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デルストレージ CompellentとVMware vCenter Operations Managerの連携で管理をお手軽に!

みなさん、こんにちは。

VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)にはストレージと連携できる機能が用意されておりますが。今回は
デルストレージCompellentと連携した「Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Manager」
デル株式会社 ストレージ・ビジネス本部の一丸 太作さんにご紹介していただきました。一丸様よろしくお願い致します。


Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Managerとは?

ストレージ管理における通常のオペレーションでは、ストレージ管理ツールである「Enterprise Manager」を使用しますが、「Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Manager」で提供しているアダプタにより、「VMware vCenter Operations Manager」にて「Enterprise Manager」の情報と連携して管理が可能になります。更に仮想マシンやデータストアとの相関関係が可視化して表示する事が出来る為、仮想基盤と密接した管理が可能となっています。また、Dell Compellent vSphere Web Client Pluginを導入したvSphere Web Clientを同時に使用する事で、よりストレージと密接な管理・操作を実現します。


vC OpsにDELL Compellent アダプタを適用すると…

以下は「VMware vCenter Operations Manager」の操作画面です。アダプタのセットアップが完了すると、標準で用意されている項目に加え、「ダッシュボード」の配下に「DELL Compellent」というタブが追加されます。

図1
「ダッシュボード」から「DELL Compellent」を参照すると、次のメニューが確認出来ます。

拡張メニューの内容
Compellent & VMware Relationship
VMwareとDELL Storage Compellent SC Seriesの連携を可視化して表示します
Compellent Storage Metrics
DELL Storage Compellent SC SeriesのStorage Center毎にヘルスステータスとメトリックを表示します
Compellent Volume Top-N Reports
指定されたトップカウントをリストします。標準ではトップカウント設定は25、24時間以内の統計情報を元にリストします
  • Compellent Volume Total IO/Sec
  • Compellent Volume Total KB/Sec
  • Compellent Volume Read IO/Sec
  • Compellent Volume Write IO/Sec
  • Compellent Volume Replay Space
  • Compellent Volume Capacity
Compellent Port Top-N Reports
指定されたトップカウントをリストします。標準ではトップカウント設定は25、24時間以内の統計情報を元にリストします
  • Compellent Front End Port Total IO/Sec
  • Compellent Front End Port Total KB/S
  • Compellent Front End Port Write IO/Sec
  • Compellent Front End Port Read IO/Sec
  • Compellent Front End Port Write Latency
  • Compellent Front End Port Read Latency
View Compellent Storage at a Glance
DELL Storage Compellent SC SeriesのStorage Center毎にヘルスステータス、コントローラ、ドライブの階層、アラートを表示

今回は、5つのメニューの内、「Compellent & VMware Relationship」、「Compellent Storage Metrics」、「Compellent Volume Top-N Reports」及びメニューから連携している、「Dell Compellent vSphere Web Client Plugin」について紹介致します。


Compellent & VMware Relationship〜構成要素のつながりを一目で把握〜
VMwareとDELL Storage Compellent SC Seriesの連携を可視化して表示します。仮想化インフラの場合、仮想マシンやデータストア等のオブジェクトは管理の柔軟さに伴い「どこに」・「どのように」使用されているかが、すぐに把握出来ない場合が多いです。Compellent & VMware Relationshipからは、以下のように表示されます。この例では「DATASTOR」の項目より、「ichim-vCop-test-ds」というデータストアを選択した例です。

図2
右ペインの「健全性ツリー」より、「ichim-vCop-test-ds」というデータストアは、「UI VM」と「Analytics VM」という仮想マシンが稼働しており、DELL Storage Compellent SC Seriesの「ichim-vCop-test-ds」(データストア名と同じにしています)というボリュームであり、「r710-4.idmtest.dom」というESXiサーバーにマウントされている状態である事はひと目で把握する事が出来ます。

また「健全性ツリー」のオブジェクトより、更に対象のオブジェクトを掘り下げる事も可能です。
以下は「健全性ツリー」より、DELL Storage Compellent SC Seriesのボリューム(LUN)である「ichim-vCop-test-ds」(DataStor名と同じにしています)にフォーカスした例です。右下に「メトリックグラフ」という項目を参照すると、対象のボリュームにおける、Replay(スナップショット)サイズ等の各種メトリックグラフが確認出来ます。

図3
図4


Compellent Storage Metrics〜見たい箇所へピンポイントに〜
「Compellent & VMware Relationship」の項目で、ボリュームのメトリックに関して説明しましたが、DELL Storage Compellent SC Seriesの更なる詳細メトリックを確認する場合、「Compellent Storage Metrics」の項目を使用します。

図5
図6
上記のように、対象のDELL Storage Compellent SC Seriesを選択すると、配下の各項目をオブジェクトとして表示します。操作は確認したいメトリックのオブジェクトをクリックし、メトリックの対象項目を選択するだけです。登録されたホストやボリューム、ドライブの階層等様々な視点の項目から状況を数値として確認する事が可能です。今回の例はDELL Storage Compellent SC Seriesでの階層化設定である、SSDドライブ階層の「Average IO size」になります。

通常、ストレージ機器の各メトリックは、専用の管理ツールを使用した上で確認等が必要でしたが、
「Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Manager」を使用する事で、「VMware vCenter Operations Manager」の操作イメージでストレージ機器の各種メトリックを簡単に把握する事が可能です。


Compellent Volume Top-N Reports〜リソース使用状況をすぐ把握〜
管理者の方の悩みとして多いのが、ストレージ機器の中でも「どのボリューム」が「どの程度のリソース」を消費しており、肥大化している箇所を探し出すのが困難という部分があります。「Compellent Volume Top-N Reports」の項目では、ボリュームのリソース使用量についてのトップNの対象を一覧で表示します。 (Nの部分は任意で設定が可能です、標準は25になります)

図7
上記画面では、以下の6項目についてそれぞれのトップ25の対象を列挙しています。

  • VOLUME TOTAL IOSEC
  • VOLUME TOTAL KBSEC
  • VOLUME READ IOSEC
  • VOLUME WRITE IOSEC
  • VOLUME REPLAY IOSEC
  • VOLUME CAPACITY

例えば「VOLUME TOTAL IOSEC」の項目からTOTAL IOが多いボリュームを割り出し、仮想マシンを比較的IOが少ないデータストアに移動させたり、あるいはDELL Storage Compellent SC SeriesではStorage Profileの機能により、SSDの階層のみを使用したり、ディスク・ドライブの階層のみを使用しているボリュームでもSSD領域に良くアクセスがあるブロックを移動させるなどの設定がオンラインで可能なので、そのような対処を実施する事も出来ます。


Dell Compellent vSphere Web Client Plugin
Dell Compellent vSphere Web Client PluginはvSphere Web Clientに対してDELL Storage Compellent SC Seriesの操作や管理を連携させる追加のプラグイン機能です。以下はCompellent & VMware Relationshipにて「ichim-vCop-test-ds」というデータストアをストレージの観点で詳細に状況を確認する場合の例です。

図8
データストアの状態をDell Compellent vSphere Web Client Pluginを導入したvSphere Web Clientで開き、「監視タブ」に移動し、拡張メニューの「Dell Compellent View」の「General Tab」を表示している状態です。こちらからはDELL Storage Compellent SC Seriesのボリュームとしてのさまざまな属性が表示されています。

図9
 

図10
また「Usage Statistics」を表示させると、対象のボリュームでは「どの階層」が「どのようなRAIDレベルで」、「どれくらいのActiveデータ」や「どれくらいのReplay(スナップショット)データ」で構成されているかを一覧する事が出来ます。

総括
VMware vCenter Operations Managerのアダプタ、及びDell Compellent vSphere Web Client Pluginを使用する事により、仮想マシンインフラの配置やパフォーマンス、容量等の日常的な管理に加え、ストレージ側の管理も含め、包括的に、且つ簡単に実施する事が可能です。複数の管理ツールを使用して総合的に判断する事なく、単一インターフェイスにて日常の管理が実施出来る為、管理者様の負荷軽減にも貢献します。既にVMware vCenter Operations Manager、及びDELL Storage Compellent SC Seriesをご利用されている、若しくはご利用されるご計画がある場合は是非ご検討下さい!!

※参考
Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Manager使用要件
「Dell Compellent Solution Pack for VMware vCenter Operations Manager」を使用する際の要件は以下のようになります。

表1
入手については、製品登録されているお客様は弊社ビシネスパートナーポータルサイト(https://portal.compellent.com/)内、Knowledge Centerから入手が可能です。こちらはパートナー様等で入手が必要な場合は、担当営業・SEにお申し付け下さい。
Adapterのファイル名は「DellCompellentAdapter-1.0_000011.pak」になります。(2014年8月時点)