Home > Blogs > Japan Cloud Infrastructure Blog

VMware vCenter Operations Manager簡単操作ガイド

こんにちは!VMwareの中村朝之です。

以前仮想基盤のリソース状況を知る!~VMware vCenter Operations Manager活用法~を連載しましたが、
この連載、多くのパートナー様、エンドユーザ様から思った以上に反響をいただきました。

その中で
「vC Opsで何ができるかだいたい把握したけど、具体的な操作方法を知りたい…」
というご要望をいただきました。そこで簡単操作ガイドを作成♪

Operation_Guide_samp1

簡単操作ガイドのダウンロードはこちら
是非ダウンロードしていただき、ご活用ください!!

過去に連載したブログはこちらです。
~VMware vCenter Operations Manager活用法~
第1回 あとどのくらい仮想マシンを載せられるか?(リソース残量を知る)
第2回 どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)
第3回 より多くの仮想マシンを安全に載せていく(統合率を上げていく)
第4回 将来、物理リソースがどのくらい必要か?(需要予測)
第5回 使用環境における”ポリシー”の設定

Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)

Written by: Noritaka Kuroiwa, Tomohiro Iwafuchi

Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。

vCAC の提供するサービスカタログ

vCAC の提供するサービスカタログ

会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第2回目では、「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」のデモンストレーションとして、vCAC(vCloud Automation Center) – vCO(vCenter Orchestrator) – vC Ops(vCenter Operations Manager) – F5 BIG-IP LTM の連携をご紹介します。

コンポーネント間の連携

コンポーネント間の連携

サービスに対する負荷が急増した場合、サービスを提供するサーバを追加/起動(スケールアウト)することで安定したサービスを提供することが可能になります。逆に負荷が軽減した際にはサーバを停止/削除(スケールイン)することで、リソースの有効活用が可能になります。サーバーの追加/起動、停止/削除を人手を介さずに、自動で行うことでオートスケール環境を実現します。

エンドユーザーは、ロードバランサーを経由してWeb サーバにアクセスする構成となります。仮想化環境の運用管理を行うvC Ops でWeb サーバのワークロードをモニターし、CPU 使用率を閾値に、vCO にSNMP-Trap を送付します。vCO では、SNMP-Trap の中身を精査し、定義したワークフローを基に、スケールアウト、スケールインを実行します。

 vCenter Operations Manager (vC Ops)によるワークロードのモニター

vC Ops(vCenter Operations Manager)によるワークロードのモニター

スケールアウトする際にはサーバを追加するのと同時に、追加したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーに追加するワークフローを実行します。逆にスケールインした際にはサーバを削除し、削除したサーバのIPアドレスをロードバランサーのプールメンバーから削除します。

BIG-IP LTM のプールメンバー設定画面

BIG-IP LTM のプールメンバー設定画面

下記はスケールアウトする際に実行するvCO ワークフローの例です。この中では仮想マシンを追加/起動し、起動した仮想マシンのIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスをロードバランサーのプールに追加しています。

vCO ワークフロー(Scale-OUT)

vCO ワークフロー(Scale-OUT)

下記はスケールインする際に実行するvCO ワークフローの例です。ロードバランサーのプールメンバーからサーバのIPを削除し、対応する仮想マシンを停止/削除しています。

vCO ワークフロー(Scale-IN)

vCO ワークフロー(Scale-IN)

負荷に応じたWEBサーバの自動展開(オートスケール)のデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。

動画リンク 「負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)」

vCAC サービスカタログからAuto Scale サービスを申請

vCAC サービスカタログからAuto Scale サービスを申請 以降は動画を参照ください

Interop 2014 関連リンク

Interop Tokyo 2014 VMware SDDC におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメント 〜Best of Show Award への挑戦〜
Interop Tokyo 2014 自宅でNSX VMware Hands On LABS のご紹介
Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏
Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構 築TIPS
Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化
Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)
Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介

Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化

Interop Tokyo 2014 VMware ブースのAutomation コーナーでは、SDDC(Software-Defined Data Center)全体の最適化をテーマに、vCAC(VMware vCloud Automation Center)の展示を行いました。vCAC は、IaaS、PaaS を提供するプラットフォーム基盤としての特徴に加え、エンタープライズIT 環境を自動化していくという側面を強く持った製品です。

vCAC の提供するサービスカタログ

vCAC の提供するサービスカタログ

会場ではネットワークに関連した自動化ソリューションをデモンストレーションしています。第1回目では、「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」のデモンストレーションとして、vCAC とNSX の連携をご紹介します。

Web、AP、DB サーバによる 3-Tier システムの構成

Web、AP、DB サーバで構成された 3-Tier システムの展開

仮想マシンを展開した後にユーザが最終的にサービスを利用できるようになるまでには、付随するいくつかの作業を実施する必要があります。その中で、特にボトルネックとなりやすいポイントの1つにネットワーク関連のサービスがあります。

ネットワーク環境を仮想化し、リソースをプール化することで、柔軟なサービス提供が可能になりますが、ポイントはもう1つあります。例えネットワーク環境が仮想化されていても、仮想化されたネットワークサービスを手動で設定するのであれば、そこにはいままで物理環境でかかっていたのと同じだけの労力と時間がかかることになります。

vCAC のサービスカタログ(ブループリント)には、仮想マシンだけではなく、ネットワーク構成情報を定義することができます。ネットワーク仮想化環境を提供するVMware NSX と連携することで、仮想マシンを展開すると同時に、ネットワークサービスを展開し、展開したネットワークサービスに適切な設定を行い、仮想マシンに適用することが可能になります。

vCAC のブループリント設定画面 仮想マシンを接続するネットワークプロファイルと、仮想マシンが所属するセキュリティグループを定義

vCAC のブループリント設定画面 仮想マシンを接続するネットワークと、仮想マシンが所属するセキュリティグループを定義

サービスに必要なリソースを仮想化環境でプール化することで、仮想マシンの展開時にダイナミックにプロビジョニングし、役割を終えた仮想マシンを破棄する際にはリソースが解放されます。仮想マシンの展開と同時に、展開した仮想マシンに適用できるネットワークサービスには下記が含まれます。

・NSX Edge(ルーティング、ロードバランス、ファイアウォール、NAT 機能を提供)
・論理スイッチ(VXLAN L2 ネットワークを提供)
・セキュリティグループ(分散ファイアウォール、アンチウィルスサービス等を提供)

NSX のセキュリティグループ

NSX のセキュリティグループ “Service Web”, “Service AP”, “Service DB”はvCAC ブループリント設定に対応

ネットワークサービスを含む3階層アプリケーションを展開するデモンストレーション(動画)は下記リンクからご覧いただけます。VMwareは、仮想マシン及びネットワークサービスの展開から設定までを自動化し、SDDC 全体を最適化するソリューションを提供します。

動画リンク 「ネットワークサービスの展開及び設定の自動化」

vCAC カタログからWebサービス(3-Tier システム)を申請

vCAC サービスカタログからWebサービス(3-Tier システム)を申請 以降は動画を参照ください

Interop 2014 関連リンク

Interop Tokyo 2014 VMware SDDC におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメント 〜Best of Show Award への挑戦〜
Interop Tokyo 2014 自宅でNSX VMware Hands On LABS のご紹介
Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏
Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構 築TIPS
Interop Tokyo 2014 Automation 01 – ネットワークサービスの展開及び設定の自動化
Interop Tokyo 2014 Automation 02 – 負荷に応じたWeb サーバの自動展開(オートスケール)
Interop Tokyo 2014 マネージメントコーナー紹介

Interop Tokyo 2014 Software Defined Storage コーナー デモ環境構築TIPS

こんにちは、竹原です。

6月11日~13日に開催された Interop Tokyo 2014 の Software Defined Storage コーナーのデモ環境構築にかかわるTIPSを紹介をさせていただきます。

本コーナーでは2014年3月13日に発表された Virtual SAN についてご紹介させていただきました。
Virtual SAN は、内蔵ディスクをネットワーク越しに束ねて一つの外部共有ストレージとして利用できる、コスト/パフォーマンス/拡張性に優れたハイパーコンバージドストレージソリューションです。

Virutal SAN の特徴や機能については以下のブログで紹介されていますのでご確認ください。

VMware ブースのデモ環境は 4 台の物理サーバで構成されていましたが、共有ストレージの代わりに、Virtual SAN がデモ環境のストレージとして稼動していました。

vsan-1

Virtual SAN のデモ環境はホストやディスクの追加/削除を頻繁に実施する必要があったため、物理構成に影響を与えないように、物理の Virutal SAN 上に仮想マシンで Virtual SAN を構成していました。

いわば ”Virtual SAN on Virtual SAN” です。

vsan-2

“Virtual SAN on Virtual SAN” を構築するとき、いくつか TIPS があるのでご紹介します。
ご紹介するコマンドは物理のVirtual SANを構成する上では必要のないコマンドです。

vSphere 上に vSphere を構成することをネステッドと呼んでいますが、Virtual SAN 上にネステッド vSphere 環境を構築するときには事前に以下のコマンドを物理環境の vSphere に発行しておく必要があります。(参考: How to run Nested ESXi on top of a VSAN datastore?)
※これをしておかないと vSphere のインストールができません。

esxcli system settings advanced set -o /VSAN/FakeSCSIReservations -i 1

また、Virtual SAN を構成するには SSD が必須要件となりますが、 ネステッド vSphere に対して仮想ディスクを割り当てるだけでは SSD として認識してくれません。

そのため、手動で特定のディスクを SSD として認識させる必要があります。
以下のコマンドをすべてのネステッドvSphereホストで実行します。(参考: How to Trick ESXi 5 in seeing an SSD Datastore)
※ネステッド vSphere に割り当てている2番目のディスクを SSD として認識させています。

esxcli storage nmp satp rule add –satp VMW_SATP_LOCAL –device mpx.vmhba1:C0:T2:L0 –option=enable_ssd
esxcli storage core claiming reclaim -d mpx.vmhba1:C0:T2:L0

上記設定を行うことで無事に “Virtual SAN on Virtual SAN” 環境を動作させることができました。
Virtual SANのデモの動画についてはこちらをご覧ください。

今回は Interop デモ環境の基盤となった Virtual SAN 構築のTIPSについてご紹介させていただきました。

ストレージコストを減らしつつ、高いパフォーマンスを獲得できるVirtual SANを是非ご評価いただければ幸いです。

VMware Hands On LABS(HOL) を使えば簡単に Virtual SAN に触っていただけますので是非ご体感ください!

※ vSphere 上で vSphere を稼動させること、ならびに Virtual SAN 上で Virtual SAN を動作させることは、正式にサポートされた構成ではありませんので本番環境では実装しないでください。

※物理環境の Virtual SAN 構成に比べて ”Virtual SAN on Virtual SAN” はパフォーマンスが低下します。 Virtual SAN のパフォーマンスを検証する場合は必ず物理環境の Virtual SAN で実施してください。

 

Interop Tokyo 2014 ブースの舞台裏

こんにちは。VMware のやまもとです。
6 月 11 日 ~ 13 日に幕張メッセで開催された Interop Tokyo 2014 の VMware ブース の準備の裏側について、回顧録がてら書き連ねていきます。

今回のブースは、大きく3つのソリューション(Software Defined Datacenter, Software Defined Network, Software Defined Workspace) に分かれてチームを組んで準備に挑みました。

なかでも、私の参画した Software Defined Datacenter チームはブース展示全体を支えるデモ基盤を含めて準備するというかなり大がかりなものです。そのチーム内でもソリューションによって5コーナーに分けて小チームを編成するというチーム編成からすでにVirtual なNested 構成です。

  • vSphere Core Technology
  • Software Defined Storage (VSAN)
  • Management
  • Automation
  • Hybrid Cloud

これらの展示内容については、随時このブログで連載させていただきますので請うご期待ください!

チーム編成は16名の得意分野も普段の業務も全くバラバラなシステムエンジニアで、通常業務の合間に準備を進めました。

この、”通常業務”っていうのがかなりのミソで、弊社システムエンジニアは一般的に言うところのかなりワークロードの高いいわばモンスターVM的な業務量なので、全員が自分の業務とこの準備をうまく人的Distributed Resource Scheduler で分散させるというのはかなりの高度な技ですが、全員がうまくやりくりして参画しました。

この16名がはじめて顔合せを行った時点で、既に開催まで1ヶ月を切っていました…

この種類のイベントに展示を出されたことがある方ならどなたでも容易に想像がつくとは思いますが、通常は展示内容のコンセプトとテーマを確立させるのに1ヶ月は余裕でかかります。そこから構築までのスケジュールを考えると専任のメンバーを確保して2ヶ月前にチーム全体での顔合わせと役割分担を決め始めるのが無理なくできるスケジュールだったりします。

しかし、弊社ではたとえ全社挙げてのイベントであるvForum であったとしても”専任”するシステムエンジニアはひとりもいません。

デフォルト”兼務”です。

そう。ここからが各エンジニアの得意分野と、製品に対する「情熱」が炸裂する期間となります。

2週間でデモの概要とハードウェア、コンポーネント構成の設計、ミニシアターの資料作成までひととおり作業を実施して構築にかけられる時間は1週間と少ししか残されていませんでした。

リソース机上

主要なサーバーリソースの机上サイジングを行ったシート(アグレッシブなCPUオーバコミット率に注目です!最終的にはネステッドのゲストを稼働させたりデモのピークが異なるのでリソース消費はもっと柔軟性がありました。)

私はvSphere Core Technology チームとして参画させていただいたのですが、Software Defined Storage (VSAN) チーム同様、すべてのデモ基盤の土台になる箇所を担当しました。

あらかじめ借用をお願いしていたハードウェアをお借りして、社内に仮設置してベアメタルな環境でひととおり設定を行って他のチームに引き渡すという重大なミッションでしたが、私たちのチームが事前に考えていたのより最初はスムーズにすすめることができました。

今回のデモ環境は4台のホストをブースに配置し、ブース間連携としてPalo Alto Networks さんのブースに2台のホストと量販店で市販されているような簡単なギガビットネットワークスイッチを設置させてもらいました。

メインのブースには4台のホストとネットワーク機器だけを設置しています。物理的にはこれだけです。このほかは、デモ展示なので以前 ”やってみよう” シリーズでご紹介させていただいたNested ESXi をいくつか構築して製品の動作をご覧いただきました。
今回の構成はごくごくありふれた機器を組み合わせたものですが、実現できるソリューションはかなり最先端で高度な内容です。

たった4台で、どこまで製品機能を詰め込めるのか?それが課題でした。

ブースネットワーク_pptx 2

ネットワーク概念図(大まかなコンセプトを設計した概念図で、IPアドレスリストは個別に作成しました。最終的に350個ほどの払い出しになっています。)

構築も佳境にさしかかった頃に、重大なトラブルに遭遇しました。
詳細はこの場では控えさせていただきますが、百戦錬磨のチームメンバー全員が青ざめて、社内のナレッジというナレッジを総動員させて対処するようなレベルのトラブルです。
このようなドキドキするような状況を経て、ようやくInterop の私たちのブースはカットオーバーと初日を迎えたのでした。

後は他の方がこのブログに書いてくださっているような展示をさせていただき、大盛況で終わることとなりました。

Interop Tokyo 2014 自宅でNSX  VMware Hands On LABS のご紹介

こんにちは、VMwareの仁平です。
先日は、Interop Tokyo 2014にて、弊社ブースへお越し頂き、誠にありがとうございました。
弊社ブースの中でも、「手軽に自宅からでもNSXをさわれる!」ことで大好評だった、VMware Hands On LABS(HOL)を改めてご紹介します。

HOLは、弊社が無償で提供している自習型のオンライン学習サービスです。世界中で既に、10万名の方がご登録/ご利用されております。
会社のPCからはもちろん、自宅のPCからでも、ブラウザがあれば、いつでもNSXをさわる事ができます。

もちろん、NSXに限らず、他の製品に実際にさわることができます。

例えば・・・
・仮想環境の運用アドバイザー(vCenter Operations Manager)
・VMware環境のバックアップ(vSphere Data Protection)
・VMwareの事業継続ソリューション(vSphere Replication / vCenter Site Recovery Manager)
・サーバ内蔵ストレージを共有ストレージに! 最新ストレージ仮想化(Virtual SAN)
・シンプルな仮想デスクトップ運用を実現(VMware Horizon View)
・VMware Mirageによる物理PCの徹底管理(VMware Mirage)

また、うれしい事に、一度、終了したラボでも、繰り返し実施する事が出来ます。もちろん無償です。

ご興味がある方は、今すぐユーザ登録しましょう!
登録方法も、すごく簡単です。

手順①: 以下より、日本語ガイドをダウンロードします。(お好みの物をお選び頂けます)
http://www.vmware.com/go/jp-HOL

手順②: 日本語ガイドに従って、ログインIDを作成します。

手順③: ハンズオンラボ環境にログインして、早速、ラボを始めましょう!

折角ですので、Interop Tokyo 2014でHOLブースに、お越し頂いた方々のコメントをここでご紹介したいと思います。

・新入社員への教育に使える!
・社員教育でも利用している!
・新しい製品を短時間にさわれるのが良い!
・VMware製品をハードウェア準備なしで、手軽にさわれるのが良い!
・自分のペースで、時間のある時に、学習できる。しかも自宅から出来るのが良い!

などなど、HOLの活用シーンがたくさんあります。

読者の皆様も、是非、この機会にHOLを試してみてはいかがでしょうか。

@Interop Tokyo 2014

VMware SDDC におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメント 〜Interop Tokyo 2014 Best of Show Award への挑戦〜

皆様、こんにちは。VMwareの山口です。
今日は、Interop Tokyo 2014 にて、VMwareが誇るSoftware-Defined Data Center(以降 SDDC) で、Best of Show Award (クラウドプラットホーム部門) を取るべく挑戦した軌跡を、振り返りもかねてご紹介したいと思います。

今年の Interop は、初めて自前のブースを構えることもあり、何か新しい事に挑戦しようと参加メンバー全員で検討しておりました。
その中の一つとして上げられたのが、歴史があり有名なBest of Show Awardに挑戦し、グランプリを目指してみようということでした。

すべてが初めてのことだったので、まずは、Best of Show Awardにどのような部門があり、VMwareが持っている製品は、どの部門にノミネートできるか調査するところから始まりました。その中の一つがクラウドプラットホーム部門で、VMwareのSDDCがクラウド基盤を支える上で如何に優れているのか、アピールする最適な部門でした。
スクリーンショット 2014-07-03 16.43.18

VMwareのSDDCは、データセンタを構成する要素(コンピューティング、ネットワーク、ストレージリソース、マネジメント)をソフトウエアで定義し実装することで、これを利用したデータセンタはこれまでにない効率性、俊敏性、柔軟性得る事ができます。

下図は審査員の方に、VMwareの提唱するSDDCの全体像を説明するためのスライドがこちらなのですが、非常に広範囲で様々なテクノロジーによって実現されていることが一目で分かります。これを限られた時間でどのようにアピールするかで様々な議論があったのですが、最終的に、我々は 次の方法でアピールしようとう結論に至りました。

最高のクラウドは、最高の技術で実現されるものなので、それを素直にアピールしよう!

つまりは、VMwareしか持っていない技術(SDDCを構成する要素)をそれぞれアピールし、それが他よりも優れているという点に注力してアピールしようということです。
スクリーンショット 2014-07-03 16.35.47

また、一部ではありますが、下記にSDDC構成要素におけるネットワーク&ストレージ仮想化、マネージメントのデモ動画をアップしました。

  • VMware SDDC デモ1 ネットワーク仮想化:物理環境にまったく囚われることなく、論理ネットワークを作成しているところや、仮想マシンに追従するファイアウォールと題して定義したルールが動的に適用されるところをライブデモしました。
  • VMware SDDC デモ2 ストレージ仮想化:如何に簡単にVirtual SAN(VSAN)を構成できるか、柔軟な容量拡張(Host add)されるところをライブデモしました。
  • VMware SDDC デモ3 マネージメント:SDDC全体の健全性を視認し、リソース状況の将来予測と無駄の排除を一元的に確認できるところをライブデモしました。

このようにシンプルに価値を訴求することで、初挑戦ながら見事Best of show Awardのファイナリスト残ることができました。
来年はグランプリをとれるよう糧にしたいと思います。

今回は、SDDCの個別の要素についてご紹介しました。次回は、これらの要素を自動的に構成して、SDDCのメリットを享受しているところを紹介します。

最適な”ポリシー”の設定~VMware vCenter Operations Manager活用法(最終回)~

こんにちは、VMwareの塚田です。

早いもので、連載「VMware vCenter Operations Manager活用法」も今回(第5回)が最終回です。今回のテーマは、「ポリシーの設定」です。

vC Opsが仮想基盤を正確に分析できるかどうかは”ポリシー”の設定次第

これまでの連載において、VMware vCenter Operations Mangaer(以下、vC Ops)は「仮想基盤にあと何台の仮想マシンを追加可能か?」や「リソースを無駄遣いしている仮想マシンはないか?」などの疑問に答えられる情報を提供する事、そして「リソースの需要予測」を支援する事が可能である事を紹介して参りました。

これらを行うため、vC Opsは仮想基盤を構成するサーバやストレージのリソースの利用状況、仮想マシンの構成等の情報を収集し分析し続けています。その分析を通して、仮想マシンの平均的な構成やリソースの需要や、仮想基盤のリソース使用量の推移を算出しています。

ここで、vC Opsが仮想基盤の情報を収集、分析することについて、次のような疑問が湧いて来ませんか?四半期末毎、または半年に1回のみ起動するバッチ処理専用の仮想マシンがあるのだが、それのCPU使用率やメモリ使用量も織り込んで計算してくれるのだろうか?

  • 四半期末毎、または半年に1回のみ起動するバッチ処理専用の仮想マシンがあるのだが、それのCPU使用率やメモリ使用量も織り込んで計算してくれるのだろうか?
  • CPUとメモリに一時的に高い負荷がかかるバッチ処理を受け持つ仮想マシンの場合、そのような「負荷のピーク」を正しく読み取り、ノイズを排除するような仕組みを持っているのだろうか?
  • 開発環境用仮想マシンはメモリのオーバーコミットを積極的に行い、統合率を上げたい。一方、本番環境用の仮想マシンはオーバーコミットをしたくない。このように相反する方針を両立した仮想基盤のキャパシティ管理ができるのだろうか?

実は、上記のような時々起動される仮想マシンの統計情報を正しく読み取ったり、仮想マシン毎に異なるワークロードを正確に解析したりする事はvC Opsにとって非常に重要です。そうしないと、仮想マシンの平均構成を誤って過少に算出したり、仮想基盤リソースへの需要を過少に見積もってしまったりすることが起きかねません。

また、3番目の疑問も重要です。仮想基盤上で処理されるワークロードは一様でないため、「オーバーコミットをしてもよい仮想マシン」と「オーバーコミットをさせたくない仮想マシン」が同時に存在することも当然あり得ます。

そこでvC Opsでは、仮想マシン毎に異なるワークロードの特性を把握し、それぞれのワークロードの特性に合ったリソースの使用量や容量の見積もりができるようにするための設定、「ポリシー」を定義します。また、CPUやメモリ等のキャパシティ管理を行う際、リソースのオーバーコミットを許容するか否か、許容する場合にはオーバーコミットさせる目標も「ポリシー」で定義可能です。

そして、定義されたポリシーを仮想マシンに関連付けすることにより、それぞれに合った分析を行います。

vC Opsのポシリーの設定する

仮想マシンのためのvC Opsのポリシーを構成する大まかな手順は以下の通りです。

  1. 仮想マシンやESXiホストの分類分けする
  2. 上記の分類ごとに適したvC Opsのポリシーを作成する
  3. 作成したポリシーを仮想マシンやESXiホストへ関連づける
  4. vC Opsによるデータ収集および分析結果を確認する

以下では、vC Opsのポリシー作成の詳細について説明いたします。

仮想マシンやESXiホストを分類分けする

まず、仮想マシンやESXiホストをそれが処理するワークロードや期待される SLAに応じて分類分けします。

下の表に分類分けの例を挙げてみましたのでご参照ください。

本番(バッチ型)

本番(インタラクティブ型)

開発環境

ワークロードの特性

特定の時間帯のみ高い

定常的に高い

業務時間のみ
(平均的には低い)

サービス例 バックアップ、週次・月次レポートなど ウェブサーバー 開発環境
リソース配分 CPUオーバーコミット:低
メモリオーバーコミット:なし
CPUオーバーコミット:中
メモリオーバーコミット:なし
CPUオーバーコミット:高メモリオーバーコミット:あり

ポリシーを作成する

上記で分類した仮想マシンやESXiホストごとに適切なポリシーを作成します。作成するためには、vC OpsのvSphere UIから[設定]→[+]をクリックし、ポリシーの編集ダイアログを表示させます。

vcops_6_fig1

ここでESXiホストや仮想マシンのワークロードに応じたポリシーの作成例を3点ご紹介致します。

ポシリーの作成例1: 本番環境用ESXiホスト向けポリシー

vcops_6_fig2

ポリシーの作成例2:  開発・テスト環境用ESXiホスト向けポリシー

vcops_6_fig3

設定内容の詳細については下の表を参照して下さい。

設定項目

本番環境用ホスト向けポリシー 開発・テスト環境用ホスト向けポリシー
3a. 残り容量と時間 残り容量の算出方法(需要ベース、または割り当てベース) 需要ベース、および割り当てベース双方の方法で残り容量と残り時間を算出するよう全ての項目にチェックを入れる 需要ベースのみをチェックする
[急増とピークを考慮するために負荷を使用します] ピーク時の高負荷を分析に織り込むためチェックを入れる ピーク負荷は考慮しないため、チェックを入れない
3b. 使用可能な容量 [高可用性(HA)構成の使用と容量の縮小] ホストがHAクラスタのメンバーの時にチェックを入れる 同左
バッファとして予約する容量の割合(%) 使用率が100%にならないよう、10〜20%程度をバッファとして確保するよう指定する。負荷変動が大きいホストはバッファを多めに確保する(例:40%) 統合率を上げるため考慮しない(バッファを確保しない)
3c. 使用量の計算 CPUオーバーコミット比 1から2程度に(最大でも4程度) 割り当てベースの残り容量分析を選択した場合のみ設定する。4 以上も設定可能。
メモリのオーバーコミットの割合 オーバーコミットしない場合は0%に 20%程度
ディスク容量のオーバーコミットの割合 同上 同上
4c. 低負荷および高負荷 CPU需要、およびメモリ需要のピークの考慮 ピークとして認識するしきい値を70%程度に設定
ピーク負荷が継続する時間を指定(例:4時間) [全範囲]を選択

ポシリーの作成例3: 仮想マシン向けポリシー

適切なポリシーを設定し、仮想マシンへ関連づけることにより、節約可能なリソースをより正確に算出できるようになります。

vcops_6_fig4

設定大項目

設定項目

設定値、および説明

3b. 使用可能な容量 [高可用性(HA)構成の使用と容量の縮小] チェックしない(仮想マシンには無関係)
バッファとして予約する容量の割合(%) 仮想マシンの需要がCPUやメモリの割り当て値を超えるまでの時間(残り時間)をケインさするために利用。負荷変動が大きい仮想マシンは高め(30% – 50% )に設定
4b. VMが過剰サイズとなる状況 CPU, およびメモリ需要がしきい値 ワークロードが低負荷状態と見なす値を設定(15%程度)
4c. VMが不足サイズとなる状況 CPU, およびメモリの需要のしきい値 需要平均を上回ると見なす値を設定(例:50%以上)
需要平均を超過する負荷が持続する時間 ピーク負荷が持続する時間(1〜8時間程度)を設定

ポシリー設定例4: 統計処理の対象期間の設定

vC Opsは、仮想マシンやESXiホストのリソースの利用状況は需要のデータを分析して仮想マシンの平均的なプロファイルを算出したり、キャパシティ残量を計算したりしますが、その計算対象となるデータの期間をポリシーによって指定することが可能です。これを適切に設定することにより、例えば1ヶ月に1回、または四半期に1回だけ起動されるような仮想マシンの需要や構成も正確に分析することが可能になります。

vcops_6_fig5

非傾向ビューの間隔、および間隔数を調整することにより、過剰サイズVMや過小サイズVMなどの長期的統計を取る期間を設定することが可能です。

デフォルト値は[日単位]および30[間隔]です。すなわち、直近30日間のデータが統計処理の対象です。これは週単位、および52間隔まで設定可能です。すなわち直近1年間のデータを統計処理の対象にすることが可能です。

ポリシーと仮想マシンやESXiホストを関連付ける

最後に、作成したポリシーを管理対象の仮想マシンやESXiホストへ関連付けます。

vcops_6_fig6

 ポリシーによる分析結果を確認する

ポリシーを仮想マシンやホストへ関連付けると、vC Opsはデータを収集し分析を行います。その分析結果が妥当なものかどうか確認してみましょう。

ポリシーが適切であれば、vC Opsが算出する仮想マシンの平均プロファイルや残り容量の計算結果はより正確になります。下の図は、ピーク負荷を考慮しないポリシーを使って分析した結果とピーク負荷を正しく考慮したポリシーを使って計算した結果の差異の例を示しています。

vcops_6_fig7

このように、ポリシーの内容を精査し、それを適切な仮想マシンやESXiホストへ関連づけることはとても重要です。

連載終了にあたり

本連載では、5回に渡りVMware vCenter Operations Managerの活用方法を紹介、提案して参りました。

vC Opsは、仮想基盤を導入したもののそれの有効活用に困ってらっしゃる基盤ご担当者、あるいは限られた人数でより多くの仮想マシンを管理したい運用ご担当者の課題の解決を支援致します。本連載では4つの課題の解決法とポリシーの設定方法をご紹介しました。それらが少しでも皆様の課題解決のお役に立てれば幸いでございます。

連載におつき合いいただきありがとうございました。

~VMware vCenter Operations Manager活用法~
第1回 あとどのくらい仮想マシンを載せられるか?(リソース残量を知る)
第2回 どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)
第3回 より多くの仮想マシンを安全に載せていく(統合率を上げていく)
第4回 将来、物理リソースがどのくらい必要か?(需要予測)
第5回 使用環境における”ポリシー”の設定
vC Ops簡単操作ガイド

仮想基盤のリソース状況を知る~VMware vCenter Operations Manager活用法(第4回)~

こんにちは!VMwareの中村です。

突然ですが、質問です。

  • 10台の仮想マシンを追加する場合、現状の仮想基盤に10台載せられるか?
  • または、追加のハードウェアリソースが必要なのか、どのように試算されてますか?

実際上記を試算するとなると現状の状況を把握した上で、いつごろ、どのくらいのハードウェアスペックで、何台必要なのか、
を計画的に算出するのは思った以上に敷居が高いかもしれません。

ということで、今日のお題は「将来、物理リソースがどのくらい必要か?」です。現在を踏まえ、将来サーバやストレージなどハードウェアリソースを追加した場合、仮想基盤のリソース状態がどのようになるのか、VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)でシミュレーションできる機能を紹介します。

vC Opsを使った需要予測のアプローチ

vC Opsでは”What If 分析“で、もし「サーバを追加したら…」「仮想マシンを追加したら…」という感じで、将来の仮想基盤はどうなるか?といったようなシミュレーションを実施し需要予測のアプローチが可能になります。

  • 1 現状の把握
  • 2 仮想マシンの追加をシミュレーション
  • 3 ハードウェアリソース追加のシミュレーション

4-1

まず、現状であとどのくらい仮想マシンが搭載できるか?その次に物理リソースと合わせて算出することにより、投資計画も計画的に実施することも可能です。

現状の把握

まず、ハードウェア使用状況を踏まえてリソースが枯渇するまで後何日か?を確認します。クラスタを選択、ダッシュボードの残り時間バッチを確認します。

4-2

ここでは、リゾースの中でCPUが一番早く枯渇してしまうので、CPUの残り日数にあわせて仮想基盤全体の残り日数を算出しております。

次にvC Opsで該当クラスタを選択し【計画】- 【表示】とクリックし【平均収容可能仮想マシン数】を選択すると
仮想マシンのデプロイ状況のトレンドを把握することができます。

4-3

オレンジの線が実際のパワーオンVM数、赤い線が収容可能仮想マシン数です。横軸の時間が経つにつれオレンジの線が増え、赤い線が減ってきております。これは仮想マシン数増、もしくはワークロード上昇を示しており、現状のハードウェアリソースで追加できる仮想マシン数が減ってきていることがわかります。

仮想マシンを追加シュミレーションしてみよう

では実際にWhat If分析を使用して仮想マシンの追加を実施してみます。

ここでは仮想マシンのスペックを明示的に指定し、仮想マシン50台追加をシミュレーションしております。

4-4

ここでは複数のシミュレーション(50台追加、100台追加等)を実施しております。50台追加の場合ははなんとか行けそうですが…
ディスク容量がぎりぎりなのがわかりますね。ちなみに、仮想マシンを削除した際のシミュレーションも可能です。

物理サーバを追加シミュレーションをしてみよう

What If分析では物理サーバ追加時のシミュレーションもできます。
ここでは2Ghz x 12 Core 96GBのメモリを搭載した物理サーバ5台を追加してみます。

4-6

仮想マシン追加シミュレーションとハードウェア追加シミュレーションを組み合わせることによって、増設後にどのくらい余剰リソースができ、将来の増設計画も正確に把握することが可能になります。

★まとめ★
What If分析を使用して、現状の仮想基盤が将来どのようになるのか?をシミュレーションできる機能を紹介しました。
vC Opsは現状の範囲でどのようにリソースを有効活用するか?といった目線で仮想基盤を可視化することができますが、将来的なハードウエェアリソース枯渇に備えて、ユーザ様自身がいつ足りなくなるのか?どのくらい必要になるのか?を正確に判断でき、計画的な増設を支援することも可能になります。是非ご活用ください!

VMware中村朝之

~VMware vCenter Operations Manager活用法~
第1回 あとどのくらい仮想マシンを載せられるか?(リソース残量を知る)
第2回 どこにリソースの無駄が発生しているのか!(リソースの無駄の把握と削減)
第3回 より多くの仮想マシンを安全に載せていく(統合率を上げていく)
第4回 将来、物理リソースがどのくらい必要か?(需要予測)
第5回 使用環境における”ポリシー”の設定
vC Ops簡単操作ガイド

Brocade SANを VMware vCenter Operations Managerで管理する!!

vCenter Operations Manager で提供されている他社製品と連携機能のご紹介Blog 第2段です。今回はブロケード製品との連携について、ブロケード コミュニケーションズ システムズ vExpert 中本滋之様に当ブログ用の記事を執筆、ご提供いただきましたので読者の皆さんにご紹介させていただきます。
vExpert-2014-Badgeこんにちは。ブロケード コミュニケーションズ システムズの中本滋之です。大事なことなのでもう一度。ブロケード コミュニケーションズ システムズの中本滋之です。さて今回 VMware Japan Cloud infrastructure blog でご紹介させていただくのは Brocade SAN Analytics Management Pack for vCenter Operations Management Suite という、VMware vCenter Operations Management Suite (vC Ops) のプラグインアダプターです。Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite とちょっぴり長い名前ですが、その名の通り、VMware vCenter Operations Management Suite (vC Ops) にストレージエリアネットワーク(SAN)の診断管理機能を追加します。

Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite 概要

OverviewvC Ops は、vCenter からサーバーの CPU やメモリーの使用量など様々な情報を収集してそれらを分析し、仮想環境の健康状態をチェックしてくれたうえで、俯瞰してみることができます。 vSphere 環境の稼働状況やリソースの使用状況などを即座に把握できるので、問題箇所の特定も容易に行えるため効率的な仮想環境の運用管理には欠かせないツールと言えるでしょう。しかし、サー バーの状態は サーバーにインストールされた ESXi を通じて vCenter で情報を集めることができますが、vCenter からの情報だけでは仮想環境全体の健康状態管理に必要な情報として十分とは言えません。その代表がストレージの情報です。そこで、先に紹介のあった HP 3PAR を vC Ops で管理するためのプラグイン HP StoreFront Analytics Pack for vCenter Operations Manager など、ストレージからの情報を得るためのプラグインが提供されています。そして忘れてはならないのがサーバーとストレージを接続しているストレージネットワークである SAN の情報です。そこで、Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite の出番です。Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite を使うことで、vC Ops で管理する仮想環境の把握に SAN からの情報を加えて役立てることができ、より正確に仮想環境の状態を確認できるようになります。

Fabric Vision

 

ところで、ブロケードには、Brocade Fabric Vinson という、SAN の診断・監視・管理ソリューションがあります。Brocade Fabric Vision は、Brocade Gen 5 ファイバーチャネルで採用されている技術で、ストレージネットワーク全体を可視化させることで運用時間の最大化、SAN管理の簡素化、アプリケーション性能の最適化を実現させる先進的な診断・監視・管理ソリューションです。Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite は、いわば Fabric Vision を vC Ops に融合させたものと言えます。

機能詳細

Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite を使うと具体的に何が見えるようになるのか簡単にご紹介しましょう。Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite をvC Ops に導入すると Custom ユーザーインターフェースのダッシュボードに4つのタブが加わります。

  • Brocade – SAN Troubleshooting
  • Brocade – VM Troubleshooting
  • Brocade – SAN Utilization
  • Brocade – Health Overview

「SAN Troubleshooting」ダッシュボード と「VM Trouble」ダッシュボードは、「Brocade Fabric Resources」に表示されるFabricのリソースから必要な情報を追っていくのか、「Brocade VM Resources」に表示される仮想マシンやホストリソースから追っていくかの違いで、選んだリソースに対する「Health Tree」が表示され、そこで選んだリソースに関連するアラートが「アラート」、選択できるメトリックが「メトリック セレクタ」に表示されます。そして「メトリック セレクタ」 のなかで選んだメトリックのグラフが「メトリック グラフ」に表示されます。このように選んだリソースを取り巻くリソースが「Health Tree」に表示され、関連するアラートやメトリックを確認することで問題箇所の特定を手助けします。

「Brocade – SAN Utilization」ダッシュボードには、使用率の高い上位 25 ポートおよびホストが送信と受信でそれぞれ表示されており、ストレージネットワークの側面からリソースの使用率を確認できます。

「Brocade – Health Overview」ダッシュボードは、「Health Overview」にホストやファブリックなどのリソースの状態が色別に表示されます。ここで選んだリソースのアラートが「アラート」に、健全性のグラフが「マッシュアップ チャート」に表示されます。

BNAもちろん、このアダプタで取得したリソースを含むお好みのダッシュボードを作成することもできます。また、スイッチ などのより詳細な情報を得るために、ブロケードのネットワーク監視ツールである BNA (Brocade Network Advisor) を開くこともできます。

このように SAN の情報も含めて仮想環境全体の状態を把握することができるため、もし問題が起こっていればより正確に問題箇所を特定しやすくなり、また例えばストレージのトラフィックが多いスイッチのポートを容易に把握することができるので、仮想環境の拡張・改善にも役立ちます。

最後にインストールの Tips をご紹介します。アダプターは VMware Solution Exchange からダウンロードでき、ドキュメントも Solution Exchange にあります。

Brocade SAN Analytics Management Pack – Cloud Management Marketplace | Solution Exchange

Brocade SAN Analytics Management Pack for vCOPS User Guide

Install基本的にガイド通りに行えば導入できますが、ポート番号に悩むかと思いますので、デフォルト設定で BNA を導入している前提でポート番号をまとめます。

  • Brocade Network Advisor CIMOM Port : 5989
  • CIM Indications Listener Port : 24606
  • SNMP Trap Receiver Port : 162

 

まとめ

Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite を利用することで vC Ops の活用範囲がさらに広がります。また、ブロケードは Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite 以外にも、VMware vCenter Log Insight 2.0 向けのプラグイン、Brocade SAN Content Pack for Log Insight も提供しています。Brocade SAN Content Pack for Log Insight は、発表されたばかりの新しい VMware vCenter Log Insight 2.0 に対して、先に紹介した Brocade Fabric Vision を活用したインテリジェントかつ強力な SAN 分析機能を追加します。

Brocade SAN Analytics Management Pack for VMware vCenter Operations Management Suite ならびに Brocade SAN Content Pack for Log Insight によって VMware の仮想環境に SAN の可視化を追加して、仮想環境の運用管理をより効果的・効率的なものにすることができます。ぜひお試しください。