。

下図は審査員の方に、VMwareの提唱するSDDCの全体像を説明するためのスライドがこちらなのですが、非常に広範囲で様々なテクノロジーによって実現されていることが一目で分かります。これを限られた時間でどのようにアピールするかで様々な議論があったのですが、最終的に、我々は 次の方法でアピールしようとう結論に至りました。

最高のクラウドは、最高の技術で実現されるものなので、それを素直にアピールしよう!

つまりは、VMwareしか持っていない技術(SDDCを構成する要素)をそれぞれアピールし、それが他よりも優れているという点に注力してアピールしようということです。
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また、一部ではありますが、下記にSDDC構成要素におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメントのデモ動画をアップしました。

  • VMware SDDC デモ1 ネットワーク仮想化:物理環境にまったく囚われることなく、論理ネットワークを作成しているところや、仮想マシンに追従するファイアウォールと題して定義したルールが動的に適用されるところをライブデモしました。
  • VMware SDDC デモ2 ストレージ仮想化:如何に簡単にVirtual SAN(VSAN)を構成できるか、柔軟な容量拡張(Host add)されるところをライブデモしました。
  • VMware SDDC デモ3 マネージメント:SDDC全体の健全性を視認し、リソース状況の将来予測と無駄の排除を一元的に確認できるところをライブデモしました。

このようにシンプルに価値を訴求することで、初挑戦ながら見事Best of show Awardのファイナリスト残ることができました。
来年はグランプリをとれるよう糧にしたいと思います。

今回は、SDDCの個別の要素についてご紹介しました。次回は、これらの要素を自動的に構成して、SDDCのメリットを享受しているところを紹介します。