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やってみよう!いざという時の為に (Site Recovery Manager) 編

こんにちは、VMware の山口です。今回は事業継続ソリューションの製品である VMware vCenter Site Recovery Manager(以降SRM)にて、いざという時の為に役立つ機能をご紹介します。

SRM は、保護したい仮想マシン群(以降、保護対象)を、予め定義されたステップ(以降、リカバリプラン)に従い、データセンター間でレプリケーション(*1)し、いざ事業継続が困難となった時(災害復旧)や、予測される災害の時(計画移行)に、安全且つ確実に、フェイルオーバー(*2)することが出来ます。

*1レプリケーションとは、「データの整合性を保ちながらデータセンター間で、コピーする処理」を意味します。
*2ファイルオーバーとは「システムの冗長化技術の一種で、処理中のサーバやシステムに障害が発生しても、予備のシステムがそのまま処理を続行する技術」を意味します。

SRM を利用した時と、しない時での大まかなステップを下記に比較します。システムによっては増減があると思いますが、このステップをいざとなった時に、人手によるオペレーションで、迅速且つ正確に実行するのは非常に困難と思います。
スクリーンショット 2014-04-18 16.02.09

下図は、リカバリプランを示しています。このステップに従い、自動的に保護対象をフェイルオーバーさせるので人的オペレーションを予防することができます。
スクリーンショット 2014-04-18 16.47.57

今日は、SRM の埋もれがちですが、ユニークな機能の一つとして、再保護という機能もご紹介します。
これは、その名の通り、フェイルオーバーされた保護対象を、再保護する機能です。
下図は、サイトAとサイトB間で、保護対象(WEBシステム)を計画移行している様子です。計画移行されたサイトBの保護対象を再保護すると、再度サイトBで更新された情報をサイトAにレプリケーションし、保護された状態になります。

つまり、サイトAからサイトBに情報をレプリケーションしていた時と逆の状態となり、再度、計画移行や災害復旧が可能になります。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_22-58-55_No-00
なお、この場合は、元のリカバリプランを真逆に実行することになりますので、新たな作成は不要です。

このように、非常に有効な機能でありますが、実際にやってみたいという方は、こちらのサイトより、マニュアルを入手頂きお試し頂ければと思います。

今回はせっかくなので、実際にこのオンラインラボを使って、計画移行と再保護を実施してみます。
この部分だけお試し頂くこともできますので上記のマテリアルを入手頂き、P27から開始してみてください!
※オンラインラボのアカウントをお持ちでない方は、P8を参照し作成してくださいね!

下記の画面キャプチャは(P29)、WEBシステムの計画移行を実施しているところになります。数クリックで保護対象のシステムを計画移行できることが実際に体感できます。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_16-19-48_No-00

下記のキャプチャは(P31)、再保護しているところです。
この数クリックの操作で、計画移行した保護対象のシステムを、”再度”、保護することが可能です。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_16-27-18_No-00
画面キャプチャ下部の最近のタスクで、どのような処理がされているか見ることができます。有事の際に、人間の手でこれほど早く、正確にオペレーションするのはおそらく難しいと思います。
複数のサイトにvSphereをお持ちの方で、有事に備えたいという方、ぜひSRMの利用をご検討頂ければ幸いでございます。