Home > Blogs > Japan Cloud Infrastructure Blog


vSphere Data Protection Advanced の発表

ヴイエムウェアは本日、新しいバックアップ リカバリ ソリューション VMware vSphere Data Protection Advanced 発表しました。本エントリでは、この新しいソリューションの概要を皆さまにご紹介します。

vSphere Data Protection Advanced (VDP Advanced) は、中規模の VMware vSphere 環境のために設計された、VMware の新しいバックアップ リカバリ ソリューションです。

ご存知の方も多いと思いますが、 vSphere 5.1 から vSphere Data Protection (VDP) がバックアップ リカバリの新機能として導入され、vSphere の Essentials Plus 以上に含まれています。VDP は、vSphere に従来含まれていた VMware Data Recovery を置き換え、小規模環境において強固で信頼性の高いバックアップを行うことを可能にしました。

今回発表した VDP Advanced は、VDP の上位エディションにあたります。VDP Advancedを用いれば、VDP の能力を下記のように高めることができます。

より優れた拡張性

VDP では、仮想アプライアンス 1 台あたり 2 TB までのデータを格納することができますが、VDP Advanced では、この 4 倍にあたる仮想アプライアンス 1 台あたり 8 TB までのデータを格納することができます。この 8 TB というのは重複排除後のデータ容量ですので、かなり大きなデータを格納することができます。

平均的なバックアップ ポリシーを想定した場合、この 8 TB の容量で、約 200 台の仮想マシンを保護することができます。もちろん、複数の VDP Advanced の仮想アプライアンスを用いることで 8 TB 以上のデータを保護することも可能です。VDP、VDP Advanced は仮想アプライアンスとして提供されているので導入が容易です。

アプリケーション アウェアのバックアップ リカバリ

VDP Advanced はまた、Microsoft Exchange や Microsoft SQL Server のようなビジネス クリティカル アプリケーション向けに、アプリケーション アウェアの保護を行うことを可能にします。

アプリケーション アウェアの保護を必要とする場合には、VM 内でエージェントを走らせることで、アプリケーションの一貫性を確保します。このエージェントにより、より粒度の細かいデータベースのバックアップ リカバリも可能になります。

なお、VDP も VDP Advanced も、通常のバックアップでは VM 内にエージェントは必要ありません。アプリケーション アウェアの保護が必要な VM のみにエージェントが必要になります。

コスト効率性

VDP は、昨年 9 月の vSphere 5.1 のリリースから、累計で 1 万回以上ダウンロードされています。これだけ幅広く使われているのは VDP が優れた効率性を持っているからですが、この特性は VDP Advanced でも有効です。

VDP および VDP Advanced は EMC Avamar をベースとしており、可変長の重複排除機能が全ての仮想マシンに適用されます。この可変長/グローバル/クライアントサイドという特徴を兼ね備えた重複排除エンジンはユニークなもので、VDP Advanced は最大で 95 % のバックアップストレージを削減し最大で 99 % のネットワーク帯域を削減します。これにより、バックアップ基盤で重要なコスト削減を行うことが可能になります。VDP Advanced でアプリケーション専用のエージェントが使われた場合には、より高い重複排除率が期待できます。

更に運用コストの面でも優れた効果を発揮します。VDP Advanced は、ウィザード形式のバックアップジョブ作成、1 ステップのファイルや VM のリカバリなど、vSphere 管理者の業務をシンプルにしてくれます。vCenter Server や vSphere Web Client とシームレスに統合されているので、vSphere と同じユーザインタフェースを使って VM のバックアップとリカバリができます。

ーーーーー

このような多機能の重複排除機能を持つ製品ですが、ライセンシング上は非常にシンプルで、CPU 単位のライセンシングとなります。保護したい VM が稼働しているホストの CPU 数をカウントするだけです。VDP から VDP Advanced へのアップグレードも可能です。

VDP Advanced は 2013 年第 1 四半期に提供開始予定で、単体製品として購入することができます。また、同日に発表されたvSphere with Operations Management Acceleration Kit の Enterprise および Enterprise Plus エディションにも含まれています。