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月別アーカイブ: 2014年5月

やってみよう! VMwareの製品をダウンロードしてみよう

本日は3つのエントリをポストします。

やってみよう! VMwareの製品をダウンロードしてみよう (本エントリ)
やってみよう! 初めての無償版ESXi
やってみよう! vSphere on VMware Player

全てやってみると、誰でも、無償で、PC上で仮想環境を構築できるようになっています。是非お試し下さい!

 

VMwareは企業向けの各種有償製品の他にも、VMware PlayerやvSphere Hypervisor等の様々な製品を無償で提供しています。また有償製品についても、試用版として期限付きでお使い頂けるものがあります。本エントリではそれらの製品の入手方法についてご紹介していきます!

まずはMy VMwareにアカウントを作成します。

リンク先から[登録]をクリックして、お名前とメールアドレスをご記入ください。123

所属している企業がVMwareとパートナー契約を結んでいる場合は[VMwareのパートナーですか]に”はい”を選択してください。

[続行]をクリックすると登録情報のフォームに移動しますので、必須項目を記入した後に[My VMware利用条件]をご確認の後、[利用条件に同意]にチェックを入れて[続行]をクリックしてください。

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ご登録のメールアドレス宛に[My VMware: Activate your account]という題のメールが届きますので、メール本文内の[Activate Now]をクリックしてください。

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パスワード入力画面に移動しますので、登録フォームにてご登録いただいたパスワードを入力して[Continue]をクリックしてください。5

 

これでアカウントの作成は完了です!

ここから無償で製品をダウンロードするには、[ダウンロード]から[評価版及び無償製品]をクリックしていただくと、

6 評価版、または無償版が用意されている製品の一覧のページに移動します。

一覧から、お好きな製品をダウンロードしてお試しください。
※一部の製品のダウンロードについては、 [登録]をクリックして、追加の質問に答えて頂く必要があります。

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以上でVMware製品のダウンロード準備は完了です。
是非ともVMwareの提供する様々な製品をお試しください!

 

※本エントリは2014年5月15日現在の情報を基に執筆されています。

やってみよう! 初めての無償版ESXi

本日は3つのエントリをポストします。

やってみよう! VMwareの製品をダウンロードしてみよう
やってみよう! 初めての無償版ESXi  (本エントリ)
やってみよう! vSphere on VMware Player

全てやってみると、誰でも、無償で、PC上で仮想環境を構築できるようになっています。是非お試し下さい!

 

このエントリでは、今まで一度もVMwareの製品を触ったことが無い方を対象に、最も基本的なサーバ仮想化製品であるVMware vSphere Hypervisor(ESXi)を無償で試していただく方法をご紹介します。

これからVMwareの仮想化製品を触り始める方から、「ESXiとvSphereってっどう違うの?」というご質問をよく受けるのですが、ESXiは物理サーバに直接インストールして仮想サーバ構築のベースを提供する製品、vSphereはESXiを含んだサーバ仮想化のパッケージ製品です。

まずは無償のVMware vSphere Hypervisor(ESXi)を入手しましょう。
※製品版のvSphere ESXiも、60日間は無償で試用することができますが、ここでご紹介させて頂く無償版ESXiには60日の期限がありません。

こちらからMy VMwareにログインします。
My VMwareのアカウントをお持ちでない方は、こちらのエントリを参考にアカウントを作成しましょう!

ログイン後に、[ライセンスとダウンロード]から、以下2つのイメージをダウンロードして下さい。初めて本製品をDLする方は、[登録]というボタンが表示されていますので、[登録]から追加の質問にご回答ください。
・ESXi 5.5 Update 1 ISO image (Includes VMware Tools)
・VMware vSphere Client 5.5 Update 1
※2014年5月時点での最新イメージです
ESXiはサーバにインストールする製品。vSphere ClientはWindows PC等の操作端末にインストールして使用する、ESXiにアクセスするためのソフトウェアです。

また[ライセンス情報]に掲載されている[ライセンスキー]を控えておいてください。こちらが無償版ESXiのライセンスキーとなります。

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DLが完了したら、操作端末にVMware vSphere Clientをインストールしておきましょう。

次に、DLしたESXiのiSOイメージをインストールしていきます。
ESXiは本来サーバにインストールする製品ですが、VMware Workstation(有償)やVMware Player(無償)、VMware Fusion(有償)を使うことで、サーバだけでなくWindows PCやMac OSX上にESXiをインストールすることも可能です。

※Nestedの説明と、VMware Fusionを使用したMacへのインストール方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
※無償版VMware Playerを使用したWindowsへのインストール方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
※VMware Workstationを使用したWindowsへのインストール方法についてはこちらのKBを参考にしてください。

 

ここでは物理サーバにESXiをインストールしていきます。
DLしたESXiのiSOイメージをCDメディアに書き込み、インストール先のサーバにセットしてください。

ESXiの初期設定は非常に簡単です、初期設定方法及び仮想マシンの作成方法はこちらのドキュメントを参照してください。

上記ドキュメントを参考にESXiの初期設定が完了したら、端末にインストールしたvSphere Clientを使ってESXiにアクセスしてみましょう。vSphere Clientを起動して、ESXiに設定したIPアドレスもしくはドメイン名と、ユーザ名、パスワードを入力します。

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ログインに成功すると、以下のような画面が表示されます。

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これでESXiを使ったサーバ仮想化の準備は完了です!

上記のドキュメントを参考に、実際に仮想マシンを作成してみましょう!

やってみよう! vSphere on VMware Player

本日は3つのエントリをポストします。

やってみよう! VMwareの製品をダウンロードしてみよう
やってみよう! 初めての無償版ESXi
やってみよう! vSphere on VMware Player (本エントリ)

全てやってみると、誰でも、無償で、PC上で仮想環境を構築できるようになっています。是非お試し下さい!

 

本エントリでは、無償で使えるVMware Playerを使って、PC上にvSphere環境を構築する方法をご紹介してきます。

ここでご紹介する、ハイパーバイザー(VMware Player)上に仮想マシンを構築し、構築した仮想マシンにハイパーバイザー(ESXi)をインストールして使う方法を”Nested(ネステッド)”と呼びます。Nestedの説明はこちらのブログを参照してください。

まずはVMware Playerを入手しましょう。
My VMwareのこちらのサイトからVMware Playerの最新版をダウンロードします。
My VMwareのアカウントをお持ちでない場合は、こちらのエントリを参考にアカウントを作成してください。

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ダウンロードが完了したら、PCにVMware Playerをインストールしてください。

ここから、VMware Player上にESXiをインストールする方法をご紹介してきます。
無償版ESXiの入手方法は、こちらのエントリを参考にしてください。

VMware Playerを起動すると以下の画面が表示されますので、新規仮想マシンの作成を選択してください。

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[インストーラディスクイメージファイル]を選択し、ESXiのiSOファイルを指定します。[次へ]をクリックします。

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仮想マシン名と、仮想マシンの実体を保存するフォルダを指定して[次へ]をクリックします。

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この仮想マシンが持つディスクの容量指定と、そのディスクの実体をWindows上で単一のファイルにするか、複数のファイルに分割するかを選択して、[次へ]をクリックします。

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仮想マシンに割り当てる仮想CPUの性能や仮想メモリのサイズを変更したい場合は、[ハードウェアをカスタマイズ]から設定をおこないます。ESXi5.5のインストールには、少なくとも2つの仮想CPUと4Gのメモリの割り当てが必要です。[完了]をクリックすると、仮想マシンへのESXiのインストールが始まります。

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インストール画面です。

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これで”Nested”のESXiの構築は完了です!
ESXiの初期設定、仮想マシンの作成方法についてはこちらのドキュメントを参照してください。

HP 3PARを VMware vCenter Operations Managerで管理する!!

VMware vCenter Operations Manager には様々な他社製品と連携できる機能が用意されており、これから数回にわたり vCenter Operations Manager と連携できる製品について紹介させていただきます。今回ご紹介するHP様の HP StoreFront Analytics Pack for vCenter Operations Manager による3 PAR ストレージとの連携については、事前に日本HPの3PAR担当プリセールスの伊東様とVMwareにて共同検証を実施、その結果に基づいて伊藤様より当ブログ用の記事を執筆、ご提供いただきました。その内容を、読者の皆さんにご紹介させていただきます。

HP 3PARをVMwareの仮想環境で利用されている方も多いと思います。そのような方、もしくは今後3PARを導入予定の方に是非ご覧いただきたいBlogです。

HP StoreFront Analytics Pack for vCenter Operations Manager
今回ご紹介するHP StoreFront Analytics Pack for vCenter Operations Manager という製品では、VMware vCenter Operations Manager(以下vC Opsと記載)とHP 3PARを連携させるためのAdapterが提供されています。このAdapterを利用することにより、vC Opsが通常取得可能な仮想マシンやホストの情報はもとより、3PARハードウェア内部の情報、例えば、コントローラ、ドライブ、ドライブシャーシ、ポート、ファンに至るまで、”3PARの健康状態” をvC Opsの管理画面から一気通貫で確認することが可能となります。

 

HP 3PAR StoreServシリーズ

HP 3PAR Management Console画面

従来の管理手法では、例えば3PARのパフォーマンスを細かくチェックしたい場合、3PARのストレージ管理ツールにアクセスしなければなりませんでした。これが本製品を利用することにより、ストレージの負荷状況や、データ領域などのリソースの利用状況が仮想環境の管理ツールであるvC Opsに取り込まれ、ひとつの管理コンソールで視覚的に非常に簡単に見ることができるようになります。

最終的にはこのようなイメージとなります。

以下、vC Ops環境へのアダプタのインストール方法や活用方法について解説していきたいと思います。

①HP 3PAR用Adapterのインストール
3PAR Adapterインストールは極めて簡単です。まず3PAR用のアダプタを用意します。アダプタは以下のサイトからダウンロードが可能で60日間は評価期間として使用することが可能です。

<HP Software Depotサイト>
https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/index.do
※HP Storage > Storage Software > HP StoreFront Analytics for VMware vCenter Operations Manager

https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=vCOPS

 

  • Zipファイルをダウンロードしたら解凍しておきます。
  • 解凍するとhpsfap4vcops_1_0.pak というファイルが出てきます。これがアダプタになります。
  • アダプタのvCOpsへのインストールは非常に簡単で、vC Opsの管理画面(/admin)にアクセスし管理画面で更新の処理を行います。
  • 下図のように更新パッケージにhpsfap4vcops_1_0.pakを選択し更新するだけで完了です。

 

②Adapterのモニタ対象となる3PARを登録
アダプタのインストール後にモニタ対象となる3PARを登録します。

 

  • サードパーティのアダプタの機能を利用するには、カスタム画面(/vcops-custom)にログインします。
  • ログイン後、環境タブ > 構成 > アダプタインスタンス…を選択します。

 


アダプタインスタンスの管理画面で、新規アダプタインスタンスの追加を行います。


アダプタインスタンスの追加ボタンを押し、アダプタインスタンス名、および Data Source Network Nameを入力し完了です。

③3PARアダプタの活用方法
このアダプタを使うことにより、vC Opsから3PARの情報を以下の様に確認することが可能となります。

HP Storage Monitoringタブ
3PARの全体的な状態を確認することが可能です。

  • 対象となる3PARを選択することにより、そのリソース状況が一覧で表示されます。
  • ハードウェアデバイスがアイコンで一個一個表示され、健全性はデバイスをランキングで表示、ヒートマップによる現在の負荷状況を一元的に確認することができます。
  • ヒートマップはハードウェアデバイス(ドライブやポート)とボリューム毎のIOPSおよび、CPG(3PAR特有のボリュームプール)とボリューム毎の容量使用率を表示できます。

各デバイスの右下の色がその健全性を表しており、緑→黄色→赤という順番に健全性が低くなっていきます。

ストレージで最もボトルネックとなりやすいデバイスはハードディスクドライブになりますが、それも一覧で表示されるため、どの部分に負荷がかかっているか即座に確認することが可能です。

上図は、一部のドライブに極端にI/O負荷がかかっているような状態を表しており、数本のドライブが赤く表示されています。

※3PARは通常は全てのドライブに均一にデータを配置させるため、一部のドライブがホット=赤い状態になることはありませんが、今回は検証するためあえて従来のストレージに近いデータ配置を作りました。

健全性として赤く表示されているところは状況を確認したいところだと思いますが、さらに詳細な情報を確認するためにはリソース詳細を表示させます。

下図が”Storage System”に対してリソース詳細を表示した際の例になります。

※リソース詳細へのリンクはStorage System以外にも様々なオブジェクトに対して設定されており、各オブジェクトの詳細情報の確認が可能です。

健全性のステータスが低い原因を細かく突き止めていくことができます。この例では、特定のストレージで動的閾値を超えてしまっていることが原因であることが分かります。

今度は閾値を超えてしまった原因が何か?を突き止めるために、さらに当該ドライブをダブルクリックすることでIOPSなど選択したメトリックを表示し状況が確認できます。

この例では、当該ドライブのIOPSが直近で579~629の間で推移しているのが分かります。

ドライブ1台あたりのIOPSとしては非常に高い値(通常は200IOPS)ですので、IOPSを下げるために何らかの対策(他のドライブにデータを分散する、ドライブを追加する等)を講じなければいけないと判断することができます。

デバイスアイコンの色から始める解析のアプローチ以外の方法としては、下図の健全性の低いランキング(ハードウェアだけでなく論理構成も表示)から上位のリソースの詳細を見て行く方法や、

現状の負荷状況をヒートマップから見て、負荷の高い箇所の詳細情報を確認することで根本原因を突き止めることができるようになります。
例えば下記ヒートマップでは、今回準備した72本の物理ディスクが表示されています。

HP Storage Trouble Shootingタブ
ここまでの内容はストレージ内部の監視・解析方法になりますが、Trouble Shootingでは仮想マシンやデータストアから3PARのデバイスまでを下図のようなツリーで見ることができ、それらのマッピング状況を確認することができます。

そのため、仮想マシンに何らかのトラブルが見つかった場合に、その根本原因を探す先として、3PARのデバイスにまで目を向けることができます。それをひとつの画面でできるのです。

下記 VM TO STORAGE MAPPINGの画面ではStorage Monitoringタブに出てきたようなアイコンではなく、各デバイスはバッジで簡素化され表示されています。そのため、より視認しやすく、問題の箇所を即座に特定できるようになっています。

バッジの色から問題のあるリソースをダブルクリックでたどっていくことで、ここからも同じようにパフォーマンス状況まで確認し、問題の原因を特定することができます。

vC Opsの標準の監視項目は、データストアや仮想マシンより上位のリソースを監視します。

3PARのアダプタは仮想マシン/データストアから下位層のリソースを監視しています。

両方のツリーを組み合わせて見ていくことで、上位層から下位層までの関連するトラブル箇所を容易に確認することができるようになります。

④HP 3PARが持つ他のvSphere連携ツールとの役割の違い

下表にて以前から存在する3PARとvSphere環境を連携させるツールであるManagement Plug-in & Recovery Managerと、今回ご紹介したStoreFront Analytics Pack for vCenter Operations Manager(vC Ops アダプタ)の目的・機能を比較してみました。

まとめ

vC Opsにより可能となる仮想ホスト環境を俯瞰した監視方法に3PARのアダプタを追加することで、重要や役割を持つストレージのデバイスや論理構造にまで監視できる範囲を簡単に拡大できますので、vSphere環境のストレージとして3PARをご利用いただければ、より安心して日々の運用ができるようになります。

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スクリーンショット 2014-05-15 11.14.24

仮想基盤のリソース状況を知る~vCenter Operations Manager活用法 (第2回)~

★どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)

こんにちは!VMwareの中村です。
前回は「あと何台くらい仮想マシンを載せられるか?」がテーマでしたが今回のテーマは「どこにリソースの無駄が
発生しているのか!」です。仮想基盤はリソースを共有している為、効率よく使っていきたいというのが
インフラ管理者の思いです。現状皆様はどうでしょうか?下記の表は実際あるユーザさんのアセスメント結果です。


vcops3-1

479VMあって、過剰にリソースが割り当てられている仮想マシンは454VM..
なんと90%以上も過剰にリソースが割り当てられていると判断されています。
私もついつい必要以上に割当てしまいますが..(汗)、この過剰が積み重なってしまうと仮想基盤の強みを
活かしきれなくなってしまいます

リソースを必要以上に割り当ててしまう主な要因として

  • 仮想マシンのスペックをピーク時を考慮して設計
  • 仮想マシンのスペックはアプリケーションに依存するのでインフラ管理者は判断できない

インフラ管理者としては、ムダなく効率よくリソースを使っていきたいのですが
リソースが過剰に割り当てられているのか、適切に割り当てられているのか、どう判断してたらいいのか?
インフラ管理者にとっては悩ましい部分かと思います。
そこでVMware vCenter Operations Manager(vC Ops)が活躍します。
ではvC Opsを使用してどのように無駄を把握して検討していくか、流れをみていきましょう。

★全体を俯瞰して把握

vC Opsのダッシュボードにある「効率」を選択します。
仮想基盤全体で現状どのくらい最適に使用されているか、またはムダがないかどうか、全体感を目視することができます。


vcops3-2

★特定

続いてどの仮想マシンにおいて過剰にリソースが割り当てられているかリスト化します。
【計画】-【表示】-【無駄】-【過剰サイズ仮想マシン】においてvC Opsが「このくらいのリソースでいいのでは?」
という推奨値を出してくれます。
また、パワーオフ状態の仮想マシンもリスト化してくれますのでこちらも重宝します。


vcops3-3

★検討と実施

では、リソース割り当てが過剰である仮想マシンがいくつかあった際、どの仮想マシンに対して
スペックを変更(縮小)していくか?検討するにあたり、まず考慮しなくてはいけない部分として
下記が挙げられるます。

  • まずどのVMから実施していくか?
  • 本当にスペック変更して大丈夫か?(ピーク時を考慮できるのか?等)

目安として、まずワークロードの変動が少ない仮想マシンからスペックを変更していくと影響が少ないでしょう。
変動が大きい場合、ピーク時における影響も考慮しなくてはいけないので、vC Opsを使って各仮想マシンにおける
“ワークロード”の傾向を確認してみましょう。また、負荷(stress)バッチスコアを参考にするのもよいでしょう。
スコアの低いVM程ワークロードの変動幅が小さいので、スペックを下げる優先度の高い候補としても目安になる値です。


vcops3-4
次に本当にスペック変更して大丈夫か?という点ですが、ポリシーの設定「サイズ不足」によって
ピークを考慮したサイジングをする事が可能になります。
※ポリシーについては本シリーズの5回目にてご紹介いたします。


vcops3-5
実際に仮想マシンのCPUやメモリをスペック変更する際は「過剰サイズ仮想マシン」に表示されている値を参照します。

「構成済みvCPU」の隣に「vCPU数推奨値」という列があります。これが計算されたCPUの適正サイズを示しています。
そして、その横に「推奨値中のCPU需要の割合」という項目があります。これは適正サイズに変更した後のCPUの状況を
推測してくれます。

メモリに関しては、「構成済みメモリ」の隣に「推奨メモリ」という列があります。これが計算されたメモリの適正サイズを
示しています。これはアクティブメモリの値なので、通常は、一気にこの値に変更するというよりも、少しずつ適正値に
近づけていくようにしましょう。

まとめ

普段、何気なく使用している仮想基盤。どのくらい有効的に使用できているか、数値的に把握するのは
少し難易度が高いかもしれません。皆様が普段お使いの仮想基盤も、もしかして必要以上に余剰なリソースが
あるかもしれません。このvC Opsをある意味、体脂肪計のように使っていただき、現在どこにリソースの無駄があるのか?
を常に把握していただき、限りあるリソースを有効的に使用できる仮想基盤を目指しましょう!

~VMware vCenter Operations Manager活用法~
第1回 あとどのくらい仮想マシンを載せられるか?(リソース残量を知る)
第2回 どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)
第3回 より多くの仮想マシンを安全に載せていく(統合率を上げていく)
第4回 将来、物理リソースがどのくらい必要か?(需要予測)
第5回 使用環境における”ポリシー”の設定
vC Ops簡単操作ガイド

やってみよう!いざという時の為に (Site Recovery Manager) 編

こんにちは、VMware の山口です。今回は事業継続ソリューションの製品である VMware vCenter Site Recovery Manager(以降SRM)にて、いざという時の為に役立つ機能をご紹介します。

SRM は、保護したい仮想マシン群(以降、保護対象)を、予め定義されたステップ(以降、リカバリプラン)に従い、データセンター間でレプリケーション(*1)し、いざ事業継続が困難となった時(災害復旧)や、予測される災害の時(計画移行)に、安全且つ確実に、フェイルオーバー(*2)することが出来ます。

*1レプリケーションとは、「データの整合性を保ちながらデータセンター間で、コピーする処理」を意味します。
*2ファイルオーバーとは「システムの冗長化技術の一種で、処理中のサーバやシステムに障害が発生しても、予備のシステムがそのまま処理を続行する技術」を意味します。

SRM を利用した時と、しない時での大まかなステップを下記に比較します。システムによっては増減があると思いますが、このステップをいざとなった時に、人手によるオペレーションで、迅速且つ正確に実行するのは非常に困難と思います。
スクリーンショット 2014-04-18 16.02.09

下図は、リカバリプランを示しています。このステップに従い、自動的に保護対象をフェイルオーバーさせるので人的オペレーションを予防することができます。
スクリーンショット 2014-04-18 16.47.57

今日は、SRM の埋もれがちですが、ユニークな機能の一つとして、再保護という機能もご紹介します。
これは、その名の通り、フェイルオーバーされた保護対象を、再保護する機能です。
下図は、サイトAとサイトB間で、保護対象(WEBシステム)を計画移行している様子です。計画移行されたサイトBの保護対象を再保護すると、再度サイトBで更新された情報をサイトAにレプリケーションし、保護された状態になります。

つまり、サイトAからサイトBに情報をレプリケーションしていた時と逆の状態となり、再度、計画移行や災害復旧が可能になります。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_22-58-55_No-00
なお、この場合は、元のリカバリプランを真逆に実行することになりますので、新たな作成は不要です。

このように、非常に有効な機能でありますが、実際にやってみたいという方は、こちらのサイトより、マニュアルを入手頂きお試し頂ければと思います。

今回はせっかくなので、実際にこのオンラインラボを使って、計画移行と再保護を実施してみます。
この部分だけお試し頂くこともできますので上記のマテリアルを入手頂き、P27から開始してみてください!
※オンラインラボのアカウントをお持ちでない方は、P8を参照し作成してくださいね!

下記の画面キャプチャは(P29)、WEBシステムの計画移行を実施しているところになります。数クリックで保護対象のシステムを計画移行できることが実際に体感できます。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_16-19-48_No-00

下記のキャプチャは(P31)、再保護しているところです。
この数クリックの操作で、計画移行した保護対象のシステムを、”再度”、保護することが可能です。
SnapCrab_NoName_2014-4-23_16-27-18_No-00
画面キャプチャ下部の最近のタスクで、どのような処理がされているか見ることができます。有事の際に、人間の手でこれほど早く、正確にオペレーションするのはおそらく難しいと思います。
複数のサイトにvSphereをお持ちの方で、有事に備えたいという方、ぜひSRMの利用をご検討頂ければ幸いでございます。

vSphere App HA 1.1について

vSphere App HA (以下App HA)を使用すると、環境内の仮想マシンで実行中のアプリケーションの高可用性を定義できます。

先日、App HA 1.1がリリースされましたので、今バージョンで強化されたポイントについてご紹介します。

  • vSphere App HA には vSphere Web Client 5.1 U2 との下位互換性があります。
  • デフォルト以外のプラグインを管理するカスタムのサービスを作成することができます。
  • ポリシーを編集することができます。サービスに割り当て済みのポリシーでも編集可能です。
  • 監視対象として、OracleとPostgreSQLが追加されました(監視可能なバージョンはドキュメトを参照下さい)
  • App HA 1.1で利用するVMware® vFabric™ Hyperic®(以下 Hyperic  Server)のバージョンは5.8.1となります。(App HA 1.0ではVMware® vFabric™ Hyperic®の対応バージョンは5.7.xとなっております。) その他のソフトウェア要件につきましては、インストールマニュアルを参照下さい。

1.カスタムのサービスの作成と、登録について

・・・App HAで標準としてサポートされていないプラグインを使用するための、カスタムサービスを定義することができます。

カスタムサービスの設定手順について、ご紹介します。

1-1. App HA仮想マシンにログインします、認証情報はインストール中に設定した「root」認証情報を使用します。
AppHA-1
※vSphere App HA へのリモート アクセス
SSH プロトコルを使用して vSphere App HA VM へリモートでアクセスすることができます。SSH を有効にするには、VM 上でコンソールを開き、 sshdサービスを開始します。
デフォルトでは、 root認証情報を使用してリモートでログインすることはできません。 root認証情報によるログインを有効にするには、VM 上でコンソールを開き、 sshd_configファイルの permitRootLoginエントリを yes に変更した後、 sshdサービスを再開します。
AppHA-2
1-2. /opt/vadm-engine/bin/custom_service.sh addを実行します。
プロンプトが表示されたら、追加するサービスの名前を指定します。
サービス名は、 2~128 文字の ASCII 文字である必要があります。
# /opt/vadm-engine/bin/custom_service.sh add
Enter service name: JBoss7.1

サービス名(Enter service name:)は、Hyperic Server側の「Server Type」で定義されている名前と同じ名前を指定する必要があります。

1-3. サービスが追加されたら、App HA サービスが自動的に再起動します。

サービスの再起動には 1~2 分かかります。


Adding custom service 'JBoss7.1'

2014-04-16 15:51:03,260 [main] INFO  c.v.v.d.service.ConfigurationService - Configuration:
        DB Host:        127.0.0.1
        DB Port:        5432
        DB Name:        apphadb
        DB Username:    appha
        Config schema:  dbconfig
        Postgres bin:   /var/lib/pgsql/bin

2014-04-16 15:51:03,264 [main] INFO  c.v.v.dbconfig.service.FacadeService - Validating configuration

Operation succeeded.
Restarting vSphere App HA ...

1-4. App HAの再起動後、vSphere Web Clientから[管理]-[vSphere App HA]-[ポリシー]より「構成詳細>サービスの選択」で追加したサービスが表示されます。

AppHA-5

1-5. vCentre Hyperic Serverにログイン後、カスタム定義されたサービスと関連付ける「サーバ」を登録します(監視対象のプラットフォームに既にサーバが登録されている場合は、こちらの手順は必要ありません)

  • vSphere App HA で使用される用語の “仮想マシン” は、vCenter Hyperic ではプラットフォームと呼ばれます。
  • vSphere App HA で使用される用語の “サービス” は、vCenter Hyperic ではサーバと呼ばれます

1-6. 「プラットフォーム」に対して、[Tools Menu]-[New Server]を選択して、「サーバ」を追加します。

設定の詳細についてはマニュアル(About vCenter Hyperic 5.8 Configuration and Metrics Guide)を参照ください。

AppHA-6

1-7. 「プラットフォーム」に「サーバ」を追加後、Hypericエージェントからのメトリックの収集が実行されるとvCenter側でクラスタ-[監視]-[アプリケーション可用性]にカスタム定義された「サーバ」が表示されます。

AppHA-9

1-9. vCenter側でポリシーの割り当てすると、監視している「サーバ」が停止した場合、ポリシーで定義したアクショに従い、処理が実行されます。下図の例ではvCenter側にアラートが表示されています。

2. Oracleの監視について
2-1.   vCentre HypericServerにログイン後、監視対象となる「プラットフォーム」に対して、[Tools Menu]-[New Server]を選択して、「サーバ」を追加します。(監視対象のプラットフォームに既にサーバが登録されている場合は、こちらの手順は必要ありません)
AppHA-6
2-2. 「プラットフォーム」に「サーバ」を追加後、Hypericエージェントからのメトリックの収集が成功するとvCenter側でクラスタ-[監視]-[アプリケーション可用性]にカスタム定義された「サーバ」が表示されます。
AppHA-12   AppHA-11
2-3. 登録が完了後、Hypericエージェントからメトリックが収集されると、vCenterの[アプリケーション可用性]画面のサービス一覧に表示されます。
2-4.  vCenter側でポリシーの割り当てすると、「サーバ」が停止した場合、ポリシーで定義したアクショに従い、処理が実行されます。下図の例ではvCenter側にアラートが表示されています。
App HAを利用するには、Hyperic Server側でも設定が必要になりますが、是非活用して仮想環境の効率的な運用にお役に立ててください。
以前、本Blogで紹介したハンズオンラボを利用すると、App HAを体感することが出来ますのでご利用下さい。
(ラボ名:HOL-SDC-1317 – vCloud Suite Use Cases – Business Critical Applications)